S級【バッファー】(←不遇職)の俺、結婚を誓い合った【幼馴染】を【勇者】に寝取られパーティ追放されヒキコモリに→美少女エルフに養って貰います
マナシロカナタ✨ねこたま✨GCN文庫
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第二部 「極光の殲滅姫」 第5章
第79話 vsキング・オー・ランタン(上)
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『ホッチャーン! ホ、ホーッ、ホアアーッ!! ホアーッ!!』
キング・オー・ランタンが奇声を上げると、
「おわっ!?」
キング・オー・ランタンを中心に、全周囲に向けて猛烈な爆風が巻き起こった。
相当な威力だ。
どれくらいかって言うと充分離れていたはずの俺ですら、その衝撃ですってんころりんしてしまう――その寸前で、俺はサクラに抱き寄せられるように助けてもらっていた。
「助かったよサクラ、危うく転倒して後頭部を打つところだった」
そしてさすがはパワー自慢のバーサーカーだな、これくらいじゃビクともしていない。
「ケイスケ、範囲攻撃っぽいのを持ってるみたいだから私の後ろに隠れてて」
「悪い、そうさせてもらう」
俺は膝に手をついて少し屈んでサクラの後ろに隠れると、ひょこっと顔だけ出して戦況を見守ることにした。
「そうだ、アイセルは大丈夫だったのか?」
アイセルは今の爆風を超至近距離で受けたはずだ。
だけど俺の心配をよそにアイセルはピンピンしていた。
「アイセルさんなら心配ないわよ。魔法剣で斬ってたから」
「爆風を剣で斬ったのか?」
「向かってくる爆風を縦にザシュって斬ったら、ブワワッって左右に別れてったの。さすがアイセルさんよね」
「マジか。いまやSランクパーティの絶対エースとはいえ、改めてアイセルの成長は末恐ろしいな……」
俺とサクラがそんな会話をしている間にも、アイセルとキング・オー・ランタンの戦いは続いていく。
アイセルは度重なる爆風攻撃を斬り裂いて防ぎながら、一瞬の隙を突いてキング・オー・ランタンの懐へと飛び込むと、
「セイヤァッ!」
魔法剣で鋭く斬りつけた。
文句なしのクリーンヒットだ。
さらにそこから、
「『連撃乱舞』!」
強力な連続攻撃スキルで斬り刻むと、たちまちキング・オー・ランタンはボロボロのズタズタになり果てた。
「なーんか、でかくなった割にはあまり強くない感じ? 爆風攻撃は強烈だけど脅威ってほどでもないっていうか?」
サクラのその見立てには俺も同意だった。
「そう見えるな。範囲攻撃できるようになっただけで、それ以外はあまり強くないのかな?」
戦っているアイセルは、俺たち以上にそう感じているはずだ。
でかい図体の割に思ったよりは手応えがない相手だって。
だけどそこはやはりSランククエストの新種ゴーストだった。
アイセルが勝機と見て一気呵成にトドメを刺しに行こうとした時、
『ホッチャーン! ホ、ホーッ、ホアアーッ!! ホアーッ!! ホアーッ!! ホアーッ!!』
キング・オー・ランタンが再び奇声をあげると、どこからともなく大量のジャック・オー・ランタンがわらわらと沸いて出てきたのだ――!
突然の出来事に、だけどアイセルは慌てることなく冷静に、かつ瞬時に距離を取って対応してみせた。
追ってくる数体のジャック・オー・ランタンも、危なげなく返り討ちにしている。
だけどその隙に、出現した無数のジャック・オー・ランタンたちが、飛んで火にいる夏の虫のごとく次々とキング・オー・ランタンへと吸いこまれていったのだ。
そしてその直後、キング・オー・ランタンの傷ついた個所が、時間を巻き戻したみたいに全て元通りに修復されていって――!
「わわっ、元に戻っちゃいましたよ!?」
さすがのアイセルも驚いた声をあげた。
「まさか呼びだしたジャック・オー・ランタンを吸収して、ダメージ箇所を修復したのか!」
「なにそれズルっ!? もうちょっとで倒せそうだったのに、また最初からやり直しってこと!?」
サクラが思わずといった様子で振り返って尋ねてくる。
「恐らくそうだろうな。しかも回復しただけじゃなくて、なんとなくさっきより一回りでかくなってるような……」
「確かにちょっと大きくなってるかも。ううっ、こんな目茶苦茶なズルするのがゴーストなのかぁ……」
「実体を持たないからこそできる芸当だな」
なんにせよ、戦いは完全に仕切り直しとさせられてしまった。
キング・オー・ランタンが奇声を上げると、
「おわっ!?」
キング・オー・ランタンを中心に、全周囲に向けて猛烈な爆風が巻き起こった。
相当な威力だ。
どれくらいかって言うと充分離れていたはずの俺ですら、その衝撃ですってんころりんしてしまう――その寸前で、俺はサクラに抱き寄せられるように助けてもらっていた。
「助かったよサクラ、危うく転倒して後頭部を打つところだった」
そしてさすがはパワー自慢のバーサーカーだな、これくらいじゃビクともしていない。
「ケイスケ、範囲攻撃っぽいのを持ってるみたいだから私の後ろに隠れてて」
「悪い、そうさせてもらう」
俺は膝に手をついて少し屈んでサクラの後ろに隠れると、ひょこっと顔だけ出して戦況を見守ることにした。
「そうだ、アイセルは大丈夫だったのか?」
アイセルは今の爆風を超至近距離で受けたはずだ。
だけど俺の心配をよそにアイセルはピンピンしていた。
「アイセルさんなら心配ないわよ。魔法剣で斬ってたから」
「爆風を剣で斬ったのか?」
「向かってくる爆風を縦にザシュって斬ったら、ブワワッって左右に別れてったの。さすがアイセルさんよね」
「マジか。いまやSランクパーティの絶対エースとはいえ、改めてアイセルの成長は末恐ろしいな……」
俺とサクラがそんな会話をしている間にも、アイセルとキング・オー・ランタンの戦いは続いていく。
アイセルは度重なる爆風攻撃を斬り裂いて防ぎながら、一瞬の隙を突いてキング・オー・ランタンの懐へと飛び込むと、
「セイヤァッ!」
魔法剣で鋭く斬りつけた。
文句なしのクリーンヒットだ。
さらにそこから、
「『連撃乱舞』!」
強力な連続攻撃スキルで斬り刻むと、たちまちキング・オー・ランタンはボロボロのズタズタになり果てた。
「なーんか、でかくなった割にはあまり強くない感じ? 爆風攻撃は強烈だけど脅威ってほどでもないっていうか?」
サクラのその見立てには俺も同意だった。
「そう見えるな。範囲攻撃できるようになっただけで、それ以外はあまり強くないのかな?」
戦っているアイセルは、俺たち以上にそう感じているはずだ。
でかい図体の割に思ったよりは手応えがない相手だって。
だけどそこはやはりSランククエストの新種ゴーストだった。
アイセルが勝機と見て一気呵成にトドメを刺しに行こうとした時、
『ホッチャーン! ホ、ホーッ、ホアアーッ!! ホアーッ!! ホアーッ!! ホアーッ!!』
キング・オー・ランタンが再び奇声をあげると、どこからともなく大量のジャック・オー・ランタンがわらわらと沸いて出てきたのだ――!
突然の出来事に、だけどアイセルは慌てることなく冷静に、かつ瞬時に距離を取って対応してみせた。
追ってくる数体のジャック・オー・ランタンも、危なげなく返り討ちにしている。
だけどその隙に、出現した無数のジャック・オー・ランタンたちが、飛んで火にいる夏の虫のごとく次々とキング・オー・ランタンへと吸いこまれていったのだ。
そしてその直後、キング・オー・ランタンの傷ついた個所が、時間を巻き戻したみたいに全て元通りに修復されていって――!
「わわっ、元に戻っちゃいましたよ!?」
さすがのアイセルも驚いた声をあげた。
「まさか呼びだしたジャック・オー・ランタンを吸収して、ダメージ箇所を修復したのか!」
「なにそれズルっ!? もうちょっとで倒せそうだったのに、また最初からやり直しってこと!?」
サクラが思わずといった様子で振り返って尋ねてくる。
「恐らくそうだろうな。しかも回復しただけじゃなくて、なんとなくさっきより一回りでかくなってるような……」
「確かにちょっと大きくなってるかも。ううっ、こんな目茶苦茶なズルするのがゴーストなのかぁ……」
「実体を持たないからこそできる芸当だな」
なんにせよ、戦いは完全に仕切り直しとさせられてしまった。
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