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07. 確認作業
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少し舌っ足らずな言葉で、伯父さんに一生懸命この『前世の記憶』について話すと、驚きながらも一度ゆっくりうなずき信じてくれた。
「そうか、わかった。大変だったな」
「よかった……」
あぁ…… 信じてくれた……
簡単な短い言葉だけど伯父さんのあたたかい言葉に、心が ギュッとなる。
『前世の記憶』なんかを思い出したから、頭の中で今世の少ない記憶とがぶつかり合って、心のどこかが揺らいで不安定だったんだと思い知った……
あと『前世の記憶』のことは、他の人には黙っているように忠告もされる。
伯父さんも聞いたことのない変わった出来事のようで、なんとなくだけどわたしも納得して、他の人には内緒にすることにした。
それからは伯父さんと時間をかけて詳しくいろいろな話しをしていく。
『前世の記憶』のことも何から話すべきか悩むわたしに、質問形式で伯父さんが上手く誘導して聞き出してくれたので助かった。
気になっていた文字については、冒険者をするだけなら書けなくても大丈夫みたい。
だけど、女の子の場合は文字の読み書きが上手くできないと悪い大人? に騙されてたいへんなことになると困るので、もう少し大きくなったら伯父さんが教えるつもりでいたそうだ。
なのですぐに教えてもらえることになり、ちょっとうれしい!
数字は前世と同じようで助かった。
計算も確認したら伯父さんより早く計算できて驚かれる。
ただ一般常識はどうも…… なっていないらしくて……
「前世は貴族様だったのか?」
「違うよ、田舎者だったよ」
こんなやりとりを何度も繰り返した。
本当に貴族様とは違うし、なん歳かは分からないけど 三歳じゃなくてもっと大人?
大きかったと思うと伝えると、大人でこの常識なのかと驚いていた。
だいたいね、今は 三歳だし。
前世の世界と今世は違う世界みたいで、前世なん歳まで生きていたのかも分からない。
常識も今世は三歳までしかないし、ちんぷんかんぷんだよ!
聞きたいことだらけで、なんだか記憶喪失にでもなった感じ……
今までは ポーッと生きていたんだなぁ。
前世では十五歳だとまだ子どもだったと思うんだけど、今世では成人になるそうで、お酒も十五歳で飲めるようだけど冒険者なんかは見た目が十五歳で飲んでいるらしい。
そんなに法律なんかも細かくない代わりに、貴族様が平民にとっては法律になってしまうことが多いので 避けて過ごすように注意された。
「伯父さん……あっ」
「マークだろ? なんだ、聞きたいことがあるのか?」
「えっとぉ~ 一応、確認のため…… わたしたちは平民だよね?」
「ああ。おれたち(母親)は平民だけど、お前の親父のほうは一度しか会ってないし確認はしてないなぁー 、でも平民のリリーと 一緒になって、冒険者なんかをしていたんだから、まず平民だろう」
「そうよね」
『前世の記憶』が戻って、なんとなくだけどわたしが『伯父さん』と呼んでしまうので、苦笑い気味に『マーク』と呼んでくれと何度か言われている。
申し訳ない。
それからしばらくはお屋敷ではなく馬小屋の家のほうて゛一日を過ごす。
現状の確認と質問作業が多岐にわたり、馬の世話の邪魔をしない程度にマークについて回って、いろいろ教えてもらう。
マークが馬番で、本当に良かったよ。
馬小屋はお屋敷とは少し離れているから、人とあまり会わないでいようとこちらが思えばそれができる。
二人の会話も聞かれなくてすむ。
食事はあの倒れたとき以外は、今までのようにお屋敷の使用人用の食堂でマークと一緒に食べている。
倒れたあとみんなに心配されて大丈夫かと尋ねられもしたんだけど、大丈夫だと分かると案外 三歳の子どもがすることなので サラッと流して深く質問されることもなくすんだ。
マークと二人 ホッと胸をなでおろす……
わたしは三歳のはずなんだけど、どうも思考が大人よりになってしまっていて。
三歳がどんな風だったか判らなくなっている。
「おまえが三歳なのを忘れてしまいそうになるよ」
マークが呆れていう。
気持ちはすごくわかる。
できるだけ早く今の常識を覚えて、マークに迷惑をかけないようにしないといけないと 強く思う。
「そうか、わかった。大変だったな」
「よかった……」
あぁ…… 信じてくれた……
簡単な短い言葉だけど伯父さんのあたたかい言葉に、心が ギュッとなる。
『前世の記憶』なんかを思い出したから、頭の中で今世の少ない記憶とがぶつかり合って、心のどこかが揺らいで不安定だったんだと思い知った……
あと『前世の記憶』のことは、他の人には黙っているように忠告もされる。
伯父さんも聞いたことのない変わった出来事のようで、なんとなくだけどわたしも納得して、他の人には内緒にすることにした。
それからは伯父さんと時間をかけて詳しくいろいろな話しをしていく。
『前世の記憶』のことも何から話すべきか悩むわたしに、質問形式で伯父さんが上手く誘導して聞き出してくれたので助かった。
気になっていた文字については、冒険者をするだけなら書けなくても大丈夫みたい。
だけど、女の子の場合は文字の読み書きが上手くできないと悪い大人? に騙されてたいへんなことになると困るので、もう少し大きくなったら伯父さんが教えるつもりでいたそうだ。
なのですぐに教えてもらえることになり、ちょっとうれしい!
数字は前世と同じようで助かった。
計算も確認したら伯父さんより早く計算できて驚かれる。
ただ一般常識はどうも…… なっていないらしくて……
「前世は貴族様だったのか?」
「違うよ、田舎者だったよ」
こんなやりとりを何度も繰り返した。
本当に貴族様とは違うし、なん歳かは分からないけど 三歳じゃなくてもっと大人?
大きかったと思うと伝えると、大人でこの常識なのかと驚いていた。
だいたいね、今は 三歳だし。
前世の世界と今世は違う世界みたいで、前世なん歳まで生きていたのかも分からない。
常識も今世は三歳までしかないし、ちんぷんかんぷんだよ!
聞きたいことだらけで、なんだか記憶喪失にでもなった感じ……
今までは ポーッと生きていたんだなぁ。
前世では十五歳だとまだ子どもだったと思うんだけど、今世では成人になるそうで、お酒も十五歳で飲めるようだけど冒険者なんかは見た目が十五歳で飲んでいるらしい。
そんなに法律なんかも細かくない代わりに、貴族様が平民にとっては法律になってしまうことが多いので 避けて過ごすように注意された。
「伯父さん……あっ」
「マークだろ? なんだ、聞きたいことがあるのか?」
「えっとぉ~ 一応、確認のため…… わたしたちは平民だよね?」
「ああ。おれたち(母親)は平民だけど、お前の親父のほうは一度しか会ってないし確認はしてないなぁー 、でも平民のリリーと 一緒になって、冒険者なんかをしていたんだから、まず平民だろう」
「そうよね」
『前世の記憶』が戻って、なんとなくだけどわたしが『伯父さん』と呼んでしまうので、苦笑い気味に『マーク』と呼んでくれと何度か言われている。
申し訳ない。
それからしばらくはお屋敷ではなく馬小屋の家のほうて゛一日を過ごす。
現状の確認と質問作業が多岐にわたり、馬の世話の邪魔をしない程度にマークについて回って、いろいろ教えてもらう。
マークが馬番で、本当に良かったよ。
馬小屋はお屋敷とは少し離れているから、人とあまり会わないでいようとこちらが思えばそれができる。
二人の会話も聞かれなくてすむ。
食事はあの倒れたとき以外は、今までのようにお屋敷の使用人用の食堂でマークと一緒に食べている。
倒れたあとみんなに心配されて大丈夫かと尋ねられもしたんだけど、大丈夫だと分かると案外 三歳の子どもがすることなので サラッと流して深く質問されることもなくすんだ。
マークと二人 ホッと胸をなでおろす……
わたしは三歳のはずなんだけど、どうも思考が大人よりになってしまっていて。
三歳がどんな風だったか判らなくなっている。
「おまえが三歳なのを忘れてしまいそうになるよ」
マークが呆れていう。
気持ちはすごくわかる。
できるだけ早く今の常識を覚えて、マークに迷惑をかけないようにしないといけないと 強く思う。
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