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壊れる家族
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そこで、信じられない光景が繰り広げられた。
「キャス……。」
最愛の娘――ローズマリーが、カサンドラ様の名を呟いた。
フローレンスには、一瞬、何が起こったのか理解できなかった。
――どういうこと?
その間にも、突然現れた女性が、迷子の少年と抱き合い、泣きながら再会を喜んでいる。
ジョシュアは、申し訳なさそうに、戸惑いを隠せない表情で立ち尽くしていた。
“エリオット”と呼ばれた少年は、母親の腕にしがみつき、泣き笑いの表情でその胸に寄り添っている。
フローレンスは、周囲の音がすべて遠くへ押し流されていくような感覚に襲われた。胸が締めつけられ、足元がふらつく。
――どうして、こんな……。
ジョシュアとカサンドラが、まるで当然のように揃って現れたこと。
三歳の娘が「顔を覚えるほど」に、突然現れた女性と密かに会っていたという事実。
そして、エリオットと呼ばれる少年が、幼い頃のジョシュアにそっくりの容姿をしていること。
何よりの衝撃は、突然現れたその女性が――十四歳のデビュタントの折に「ジョシュの噂の恋人」として紹介された、カサンドラ伯爵令嬢その人であったということ……。
(なぜ、今になって? ずっと連絡を取り合っていたの? そして……その子はいったい誰?)
遅れて、真実の重みが胸にずしりとのしかかる。世界が揺らぎ、床と天井の境目さえ曖昧に滲んだ。
「フローレンス……? 大丈夫か?」
ジョシュアの声がしたが、まるで水の底から聞こえるようで、意味がうまくつかめなかった。
呼吸の仕方がわからない。吸おうとしても空気が入ってこず、吐こうとしても喉が塞がる。
胸が苦しい。息が浅い。手足の感覚が遠のいていく。
「っ……は、……あ……」
声にならない息がこぼれるだけだった。視界の端が暗く染まり、音がすべて遠ざかっていく。
次の瞬間。
フローレンスの身体は、糸の切れた人形のように崩れ落ちた。
「フローレンス!!」
ジョシュアの叫びが、ただ遠く、ぼんやりと響いていた。
彼女の意識は、そのまま闇に沈んでいった。
医師が呼ばれた頃、フローレンスはまだ意識を取り戻さず、頬は紙のように青白く、手足は冷えきっていた。
「極度の精神的衝撃による失神だと思われます。このまま安静にしていれば、意識は回復されるでしょう。」
ジョシュアは青ざめた表情で、眠るフローレンスの枕元から一歩も離れなかった。
ジョシュアは膝をつき、声を震わせながら、両手を胸に当てて懺悔した。
「申し訳ありません……フローラを、ローズを……すべて、僕のせいです……!」
嗚咽交じりの言葉に、涙が頬を伝う。
「……でも、誓います! 卒業式のあの日を最後に、カサンドラとは関係はありませんでした!
だから、彼女の息子……エリオットが僕の子かもしれないという……その可能性だけが、頭から離れないんです……!」
フローレンスの両親、ラーク侯爵夫妻は、深いため息をつきながらも、静かにその言葉に耳を傾けた。
「ジョシュア君……まずはフローラの容体を考えなさい……」
しかし、バーナードだけは黙っていられなかった。
「ふざけるな! どうしてこんな事態に――!」
怒りに震えたバーナードの拳が、迷いなくジョシュアの頬を殴り飛ばした。
「こんな無責任な馬鹿! 許せるわけがない!」
ジョシュアは、衝撃と痛みに体をよろめかせ、必死に目の前の事態を受け止めるしかなかった。
頭の中で、フローレンスの倒れた姿、ローズマリーの鳴き声、そしてカサンドラとエリオットの姿がぐるぐると渦巻く。
胸の奥に、カサンドラの息子が自分の子かもしれないという重みがのしかかり、涙で視界が曇った。
ジョシュアは、自分の愚かさと、信頼を裏切った罪の深さを痛感せずにはいられなかった。
フローレンスの寝台に座り込んだローズマリーは、その小さな手でフローレンスの髪をそっと撫でる。
「お母たま。苦しいの? 痛いの、痛いの、飛んでいけ!」
三歳のローズマリーは、涙で濡れた瞳を大きく開き、必死に母親を励ます。声は震えているが、その純粋な想いは揺るがない。
フローレンスの胸に、思わず涙がこみ上げた。小さな娘が、自分を守ろうと必死に願ってくれている――その姿が、胸に深く刺さる。
「ローズ……ありがとう……」
かすれた声がようやく口をついた。息苦しさの中でも、母としての温かさが体中に広がり、痛みの奥に一瞬の安堵をもたらした。
ローズマリーの小さな励ましの声と手の温もりは、フローレンスの心に光を差し込んだ。
――ローズマリーのためにも、しっかりしなくてわ。
ジョシュアが不甲斐ない今、わたしがフォーク伯爵家の評判を守る。
フローレンスは、医師の診察の際、病状の説明を受けた。
「極度の精神的衝撃による失神でしょう。時間が経てば落ち着かれますよ」
――どうやら、医師も家族も、わたしが“夫の恋人を見て傷ついて倒れた”と考えているらしい。
まあ、『可憐なフローレンス』なら、その解釈で十分なのだろう。
けれど、わたしを倒したのは……悲しみでも、失望でもない。
純粋な怒りだ。
胸の奥で、烈しく燃え上がるような感情。
親しい友人たちが知る“冷静で強か”なフローレンス。そのわたしが――ジョシュアが元恋人を連れ、わたしの領域であるフォーク伯爵邸に踏み込み、しかもローズマリーがその名を覚えるほど密会を重ねていた事実に辿り着いた瞬間、怒りが限界を超えた。
怒りがあまりに強すぎて、身体が処理しきれずに倒れただけの話。怒鳴り散らさずに済んで良かったとすら思う。
……夫も医師も家族も、わたしの本当の気持ちなど知りもしないけれど。
三日が経過し、医師からは、1週間ほど安静を保つようにとの説明があった。
「わかりました。しばらく、ゆっくりさせていただきますわ」
(寝台の上でも――家政の差配も、社交界の噂の“上書き”もできるもの)
そう心の中でひとつ息を吐いたところで、ジョシュアが寝台の傍らにひざまずいた。
額が床につくほど深く頭を垂れ、平身低頭で謝罪の言葉を紡ごうとしていた。
「本当に……申し訳ありませんでした。フローラ……。すべては僕の軽率さが招いたこと...です。君を苦しめたこと、一生かけて償わせてください。君を、君だけを、愛しています!」
その声には、後悔と自責の念が滲み出ていた。
そこへローズマリーが駆け込んできて、キャッキャと笑う。
「お母たま、元気になった?」
心配そうな声に、フローレンスは涙をこぼした。
「ローズ……ずっと心配してくれたのよね。ありがとう。」
「うん!お母たま、元気になって!」
親子三人、互いに涙を流しながら、フローレンスの寝台を囲んで抱き合った。
それから毎日、ジョシュアはフローレンスに謝り続けた。根負けしたフローレンスが「もう謝るのは止めて」と言い出すほど、謝罪は続いた。
_______________
「いいね🩷」と「エール📣」で殴り(?)応援お願いします!
作者が小躍りして続きが爆速になります!🕺✨
「キャス……。」
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その間にも、突然現れた女性が、迷子の少年と抱き合い、泣きながら再会を喜んでいる。
ジョシュアは、申し訳なさそうに、戸惑いを隠せない表情で立ち尽くしていた。
“エリオット”と呼ばれた少年は、母親の腕にしがみつき、泣き笑いの表情でその胸に寄り添っている。
フローレンスは、周囲の音がすべて遠くへ押し流されていくような感覚に襲われた。胸が締めつけられ、足元がふらつく。
――どうして、こんな……。
ジョシュアとカサンドラが、まるで当然のように揃って現れたこと。
三歳の娘が「顔を覚えるほど」に、突然現れた女性と密かに会っていたという事実。
そして、エリオットと呼ばれる少年が、幼い頃のジョシュアにそっくりの容姿をしていること。
何よりの衝撃は、突然現れたその女性が――十四歳のデビュタントの折に「ジョシュの噂の恋人」として紹介された、カサンドラ伯爵令嬢その人であったということ……。
(なぜ、今になって? ずっと連絡を取り合っていたの? そして……その子はいったい誰?)
遅れて、真実の重みが胸にずしりとのしかかる。世界が揺らぎ、床と天井の境目さえ曖昧に滲んだ。
「フローレンス……? 大丈夫か?」
ジョシュアの声がしたが、まるで水の底から聞こえるようで、意味がうまくつかめなかった。
呼吸の仕方がわからない。吸おうとしても空気が入ってこず、吐こうとしても喉が塞がる。
胸が苦しい。息が浅い。手足の感覚が遠のいていく。
「っ……は、……あ……」
声にならない息がこぼれるだけだった。視界の端が暗く染まり、音がすべて遠ざかっていく。
次の瞬間。
フローレンスの身体は、糸の切れた人形のように崩れ落ちた。
「フローレンス!!」
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彼女の意識は、そのまま闇に沈んでいった。
医師が呼ばれた頃、フローレンスはまだ意識を取り戻さず、頬は紙のように青白く、手足は冷えきっていた。
「極度の精神的衝撃による失神だと思われます。このまま安静にしていれば、意識は回復されるでしょう。」
ジョシュアは青ざめた表情で、眠るフローレンスの枕元から一歩も離れなかった。
ジョシュアは膝をつき、声を震わせながら、両手を胸に当てて懺悔した。
「申し訳ありません……フローラを、ローズを……すべて、僕のせいです……!」
嗚咽交じりの言葉に、涙が頬を伝う。
「……でも、誓います! 卒業式のあの日を最後に、カサンドラとは関係はありませんでした!
だから、彼女の息子……エリオットが僕の子かもしれないという……その可能性だけが、頭から離れないんです……!」
フローレンスの両親、ラーク侯爵夫妻は、深いため息をつきながらも、静かにその言葉に耳を傾けた。
「ジョシュア君……まずはフローラの容体を考えなさい……」
しかし、バーナードだけは黙っていられなかった。
「ふざけるな! どうしてこんな事態に――!」
怒りに震えたバーナードの拳が、迷いなくジョシュアの頬を殴り飛ばした。
「こんな無責任な馬鹿! 許せるわけがない!」
ジョシュアは、衝撃と痛みに体をよろめかせ、必死に目の前の事態を受け止めるしかなかった。
頭の中で、フローレンスの倒れた姿、ローズマリーの鳴き声、そしてカサンドラとエリオットの姿がぐるぐると渦巻く。
胸の奥に、カサンドラの息子が自分の子かもしれないという重みがのしかかり、涙で視界が曇った。
ジョシュアは、自分の愚かさと、信頼を裏切った罪の深さを痛感せずにはいられなかった。
フローレンスの寝台に座り込んだローズマリーは、その小さな手でフローレンスの髪をそっと撫でる。
「お母たま。苦しいの? 痛いの、痛いの、飛んでいけ!」
三歳のローズマリーは、涙で濡れた瞳を大きく開き、必死に母親を励ます。声は震えているが、その純粋な想いは揺るがない。
フローレンスの胸に、思わず涙がこみ上げた。小さな娘が、自分を守ろうと必死に願ってくれている――その姿が、胸に深く刺さる。
「ローズ……ありがとう……」
かすれた声がようやく口をついた。息苦しさの中でも、母としての温かさが体中に広がり、痛みの奥に一瞬の安堵をもたらした。
ローズマリーの小さな励ましの声と手の温もりは、フローレンスの心に光を差し込んだ。
――ローズマリーのためにも、しっかりしなくてわ。
ジョシュアが不甲斐ない今、わたしがフォーク伯爵家の評判を守る。
フローレンスは、医師の診察の際、病状の説明を受けた。
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まあ、『可憐なフローレンス』なら、その解釈で十分なのだろう。
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純粋な怒りだ。
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その声には、後悔と自責の念が滲み出ていた。
そこへローズマリーが駆け込んできて、キャッキャと笑う。
「お母たま、元気になった?」
心配そうな声に、フローレンスは涙をこぼした。
「ローズ……ずっと心配してくれたのよね。ありがとう。」
「うん!お母たま、元気になって!」
親子三人、互いに涙を流しながら、フローレンスの寝台を囲んで抱き合った。
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