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(二十三)諱の縁
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翌朝から、佐吉と名乗る小坊主が員昌の世話係としてつけられた。
「磯野様は、何故に佐和山のお城を開かれたのでございましょうか。兵糧が尽きたからでございましょうか」
茶を運んできた佐吉に不意に尋ねられ、茶碗を手に取った員昌は思わず口の中で唸り声を漏らした。
降将とも虜囚ともつかぬ、奇妙な立場に置かれた員昌の心中を慮ってか、それとも扱いあぐねてか、大原観音寺の住職をはじめほとんどの者があまり員昌にあてがわれた部屋には寄り付かない。
その中にあって、佐吉だけは、物おじせずに員昌の身の回りの世話を手際よくこなしてくれている。
手元において小姓として使ってみたいと思えるほどによく気が回るのだが、その反面、このような不躾ともいえる問いも平気で口にする。
しかし、無礼者と怒鳴りつける気になれなかったのは、員昌自身も同じく、「何故」と自問し続けていたからだ。
「いや、兵糧ならば今年の夏を超すぐらいまでの蓄えはあった。秋の刈り入れの時期まで籠城が続けば、さすがに厳しかったであろうがな」
熱い茶でのどを潤した員昌は、言葉を選びながら応じた。
長政との思惑の行き違いなど、小坊主相手に話すことではない。
「織田の軍勢に攻め落とされた訳ではない、とは聞き及んでおります」
佐吉が目を輝かせて身を乗り出す。
どうやら戦さに関わる話を聞くことが好きな性分であるらしい。
「左様。攻めてきてくれたらば、むしろ望むところであったのじゃがな。織田の軍勢は遠巻きにするばかりであったよ」
そう応じながら員昌はふと、この小坊主は僧侶として生涯を終えるつもりは毛頭なく、いずれ武士として身を立てたいのではないか、と感じた。
もっとも、詳しい身の上を聞くつもりは員昌にはない。
聞いたところで、なにをしてやれる立場でもないのだ。
一方、期待していた答えではなかったためか、佐吉は眉間にしわを寄せて黙り込んだ。
なぜ、このお武家様はもう少し頑張れなかったのか、とでも言わんばかりである。
「ようするに儂は、殿に褒めてもらいたかっただけなのやも知れぬな」
ため息を漏らすように、員昌はそう呟いた。
「褒める、でございますか。本当に、ただそれだけでございまするか」
佐吉が眉を上げて問いかける。
「昨年の合戦では、織田殿の首級を頂戴するに至らなんだ。そのまま佐和山まで退いたゆえ、殿からは直接お言葉を頂戴することもなく、また負け戦である以上、感状が出るわけでもない」
員昌はそこまで言ってから、簡単に口を滑らせすぎか、と思いつつ言葉を継ぐ。
「お誉めの言葉の一つもいただけぬとあれば、いつまでも戦い続けられなんだ」
けっきょくは、それが本音だろう。
員昌は自分の言葉にうなずく。
「いささか、磯野様のお言葉、腹に落ちぬところがございます」
正直にそう答える佐吉に向けて、員昌は微笑んだ。
「儂が何を申したところで、そなたが得心せぬのもやむを得ぬところ。されど、人の心とは弱きもの。どれほど城が堅固であり、兵糧を蓄えようと、中に籠る人の心が萎えてしまえば、戦さを続けることは出来ぬ。まあ、坊主に戦さのなんたるかを説教するのも、おかしなことじゃがな」
苦い笑いに紛れさせて本音を語る員昌の顔をみながら、佐吉はなおも首をかしげていた。
数日が経った夕方になって、信長からの指図を受け取った長秀が員昌のもとにやってきた。
「お喜びくだされ。お屋形様は磯野殿の帰順、苦しからずと仰せにございます」
「それはありがたい」
員昌は素直に頭を下げる。
もちろん、安堵してのこのこと信長の前に出て行った途端、打ち首にされる可能性がなくはない。
だが、今の員昌を殺すつもりなら、わざわざ小細工を仕掛ける必要もないだろう。
「されと、申し上げにくいことながら、佐和山の城をお返しすることはできませぬ。ついては、高島郡打下城にお送りいたしますゆえ、その地にて次の沙汰を待たれたい」
「次の沙汰とは?」
処遇が決まっている訳ではないのか、と員昌は首をかしげる。
佐和山城については未練は残るが、そこまで都合の良い話があるとは最初から期待していない。
「実のところ、お屋形様は磯野殿に高島一郡をお任せしたいとのお考えは変わらぬご様子。されど、未だ高島郡の多くは当家に服しておりませぬゆえ、正式に任じるわけにはいかぬとのことで」
長秀のこの説明に、員昌は眼をみはった。
高島郡一郡を員昌に与えるとの話自体は、佐和山城の開城交渉の折から出ていたものである。
しかし、まさか信長が本気だったとは員昌にとっては驚きであった。
佐和山城主だった員昌に対する交換条件だった時であればともかく、今の員昌は頼るべき相手のない牢人者にすぎない。
「高島郡代となればむしろ出世じゃが……。つまり、自力で帰服させよ、と?」
「そうお考えになってもよろしいかと存じます。取り急ぎ、御身は高島郡打下城の林与次左衛門殿がお預かりする事となりますが」
長秀の答えに、員昌は首をひねった。
自分の所領でもない場所に降将を送り込んで治めさせようという乱暴なやり口を、信長の期待の表れと考えるべきか、体の良い放逐なのか、判断がつかなかった。
高島郡を切り取り放題などと聞かされても、手勢のほとんどを手放した員昌に何ができるというのか。
しかし、処遇が決まったからには否も応ない。
「ありがたくお受けいたす」
長秀に向かい、威儀を正した員昌は深々と頭を下げた。
員昌は美弥や員行ら家族だけでなく、付き従っている家臣のうち主だった者を、住職の許可を得て本堂に集めた。
不安げな彼らを前に、員昌は長秀から告げられた内容を改めて伝える。
「これから先、織田家の元で磯野の家が再び栄える日が来るのか、打ち捨てられて朽ちるだけの憂き目をみるのか、儂には判らぬ。それでもかまわぬと思うのみ、ついてきてくれぬか」
員昌の言葉に、命知らずの荒武者の間からすすり泣きが漏れた。
浅井と織田との間には和議が結ばれ、戦さは終わった筈なのに、なぜ自分達だけがこのような目に遭わねばならないのか。
理不尽さ、世の不条理さに、涙を流さずにはいられないのだった。
ここまで、頼るべき相手もないまま成り行きで員昌に同行してきたものも少なくなかった。
彼らのうち、織田にだけはどうしても仕える気になれない者は、泣く泣く員昌の元を離れることとなった。
翌日。
員昌一行は丹羽長秀の指図に従って、大原観音寺を出て佐和山城の北西に位置する松原浦に向かった。
この日も空は分厚い灰色の雲に覆われており、員昌の目には見るものすべてが寒々しく映った。
湖上には、員昌一行を送り届けるため、大小さまざまな舟が数多く停泊していた。
数名乗りの小舟まであわせれば、その数は百艘にも達するかと見えた。
促されるまま、一行は小舟に分乗する。
員昌が乗ったのは、集まった小舟の中では大きい部類に入る小早舟で、員昌の身元を預かる林与次左衛門員清が自ら座乗していた。
「林与次左衛門にござる。此度、高名なる磯野丹波殿のお世話役を仰せつかったこと、光栄に存じますぞ」
与次左衛門が、赤銅色に日焼けした顔に笑みを浮かべて会釈する。
「こちらこそ、道中、よろしくお願いいたしまする」
員昌も頭をさげる。
与次左衛門は高島郡打下城の城主として陸の城を治める国衆であると同時に、湖を縦横に渡る湖賊としての顔も持つ。
丹羽長秀を通じて、宇佐山城を守る明智光秀から員昌の護送を命ぜられ、湖を渡ってきたのだ。
乗船が終わると、与次左衛門の船団は西に向かって漕ぎ出した。
時折、強い風が音を立てて吹き付ける。
員昌は小早舟の囲いの中で与次左衛門といくらか会話を交わすうちに、与次左衛門の諱が自分の叔父と同じ「員清」であると知り、目を見開いた。
「同じ員の字を諱に持つ者同士。これも縁でございましょう」
与次左衛門が笑う。
「確かに、仰せのとおり」
父代わりに己を育ててくれた叔父と同じ諱を持つ男となれば、員昌としても、なにやら意味を感じざるを得ない。
とはいえ、城を喪って護送される敗残者が、警護を受け持つ初対面の相手に向かって諱の由来を嬉々として尋ねる訳にもいかない。
(些事じゃ、些事。これより何が待ち構えておるか判らぬというのに、他人の諱などに気を取られておる場合ではないぞ)
気の迷いを払い、員昌は舟の舳先の向こうに視線を向けた。
湖の西岸には、員昌の未来が待っている。
「磯野様は、何故に佐和山のお城を開かれたのでございましょうか。兵糧が尽きたからでございましょうか」
茶を運んできた佐吉に不意に尋ねられ、茶碗を手に取った員昌は思わず口の中で唸り声を漏らした。
降将とも虜囚ともつかぬ、奇妙な立場に置かれた員昌の心中を慮ってか、それとも扱いあぐねてか、大原観音寺の住職をはじめほとんどの者があまり員昌にあてがわれた部屋には寄り付かない。
その中にあって、佐吉だけは、物おじせずに員昌の身の回りの世話を手際よくこなしてくれている。
手元において小姓として使ってみたいと思えるほどによく気が回るのだが、その反面、このような不躾ともいえる問いも平気で口にする。
しかし、無礼者と怒鳴りつける気になれなかったのは、員昌自身も同じく、「何故」と自問し続けていたからだ。
「いや、兵糧ならば今年の夏を超すぐらいまでの蓄えはあった。秋の刈り入れの時期まで籠城が続けば、さすがに厳しかったであろうがな」
熱い茶でのどを潤した員昌は、言葉を選びながら応じた。
長政との思惑の行き違いなど、小坊主相手に話すことではない。
「織田の軍勢に攻め落とされた訳ではない、とは聞き及んでおります」
佐吉が目を輝かせて身を乗り出す。
どうやら戦さに関わる話を聞くことが好きな性分であるらしい。
「左様。攻めてきてくれたらば、むしろ望むところであったのじゃがな。織田の軍勢は遠巻きにするばかりであったよ」
そう応じながら員昌はふと、この小坊主は僧侶として生涯を終えるつもりは毛頭なく、いずれ武士として身を立てたいのではないか、と感じた。
もっとも、詳しい身の上を聞くつもりは員昌にはない。
聞いたところで、なにをしてやれる立場でもないのだ。
一方、期待していた答えではなかったためか、佐吉は眉間にしわを寄せて黙り込んだ。
なぜ、このお武家様はもう少し頑張れなかったのか、とでも言わんばかりである。
「ようするに儂は、殿に褒めてもらいたかっただけなのやも知れぬな」
ため息を漏らすように、員昌はそう呟いた。
「褒める、でございますか。本当に、ただそれだけでございまするか」
佐吉が眉を上げて問いかける。
「昨年の合戦では、織田殿の首級を頂戴するに至らなんだ。そのまま佐和山まで退いたゆえ、殿からは直接お言葉を頂戴することもなく、また負け戦である以上、感状が出るわけでもない」
員昌はそこまで言ってから、簡単に口を滑らせすぎか、と思いつつ言葉を継ぐ。
「お誉めの言葉の一つもいただけぬとあれば、いつまでも戦い続けられなんだ」
けっきょくは、それが本音だろう。
員昌は自分の言葉にうなずく。
「いささか、磯野様のお言葉、腹に落ちぬところがございます」
正直にそう答える佐吉に向けて、員昌は微笑んだ。
「儂が何を申したところで、そなたが得心せぬのもやむを得ぬところ。されど、人の心とは弱きもの。どれほど城が堅固であり、兵糧を蓄えようと、中に籠る人の心が萎えてしまえば、戦さを続けることは出来ぬ。まあ、坊主に戦さのなんたるかを説教するのも、おかしなことじゃがな」
苦い笑いに紛れさせて本音を語る員昌の顔をみながら、佐吉はなおも首をかしげていた。
数日が経った夕方になって、信長からの指図を受け取った長秀が員昌のもとにやってきた。
「お喜びくだされ。お屋形様は磯野殿の帰順、苦しからずと仰せにございます」
「それはありがたい」
員昌は素直に頭を下げる。
もちろん、安堵してのこのこと信長の前に出て行った途端、打ち首にされる可能性がなくはない。
だが、今の員昌を殺すつもりなら、わざわざ小細工を仕掛ける必要もないだろう。
「されと、申し上げにくいことながら、佐和山の城をお返しすることはできませぬ。ついては、高島郡打下城にお送りいたしますゆえ、その地にて次の沙汰を待たれたい」
「次の沙汰とは?」
処遇が決まっている訳ではないのか、と員昌は首をかしげる。
佐和山城については未練は残るが、そこまで都合の良い話があるとは最初から期待していない。
「実のところ、お屋形様は磯野殿に高島一郡をお任せしたいとのお考えは変わらぬご様子。されど、未だ高島郡の多くは当家に服しておりませぬゆえ、正式に任じるわけにはいかぬとのことで」
長秀のこの説明に、員昌は眼をみはった。
高島郡一郡を員昌に与えるとの話自体は、佐和山城の開城交渉の折から出ていたものである。
しかし、まさか信長が本気だったとは員昌にとっては驚きであった。
佐和山城主だった員昌に対する交換条件だった時であればともかく、今の員昌は頼るべき相手のない牢人者にすぎない。
「高島郡代となればむしろ出世じゃが……。つまり、自力で帰服させよ、と?」
「そうお考えになってもよろしいかと存じます。取り急ぎ、御身は高島郡打下城の林与次左衛門殿がお預かりする事となりますが」
長秀の答えに、員昌は首をひねった。
自分の所領でもない場所に降将を送り込んで治めさせようという乱暴なやり口を、信長の期待の表れと考えるべきか、体の良い放逐なのか、判断がつかなかった。
高島郡を切り取り放題などと聞かされても、手勢のほとんどを手放した員昌に何ができるというのか。
しかし、処遇が決まったからには否も応ない。
「ありがたくお受けいたす」
長秀に向かい、威儀を正した員昌は深々と頭を下げた。
員昌は美弥や員行ら家族だけでなく、付き従っている家臣のうち主だった者を、住職の許可を得て本堂に集めた。
不安げな彼らを前に、員昌は長秀から告げられた内容を改めて伝える。
「これから先、織田家の元で磯野の家が再び栄える日が来るのか、打ち捨てられて朽ちるだけの憂き目をみるのか、儂には判らぬ。それでもかまわぬと思うのみ、ついてきてくれぬか」
員昌の言葉に、命知らずの荒武者の間からすすり泣きが漏れた。
浅井と織田との間には和議が結ばれ、戦さは終わった筈なのに、なぜ自分達だけがこのような目に遭わねばならないのか。
理不尽さ、世の不条理さに、涙を流さずにはいられないのだった。
ここまで、頼るべき相手もないまま成り行きで員昌に同行してきたものも少なくなかった。
彼らのうち、織田にだけはどうしても仕える気になれない者は、泣く泣く員昌の元を離れることとなった。
翌日。
員昌一行は丹羽長秀の指図に従って、大原観音寺を出て佐和山城の北西に位置する松原浦に向かった。
この日も空は分厚い灰色の雲に覆われており、員昌の目には見るものすべてが寒々しく映った。
湖上には、員昌一行を送り届けるため、大小さまざまな舟が数多く停泊していた。
数名乗りの小舟まであわせれば、その数は百艘にも達するかと見えた。
促されるまま、一行は小舟に分乗する。
員昌が乗ったのは、集まった小舟の中では大きい部類に入る小早舟で、員昌の身元を預かる林与次左衛門員清が自ら座乗していた。
「林与次左衛門にござる。此度、高名なる磯野丹波殿のお世話役を仰せつかったこと、光栄に存じますぞ」
与次左衛門が、赤銅色に日焼けした顔に笑みを浮かべて会釈する。
「こちらこそ、道中、よろしくお願いいたしまする」
員昌も頭をさげる。
与次左衛門は高島郡打下城の城主として陸の城を治める国衆であると同時に、湖を縦横に渡る湖賊としての顔も持つ。
丹羽長秀を通じて、宇佐山城を守る明智光秀から員昌の護送を命ぜられ、湖を渡ってきたのだ。
乗船が終わると、与次左衛門の船団は西に向かって漕ぎ出した。
時折、強い風が音を立てて吹き付ける。
員昌は小早舟の囲いの中で与次左衛門といくらか会話を交わすうちに、与次左衛門の諱が自分の叔父と同じ「員清」であると知り、目を見開いた。
「同じ員の字を諱に持つ者同士。これも縁でございましょう」
与次左衛門が笑う。
「確かに、仰せのとおり」
父代わりに己を育ててくれた叔父と同じ諱を持つ男となれば、員昌としても、なにやら意味を感じざるを得ない。
とはいえ、城を喪って護送される敗残者が、警護を受け持つ初対面の相手に向かって諱の由来を嬉々として尋ねる訳にもいかない。
(些事じゃ、些事。これより何が待ち構えておるか判らぬというのに、他人の諱などに気を取られておる場合ではないぞ)
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