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10 年替え祭り その2
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聖都の年替え祭りは、楽の音を奏でる行進から始まる。
西参道の土産物街の吹奏楽隊が始めたのが発端らしい。
吹奏楽隊は王が聖都を訪れた時に演奏する楽隊なのだが、人前での練習の積りで年替え祭りでも始めたらしい。
評判が良く、太陽の神殿から請われ、毎年続けることになったそうだ。
これに対抗心を燃やしたのが大地の神殿。
表参道の商人街に同様の催し物を命じたそうだ。
商人街には行商人からの叩き上げも多かったので、自分達の得意な物、村々での鐘と太鼓を使った客寄せを演じて見せたらしい。
これも祭りらしい華やいだ楽と評判を呼び、毎年続いているそうだ。
困ったのが東参道の土産物街だ。
月の神殿から相談されたものの、自分たちに音楽の素養が全く無かった。
結局、隣接する流民街の芸人達に丸投げしたそうなのだが、吟遊詩人の歌とリュトルと踊り子の舞という、他の参道と全く違う行進が却って受けたそうだ。
西参道の吹奏楽、表参道の鐘と太鼓による打楽、東参道のリュトルと舞による弦楽、まるで違う音楽が、祭りの名物として定着した。
ーーーーー
僕は流民街の雪掻きに駆り出され、行進の準備をしている。
何故か僕とミロは、芸人の頭数に入っていたのだ。
行進は、踊り子と吟遊詩人が対になって行う。
店で披露する祝いの舞が基本なので、練習する必要もなく、ぶっつけ本番で大丈夫だ。
踊り子の衣装は、普段どおりの胸帯と腰布だけなのだが、可哀想に寒くて震えている。
当初この衣装に対し、東地区の女性陣からもの凄い非難の声が上がったらしいのだが、月の女神様の衣装と一緒ということで男共が押し切ったらしい。
毎年、東地区の男達は、鼻の下伸ばして楽しんでいる。
吟遊詩人も普段の衣装、大きな帽子に厚手の上着とズボン、マントまで羽織ってるから暖かい。
”あんただけ狡い”と、あちこちで相方の踊り子に八つ当たりされているが、ミロは僕のマント中にすっぽりと治まって寒さを凌いでいる。
しかし、雪掻きまでは良いとして、行進に混じっていたことが母さんにばれたら完全に殴られる。
僕は一計を案じ、化粧で誤魔化すことにした。
ファラ師匠に鍛えられいるので、自分で言うのもなんだが、相当スキルは高い。
だが、僕と分からない様にと工夫したら、凛々しい女顔が出来上がってしまった。
鏡を見たら、男装した女性という訳の分からない格好になってしまった。
でも、踊り子の姐さん方にはもの凄く褒めて貰えた。
さすがに皆化粧のプロなので、僕の技術が判るらしい。
姐さん達の更衣室に入っても咎められないので、良しとすることにした。
もちろんミロはむっとして、マントのなかで不機嫌な顔をしている。
夜明け前に雪掻きを終わらせ、夜明けと共に行進が始まる。
「それじゃ気合を入れていくよ」
『おー』
リーダーはグラさんという、芸人宿の主みたいな踊り子さんだ。
グラさんの掛け声に応じ、演奏が始まり、隊列を整えて行く。
僕とミロは新参なので、一番後ろだ。
沿道は、すでに参拝客達と工区の職人でびっしりと埋まっている。
吟遊詩人二百十一人が一斉にリュトルを奏で始めると、流石に迫力がある。
隊列は芸人宿を出発し、まずは流民街を練り歩く。
吟遊詩人は三歩歩いてからマントが広がるように一回転するだけの単純な動作なので、跳ねる様に踊っている踊り子に比べれば負担が少ない。
見物客が投げ銭してくれるので、流れる様に演奏しながらつま先で硬貨を跳ね上げて回収するのも、吟遊詩人として技量の見せ所だ。
一刻程行進を続け、踊り子達の身体が温まり始めた時にトラブルが発生した。
路地から子供が飛び出して来て、踊り子が二人、足を挫いてしまったのだ。
「困ったね、凶の数になっちまう。吉に戻すには、三十四組抜かなきゃ駄目か」
流民達は数に拘る。
二百十一は吉の数なのだが、二百九から百七十六は凶の数なのだ。
「よし、ユリ、あんた踊り子やりな。クム、悪いけどあんたの衣装ユリに貸してやってくれ」
「あいよ姐さん」
グラさんに襟首を掴まれ、脇の店に連れ込まれてしまった。
姐さん達がワラワラと集まってきて、裸に剥かれて着替えさせられてしまった。
二百十は、まだ吉の数なのだ。
「うー寒い」
思った以上にこの衣装は寒かった。
祝いの舞は酒場で披露する踊りの定番なので、ミロの動きを覚えている。
ファラ師匠に鍛えられている所為か、我ながら踊りの切れが良い。
目立たぬようにと、隊列の中間あたりに入れられたのだが、何故か注目を浴びている。
若い女の子の黄色い声援が多い気がするのだが、たぶん気の所為だ。
東門の門前広場で一人一人歌いながら踊りを披露する。
裏声も鍛えているので、これも大丈夫だ。
クルクルと舞ながら参道の石段を登って行く。
見た目は軽やかさを装っているが、結構これが脚力を使うのできつい。
ファラ師匠に鍛えられていなかったら、たぶん無理だった。
姐さん達が流民街のチンピラを蹴り飛ばすのは良く見ていた光景だったが、物凄く納得した。
プロの踊り子としての鍛え方が違うのだ。
月の神殿で女神様に舞を奉納した後は、三楽隊が大地の神殿前に集まる。
各楽隊の演奏に併せて、踊り子達が順番に即興の舞を披露するのだ。
吹奏のリズムが一番ゆったりしていて踊り難い。
運悪く、僕は吹奏楽隊の演奏で出番が来たので、ファラ師匠から習っている型稽古の動きで誤魔化した。
「ユリ、おまえチンチン切って踊り子になれよ」
グラさんが無茶な事を言う。
ミロがじーっと疑いの眼差しで僕を見ている。
「ミロ、俺にはそんな趣味無いからな」
ーーーーー
大地の神殿 情報調査部
「女装癖まであるとはな」
「はい、ミューレ様」
「熱狂的な声援を送っている者も多く見受けられました』
「まずいな、ケレス」
「はい、自分も合意です」
「ケレス、聖女信仰はまだ根強く残っておる。至急処分の稟議書を回せ」
「はい、ミューレ様」
ーーーーー
魔符が市民の生活に浸透し始めた百八十年程前、治癒符を格安で販売し始めた女性がいた。
神術で人々の治療をしていた神殿は、実入りの少ない平民の治療が減ると思いその行為を歓迎した。
だが数年もすると、その女性を聖女と呼んで、人々が信仰し始めた。
やがて神殿の信者が激減し、神殿の財政を直撃する。
これを神殿関係者は、聖女危機と呼んでいる。
神殿はその女性を神官として、神殿に抱え込んで飼い殺しにした。
人々の目から女性を遠ざけ、沈静化を計ったのだ。
成功はしたが、聖女信仰が下火になるまでには、五十年の歳月を要した。
それまで互いに無干渉だった三神殿は、会合を開いて再発防止策を検討した。
一つは、大地の神殿に情報調査部を設置し、危ない芽は早めに摘み取ること。
もう一つは、聖都の子供達に、女神への信仰を植え付けること。
そして聖都での義務教育が始まった。
西参道の土産物街の吹奏楽隊が始めたのが発端らしい。
吹奏楽隊は王が聖都を訪れた時に演奏する楽隊なのだが、人前での練習の積りで年替え祭りでも始めたらしい。
評判が良く、太陽の神殿から請われ、毎年続けることになったそうだ。
これに対抗心を燃やしたのが大地の神殿。
表参道の商人街に同様の催し物を命じたそうだ。
商人街には行商人からの叩き上げも多かったので、自分達の得意な物、村々での鐘と太鼓を使った客寄せを演じて見せたらしい。
これも祭りらしい華やいだ楽と評判を呼び、毎年続いているそうだ。
困ったのが東参道の土産物街だ。
月の神殿から相談されたものの、自分たちに音楽の素養が全く無かった。
結局、隣接する流民街の芸人達に丸投げしたそうなのだが、吟遊詩人の歌とリュトルと踊り子の舞という、他の参道と全く違う行進が却って受けたそうだ。
西参道の吹奏楽、表参道の鐘と太鼓による打楽、東参道のリュトルと舞による弦楽、まるで違う音楽が、祭りの名物として定着した。
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僕は流民街の雪掻きに駆り出され、行進の準備をしている。
何故か僕とミロは、芸人の頭数に入っていたのだ。
行進は、踊り子と吟遊詩人が対になって行う。
店で披露する祝いの舞が基本なので、練習する必要もなく、ぶっつけ本番で大丈夫だ。
踊り子の衣装は、普段どおりの胸帯と腰布だけなのだが、可哀想に寒くて震えている。
当初この衣装に対し、東地区の女性陣からもの凄い非難の声が上がったらしいのだが、月の女神様の衣装と一緒ということで男共が押し切ったらしい。
毎年、東地区の男達は、鼻の下伸ばして楽しんでいる。
吟遊詩人も普段の衣装、大きな帽子に厚手の上着とズボン、マントまで羽織ってるから暖かい。
”あんただけ狡い”と、あちこちで相方の踊り子に八つ当たりされているが、ミロは僕のマント中にすっぽりと治まって寒さを凌いでいる。
しかし、雪掻きまでは良いとして、行進に混じっていたことが母さんにばれたら完全に殴られる。
僕は一計を案じ、化粧で誤魔化すことにした。
ファラ師匠に鍛えられいるので、自分で言うのもなんだが、相当スキルは高い。
だが、僕と分からない様にと工夫したら、凛々しい女顔が出来上がってしまった。
鏡を見たら、男装した女性という訳の分からない格好になってしまった。
でも、踊り子の姐さん方にはもの凄く褒めて貰えた。
さすがに皆化粧のプロなので、僕の技術が判るらしい。
姐さん達の更衣室に入っても咎められないので、良しとすることにした。
もちろんミロはむっとして、マントのなかで不機嫌な顔をしている。
夜明け前に雪掻きを終わらせ、夜明けと共に行進が始まる。
「それじゃ気合を入れていくよ」
『おー』
リーダーはグラさんという、芸人宿の主みたいな踊り子さんだ。
グラさんの掛け声に応じ、演奏が始まり、隊列を整えて行く。
僕とミロは新参なので、一番後ろだ。
沿道は、すでに参拝客達と工区の職人でびっしりと埋まっている。
吟遊詩人二百十一人が一斉にリュトルを奏で始めると、流石に迫力がある。
隊列は芸人宿を出発し、まずは流民街を練り歩く。
吟遊詩人は三歩歩いてからマントが広がるように一回転するだけの単純な動作なので、跳ねる様に踊っている踊り子に比べれば負担が少ない。
見物客が投げ銭してくれるので、流れる様に演奏しながらつま先で硬貨を跳ね上げて回収するのも、吟遊詩人として技量の見せ所だ。
一刻程行進を続け、踊り子達の身体が温まり始めた時にトラブルが発生した。
路地から子供が飛び出して来て、踊り子が二人、足を挫いてしまったのだ。
「困ったね、凶の数になっちまう。吉に戻すには、三十四組抜かなきゃ駄目か」
流民達は数に拘る。
二百十一は吉の数なのだが、二百九から百七十六は凶の数なのだ。
「よし、ユリ、あんた踊り子やりな。クム、悪いけどあんたの衣装ユリに貸してやってくれ」
「あいよ姐さん」
グラさんに襟首を掴まれ、脇の店に連れ込まれてしまった。
姐さん達がワラワラと集まってきて、裸に剥かれて着替えさせられてしまった。
二百十は、まだ吉の数なのだ。
「うー寒い」
思った以上にこの衣装は寒かった。
祝いの舞は酒場で披露する踊りの定番なので、ミロの動きを覚えている。
ファラ師匠に鍛えられている所為か、我ながら踊りの切れが良い。
目立たぬようにと、隊列の中間あたりに入れられたのだが、何故か注目を浴びている。
若い女の子の黄色い声援が多い気がするのだが、たぶん気の所為だ。
東門の門前広場で一人一人歌いながら踊りを披露する。
裏声も鍛えているので、これも大丈夫だ。
クルクルと舞ながら参道の石段を登って行く。
見た目は軽やかさを装っているが、結構これが脚力を使うのできつい。
ファラ師匠に鍛えられていなかったら、たぶん無理だった。
姐さん達が流民街のチンピラを蹴り飛ばすのは良く見ていた光景だったが、物凄く納得した。
プロの踊り子としての鍛え方が違うのだ。
月の神殿で女神様に舞を奉納した後は、三楽隊が大地の神殿前に集まる。
各楽隊の演奏に併せて、踊り子達が順番に即興の舞を披露するのだ。
吹奏のリズムが一番ゆったりしていて踊り難い。
運悪く、僕は吹奏楽隊の演奏で出番が来たので、ファラ師匠から習っている型稽古の動きで誤魔化した。
「ユリ、おまえチンチン切って踊り子になれよ」
グラさんが無茶な事を言う。
ミロがじーっと疑いの眼差しで僕を見ている。
「ミロ、俺にはそんな趣味無いからな」
ーーーーー
大地の神殿 情報調査部
「女装癖まであるとはな」
「はい、ミューレ様」
「熱狂的な声援を送っている者も多く見受けられました』
「まずいな、ケレス」
「はい、自分も合意です」
「ケレス、聖女信仰はまだ根強く残っておる。至急処分の稟議書を回せ」
「はい、ミューレ様」
ーーーーー
魔符が市民の生活に浸透し始めた百八十年程前、治癒符を格安で販売し始めた女性がいた。
神術で人々の治療をしていた神殿は、実入りの少ない平民の治療が減ると思いその行為を歓迎した。
だが数年もすると、その女性を聖女と呼んで、人々が信仰し始めた。
やがて神殿の信者が激減し、神殿の財政を直撃する。
これを神殿関係者は、聖女危機と呼んでいる。
神殿はその女性を神官として、神殿に抱え込んで飼い殺しにした。
人々の目から女性を遠ざけ、沈静化を計ったのだ。
成功はしたが、聖女信仰が下火になるまでには、五十年の歳月を要した。
それまで互いに無干渉だった三神殿は、会合を開いて再発防止策を検討した。
一つは、大地の神殿に情報調査部を設置し、危ない芽は早めに摘み取ること。
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