オレの異世界に対する常識は、異世界の非常識らしい

広原琉璃

文字の大きさ
122 / 132
外伝 過去と未来の断片集

外伝5-1 後の魔王とその妃【前編】

しおりを挟む
◇前書き
「78話 同郷トーク」の裏側。
本筋とは一切関係ない為、本編中ではカットした内容となります。
リレルとミルフェリアの間で紡がれた、カインとミリィの出会いと今に繋がるお話です。
================================

 もう何年前でしょう……正確な年数はさすがに忘れてしまいましたが、これは数千年前にあった出来事。
 とある令嬢と、異界から来た不老不死の青年の出会いのお話です。

「………」

 僅かにドアを開けて、ひょこり、とその少女は部屋を覗き込みました。
 視線の先には、自分の父親と、年の頃なら20代前半もしくは半ばぐらいの青年。
 なにやら難しい話をしている2人の様子を、その少女は興味津々で眺めておりました。

「ミリィ?」
「ひゃっ!? お兄様、急に声を掛けないでください!」

 そんな不審な行動をとっていた所を、通りかかった彼女の兄が声を掛ける。
 すると、少女はビクリを肩を軽く跳ねてから、ふくれっ面で怒り始めました。

 少女の名は、ミルフェリア。
 奇跡の妖精から少しもじった名前が由来です。年齢は……確かこの時は14歳だったでしょうか。
 はい、そうです。私のことです、リレル様。

 声を掛けてきた彼女の兄の名は、グランツと言いました。
 えぇ、とても聡明でかっこいいお兄様だったんですよ?
 当時は、16歳。私よりも2つ、年上でした。

「それは悪い。のはいいけど、父様がお客人と話しているところを盗み聞きは良くないぞ」
「……それは、分かっております。ただ、お父様が連れて来た人と言うのが気になってしまって」

 2刻ほど前、お父様はある人物を連れて帰って来た。
 薄汚れてボロボロな服を着たその人は、あまりにも不潔な状態だったのですが、帰ってくるなりお父様が彼を湯浴みに居れるように爺やたちに指示をだしていました。
 身綺麗になった彼が、お父様と難しい話をしており……つい、気になってしまったのです。

 そうです。そのお父様に連れてこられた人が、カイン様です。

「ふーん、あの人が……」

 お兄様は先ほど私を咎めた癖に、同じように部屋を覗き込んでそんな言葉を呟きました。
 あの人? と、何か知っている様子のお兄様に私は問いかける。

「父様がここ数日、高祖父様の資料を探していてさ……多分、そこに書かれている人が、あの人なんじゃないかなって」
「高祖父様? えっと……お父様のお父様の……そのまたお父様のお父様?」

 私の問いかけに、お兄様はそうだよ、と頷いた。
 お父様のお父様のお父様の、そのまたお父様……となると、あそこにいらっしゃる青年は、相応のご年齢と言う事になりますよね、と首を傾げてしまいました。

 だって、見た目は若い20代でしたもの。

「ミリィは覚えていないかい、高祖父様の伝記」
「えっと……? 世界各地を旅したお話のですか?」

「そう、そこに書かれている "ヒイラギ カイン" という青年の記述」

 ヒイラギ カイン、と言う名前を聞いて、あぁ、と思い出したのです。

 かつて高祖父は冒険者をしていたそうですが、旅で培った人脈を駆使して、今はこのエルフェル・ブルグを統治する領主となりました。
 その時の仲間たちの1人が、そんな名前をしていたことを思い出したのです。

「それが、あの方……なのですか?」
「恐らく。ほら、ヒイラギ カインって奴は……」

「こら、グランツ、ミルフェリア。そんな話をこんな通路の真ん中でするのはよしなさい」

 ガチャリとドアが開く音と共に、お父様が呆れ顔で声を掛けてきました。
 私とお兄様は、やってしまったという顔をして、一歩後ずさる。

 すると、お父様はため息を1つ吐いた後、私たちに部屋に入るように告げました。

 恐る恐ると入室すると、先ほど話題に上がった青年がそこに立っていました。

「カイン君、紹介しよう。長男のグランツと、妹のミルフェリアだ。君からしたら、リーダーの玄孫、と言うことになるかな」

「……リーダーの、玄孫か。そっか、もうそんなに時間が経っていたんだな……この世界は四季の巡りが分かりにくいから、どうも日にち感覚がごちゃごちゃになる」
「はははっ、君のいた世界が分かりやす過ぎるんだよ。さぁ、君も挨拶してくれないか、これから長い付き合いになるんだ」

「そうですね。初めまして、グランツ様、ミルフェリア様」

 そう言いながら、彼は執事のようにゆっくりと一礼する。

「カインと申します。リーダー……あなた方の高祖父が残した手記をご覧であれば、俺のことも書かれていると思います」

「じゃあ、やっぱり貴方が」
「異世界から来た、不老不死のお方?」

 私とお兄様の言葉を聞き、カイン様は寂しそうに微笑みました。

 ―――カイン様は、高祖父様が残した冒険手記に登場する1人でした。

 ある日、高祖父様が黒い噂が絶えない屋敷の主に対する調査をギルドから依頼された際に見つけた、言葉が全く通じない青年。
 それがカイン様でした。

 言葉が通じるようになって判明したことは3つ。

 1つ目は、異世界の人間であること。
 2つ目は、何故か不老不死になっていたこと。
 3つ目は、この世界よりも多くの技術が発達した、魔物もおらず、魔術もない世界の出身であること。

 高祖父様の手記は、そんな彼を元の世界へ戻す旅路が綴られておりました。

「グランツ、ミルフェリア。今日から彼をこの屋敷に住まわせ、お前たちの家庭教師を務めて貰う」

「「え?」」
「は!?」

 唐突なお父様の言葉に、私とお兄様は目を見開く。
 それとほぼ同時に、カイン様も信じられないと言わんばかりの表情でお父様を見た。

 どうやら、あちらも初耳だったようです。

「いやいやいや、待ってください! 俺、リーダーたちからの言伝とお願いは了承しましたが、それとこれに何の関係があるんですか!?」

 先ほどまでの礼儀正しさは何処へやら。
 大慌てでカイン様は、お父様に突っかかっていった。

 しかし、お父様はそんな彼の反応にどこ吹く風。

 むしろ、そう来るだろうと分かっているような雰囲気であり……これはお父様の悪い癖だと、今でも思います。

「何を言う。君にお願いすることは途方もない年月を要する一大事項だ。その協力者として、私の息子か娘のどちらかを同行させて欲しいんだ」

「……はあああああああああ!?」

 完全に敬語も何もあったものではない反応。
 あまりのことに、言葉が出なくなっているカイン様に、お父様は落ち着くようにと彼の肩を叩く。

「カイン君。これからやることは、君1人ではいつかどこかで、必ず心が壊れてしまう内容だ。理解者を得られたとしても、その者たちには寿命があり、一生君を支えていくことは出来ないだろう」
「それはそうですが、しかし……!」

「なに、どちらを同行者にするかは子供たちに決めさせる。その相性を見る為でもあるのだよ」
「いや、言っている意味をちゃんと理解していらっしゃいますよね!? つまりそれは……!」

「承知だよ。その為の覚悟の期間を、子供たちに与えて欲しいだけだ」

 突然の事で驚くカイン様。
 だけど、私とお兄様も急なことに驚いていました。

 お父様が言っていることの意味が分からなかったからです。

「あの、父様……?」
「今のは、どういう意味でしょうか……」

「子供たちに了承を取ってないんですか!?」

 私たちの反応を見て、カイン様がお父様を睨みつけるように言った。

「この話を先にしてしまうと、その重要性と正義感から、君との同行をすぐに了承してしまうのだよ。それぐらい、うちの子たちは賢い。だからこそ、ゆっくりとしっかり悩んでから決断して欲しいのだ」

「………」
「君がかつて私の曽祖父に伝えた内容は、十分にありえる未来だ。私もそう思い危惧したからこそ、君を探し出したんだ。つらい仕事を頼む以上、こちらとて相応の見返りを差し出すべきだと思っているからね。ただ、親心として心配でもある。そこだけは、理解してくれ」

 お父様は私とお兄様を見る。

「グランツ、ミルフェリア。お前たちはとても聡い子だ。彼との交流を続ければ、何故、私がそう言ったか、おのずと理解するだろう」
「父様……」
「お父様……」

「期限は5年。その間に、結論を出して欲しい」

 これが、私とカイン様の長い長い約束の始まりでした。

========================

 カイン様が私とお兄様の家庭教師になってから、あっという間に3年が経過しました。
 私が17歳、お兄様が19歳ですね。

「くそっ! もう一度勝負だ、カイン!」
「その意気です、グランツ様。お綺麗な剣技は不要、命を守る為には泥臭い剣技も必要だ」

 カイン様は不老不死であったこともあり、知識も豊富で武術にも長けておりました。

 お兄様には、剣術を始めとした武術を。
 私には、医学を中心とした本では吸収しきれない座学を教わりました。

「王族や貴族の前では、貴方の剣技はとても素晴らしく高く評価されるでしょう。しかし、貴方を殺そうとしている輩には、お綺麗な剣技は隙だらけのお子ちゃまな技でしかない」

 そう言うと、カイン様は地面につま先を立てたと思うと、大きく蹴り上げる。
 すると、砂と泥が入り混じったものがお兄様目掛けて降り注ぐ。
 それを防ぐ為に目を瞑った瞬間に、カイン様が距離を詰めて、お兄様の喉元に訓練用の木剣を突き付けた。

「このように、相手は手段を選ばない。1歩でも内政の輪から出た瞬間から、それを意識してください」
「……はぁぁ、分かった。肝に銘じておく」

 突き付けられた木剣を右手でどかしながら、お兄様は頷きました。
 悔しそうな表情に、カイン様は小さく笑いながら『これからですよ』と答えた。

「ミルフェリア様、本日お伝えした薬学は大丈夫ですか?」
「はい。こちらの答案用紙を見てください」

 私はカイン様お手製の問題用紙を答案用紙を渡す。
 受け取ったソレを見て、カイン様は1つ1つに〇や×を付けて採点をしていく。

「なかなか勝てない……」

 採点を待つ間、お兄様は疲れた表情で椅子に座り、テーブルにあった飲み物を一気に飲み干した。

「仕方ありませんよ。カイン様とは年期が違いすぎるのですから」
「まぁな。おかげで剣技試験はトップ合格出来ているわけだが……やっぱり、肝心の師匠に勝てないんじゃなぁ」

 あれから3年。
 私とお兄様は、未だにお父様の言葉の意味を理解出来ずにいた。

 そして、カイン様も私たちを巻き込みたくないのか、あの時の約束事を一切口に出さず、黙々と一般的な家庭教師としての役割をこなし続けている。

「やっぱ、高祖父様の手記を読むしかないか」
「ですが、あの手記はカイン様のお部屋にあります。簡単に読めませんよ」

 高祖父様の手記は現在、カイン様が所持している。
 表向きは『かつての仲間たちとの思い出を振り返りたい』と言う事ですが、本当の理由は、その手記を読み直して真相を知った私たちが、1も2もなく同行を引き受けてしまうことを危惧しているから。

「ミリィだけじゃなく、一般的には家督を継ぐオレすらも同行者候補に挙げている以上、相応の役割がカインにはあるはずなんだよな」

「はい。その規模は下手すれば国レベルの内容なのでしょう。しかも、不老不死である彼と同行すると言う事はつまり……」
「オレかミリィ、どちらかが不老不死になる必要が出てくる」

 彼が拒否した理由の最たる部分は恐らくここであると、私とお兄様は睨んでいました。

 カイン様の不老不死は後天的に付与された能力。
 異世界に来るまでは、彼は私たちと同じ普通の人間だったそうです。
 けれど、この世界に来た際に何故か不老不死が付与され、高祖父様との旅の途中でそれを知ることとなった。

 そんな忌み嫌う不老不死という性質を、私たちにまで押し付けたくないのでしょう。

「正直、どういう内容であれ、オレはカインに協力していいと思っている」
「私もです。ただ……この回答だけでは、お父様も、カイン様も了承してくれないのでしょうけれど」

 この3年間だけでも、彼を信用するには十分な時間でした。
 1人では確実に心が壊れるような大きな役割、それを支えたいと、私もお兄様も思っておりました。

「歯がゆいな」
「はい、歯がゆいです」

「その必要はありませんよ。グランツ様とミルフェリア様は、自分の人生をしっかりと歩んで頂ければ良いのです」

 そこに、答案用紙を持ったカイン様が近づいてきました。

「心を壊さない術はなんだってある。気に病む必要はないんです」
「だけどさ」

「少し砕けた口調で言わせて貰うよ。本音を言うと、俺はリーダーの玄孫である君たちを巻き込みたくない」

 お兄様が言い終わるよりも先に、カイン様が強い口調でそう言った。
 けれど、すぐに彼は悲しそうな表情を浮かべて……

「君らの高祖父……俺にとってはリーダーなんだが、あいつ、すっごいお人よしでさ。言葉が通じない俺と根気強く交流して言葉を教えて、文化を教えて、元の世界に帰れなくなった俺を今際の際まで、ずっと心配してくれた。"命の恩人" って言葉でくくれないぐらいの恩人なんだ」

 高祖父の面影を探すように、しっかりと私とお兄様を見ながら言葉を続ける。

「君ら一族に恩はあれど、これ以上の重責を背負わせる気はない。俺のことを思うなら、このまま気づかずに、後2年を過ごしてくれ」
しおりを挟む
感想 10

あなたにおすすめの小説

キャンピングカーで走ってるだけで異世界が平和になるそうです~万物生成系チートスキルを添えて~

サメのおでこ
ファンタジー
手違いだったのだ。もしくは事故。 ヒトと魔族が今日もドンパチやっている世界。行方不明の勇者を捜す使命を帯びて……訂正、押しつけられて召喚された俺は、スキル≪物質変換≫の使い手だ。 木を鉄に、紙を鋼に、雪をオムライスに――あらゆる物質を望むがままに変換してのけるこのスキルは、しかし何故か召喚師から「役立たずのド三流」と罵られる。その挙げ句、人界の果てへと魔法で追放される有り様。 そんな俺は、≪物質変換≫でもって生き延びるための武器を生み出そうとして――キャンピングカーを創ってしまう。 もう一度言う。 手違いだったのだ。もしくは事故。 出来てしまったキャンピングカーで、渋々出発する俺。だが、実はこの平和なクルマには俺自身も知らない途方もない力が隠されていた! そんな俺とキャンピングカーに、ある願いを託す人々が現れて―― ※本作は他サイトでも掲載しています

老衰で死んだ僕は異世界に転生して仲間を探す旅に出ます。最初の武器は木の棒ですか!? 絶対にあきらめない心で剣と魔法を使いこなします!

菊池 快晴
ファンタジー
10代という若さで老衰により病気で死んでしまった主人公アイレは 「まだ、死にたくない」という願いの通り異世界転生に成功する。  同じ病気で亡くなった親友のヴェルネルとレムリもこの世界いるはずだと アイレは二人を探す旅に出るが、すぐに魔物に襲われてしまう  最初の武器は木の棒!?  そして謎の人物によって明かされるヴェネルとレムリの転生の真実。  何度も心が折れそうになりながらも、アイレは剣と魔法を使いこなしながら 困難に立ち向かっていく。  チート、ハーレムなしの王道ファンタジー物語!  異世界転生は2話目です! キャラクタ―の魅力を味わってもらえると嬉しいです。  話の終わりのヒキを重要視しているので、そこを注目して下さい! ****** 完結まで必ず続けます ***** ****** 毎日更新もします *****  他サイトへ重複投稿しています!

外れスキルは、レベル1!~異世界転生したのに、外れスキルでした!

武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生したユウトは、十三歳になり成人の儀式を受け神様からスキルを授かった。 しかし、授かったスキルは『レベル1』という聞いたこともないスキルだった。 『ハズレスキルだ!』 同世代の仲間からバカにされるが、ユウトが冒険者として活動を始めると『レベル1』はとんでもないチートスキルだった。ユウトは仲間と一緒にダンジョンを探索し成り上がっていく。 そんなユウトたちに一人の少女た頼み事をする。『お父さんを助けて!』

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~

いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。 他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。 「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。 しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。 1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化! 自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働! 「転移者が世界を良くする?」 「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」 追放された少年の第2の人生が、始まる――! ※本作品は他サイト様でも掲載中です。

【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~

くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】 その攻撃、収納する――――ッ!  【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。  理由は、マジックバッグを手に入れたから。  マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。  これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。

「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~

あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。 彼は気づいたら異世界にいた。 その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。 科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。

うちの孫知りませんか?! 召喚された孫を追いかけ異世界転移。ばぁばとじぃじと探偵さんのスローライフ。

かの
ファンタジー
 孫の雷人(14歳)からテレパシーを受け取った光江(ばぁば64歳)。誘拐されたと思っていた雷人は異世界に召喚されていた。康夫(じぃじ66歳)と柏木(探偵534歳)⁈ をお供に従え、異世界へ転移。料理自慢のばぁばのスキルは胃袋を掴む事だけ。そしてじぃじのスキルは有り余る財力だけ。そんなばぁばとじぃじが、異世界で繰り広げるほのぼのスローライフ。  ばぁばとじぃじは無事異世界で孫の雷人に会えるのか⁈

ボッチになった僕がうっかり寄り道してダンジョンに入った結果

安佐ゆう
ファンタジー
第一の人生で心残りがあった者は、異世界に転生して未練を解消する。 そこは「第二の人生」と呼ばれる世界。 煩わしい人間関係から遠ざかり、のんびり過ごしたいと願う少年コイル。 学校を卒業したのち、とりあえず幼馴染たちとパーティーを組んで冒険者になる。だが、コイルのもつギフトが原因で、幼馴染たちのパーティーから追い出されてしまう。 ボッチになったコイルだったが、これ幸いと本来の目的「のんびり自給自足」を果たすため、町を出るのだった。 ロバのポックルとのんびり二人旅。ゴールと決めた森の傍まで来て、何気なくフラっとダンジョンに立ち寄った。そこでコイルを待つ運命は…… 基本的には、ほのぼのです。 設定を間違えなければ、毎日12時、18時、22時に更新の予定です。

処理中です...