童貞の呪いをかけられた僕は、勇者でもないのにアホ程困難な人生を設定され、メイドの残した魔法で困難を乗り切りつつ、それでもハーレムを目指す

あんずじゃむ

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第3章

33. 中年童貞と美少年2人きり

何がどうしてこうなったのだろう。時系列で誰かに伝えたとして解ってくれる者がいるだろうか。


とりあえず朝、サンド君から有休申請があった。騎士団には忌引き休暇しかない事を伝えると、膝から崩れ落ちた。諦めてくれるかなと思ったら、母が死んだと言い出した為、あのモンスターママが本当にいなくなってくれるといいなと思いながら仕方なく休暇を取らせてあげる事になった。

まあ森の調査に巨体は足手まといだ。ミカのように素早く、探索能力に優れている人間がいたほうが良い・・・

と思ったがミカも休暇を申請してきた。理由を尋ねると昨日村長の子供と遊ぶ約束をしたからと言われた。・・・仕事って何だと思う?という私の問いに「何なんですかね?深いっすね」と言われ答えられなかった私は彼女の休暇も許可してしまった。

そして私は

「ケニー隊長、まずは東の森からです。よろしくお願いいたします。」

小さな少年と2人で東の森の調査へと向かっている。

「ああ、よろしくね。レン君」

村長に紹介された案内役が7歳の子供だったのは衝撃だった。普段森で遊んでいる子だからというが、まあ嫌がらせだろう。もしケガでも負わせたら騎士人生の本当に終わりになりそうだ。

「今日行うのは魔物発生による地形変化の把握と出現モンスターの把握ですよね?」

「えっえ、えっと、うん、そうだね。把握して用紙に記入して、かな。とりあえず。君凄くしっかりしてるね。本当に7歳?」

「年齢は7歳ですよ。ごまかす意味もありませんし」

ははっ利発な子だなあ。そして超がつくイケメンだ。少しいらっとするくらいだ。こういうやつは生まれた時から勝ち組だよなあ。まあでも、子供相手に嫉妬というのも情けないか・・・。

「いやあ本当にすごいよ。森にも詳しいんだね。でもモンスターも出るんだし一人で先に行っちゃいけないよ。危ないからね」

俺は大人の余裕を醸し出す。まあ7歳と張り合う時点で余裕もない気がするが。

「この東の森はスライムが主ですね。ブルースライム7割、オレンジスライム2割、後はレッド、ブラウン、グリーン、ライト、ダーク・・・」

「ちょっちょっと待って」

何を言ってるんだこの子は?

「えっとそれを君は、レン君は見たことあるの?」

「???、はい。どうかされましたか?」

「えっとね、うーんと」

一つの場所にそんなに複数のスライム何ていないんだよ。違うな。ダークスライムとか結構強いんだけど。違うな。何で割合調べてるの?じゃなくて、ええっと・・・

「レンくんのお父さんは地理学者とか、元騎士団とか」

「・・・父は子供の頃に亡くなりました。」

やっちまった!あぁ少年落ち込んでるよ。何で色々ある中でハズレ発言ばかりをこうも引けるかね。

「ご、ごめんね。あの悪気は」

「大丈夫です。物心つく前だったので、顔も覚えておりませんから・・・」

ああ、7歳イジメてる感じ嫌だ。もうどうしよう。俺最低ですごめんなさい。

「えっとじゃあさ。誰とここに調査n」

「あっ危険です。感知に危ないのが引っ掛かりました」

「えっ??」

【ガルヴァル・・・・】

「こいつは、レッサーフィンクス!えっと確かステータスは・・・」

【 名 前 】レッサーフィンクス
【 性 別 】オス/メス
【 状 態 】普通
【 レベル 】20
【 H P 】120
【 M P 】13
【物      攻】190
【物      防】130
【魔      攻】30
【魔      防】30
【 俊  敏 】30
【 知 力 】11
【特   技】疾風の脚、風の牙
【固有スキル】なし
【 備 考 】疾風の脚で俊敏性を向上、牙に風を纏わせ、相手を速攻で仕留めるのが得意



レッサーフィンクスは大型の猫系の魔獣。スピードと攻撃力に優れるギルド討伐レベルEクラス。なのに何で

「ケニー団長。前ですか、後ろですか?」

レン君から突然の質問に僕はきょどってしまう

「えっえっと、俺はどこでも行けるタイプっかなあ」

この子冷静だな。何なんだろう一体・・・。

「僕は後衛なので壁をお願いします。もう2体来ています。注意してください」

「えっわっわかったけd」

3体は1人では少しきつい。サンド君が壁役でいればと有休許可を後悔する。ん?それより僕は後衛なので?なにこの子戦う気?ってか何で3体いるって気づくの?前衛、後衛とか7歳児がs

「来ます!」

【グルルrバァァァ】

レッサーフィンクスが爪と牙をむける。中々早い

「騎士団盾技 衝撃戻し!」

「くぅ!!!」【ギャブ】

衝撃戻しは盾に直接攻撃をした相手に対し、その威力の幾ばくかを戻すカウンター技。ちなみに騎士団の盾でないと技の使用は出来ないし、微量のMPを消費するが、その分相手の動きを一瞬止めることが出来る。

ははっつい盾技で・・こんな時にミカがいれば足技で決められるのになあ。

「アイスピロー!」『水の精霊よ。私は夏の炎天下、熱でうなされるあの人を冷気をもって癒したい。冷たい氷の枕で彼の熱を奪ってあげたい。夫婦円満魔法アイスピロー』

【がぅガガgぎっ】

俺は夢でも見ているのだろうか。レッサーが氷の棺に閉じ込められて。

【ガ・・・ガ・・・ッ】

そして消えた。

あの子供がやったのか。7歳児が?

騎士団学校卒業試験レベルのEランクモンスターを倒すのか。


こんなにあっさりと。


「ははっははっはは・・・」

俺はもう笑うしかなかった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

第3章はじまりました。楽しんでいただけているでしょうか。

このお話の本筋ってプロローグにもある通り15歳くらいなはずなんですが、

ここまでで85000字書いてて未だ7歳なんですよね・・・・('ω')

明日も更新するのでお気に入り登録しておいてくださいね。

('ω') 更新時間は21時30分です
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