S級【バッファー】(←不遇職)の俺、結婚を誓い合った【幼馴染】を【勇者】に寝取られパーティ追放されヒキコモリに→美少女エルフに養って貰います
マナシロカナタ✨ねこたま✨GCN文庫
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第9章
第157話 『精霊結晶』(1)
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「あはは……。それで感謝の気持ちってのは?」
『あーうん、そうそうこれよこれ。はい、どうぞ、ウンディーネから』
言いながらドリアードはどこからともなく、薄く青みがかった透明で美しい宝石を取り出した。
「へぇ、これはまた綺麗な宝石だな。なんだろう、ダイヤモンドか? いや、それにしては少し青みがかってるし、逆にエメラルドにしてはちょっと透明すぎるよな。一体なんの宝石だろ?」
ドリアードから手渡された宝石を透かして見たり、光に当たる角度を変えて見たりしながら、俺は宝石に関する知識を総動員したものの。
残念ながらこれはというものには思い至らなかった。
勇者パーティ時代には王宮宝物庫を内覧させてもらったこともあるし、簡単にだけど宝石の真贋鑑定も習ったことがあるし、結構宝石については詳しい方なんだけどな。
『チッチッチ、これは宝石なんてチャチなもんじゃないのよね』
「宝石じゃない? でもこれどう見たって宝石だろ?」
『ふふふ、聞いて驚きなさいハーレムキング! これはね、なんとウンディーネが自身の精霊力を結晶化させて作った『精霊結晶』なんだから!』
「へぇ、宝石じゃなくて『精霊結晶』なのか……『精霊結晶』……『精霊結晶』…………はぁっっ!!?? 『精霊結晶』だって!? 『精霊結晶』って、あの『精霊結晶』か!? 世界の至宝とも言われるあの伝説のマジックアイテムの!?」
俺は驚きのあまり手の中にある宝石――『精霊結晶』をまじまじと凝視した。
『ハーレムキングはなかなか物知りね。さすがは私との超絶頭脳バトルに勝っただけのことはあるわ』
「そりゃどうも。そんなことより、マジで『精霊結晶』なのか、これ……すごい、俺初めて見たよ」
『精霊結晶』とは最上位精霊が精霊力を使って生み出す特殊な宝石のことで、作った精霊によって異なる様々な効果を持つマジックアイテム――なのだそうだ。
語尾がとても曖昧なのには訳があって、なにせ物がほとんど現存しないので古い文献の中でしか知りようがないし、だから値段なんてつけようもなく、そもそも市場に流通することすら全くない伝説級の激レアアイテムだからだ。
どれくらいレアかっていうと、俺たちのいる南部諸国連合や周辺諸国には実物は1つも存在しないんじゃないだろうか。
下手したら、大陸中央にある超大国シェアステラ王国であっても1つ持っているかどうか。
それくらいレアな、まさに神話級ともいうべきマジックアイテムが今、俺の手の中にあるなんて――!
『パッと見はちょっと綺麗な宝石だけど、試しにちょっと部屋を暗くして、よーく中を見てみなさいな』
ドリアードに言われた通り、部屋の明かりを消してから目を凝らして見てみると。
「部屋を暗くしたのに、中が光ってる……?」
『精霊結晶』の内部はわずかに発光していて、しかも自然の光ではあり得ない精緻かつ複雑で魂を揺さぶるような神秘的な煌めき方をしているのが見て取れた。
『そうそう、内部がわずかに自然発光してるでしょ? これはね、通常は見えない精霊力が超高度な圧縮術式によって、視認できるまで密度を高めて圧縮されてるからなのよ』
「圧縮された精霊力が光って、人間にも見えるようになってるってことか……すごいな、これが伝説の『精霊結晶』なんだ。ちょっと感動した」
『喜んでくれたようでなによりね!』
「そりゃ喜ぶさ。この『精霊結晶』をお礼にくれるってことなんだろ? マジなんだよな?」
『そうよ、マジマジ。今回の一件、ウンディーネはもうほんとすっごく喜んでるんだから、気持ちよく受け取りなさいな』
「そうか、マジでこれをくれるのか」
ごくり、と俺の喉が鳴った。
『あーうん、そうそうこれよこれ。はい、どうぞ、ウンディーネから』
言いながらドリアードはどこからともなく、薄く青みがかった透明で美しい宝石を取り出した。
「へぇ、これはまた綺麗な宝石だな。なんだろう、ダイヤモンドか? いや、それにしては少し青みがかってるし、逆にエメラルドにしてはちょっと透明すぎるよな。一体なんの宝石だろ?」
ドリアードから手渡された宝石を透かして見たり、光に当たる角度を変えて見たりしながら、俺は宝石に関する知識を総動員したものの。
残念ながらこれはというものには思い至らなかった。
勇者パーティ時代には王宮宝物庫を内覧させてもらったこともあるし、簡単にだけど宝石の真贋鑑定も習ったことがあるし、結構宝石については詳しい方なんだけどな。
『チッチッチ、これは宝石なんてチャチなもんじゃないのよね』
「宝石じゃない? でもこれどう見たって宝石だろ?」
『ふふふ、聞いて驚きなさいハーレムキング! これはね、なんとウンディーネが自身の精霊力を結晶化させて作った『精霊結晶』なんだから!』
「へぇ、宝石じゃなくて『精霊結晶』なのか……『精霊結晶』……『精霊結晶』…………はぁっっ!!?? 『精霊結晶』だって!? 『精霊結晶』って、あの『精霊結晶』か!? 世界の至宝とも言われるあの伝説のマジックアイテムの!?」
俺は驚きのあまり手の中にある宝石――『精霊結晶』をまじまじと凝視した。
『ハーレムキングはなかなか物知りね。さすがは私との超絶頭脳バトルに勝っただけのことはあるわ』
「そりゃどうも。そんなことより、マジで『精霊結晶』なのか、これ……すごい、俺初めて見たよ」
『精霊結晶』とは最上位精霊が精霊力を使って生み出す特殊な宝石のことで、作った精霊によって異なる様々な効果を持つマジックアイテム――なのだそうだ。
語尾がとても曖昧なのには訳があって、なにせ物がほとんど現存しないので古い文献の中でしか知りようがないし、だから値段なんてつけようもなく、そもそも市場に流通することすら全くない伝説級の激レアアイテムだからだ。
どれくらいレアかっていうと、俺たちのいる南部諸国連合や周辺諸国には実物は1つも存在しないんじゃないだろうか。
下手したら、大陸中央にある超大国シェアステラ王国であっても1つ持っているかどうか。
それくらいレアな、まさに神話級ともいうべきマジックアイテムが今、俺の手の中にあるなんて――!
『パッと見はちょっと綺麗な宝石だけど、試しにちょっと部屋を暗くして、よーく中を見てみなさいな』
ドリアードに言われた通り、部屋の明かりを消してから目を凝らして見てみると。
「部屋を暗くしたのに、中が光ってる……?」
『精霊結晶』の内部はわずかに発光していて、しかも自然の光ではあり得ない精緻かつ複雑で魂を揺さぶるような神秘的な煌めき方をしているのが見て取れた。
『そうそう、内部がわずかに自然発光してるでしょ? これはね、通常は見えない精霊力が超高度な圧縮術式によって、視認できるまで密度を高めて圧縮されてるからなのよ』
「圧縮された精霊力が光って、人間にも見えるようになってるってことか……すごいな、これが伝説の『精霊結晶』なんだ。ちょっと感動した」
『喜んでくれたようでなによりね!』
「そりゃ喜ぶさ。この『精霊結晶』をお礼にくれるってことなんだろ? マジなんだよな?」
『そうよ、マジマジ。今回の一件、ウンディーネはもうほんとすっごく喜んでるんだから、気持ちよく受け取りなさいな』
「そうか、マジでこれをくれるのか」
ごくり、と俺の喉が鳴った。
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