悪役令嬢は大好きな絵を描いていたら大変な事になった件について!

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呼び出し!

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シオンが7歳になった時であった。

「う~む………」

珍しくお父様が悩んでいた。

「どうされたのですか?」

呼び出されたシオンは首を傾げながら尋ねた。

「ああ、実はシオンにお城に来るよう王命が来たんだ。………どうするか相談しようと思ってな」

うん?王命で出頭要請!?
私、何かやらかした!

シオンは慌ててフィーネを見たが首振って知らなーいとジェスチャーした。

「いや、前から呼び出しはあったんだ。フィーネ君の噂は王国中に広まって、シオンは妖精姫と呼ばれる様になったから1度会ってみたいとね」

なーんだ。それぐらいなら別いいんじゃないかな?

「ただ、多分行ったら王子の婚約者にされるだろう………はぁ」

!?

全然良くなかった!?

「いっ!?」
「あはははっ!このポンコツ姫に王妃なんて無理無理!」

腹を抱えて笑うフィーネを絞めてから、お父様に抗議した。

「ぐっ、フィーネの言う通り、私に王妃なんて無理です!どうして婚約者になるのが決定しているんですか!?」
「う~ん、断るにもそれなりの理由が必要なんだよ。王家は景気の良いうち(公爵家)と繋がりを持ちたがっているから、同い年のシオンがちょうど良いんだよ。妖精の加護って付加価値もあるからね」

腕を組んで悩むお父様に、フィーネが復活して提案した。

ピコーン!

「ねぇ、シオンがこの前描いた私の絵を持っていったら?」
「うん?絵なんかどうするの?」

フィーネは手を額に当てて、これだらかシオンは……みたいなポーズを取った。

「だから、シオンには悔しいけど絵の才能があるから、それを理由に断るのよ!王子の婚約者になったら、礼儀作法とかの勉強でそれどころじゃなくなるでしょう?」

おおっ!
いつもの、うっかりハチベイのフィーネにしては素晴らしい提案だよ!?

「うん、それは良い案だ!できれば国宝級の傑作を持っていけたら良かったけどな~」

あれは大きいから無理だね。

「取り敢えず、その方向で行こう!」

こうして一週間後に王都にある王城に向かう事になった。

ガタゴト
ガタゴト

馬車に揺られながら、シオンは珍しくおめかしをしていた。

「うん、シオンって可愛いって言うより美人で綺麗よ♪」
「ありがとう。でも、こんなに気合い入れなくても………」
「何を言っているの!貴女は可哀想なぐらいのポンコツ姫だけど、腐っても公爵令嬢よ!舐められたら終わりじゃない!」

うん、少し黙ろうか?
シオンはニッコリと笑いながら、日課になりつつある、フィーネを絞めるのだった。

フィーネを絞めながらシオンはお父様に王子の事を尋ねた。

「そう言えば、王子ってどんな感じの人なの?」
「ああ、言ってなかったか?あのクソガ………こほん、王子は二人いてな、同年代の第一王子はライト・イーストと言う名前で、年の割に頭が良いせいか、増長して生意気な小僧になっている。容姿は金髪の碧眼だ。あれは完全に教育に失敗しているな」

おおぅ………お父様がそこまで言うなんて、私はそんなクズ王子の婚約者になるのか………

「もう1人は1つ年下の王子で最近まで病弱で、よく寝たきりになっていた。最近になってようやく健康になったそうだが、教育がなってなく、まだまだこれからって所だな。名前はクロウ・イーストと言う。母親が違うため、クロウは黒髪に青い目をしている」

金髪が第一王子で、黒髪が第二王子ね。
それだけわかれば十分よ。
王子の性格を聞いたシオンは気が滅入りながら向かうのであった。


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