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最高の部屋
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カール公爵の後について行くと、玄関で巨大な傑作が目に入り驚いた。
「こ、これは!?」
「なんという力作ですか…………言葉がでないとはこのことですな………」
国王と宰相はシオンの最高傑作に目を奪われた。ただしばらく見つめるだけだった。
「はっははは!どうです?素晴らしいでしょう?我が娘が描いた最高傑作は?」
カール公爵は国王と宰相の呆然とした顔を見られて満足そうに笑った。
!?
「まさか、これをあのシオン嬢が描いたと言うのか!?」
「だから言ったではないですか?シオンは絵描きとして天才だと。シオンはこのまま好きな絵を描き続けるのが1番なのです。どこぞの王子の婚約者となって、王妃教育などで絵描きの時間を削られるのは、この国の………いや、世界の損失だと思いませんか?」
うむぅ…………国王は曖昧に頷いた。まだシオンを婚約者として諦めた訳ではないからだ。
いや、この絵を見て王家に取り込みたいと思ったほどである。
「確かにまだ少女という歳でこれだけの絵を描けるなど素晴らしい才能を御持ちですな。そろそろ部屋に案内して頂いても宜しいですかな?老骨には立ちっぱなしは辛くなりましてな」
宰相は話を反らした。
「おっと、それはすみませんでした。こちらへどうぞ」
カール公爵は気にする事なく部屋に案内した?
『陛下は妖精の絵を見たと言っていましたが、アレをみたら、シオン嬢は王子の婚約者にならなくて良かったと思ってしまいましたね。カール公爵の言う通り、あれだけの才能があれば画家になるべきだ』
宰相はこれからの交渉がより難しくなったと、交渉戦略を頭の中で練り直した。
少し歩くとカール公爵が扉の前で止まった。
「さて、国王様と宰相様に来て頂いたので、我が家で、1番の部屋を用意致しました」
わざとらしく『様』付け呼ぶと、勿体つけるように扉を開いた。そして、先に入るよう促した。
「こ、これは!」
「なんですか!ここは!?」
シオンの絵を飾る為に大幅にリフォームした部屋は、大部屋で、『3つの部屋』の壁を壊して1つにした感じで、床には赤い絨毯が引かれており、壁紙は白色一色になっていた。
壁や台座の上にはシオンの描いた絵が飾られていた。
「え、絵が飛び出て見える?魔法か何かですか?」
宰相は額縁の上から絵を触ろうとしたが、平面であった。
「妖精の絵の時も思ったが、どんな原理なんだ?」
国王は1度見ているので宰相ほど驚かなかったが、それでもシオンの描いた素晴らしい絵に目を奪われた。
カール公爵は少し窓際に行くと、窓の側にテーブルと椅子が用意されてあった。窓は扉式になっており、外はテラスで外に出ることもできるようになっていた。
「どうです?我が家の最高の部屋は?この素晴らしい絵を見ながらお茶を頂くのが最近の日課でしてな」
椅子に深く座りにこやかに微笑むカール公爵を内心、憎らしく思う二人だった。
「さて、我が家の宝を自慢できた事ですし、話し合いを始めましょうか!」
「こ、これは!?」
「なんという力作ですか…………言葉がでないとはこのことですな………」
国王と宰相はシオンの最高傑作に目を奪われた。ただしばらく見つめるだけだった。
「はっははは!どうです?素晴らしいでしょう?我が娘が描いた最高傑作は?」
カール公爵は国王と宰相の呆然とした顔を見られて満足そうに笑った。
!?
「まさか、これをあのシオン嬢が描いたと言うのか!?」
「だから言ったではないですか?シオンは絵描きとして天才だと。シオンはこのまま好きな絵を描き続けるのが1番なのです。どこぞの王子の婚約者となって、王妃教育などで絵描きの時間を削られるのは、この国の………いや、世界の損失だと思いませんか?」
うむぅ…………国王は曖昧に頷いた。まだシオンを婚約者として諦めた訳ではないからだ。
いや、この絵を見て王家に取り込みたいと思ったほどである。
「確かにまだ少女という歳でこれだけの絵を描けるなど素晴らしい才能を御持ちですな。そろそろ部屋に案内して頂いても宜しいですかな?老骨には立ちっぱなしは辛くなりましてな」
宰相は話を反らした。
「おっと、それはすみませんでした。こちらへどうぞ」
カール公爵は気にする事なく部屋に案内した?
『陛下は妖精の絵を見たと言っていましたが、アレをみたら、シオン嬢は王子の婚約者にならなくて良かったと思ってしまいましたね。カール公爵の言う通り、あれだけの才能があれば画家になるべきだ』
宰相はこれからの交渉がより難しくなったと、交渉戦略を頭の中で練り直した。
少し歩くとカール公爵が扉の前で止まった。
「さて、国王様と宰相様に来て頂いたので、我が家で、1番の部屋を用意致しました」
わざとらしく『様』付け呼ぶと、勿体つけるように扉を開いた。そして、先に入るよう促した。
「こ、これは!」
「なんですか!ここは!?」
シオンの絵を飾る為に大幅にリフォームした部屋は、大部屋で、『3つの部屋』の壁を壊して1つにした感じで、床には赤い絨毯が引かれており、壁紙は白色一色になっていた。
壁や台座の上にはシオンの描いた絵が飾られていた。
「え、絵が飛び出て見える?魔法か何かですか?」
宰相は額縁の上から絵を触ろうとしたが、平面であった。
「妖精の絵の時も思ったが、どんな原理なんだ?」
国王は1度見ているので宰相ほど驚かなかったが、それでもシオンの描いた素晴らしい絵に目を奪われた。
カール公爵は少し窓際に行くと、窓の側にテーブルと椅子が用意されてあった。窓は扉式になっており、外はテラスで外に出ることもできるようになっていた。
「どうです?我が家の最高の部屋は?この素晴らしい絵を見ながらお茶を頂くのが最近の日課でしてな」
椅子に深く座りにこやかに微笑むカール公爵を内心、憎らしく思う二人だった。
「さて、我が家の宝を自慢できた事ですし、話し合いを始めましょうか!」
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