【完結】電を逐う如し(いなづまをおうごとし)――磯野丹波守員昌伝

糸冬

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(三十二)決断の時

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 年が明けて天正四年(一五七六年)。
 新年早々、大溝館から新庄城へと信澄がやってきた。

 ようやく体を起こせるようになった員昌に対し、年賀の挨拶、そして床上げの祝いの言葉もそこそこに信澄が切り出したのは、今津を境に高島郡を南北に二分して、南半分の統治を信澄が代行するという提案であった。

「それがしはさしずめ、大溝郡代というところでございましょうか」
 どこか冷たい笑みを浮かべる信澄に、員昌は時の流れを思い知った。

 このような顔をする男であったか、と思う。

「それは、お屋形さまのお許しを得た上の話なのであろうな」
 員昌は念を押すように問うた。

 高島郡における権限の半分を取り上げるような話を、信澄の独断で進められたのではかなわない。

「無論のこと。良き経験をさせていただけるものと存じております」
 既に勝ち誇った口ぶりで信澄は応じた。

 員昌は腕を組み、黙考する。

 ここで拒否すれば、どうなるか。

 既に大溝館を居所として、領地経営にあからさまな野心を示している信澄が、簡単に引き下がるとも思えない。

 下手をすれば、失うのは高島郡の南側半分だけでは済まない事態となるだろう。

 なによりも、気力の衰えが著しく、信長のもとでさらなる立身出世を望む気持ちが、員昌の中にはすでになかった。

(波風を立てたところで、詮無きことよ)
 ひとつ大きく嘆息して、員昌は肚を据えた。

「儂もわざわざ反対は致さぬ。よろしく頼む」
 さばさばした口調で員昌は応じた。

「はっ。誠心誠意、あい務めまする」
 信澄は軽く頭を下げる。

 この後、信澄が発給した書状が後世に残るようになり、員昌による統治の記録は見られなくなっていく。



 それから数か月後。
 員昌は、藤堂高虎を新庄城本丸の小書院に呼び出した。

「なんの御用にございましょうか」
 重大事を託される予感を感じてか、大男の高虎がその身をこわばらせて訊ねる。

「近頃、今津より南のことに疎くなってしもうてな」
 員昌は、まずそんな前置きをした。

 信澄が事実上統治している高島郡南部の情勢について、報せが届かないためであるが、あからさまに探りを入れて角が立つのも本意ではない。

 直接説明を受ける機会はなかったが、高虎はすでに事情を聞きしているのだろう。神妙な顔つきでうなずく。

 員昌は咳払いをして絡んだ痰を切り、言葉を継ぐ。

「ついては、その方に大溝への使番役を頼みたい」
 つまり、信澄の元を定期的に訪れ、動向を探る役目であった。

「調者働きの真似ごとをせよ、との仰せにございましょうか」
 高虎の目がすうっと細くなる。

「さにあらず。いずれ七兵衛殿に高島の地は任されることになろう故、その元で働くのは損にはならぬぞ」
 員昌はあえて、表情を緩めてみせた。

「それは、仰せの通りにございましょうが」
 高虎はにこりともせず、何か言いたげに言葉尻を濁す。

「気に致すな。儂の元におれば功名にも恵まれると思うたであろうに、この体たらくではのう。そなたには、あい済まぬことになった」
 員昌は言外に、己の元を離れて信澄に仕えよ、との思惑をにおわせていた。

 その意味に高虎も鋭敏に気づき、身体をびくりと震わせる。

 さすがに員昌が見込んだことはあるだけの、勘の鋭い男だった。

「勿体ないお言葉にございまする。お役目、しっかりと果たしたく存じます」
 高虎は神妙な面持ちで平伏した。



 天正六年(一五七八年)。
 この年、信長は一昨年から築城を進めていた安土城にて、はじめての正月を迎えている。

 嫡子の信忠、林秀貞や武井夕庵といった老臣、丹羽長秀、羽柴秀吉、明智光秀ら重臣らが特に信長に招かれ、朝の茶会に参加したとの記録が残る。

 茶会の後、出仕した諸将に対して三献の盃が下された。

 しかし、この場に員昌の姿はなかった。病を理由に欠席していたのだ。

 仮病ではない。
 実際に年末年始は褥で過ごした員昌は、新庄城にて静かな正月を迎えていた。

 年始の挨拶に登城する家臣の数も、員昌が寝込んでいると伝わっていることもあり、気づけば随分と少なくなっていた。

 世情を見渡せば、織田家においては昨年も一昨年も、静けさとは無縁の激動の時代であった。

 加賀の一向一揆は根絶やしにしたものの、本山である石山本願寺との戦さは果てることもなく続いていた。

 天正四年七月、西国の雄・本願寺に兵糧を運び込もうとした毛利水軍に対し、これを阻止しようと信長配下の九鬼嘉隆率いる九鬼水軍が海上戦を挑むも破れた。

 天正五年九月には、本願寺と和睦して南進してきた上杉謙信の軍勢勢と、柴田勝家率いる織田勢が加賀国北部の手取川にて合戦となり、織田勢が大敗している。

 同年十月には、大和国信貴山城にて二度目の反旗を翻した松永久秀が織田信忠を大将とする大軍に攻められて自害している。

 しかし、こと員昌の周辺に限っては、平穏そのものであった。

 それは、武将としての員昌の存在感が失われていることと同義である。

 信長は、名実ともに天下の主となろうとしている。

 四方に敵を抱えながらも、同時に戦さをすることを厭わないため、有用と見込まれた家臣は文字どおり東奔西走している。

 にも関わらず、員昌は三年前の越前の一揆討伐以降、主だった合戦への出陣を命ぜられることもない。

 実質的な隠退状態であり、もはや信長に必要とされていないことは明らかだった。

 高島郡の南半分を統べる信澄が、いずれ「高島郡の残りもわたしが治めることといたします」と言い出すのは目に見えていた。

 まだそうなっていないのは、信澄が員昌の娘を妻に迎え、磯野姓を名乗る踏ん切りがまだついていないだけだ。

(このまま、追い詰められるのを待っていることしか出来ぬのか……)

 気づけば一月も十日ほど過ぎ、ようやく身体を起こせるようになった員昌は褥を抜け出し、本丸御殿の二階に足を運んでいた。

 回廊に出ると、東に横たわる湖が見える。

 冷たい風が吹き付けるが、酒で温まった身体には心地よい。

「お加減はよろしいようでございますね」
 いつの間にか、美弥が員昌の傍らに寄り添っていた。

「うむ」
 美弥の声に振り向きもせず、員昌は湖を見つめたまま、どこかうわの空で応じる。

「気づけば、湖を一回りするような人生でございました」
 物思いにふける員昌の気持ちを推し量るように、美弥は怒るでもなく言葉を継ぐ。

「そうじゃな。宮沢城から佐和山城、大溝館、小川城、そしてこの新庄城。湖の南側は飛び越してしもうたが、確かに一回りしておる」

 相変わらず、突拍子もないことを言い出す美弥に、員昌は忍び笑いを漏らした。

 だが、本当の意味で一回りというのなら、最後には元の場所に戻らねばならない。

「元に戻る、か」
 懐かしき故郷に戻る方法を、員昌は一つだけ思いついていた。

(やれるのか、本当に)
 途端に震えが走る。

「戻りましょう。また、お風邪を召しては一大事にござりますよ」
 傍らの美弥が慌てて員昌の袖を引く。

 促されるまま室内に戻りつつ、員昌は片頬に笑みを刻んでいた。



 二月の初めになって員昌は、新庄城本丸御殿の広間に、親しい面々を呼び集めた。

 妻の美弥、嫡男の員行、養子の員次、従兄弟の員春、股肱の臣である嶋秀淳らの顔が揃った。

 近頃、大溝館に詰める時期が長くなっている高虎も今日ばかりは末席で控えている。

 なお、この場には顔こそ出していないが、忍びとして長年仕えてきた森盛造も、密かに物陰に潜んで話を聞いている筈だった。

「兄者よ、これはいかなる集まりじゃ」
 皆を代表する形で員春が問うた。

 評定にしては集まった人数が少なすぎるし、美弥が同席することなどあり得ない。

「この数年来、解決せねばならぬと思うておったことがある。七兵衛殿がことである。かねてより思案はしておったが、ようやく踏ん切りがついたゆえ、集まってもろうた次第じゃ」

「では、いよいよ家督をお譲りになりますのか」
 相変わらず丸々とした体躯の秀淳が眉間にしわを寄せ、肩を怒らせる。

「儂は、右近を廃嫡するつもりはない」
 員昌の答えに、員行が息をのむ。

 このところ、員行は顔を見知った家臣の前であれば、発作を起こさず同席できるようになっていた。
 とはいえ、雄弁に語ることはない。今も、唇を震わせるだけで言葉は発しない。

「おそれながら、家督をお譲りにならなくても、いずれ七兵衛様は高島郡司とおなりになる、とそれがしは見ておりまする」

 物おじすることなく、高虎が言いにくい内容を口にした。

「うむ。第一、七兵衛殿は明智殿の姫にご執心じゃ。我が娘を娶って婿となるつもりも、最早なかろう」
 員昌は乾いた声で応じた。

 信澄が明智光秀の娘を妻に迎えるという話は、他ならぬ高虎が報せてくれたことであり、盛造からも裏付けとなる話を伝えられていた。

「では、兄者の存念とは」
 員春が身を乗り出すようにして、重ねて問う。

「……儂は、磯野の家を捨て、身一貫になることとした。その旨、安土に登り、御屋形様に言上する所存である」
 一呼吸置き、員昌ははっきりした語調で言い切る。
 叔父、磯野員行がかつてそうしたように、とまではわざわざ言葉にしない。

「殿っ。そのような事をいたせば、ただでは済まぬのではございませぬか」
 しばし絶句した秀淳が、目を丸くして問い質す。

「うむ。無論、どのような沙汰が下るや判らぬのは確か。それでも、よくよく考えたうえでのことじゃ。儂がおらねば、右近が磯野の家督を継ぐことになるが、お屋形様は右近ではなく、七兵衛殿に高島郡を任せる形となろう」

 員昌は、ちらりと員行に目くばせしながら言葉を継ぐ。

 員行は口を真一文字に引き絞り、何かに耐えるように両拳を膝の上で固く握り込んだまま、黙って員昌の言葉に耳を傾けている。

「家を捨てると申しても、残される儂らはどうすればよいのじゃ」
 員春が狼狽えた声を出す。この場で最も取り乱しているのが彼であった。

 そんな従兄弟に、員昌は慈しみの目を向ける。

「済まぬ。磯野の一族郎党が、そのまま七兵衛殿に仕えられるよう頼み入る他はなかろう」

「なんと情けなきことかな」
 嘆息した員春がうなだれる。

「しかし、仮に殿が命長らえて退転なされたとして、そう平穏にことが済むとは思われませぬぞ。儂などはともかく、奥方様はじめご連枝の皆様方に咎が及ぶのは避けがたいかと」

 家臣代表としてこの場にあるとの思いからか、秀淳が声に一際力を込めて問うた。

 かつて木目峠から逃亡して、首を刎ねられた樋口直房の末路を思い出すまでもなく、秀淳の懸念は当然のものだった。

「ゆえに逃げるのではなく、まっしぐらに進むのよ。かつて、姉川にて御屋形様を討ち損ねた時の折のようにな」
 員昌の答えに、しばし沈黙が落ちる。

「御前様が思うまま、悔いの残らぬようなされませ。きっと大丈夫にございます」
 美弥がふわりとした笑みをこぼす。

 彼女の言葉で、場の空気が定まった。

 もはや、員昌の決意を誰にも動かせないのだと、居合わせた全員が理解した。

「勘三郎の期待にも沿えず、申し開けないことじゃ」
 員行きの隣で、固唾をのんで成り行きを見守っていた員次に向け、員昌は頭を下げた。

「とんでもござりませぬ。確かに、殿の元で手柄を立てたいと願うておりましたが、それがしも越前の門徒狩りのような真似で名を挙げたいとは思いませぬ」

 員次は真剣な面持ちで首を振る。

「さて、右近よ。磯野の家督はお主に託す。父の力が至らぬばかりに、所領も地位も継がせてやれぬが、どうか磯野の名だけは絶やしてくれるなよ」

「必ずや、仰せの通りにいたしまする」
 涙をこらえて、員行が平伏する。

 周囲の不安をよそに、嫁を迎えた後の員行は、遅ればせながらもどうにか一人前の立ち居振る舞いを人前で出来るようになっていた。

 それだけは員昌にとって慰めであった。

「結果がどうなろうと、儂は生きてこの城には戻らぬ」
 顔をあげ、宙を見つめる員昌の目には、湖の対岸に築かれた安土城の威容が浮かんでいるかのようだった。
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