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5.ろくでもない羽伸ばし
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ときは三年ほど前、イレーニアが成人したばかりの頃に遡る。
「たまには羽を伸ばして、楽しんでいらっしゃい」
彼女にそう声をかけたのは、養父のカルタ伯爵だ。聖女の任にも休暇はある。時折数日だけ教会を離れ、イレーニアはカルタ伯爵や両親に会いに行ったりしているのだ。このときも三日ほどカルタ伯爵邸で過ごす予定だった。
カルタ伯爵はイレーニアに、夜会に行くよう勧めてきたのだ。
「……夜会に? でも、行きたくないです……」
「デビュタントだって行かなかったでしょう。あなたは根を詰めすぎじゃないかな。聖女が夜会だなんて、って評判を気にしているのかい?」
それは半分正解で、半分はずれだ。
今世において、イレーニアは社交界を徹底的に避けていた。それは聖女の任があるからでない。夜会に名のある聖女が訪れるのは喜ばれるものだ。だというのに、成人のデビュタントにすら、イレーニアは参加していない。
彼女はただ、貴族の集まる社交界が怖かった。淑女としての振舞いはできる。けれど、華やかな社交界に触れれば、前世の放蕩三昧の日々に戻ってしまうのではないか。魅了の力がなくとも、治癒や信託のおかげでイレーニアの周囲の者はちやほやしてくる。だからこそ、そんな者たちにもてはやされて、溺れるのは簡単だろう。そして、そんな享楽にふけって、聖女の作り上げたイメージが壊れるのも恐ろしい。評判が落ちた享楽にふける聖女など、前世と同じではないか。その先に待つのは死だ。
答えない彼女に対して、カルタ伯爵は微笑んだ。
「ちょうどいい集まりがあるよ。仮面舞踏会だね。身分を隠しておしゃべりできるから、無礼講なんだ。それにあなたは姿変えの魔法も扱えたでしょう? 一回だけでいいんだ。たまには楽しんでおいで」
カルタ伯爵はそう言って仮面を差し出し、イレーニアを夜会へと送り出してくれたのだった。
地味な茶色の髪にそばかすの浮いた顔。素朴な顔に魔法で変じたイレーニアは、久々の夜会の空気に浮かれていた。行く前はあんなに気乗りしなかったのに、である。
身体の形状変化まではできなかったから、彼女の豊満な身体は隠しきれなかった。だから変身が完璧なわけではない。けれどもたったこれだけで、彼女を『治癒の聖女』と見抜くものはいなかった。問題の魅了の瞳は、仮面の目の部分にレースが貼ってある。だからこそ、彼女を『聖女』として扱わない集まりはとても気が楽だった。
今世で飲み過ぎないようにと気をつけていたお酒を飲み過ぎた。治癒魔法が効けばよかったが、酩酊は怪我ではないから治せない。結果として、酔っぱらった彼女はよからぬ輩に目をつけられたのだ。
「お嬢さん、具合が悪そうだ。休憩をする場所に連れていってさしあげましょう」
「ああ、これはいけない。俺も手伝います」
親切そうなそぶりで、身なりのいい男が二人、イレーニアに近づいてくる。とろん、と酒に酔った彼女は微笑んだ。
「あら……ありがとう。ちょうど座れる場所を探しているところだったの」
酒を飲んでしまえば、尽くされることが当たり前だった前世の自分が顔を出した。彼らの親切を疑わず、イレーニアは素直に手をとってもたれかかる。
「ええ、ええ。ゆっくり疲れを癒しましょう」
仮面をつけていても隠しきれない下卑た笑みを、男が浮かべる。ほとんど寝落ちしそうな彼女の身体を支えて、男二人がベッドのある休憩室へと連れこもうとした。休憩室に連れていかれたら、横になるだけでは済まされない。そんな危機感を抱かなかったのは、前世では身なりのいい貴族に酷いことをされたことがなかったからだろう。
「たっぷり、愉しませてあげますからね」
腰に腕を回して撫でまわしながらの台詞で、意識を落としかけていたイレーニアははっとした。
「だめっ! ご、ごめんなさい、私……そんなつもりじゃなくて!」
「おいおい、ここまできてそりゃないだろう」
「たっぷり悦くしてやるから、任せときなって」
ドアをあけられた。あと二歩ほど進めばもう部屋のドアを閉められる。引きずり込まれてしまったら、そのまま犯されるだろう。
(酔っぱらっちゃうなんて! 今までちゃんとしてきたのに……!)
「いやぁ……っ!」
暴れて逃げようとする。けれども二人がかりの男の手は振り払えない。この後に起こることにぞっとして、イレーニアは震えた。
「そこまでにしておけ」
低い声で制止をかけたのは、背の高い男だった。仮面舞踏会にふさわしく、彼も仮面をしていて表情は読み取れない。ただ、黒い髪が印象的だった。その姿に、イレーニアは驚く。
(ジルド様……!?)
彼にそっくりだ。けれど、仮面舞踏会だなんて、そんな場所にジルドがいるはずがない。すぐに思いなおした。
「助けてください……!」
「ああ」
黒髪の男はさっと距離を詰めると、イレーニアの両脇の男の肩をぐっとつかんだ。
「いっ……」
途端に顔を歪めて、男の腕が緩む。
「あ……」
支えられていた腰から腕が急に離れて、イレーニアはバランスを崩す。その身体を黒髪の男が支えてくれた。
「騒ぎになる前に、退散したほうがいい」
「ちっ」
イレーニアを襲おうとした男たちは、舌打ちをして退散していった。それを見送ったところで、黒髪の男は小さく息を吐いた。
「酔って男についていくなんて、感心しないな。一晩の愉しみだとわかっているならいいが、そうでないなら貴女のような女性が来るべきではないだろう」
「ごめんなさい…………こんなことになるなんて……思ってなくて……ん」
イレーニアは吐息を漏らした。酔っているせいだが、足元がまだおぼつかない。その色気の漂う仕草に、男はまたもや息を吐いた。
「早く帰ったほうがいい。従者は? どこにいる」
「それが……今日はこちらに泊まることになっていて……」
「ここに?」
「招待状をくださった方が義父と親交が深く、ご厚意で……」
ここまで言ったところで、イレーニアは口をつぐんだ。何を口走っているのだ。仮面舞踏会といえば、身分を明かさないのが当たり前なのに。
「ならば、当主に連絡を」
「だめ!」
ぎゅっとイレーニアは男の服をつかんだ。
「ご、ごめんなさい。こんなに酔っぱらったのを、ほ、他の人に見られたくなくて」
これは本音だ。今回の舞踏会の主催者には、カルタ伯爵の養女、つまり聖女が来ていることは知れている。姿を変えて楽しむことも伝えているようだが、こんな酩酊した姿で主催者に会うわけにはいかない。聖女カルタの名が落ちてしまう。
「……では、休憩室で酔いを醒ましたほうがいい。貴女はひとりで……」
大丈夫かと聞こうとしたのだろう。今のイレーニアは立っているのもやっとだ。休憩室に一人でいたら、またさっきの二の舞になりかねない。男は三度目のため息を吐いた。
「俺が付き添おう。酔いが覚めるまで」
さすがのイレーニアも、今度は警戒した。
「でも」
「今すぐ家人に引き渡されるのと、どちらがいい」
じっと見つめられて、答えを求められる。イレーニアが選べるのは一つしかない。
「……付き添いを、お願いします」
白旗を揚げて、イレーニアは男の世話になることにしたのだった。
「たまには羽を伸ばして、楽しんでいらっしゃい」
彼女にそう声をかけたのは、養父のカルタ伯爵だ。聖女の任にも休暇はある。時折数日だけ教会を離れ、イレーニアはカルタ伯爵や両親に会いに行ったりしているのだ。このときも三日ほどカルタ伯爵邸で過ごす予定だった。
カルタ伯爵はイレーニアに、夜会に行くよう勧めてきたのだ。
「……夜会に? でも、行きたくないです……」
「デビュタントだって行かなかったでしょう。あなたは根を詰めすぎじゃないかな。聖女が夜会だなんて、って評判を気にしているのかい?」
それは半分正解で、半分はずれだ。
今世において、イレーニアは社交界を徹底的に避けていた。それは聖女の任があるからでない。夜会に名のある聖女が訪れるのは喜ばれるものだ。だというのに、成人のデビュタントにすら、イレーニアは参加していない。
彼女はただ、貴族の集まる社交界が怖かった。淑女としての振舞いはできる。けれど、華やかな社交界に触れれば、前世の放蕩三昧の日々に戻ってしまうのではないか。魅了の力がなくとも、治癒や信託のおかげでイレーニアの周囲の者はちやほやしてくる。だからこそ、そんな者たちにもてはやされて、溺れるのは簡単だろう。そして、そんな享楽にふけって、聖女の作り上げたイメージが壊れるのも恐ろしい。評判が落ちた享楽にふける聖女など、前世と同じではないか。その先に待つのは死だ。
答えない彼女に対して、カルタ伯爵は微笑んだ。
「ちょうどいい集まりがあるよ。仮面舞踏会だね。身分を隠しておしゃべりできるから、無礼講なんだ。それにあなたは姿変えの魔法も扱えたでしょう? 一回だけでいいんだ。たまには楽しんでおいで」
カルタ伯爵はそう言って仮面を差し出し、イレーニアを夜会へと送り出してくれたのだった。
地味な茶色の髪にそばかすの浮いた顔。素朴な顔に魔法で変じたイレーニアは、久々の夜会の空気に浮かれていた。行く前はあんなに気乗りしなかったのに、である。
身体の形状変化まではできなかったから、彼女の豊満な身体は隠しきれなかった。だから変身が完璧なわけではない。けれどもたったこれだけで、彼女を『治癒の聖女』と見抜くものはいなかった。問題の魅了の瞳は、仮面の目の部分にレースが貼ってある。だからこそ、彼女を『聖女』として扱わない集まりはとても気が楽だった。
今世で飲み過ぎないようにと気をつけていたお酒を飲み過ぎた。治癒魔法が効けばよかったが、酩酊は怪我ではないから治せない。結果として、酔っぱらった彼女はよからぬ輩に目をつけられたのだ。
「お嬢さん、具合が悪そうだ。休憩をする場所に連れていってさしあげましょう」
「ああ、これはいけない。俺も手伝います」
親切そうなそぶりで、身なりのいい男が二人、イレーニアに近づいてくる。とろん、と酒に酔った彼女は微笑んだ。
「あら……ありがとう。ちょうど座れる場所を探しているところだったの」
酒を飲んでしまえば、尽くされることが当たり前だった前世の自分が顔を出した。彼らの親切を疑わず、イレーニアは素直に手をとってもたれかかる。
「ええ、ええ。ゆっくり疲れを癒しましょう」
仮面をつけていても隠しきれない下卑た笑みを、男が浮かべる。ほとんど寝落ちしそうな彼女の身体を支えて、男二人がベッドのある休憩室へと連れこもうとした。休憩室に連れていかれたら、横になるだけでは済まされない。そんな危機感を抱かなかったのは、前世では身なりのいい貴族に酷いことをされたことがなかったからだろう。
「たっぷり、愉しませてあげますからね」
腰に腕を回して撫でまわしながらの台詞で、意識を落としかけていたイレーニアははっとした。
「だめっ! ご、ごめんなさい、私……そんなつもりじゃなくて!」
「おいおい、ここまできてそりゃないだろう」
「たっぷり悦くしてやるから、任せときなって」
ドアをあけられた。あと二歩ほど進めばもう部屋のドアを閉められる。引きずり込まれてしまったら、そのまま犯されるだろう。
(酔っぱらっちゃうなんて! 今までちゃんとしてきたのに……!)
「いやぁ……っ!」
暴れて逃げようとする。けれども二人がかりの男の手は振り払えない。この後に起こることにぞっとして、イレーニアは震えた。
「そこまでにしておけ」
低い声で制止をかけたのは、背の高い男だった。仮面舞踏会にふさわしく、彼も仮面をしていて表情は読み取れない。ただ、黒い髪が印象的だった。その姿に、イレーニアは驚く。
(ジルド様……!?)
彼にそっくりだ。けれど、仮面舞踏会だなんて、そんな場所にジルドがいるはずがない。すぐに思いなおした。
「助けてください……!」
「ああ」
黒髪の男はさっと距離を詰めると、イレーニアの両脇の男の肩をぐっとつかんだ。
「いっ……」
途端に顔を歪めて、男の腕が緩む。
「あ……」
支えられていた腰から腕が急に離れて、イレーニアはバランスを崩す。その身体を黒髪の男が支えてくれた。
「騒ぎになる前に、退散したほうがいい」
「ちっ」
イレーニアを襲おうとした男たちは、舌打ちをして退散していった。それを見送ったところで、黒髪の男は小さく息を吐いた。
「酔って男についていくなんて、感心しないな。一晩の愉しみだとわかっているならいいが、そうでないなら貴女のような女性が来るべきではないだろう」
「ごめんなさい…………こんなことになるなんて……思ってなくて……ん」
イレーニアは吐息を漏らした。酔っているせいだが、足元がまだおぼつかない。その色気の漂う仕草に、男はまたもや息を吐いた。
「早く帰ったほうがいい。従者は? どこにいる」
「それが……今日はこちらに泊まることになっていて……」
「ここに?」
「招待状をくださった方が義父と親交が深く、ご厚意で……」
ここまで言ったところで、イレーニアは口をつぐんだ。何を口走っているのだ。仮面舞踏会といえば、身分を明かさないのが当たり前なのに。
「ならば、当主に連絡を」
「だめ!」
ぎゅっとイレーニアは男の服をつかんだ。
「ご、ごめんなさい。こんなに酔っぱらったのを、ほ、他の人に見られたくなくて」
これは本音だ。今回の舞踏会の主催者には、カルタ伯爵の養女、つまり聖女が来ていることは知れている。姿を変えて楽しむことも伝えているようだが、こんな酩酊した姿で主催者に会うわけにはいかない。聖女カルタの名が落ちてしまう。
「……では、休憩室で酔いを醒ましたほうがいい。貴女はひとりで……」
大丈夫かと聞こうとしたのだろう。今のイレーニアは立っているのもやっとだ。休憩室に一人でいたら、またさっきの二の舞になりかねない。男は三度目のため息を吐いた。
「俺が付き添おう。酔いが覚めるまで」
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「今すぐ家人に引き渡されるのと、どちらがいい」
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