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第三章 ダンジョンメーカーのお仕事
049-2
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改良されたミズル草の種は、各地に送られる訳だけど、魔法薬学士が派遣されて説明するんだって。
おふれと種だけ送って、ちゃんと読んでくれなかったりすると困るから。
住んでる人全員の前で説明するんだって。
特定の誰かだけが良い思いをすることがないように。それと、ミズル草に意識を向けてもらう為に。
「人の欲には上限がありませんから、不正をする者が現れると思いますし、隣国の動きも気になりますからね。
騎士、魔法使い、魔法薬学士の三人をセットとして、各地を巡回させる事になりました」
そう言って、ティール様はダンジョン蜜の入ったプディングを食べる。
「生き返りますねぇ。沁み渡るとはまさにこの事」
「魔力を消費したり、肉体の酷使で胃の腑が弱っている時にこのプディングを食べると、僕もそう感じるよ。あぁ、生き返るって」
頷きながらノエルさんもプディングを口にする。
ノエルさんの言葉に聞き捨てならないものが入ってたから、ちょっとラズロさんに確認しよう……。
プディングは殿下用にと四日に一度は作っていて、全部食べきれる訳じゃないから、余った奴を早い者勝ちでみんなは食べる。
メルとコッコからもらったミルクと卵は、買ってきたものよりも新鮮なのもあって、濃くて、でもくどくなくて、柔らかい味がする。
「何はともあれ、これで国内を巡回させる理由も出来たし、ダンジョンが発生する事による被害は抑え込めるし、魔力の結晶を手に入れる事が出来る。
モンスターの発生も、その被害も減らせて、国内から冬の王が生まれる可能性は限りなく抑えられるよ」
コーヒーを飲むノエルさんの表情は明るくて、僕もほっとする。
「でも、他国から要請があったら、助けるんですよね?」
「本来はね。でも当分は断る予定でいるよ。
特に北の国からの要請は絶対に受けない。断れるだけの理由は沢山あるからね」
悪いことがあると、いつも北の国の名前が上がっていたもんね……。
「でも、そうなると奴隷にされた魔術師の人たちが、大変な思いをするんじゃないですか?」
ナインさんのように、酷い仕打ちを受けている人たちが沢山いると言っていたし。
「大丈夫。そこに関しても手はうつよ」
うんうん、とティール様が頷いた。
「我が国は魔術のスキルを持って生まれる者が少ないんですよ。人材はいくらいても足りないぐらいです」
そうだ。北の国で酷い目に遭ってる魔術師の人たちを助けるって話もしてたっけ。
「ただ、人の心は色々ですからね。
奴隷と言う立場は嫌でも、我が国に来たいとは思わない人も、心から喜んでくれる人も、どちらでも構わない人、様々でしょう。
それに個別に受け入れた場合は、あちらが間者を用意する可能性もありますし、一筋縄ではいかないんですよねぇ」
大きなため息を吐くティール様と、目を閉じるノエルさんを見て、難しいことなんだって分かる。
おふれと種だけ送って、ちゃんと読んでくれなかったりすると困るから。
住んでる人全員の前で説明するんだって。
特定の誰かだけが良い思いをすることがないように。それと、ミズル草に意識を向けてもらう為に。
「人の欲には上限がありませんから、不正をする者が現れると思いますし、隣国の動きも気になりますからね。
騎士、魔法使い、魔法薬学士の三人をセットとして、各地を巡回させる事になりました」
そう言って、ティール様はダンジョン蜜の入ったプディングを食べる。
「生き返りますねぇ。沁み渡るとはまさにこの事」
「魔力を消費したり、肉体の酷使で胃の腑が弱っている時にこのプディングを食べると、僕もそう感じるよ。あぁ、生き返るって」
頷きながらノエルさんもプディングを口にする。
ノエルさんの言葉に聞き捨てならないものが入ってたから、ちょっとラズロさんに確認しよう……。
プディングは殿下用にと四日に一度は作っていて、全部食べきれる訳じゃないから、余った奴を早い者勝ちでみんなは食べる。
メルとコッコからもらったミルクと卵は、買ってきたものよりも新鮮なのもあって、濃くて、でもくどくなくて、柔らかい味がする。
「何はともあれ、これで国内を巡回させる理由も出来たし、ダンジョンが発生する事による被害は抑え込めるし、魔力の結晶を手に入れる事が出来る。
モンスターの発生も、その被害も減らせて、国内から冬の王が生まれる可能性は限りなく抑えられるよ」
コーヒーを飲むノエルさんの表情は明るくて、僕もほっとする。
「でも、他国から要請があったら、助けるんですよね?」
「本来はね。でも当分は断る予定でいるよ。
特に北の国からの要請は絶対に受けない。断れるだけの理由は沢山あるからね」
悪いことがあると、いつも北の国の名前が上がっていたもんね……。
「でも、そうなると奴隷にされた魔術師の人たちが、大変な思いをするんじゃないですか?」
ナインさんのように、酷い仕打ちを受けている人たちが沢山いると言っていたし。
「大丈夫。そこに関しても手はうつよ」
うんうん、とティール様が頷いた。
「我が国は魔術のスキルを持って生まれる者が少ないんですよ。人材はいくらいても足りないぐらいです」
そうだ。北の国で酷い目に遭ってる魔術師の人たちを助けるって話もしてたっけ。
「ただ、人の心は色々ですからね。
奴隷と言う立場は嫌でも、我が国に来たいとは思わない人も、心から喜んでくれる人も、どちらでも構わない人、様々でしょう。
それに個別に受け入れた場合は、あちらが間者を用意する可能性もありますし、一筋縄ではいかないんですよねぇ」
大きなため息を吐くティール様と、目を閉じるノエルさんを見て、難しいことなんだって分かる。
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