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197、閑話ー科戸5ー
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着替え終わったタイミングでノックが鳴った。
ヘリュはレイティアに視線を送る。今のこの部屋の主はレイティアであるので、レイティアの判断を仰ぐ。
「どっ……どうぞ!」
「失礼致します。マグダラス王国第一王女レイティア・エレオノーラ・アールテン殿下。私はこの国の宰相を賜っております、アレクシス・テーム・ハーヴィストと申します」
いきなりグリムヒルトの宰相と会う事になってレイティアの心臓は少し跳ねる。でも自分はマグダラスを背負っているのだから、と背筋を伸ばして微笑んだ。
「お初にお目にかかります、宰相様。マグダラス王国第一王女レイティア・エレオノーラ・アールテンです」
「船旅でお疲れでしょう? どうぞお寛ぎ下さい」
人当たりの良い笑顔を浮かべて、気遣ってくれる宰相にレイティアは少しホッとした。グリムヒルトで会う人達は皆自分に親切で、弟と同じ様にグリムヒルトに少し怖い印象を持っていた自分の偏見を恥じた。
「お気遣い頂きありがとうございます。少しだけ船酔いしましたけど、もう陸に上がったので大丈夫です」
「それは良かった。所で殿下はお食事はお済みですか?」
よく考えてみればちょうど昼食の時間だ。
「いいえ、まだです」
「ではご一緒させて頂いてもよろしいでしょうか?」
「え? 宰相様とですか?」
「はい。ちょうど私もまだなので。お許し頂けるなら」
レイティアは微笑み答える。
「もちろん、ぜひご一緒させて下さい」
宰相は侍女を呼び、食事の準備を申し付け、貴賓室のテーブルに3人分の食事が手早く用意された。
レイティアはその事にも驚いた。
食事の内容の豪華さはもちろん、食事が用意出来るという事はその準備が整っていたという事だ。
しかしこの3人での食事は急遽決まった事。それでも予め準備されていた様に用意が整ったのは実際余分に作ってあるからだ。
毎回の食事の度にきっと余剰の出る様に準備はされているのだろう。
それだけでもグリムヒルトの財政が明るい事がよくわかる。マグダラスではこうはいかない。突然の人数の増加に対応出来ないだろう。
そんな思索を巡らせ惚けていると宰相から声がかかる。
「? どうされました? 殿下」
「あ、すみません。えっと、グリムヒルトは本当に大国なのだなと思って驚いていたのです」
「そうですか。何か不手際があったかと内心焦りました。何かございましたらご遠慮なくお申し付け下さい。さ、殿下」
そう話しながら、宰相もまたレイティアの椅子を引く。
「いえ、そんな不手際なんて。あ、ありがとうございます」
レイティアは大人しく宰相の引いてくれた椅子に腰かけた。
宰相とヘリュも席について食事が始まった。
「殿下? 陛下は今お休みの所でして」
「そうですか。では今日はもうお会い出来ないでしょうか?」
「どうでしょう? 陛下は気まぐれな方なので」
「私は何時でも構いませんので、国王陛下のお時間のある時にお呼び下さい」
宰相はどこか遠い目をして呟く。
「……時間は……、腐るほどあると思うんですけどね~~……」
「?」
「いやいや、こちらの話です。殿下? 何か不足がございましたらお申し付け下さいね」
「……あの、ご相談なのですけれど……」
「なんでしょう?」
「私はその、もう廃嫡されていると思うので、殿下というのは……」
宰相は笑顔で答える。
「わかりました」
「ただのレイティアとお呼び下さい」
「いえいえ。陛下にお輿入れされる他国の王女をお名前でお呼びする訳には参りませんので。軍師閣下に倣って姫とお呼びしたいのですが……」
レイティアは眉尻を下げて微笑む。
「わかりました。姫と呼んで下さい。それともう一つ……」
「なんでしょう?」
「先ほどのその、私の物についてなのですけど……」
「ええ、何か問題でもございますか?」
「えっと……私は国王陛下にお輿入れするまではマグダラスの人間ですよね?」
「……そうですね」
「私の物をこの国の財政で賄うのは筋が通らないと思うんです」
「……それで?」
「あの、でも私このグリムヒルトの体裁を保てるほどの物は持って来ていないのです。ですから、その、お茶会などに参加するのは国王陛下に恥をかかせてしまうかもしれなくて……」
レイティアは恥じ入って顔が赤くなる。言葉の尾は細く小さく消え入りそうになった。
「で、あれば、この国の国庫からお出し致します。陛下の恥になるのであれば、それはこの国の威信の問題ですからどうぞご遠慮なくお申し付け下さい」
宰相は事も無げに笑ってレイティアに進言した。
「……でも、筋の通らない事は後々、色々な問題を生むと思うんです。ですから、せめてお輿入れの時期が決定するまでは社交は無しにして頂きたくて……。それにそれまでにグリムヒルトについてお勉強させて頂きたいのです」
レイティアは完全に俯いてしまう。
体裁を整える事の出来ない不甲斐ない自分、これからこの場所で生きていく自分に課せられた責任を果たしたくても不足していてすぐには果たせそうにない自分を全て正直に晒した。
「そうですか。では教師をつけましょう。姫? ゆっくりで大丈夫ですから」
その優しい声音に思わず俯いた顔を上げた。
宰相はレイティアに微笑みを向けていた。
「突然この国に来る事になって、右も左もわからないのは当然です。どうか私で良ければ些細な事でもご相談下さい」
レイティアは宰相のその笑顔にホッとした。
自分の不足を責めずに受け入れ、教師までつけてくれると言う。
「ありがとうございます、宰相様。今後も色々とご相談させて頂く事もあると思いますけどよろしくお願いします」
人質同然の自分がこんなにも親切にしてもらえている事にレイティアは心の中でとても感激していた。
もっとぞんざいに扱われてしまう事も心のどこかで少しだけ覚悟していた。なのに蓋を開けてみれば軍師も宰相もとても親切で優しい。
この臣下達の為人から考えて、グリムヒルト王は怖い人ではないのかもしれないという希望も少しだけ沸いた。
食事を終えて、少し宰相と喋っていると、扉が叩かれる。
「はい」
侍女から声がかかった。
「レイティア・エレオノーラ・アールテン殿下。陛下がお呼びとの事です」
その言葉にドクンと心臓がなったのを感じた。
「わかりました。すぐに伺います」
レイティアはすくっと立ち上がった。
「陛下のお部屋までご案内します」
宰相は同じ様に立ち上がり、レイティアに手を差し伸べる。
「え? あの?」
その差し出された手にレイティアは戸惑った。
「王の間までエスコートさせて下さい」
柔やかに宰相は手を差し伸べたまま言った。
「えっと……、では、お言葉に甘えて……」
レイティアは宰相の手を取って貴賓室を出る。
「その、宰相様? 国王陛下はどの様な方ですか?」
「そうですね~……。一言でいうなら天才です」
「天才?」
「陛下は何をやらせても、サラリと一流の域にまで達してしまいます」
「そ、そんなに才気あふれる方なのですか……」
「そうですね、私は軍人と宰相の兼任なのですけど、その政治力も軍事センスもとてもではないですが陛下に敵うと思った事はないですね」
「そうですか……。グリムヒルトがこんなにも豊かなのは良き王を戴いているからなのですね」
レイティアはここまで見て来たものを反芻してこの国の統治の素晴らしさを実感した。
「……そうですね……。まあ、でも後は姫ご自身がお会いして判断して下さい。さあ、王の間に着きましたよ」
「ありがとうございます」
そう言って宰相が手を離した。
侍女がレイティアの到着を王に知らせる。
宰相はレイティアの肩が少しだけ震えるのを見た。即座にその両肩にそっと手を乗せてかがんでレイティアの耳元に囁く。
「大丈夫。ちゃんとフォローしますから。安心して行って来て下さい」
レイティアはハッと顔を上げて、宰相の顔を見る。
その優しい宰相の微笑みに勇気をもらった気がした。
扉が開かれて、そっと優しく背中が押された。
何歩か進むと扉が閉められる。
緊張にこわばる頬に笑みを乗せて、カーテシーをした。
「おっ……お初にお目にかかります。私はマグダラス王国が第一王女、レイティア・エレオノーラ・アールテンにございます」
ヘリュはレイティアに視線を送る。今のこの部屋の主はレイティアであるので、レイティアの判断を仰ぐ。
「どっ……どうぞ!」
「失礼致します。マグダラス王国第一王女レイティア・エレオノーラ・アールテン殿下。私はこの国の宰相を賜っております、アレクシス・テーム・ハーヴィストと申します」
いきなりグリムヒルトの宰相と会う事になってレイティアの心臓は少し跳ねる。でも自分はマグダラスを背負っているのだから、と背筋を伸ばして微笑んだ。
「お初にお目にかかります、宰相様。マグダラス王国第一王女レイティア・エレオノーラ・アールテンです」
「船旅でお疲れでしょう? どうぞお寛ぎ下さい」
人当たりの良い笑顔を浮かべて、気遣ってくれる宰相にレイティアは少しホッとした。グリムヒルトで会う人達は皆自分に親切で、弟と同じ様にグリムヒルトに少し怖い印象を持っていた自分の偏見を恥じた。
「お気遣い頂きありがとうございます。少しだけ船酔いしましたけど、もう陸に上がったので大丈夫です」
「それは良かった。所で殿下はお食事はお済みですか?」
よく考えてみればちょうど昼食の時間だ。
「いいえ、まだです」
「ではご一緒させて頂いてもよろしいでしょうか?」
「え? 宰相様とですか?」
「はい。ちょうど私もまだなので。お許し頂けるなら」
レイティアは微笑み答える。
「もちろん、ぜひご一緒させて下さい」
宰相は侍女を呼び、食事の準備を申し付け、貴賓室のテーブルに3人分の食事が手早く用意された。
レイティアはその事にも驚いた。
食事の内容の豪華さはもちろん、食事が用意出来るという事はその準備が整っていたという事だ。
しかしこの3人での食事は急遽決まった事。それでも予め準備されていた様に用意が整ったのは実際余分に作ってあるからだ。
毎回の食事の度にきっと余剰の出る様に準備はされているのだろう。
それだけでもグリムヒルトの財政が明るい事がよくわかる。マグダラスではこうはいかない。突然の人数の増加に対応出来ないだろう。
そんな思索を巡らせ惚けていると宰相から声がかかる。
「? どうされました? 殿下」
「あ、すみません。えっと、グリムヒルトは本当に大国なのだなと思って驚いていたのです」
「そうですか。何か不手際があったかと内心焦りました。何かございましたらご遠慮なくお申し付け下さい。さ、殿下」
そう話しながら、宰相もまたレイティアの椅子を引く。
「いえ、そんな不手際なんて。あ、ありがとうございます」
レイティアは大人しく宰相の引いてくれた椅子に腰かけた。
宰相とヘリュも席について食事が始まった。
「殿下? 陛下は今お休みの所でして」
「そうですか。では今日はもうお会い出来ないでしょうか?」
「どうでしょう? 陛下は気まぐれな方なので」
「私は何時でも構いませんので、国王陛下のお時間のある時にお呼び下さい」
宰相はどこか遠い目をして呟く。
「……時間は……、腐るほどあると思うんですけどね~~……」
「?」
「いやいや、こちらの話です。殿下? 何か不足がございましたらお申し付け下さいね」
「……あの、ご相談なのですけれど……」
「なんでしょう?」
「私はその、もう廃嫡されていると思うので、殿下というのは……」
宰相は笑顔で答える。
「わかりました」
「ただのレイティアとお呼び下さい」
「いえいえ。陛下にお輿入れされる他国の王女をお名前でお呼びする訳には参りませんので。軍師閣下に倣って姫とお呼びしたいのですが……」
レイティアは眉尻を下げて微笑む。
「わかりました。姫と呼んで下さい。それともう一つ……」
「なんでしょう?」
「先ほどのその、私の物についてなのですけど……」
「ええ、何か問題でもございますか?」
「えっと……私は国王陛下にお輿入れするまではマグダラスの人間ですよね?」
「……そうですね」
「私の物をこの国の財政で賄うのは筋が通らないと思うんです」
「……それで?」
「あの、でも私このグリムヒルトの体裁を保てるほどの物は持って来ていないのです。ですから、その、お茶会などに参加するのは国王陛下に恥をかかせてしまうかもしれなくて……」
レイティアは恥じ入って顔が赤くなる。言葉の尾は細く小さく消え入りそうになった。
「で、あれば、この国の国庫からお出し致します。陛下の恥になるのであれば、それはこの国の威信の問題ですからどうぞご遠慮なくお申し付け下さい」
宰相は事も無げに笑ってレイティアに進言した。
「……でも、筋の通らない事は後々、色々な問題を生むと思うんです。ですから、せめてお輿入れの時期が決定するまでは社交は無しにして頂きたくて……。それにそれまでにグリムヒルトについてお勉強させて頂きたいのです」
レイティアは完全に俯いてしまう。
体裁を整える事の出来ない不甲斐ない自分、これからこの場所で生きていく自分に課せられた責任を果たしたくても不足していてすぐには果たせそうにない自分を全て正直に晒した。
「そうですか。では教師をつけましょう。姫? ゆっくりで大丈夫ですから」
その優しい声音に思わず俯いた顔を上げた。
宰相はレイティアに微笑みを向けていた。
「突然この国に来る事になって、右も左もわからないのは当然です。どうか私で良ければ些細な事でもご相談下さい」
レイティアは宰相のその笑顔にホッとした。
自分の不足を責めずに受け入れ、教師までつけてくれると言う。
「ありがとうございます、宰相様。今後も色々とご相談させて頂く事もあると思いますけどよろしくお願いします」
人質同然の自分がこんなにも親切にしてもらえている事にレイティアは心の中でとても感激していた。
もっとぞんざいに扱われてしまう事も心のどこかで少しだけ覚悟していた。なのに蓋を開けてみれば軍師も宰相もとても親切で優しい。
この臣下達の為人から考えて、グリムヒルト王は怖い人ではないのかもしれないという希望も少しだけ沸いた。
食事を終えて、少し宰相と喋っていると、扉が叩かれる。
「はい」
侍女から声がかかった。
「レイティア・エレオノーラ・アールテン殿下。陛下がお呼びとの事です」
その言葉にドクンと心臓がなったのを感じた。
「わかりました。すぐに伺います」
レイティアはすくっと立ち上がった。
「陛下のお部屋までご案内します」
宰相は同じ様に立ち上がり、レイティアに手を差し伸べる。
「え? あの?」
その差し出された手にレイティアは戸惑った。
「王の間までエスコートさせて下さい」
柔やかに宰相は手を差し伸べたまま言った。
「えっと……、では、お言葉に甘えて……」
レイティアは宰相の手を取って貴賓室を出る。
「その、宰相様? 国王陛下はどの様な方ですか?」
「そうですね~……。一言でいうなら天才です」
「天才?」
「陛下は何をやらせても、サラリと一流の域にまで達してしまいます」
「そ、そんなに才気あふれる方なのですか……」
「そうですね、私は軍人と宰相の兼任なのですけど、その政治力も軍事センスもとてもではないですが陛下に敵うと思った事はないですね」
「そうですか……。グリムヒルトがこんなにも豊かなのは良き王を戴いているからなのですね」
レイティアはここまで見て来たものを反芻してこの国の統治の素晴らしさを実感した。
「……そうですね……。まあ、でも後は姫ご自身がお会いして判断して下さい。さあ、王の間に着きましたよ」
「ありがとうございます」
そう言って宰相が手を離した。
侍女がレイティアの到着を王に知らせる。
宰相はレイティアの肩が少しだけ震えるのを見た。即座にその両肩にそっと手を乗せてかがんでレイティアの耳元に囁く。
「大丈夫。ちゃんとフォローしますから。安心して行って来て下さい」
レイティアはハッと顔を上げて、宰相の顔を見る。
その優しい宰相の微笑みに勇気をもらった気がした。
扉が開かれて、そっと優しく背中が押された。
何歩か進むと扉が閉められる。
緊張にこわばる頬に笑みを乗せて、カーテシーをした。
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