27 / 109
お友達が遊びにきました♪
しおりを挟む
シオンはウキウキしながらその日を待っていた。
「まだかな~?」
「ほらほら、落ち着きなさい。もうっ!」
ウロウロして落ち着きのないシオンをフィーネが注意した。
「だって、楽しみなんだもん!」
前世の記憶があるからと言っても、シオンは7歳なのだ。遊びたいお年頃である。
あのパーティーから1ヶ月ほど経ったある日、シオンは思いきって手紙を書いた。
遊びに来ませんか?というお誘いにすぐに返事が返ってきた。
そして、本日、メリッサ・スフレちゃんが妹と一緒にくる日である。
「シオンの友達か………あのパーティーは悪いことばかりじゃなかったんだな」
「そうだね。シオンにも同年代の友達は必要だろう。それに、今回のスフレ男爵はまっとうな人物だ。軽く調べたけど悪い子じゃなさそうだしね」
ストーカーと呼ばないで下さい。高位貴族であり、様々な玩具を開発して莫大な利益を上げているシオンは、様々な勢力から狙われているのである。家に呼ぶ以上は相手の事を調べるのは当然である。
「それに、今日は父上の親友であるフセイン伯爵の令嬢も来るそうだ。シオンには良い友達になるだろう」
シオンの兄であるルークとレインも出迎えの準備をするのだった。
それから少しして、馬車が公爵家の前に止まった。それとほぼ同時にもう1台の馬車も到着した。
「最初についたのはフセイン伯爵家の馬車だな。と言う事は次がスフレ男爵家かな?」
順番に馬車から降りてきた。
「本日はお招き頂きありがとうございます」
馬車から降りてきたのは、本物のお姫様って感じの、金色のウェーブの掛かった髪に、碧眼のお嬢様だった。
「フセイン伯爵家が長女リリィ・フセインです」
おおっ!これが美少女というヤツですか!?
シオンはワクワクしながら挨拶をした。
「私はシオン・バーニングハートです!宜しくです!」
リリィとシオンは固く握手を交わした。
「私はずっとシオン様にお会いしたかったのです。色々と聞きたいことがありますの♪」
「シオンでいいわよ♪私もリリィって呼ぶからね」
お互いに笑いあった。そして、次の馬車からメリッサちゃんが降りてきた。
「シオン!」
「あっ、こら!待ちなさい!?」
父親の静止を聞かずにメリッサはシオンの元へ走っていった。
「メリッサちゃん!久しぶり!」
「はい!お久しぶりです!」
メリッサちゃんは抱き付いてきた。
うむ、初やつめ!可愛いじゃないですか♪
メリッサちゃんは艶のある茶色い髪色をストレートに伸ばして、後ろをリボンで縛ってあった。ポニーテールでも似合いそうだね♪
「シオン、こちらは?」
リリィの声で慌てて挨拶をした。
「すみません!私はスフレ男爵家の長女でメリッサ・スフレと言います。後ろにいるのは、妹のラン・スフレです」
妹ちゃんも静かにこちらに来て挨拶をした。
「私はリリィ・フセインですわ。宜しくお願い致しますね」
「はいっ!」
どうしよう………
メリッサと私は一緒のレベルだけど、リリィのお嬢様レベルが高過ぎてヤバいかも………
そこにメリッサのお父さんが慌てて駆けつけました。
「娘がとんだ失礼をしました!」
深く頭を下げるメリッサのお父さんに、いつの間にか側に来ていた私のお母さんが言いました。
「あら?元気があって良いじゃないですか。今回は子供達が仲良く遊ぶ為にお呼びしたのです。気になさらないで下さい。セバス、子供達を画廊の部屋に案内して」
馬車の側で従者と話していた父の親友であるフセイン伯爵もやってきた。
「お久しぶりです。カール公爵はお元気ですか?」
「ええ、元気過ぎてこの間なんて、国王と宰相をボコボコにして帰しましたわ♪」
!?
スフレ男爵は驚いた顔をしたが、フセイン伯爵は笑い出した。
「ふはははっ!あのバカは元気そうで何よりだ。リリィ、お父さん達は大人の話をしているから、楽しんできなさい」
「はい!お父様♪」
子供と大人は別れて移動した。唯一、スフレ男爵だけは冷や汗を描いていたが………
『メリッサよ。確かに他の貴族に疎まれているスフレ男爵領を守る為に、他の令嬢と仲良くなってくれとは言ったが………なんか、こう……もう少し手加減をしてくれると嬉しかったのだが……』
王族に次ぐ権力を持っているバーニングハート公爵の令嬢と仲良くなるのは、悪い事ではないけれど、胃が持たんぞ!
スフレ男爵はこの後は良いことがあると信じたいと思った。
「まだかな~?」
「ほらほら、落ち着きなさい。もうっ!」
ウロウロして落ち着きのないシオンをフィーネが注意した。
「だって、楽しみなんだもん!」
前世の記憶があるからと言っても、シオンは7歳なのだ。遊びたいお年頃である。
あのパーティーから1ヶ月ほど経ったある日、シオンは思いきって手紙を書いた。
遊びに来ませんか?というお誘いにすぐに返事が返ってきた。
そして、本日、メリッサ・スフレちゃんが妹と一緒にくる日である。
「シオンの友達か………あのパーティーは悪いことばかりじゃなかったんだな」
「そうだね。シオンにも同年代の友達は必要だろう。それに、今回のスフレ男爵はまっとうな人物だ。軽く調べたけど悪い子じゃなさそうだしね」
ストーカーと呼ばないで下さい。高位貴族であり、様々な玩具を開発して莫大な利益を上げているシオンは、様々な勢力から狙われているのである。家に呼ぶ以上は相手の事を調べるのは当然である。
「それに、今日は父上の親友であるフセイン伯爵の令嬢も来るそうだ。シオンには良い友達になるだろう」
シオンの兄であるルークとレインも出迎えの準備をするのだった。
それから少しして、馬車が公爵家の前に止まった。それとほぼ同時にもう1台の馬車も到着した。
「最初についたのはフセイン伯爵家の馬車だな。と言う事は次がスフレ男爵家かな?」
順番に馬車から降りてきた。
「本日はお招き頂きありがとうございます」
馬車から降りてきたのは、本物のお姫様って感じの、金色のウェーブの掛かった髪に、碧眼のお嬢様だった。
「フセイン伯爵家が長女リリィ・フセインです」
おおっ!これが美少女というヤツですか!?
シオンはワクワクしながら挨拶をした。
「私はシオン・バーニングハートです!宜しくです!」
リリィとシオンは固く握手を交わした。
「私はずっとシオン様にお会いしたかったのです。色々と聞きたいことがありますの♪」
「シオンでいいわよ♪私もリリィって呼ぶからね」
お互いに笑いあった。そして、次の馬車からメリッサちゃんが降りてきた。
「シオン!」
「あっ、こら!待ちなさい!?」
父親の静止を聞かずにメリッサはシオンの元へ走っていった。
「メリッサちゃん!久しぶり!」
「はい!お久しぶりです!」
メリッサちゃんは抱き付いてきた。
うむ、初やつめ!可愛いじゃないですか♪
メリッサちゃんは艶のある茶色い髪色をストレートに伸ばして、後ろをリボンで縛ってあった。ポニーテールでも似合いそうだね♪
「シオン、こちらは?」
リリィの声で慌てて挨拶をした。
「すみません!私はスフレ男爵家の長女でメリッサ・スフレと言います。後ろにいるのは、妹のラン・スフレです」
妹ちゃんも静かにこちらに来て挨拶をした。
「私はリリィ・フセインですわ。宜しくお願い致しますね」
「はいっ!」
どうしよう………
メリッサと私は一緒のレベルだけど、リリィのお嬢様レベルが高過ぎてヤバいかも………
そこにメリッサのお父さんが慌てて駆けつけました。
「娘がとんだ失礼をしました!」
深く頭を下げるメリッサのお父さんに、いつの間にか側に来ていた私のお母さんが言いました。
「あら?元気があって良いじゃないですか。今回は子供達が仲良く遊ぶ為にお呼びしたのです。気になさらないで下さい。セバス、子供達を画廊の部屋に案内して」
馬車の側で従者と話していた父の親友であるフセイン伯爵もやってきた。
「お久しぶりです。カール公爵はお元気ですか?」
「ええ、元気過ぎてこの間なんて、国王と宰相をボコボコにして帰しましたわ♪」
!?
スフレ男爵は驚いた顔をしたが、フセイン伯爵は笑い出した。
「ふはははっ!あのバカは元気そうで何よりだ。リリィ、お父さん達は大人の話をしているから、楽しんできなさい」
「はい!お父様♪」
子供と大人は別れて移動した。唯一、スフレ男爵だけは冷や汗を描いていたが………
『メリッサよ。確かに他の貴族に疎まれているスフレ男爵領を守る為に、他の令嬢と仲良くなってくれとは言ったが………なんか、こう……もう少し手加減をしてくれると嬉しかったのだが……』
王族に次ぐ権力を持っているバーニングハート公爵の令嬢と仲良くなるのは、悪い事ではないけれど、胃が持たんぞ!
スフレ男爵はこの後は良いことがあると信じたいと思った。
61
あなたにおすすめの小説
土属性を極めて辺境を開拓します~愛する嫁と超速スローライフ~
にゃーにゃ
ファンタジー
「土属性だから追放だ!」理不尽な理由で追放されるも「はいはい。おっけー」主人公は特にパーティーに恨みも、未練もなく、世界が危機的な状況、というわけでもなかったので、ササッと王都を去り、辺境の地にたどり着く。
「助けなきゃ!」そんな感じで、世界樹の少女を襲っていた四天王の一人を瞬殺。 少女にほれられて、即座に結婚する。「ここを開拓してスローライフでもしてみようか」 主人公は土属性パワーで一瞬で辺境を開拓。ついでに魔王を超える存在を土属性で作ったゴーレムの物量で圧殺。
主人公は、世界樹の少女が生成したタネを、育てたり、のんびりしながら辺境で平和にすごす。そんな主人公のもとに、ドワーフ、魚人、雪女、魔王四天王、魔王、といった亜人のなかでも一際キワモノの種族が次から次へと集まり、彼らがもたらす特産品によってドンドン村は発展し豊かに、にぎやかになっていく。
冤罪で山に追放された令嬢ですが、逞しく生きてます
里見知美
ファンタジー
王太子に呪いをかけたと断罪され、神の山と恐れられるセントポリオンに追放された公爵令嬢エリザベス。その姿は老婆のように皺だらけで、魔女のように醜い顔をしているという。
だが実は、誰にも言えない理由があり…。
※もともとなろう様でも投稿していた作品ですが、手を加えちょっと長めの話になりました。作者としては抑えた内容になってるつもりですが、流血ありなので、ちょっとエグいかも。恋愛かファンタジーか迷ったんですがひとまず、ファンタジーにしてあります。
全28話で完結。
婚約破棄されたので森の奥でカフェを開いてスローライフ
あげは
ファンタジー
「私は、ユミエラとの婚約を破棄する!」
学院卒業記念パーティーで、婚約者である王太子アルフリードに突然婚約破棄された、ユミエラ・フォン・アマリリス公爵令嬢。
家族にも愛されていなかったユミエラは、王太子に婚約破棄されたことで利用価値がなくなったとされ家を勘当されてしまう。
しかし、ユミエラに特に気にした様子はなく、むしろ喜んでいた。
これまでの生活に嫌気が差していたユミエラは、元孤児で転生者の侍女ミシェルだけを連れ、その日のうちに家を出て人のいない森の奥に向かい、森の中でカフェを開くらしい。
「さあ、ミシェル! 念願のスローライフよ! 張り切っていきましょう!」
王都を出るとなぜか国を守護している神獣が待ち構えていた。
どうやら国を捨てユミエラについてくるらしい。
こうしてユミエラは、転生者と神獣という何とも不思議なお供を連れ、優雅なスローライフを楽しむのであった。
一方、ユミエラを追放し、神獣にも見捨てられた王国は、愚かな王太子のせいで混乱に陥るのだった――。
なろう・カクヨムにも投稿
無一文で追放される悪女に転生したので特技を活かしてお金儲けを始めたら、聖女様と呼ばれるようになりました
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
スーパームーンの美しい夜。仕事帰り、トラックに撥ねらてしまった私。気づけば草の生えた地面の上に倒れていた。目の前に見える城に入れば、盛大なパーティーの真っ最中。目の前にある豪華な食事を口にしていると見知らぬ男性にいきなり名前を呼ばれて、次期王妃候補の資格を失ったことを聞かされた。理由も分からないまま、家に帰宅すると「お前のような恥さらしは今日限り、出ていけ」と追い出されてしまう。途方に暮れる私についてきてくれたのは、私の専属メイドと御者の青年。そこで私は2人を連れて新天地目指して旅立つことにした。無一文だけど大丈夫。私は前世の特技を活かしてお金を稼ぐことが出来るのだから――
※ 他サイトでも投稿中
お人好しの悪役令嬢は悪役になりきれない
あーもんど
恋愛
ある日、悪役令嬢に憑依してしまった主人公。
困惑するものの、わりとすんなり状況を受け入れ、『必ず幸せになる!』と決意。
さあ、第二の人生の幕開けよ!────と意気込むものの、人生そう上手くいかず……
────えっ?悪役令嬢って、家族と不仲だったの?
────ヒロインに『悪役になりきれ』って言われたけど、どうすれば……?
などと悩みながらも、真っ向から人と向き合い、自分なりの道を模索していく。
そんな主人公に惹かれたのか、皆だんだん優しくなっていき……?
ついには、主人公を溺愛するように!
────これは孤独だった悪役令嬢が家族に、攻略対象者に、ヒロインに愛されまくるお語。
◆小説家になろう様にて、先行公開中◆
剣ぺろ伝説〜悪役貴族に転生してしまったが別にどうでもいい〜
みっちゃん
ファンタジー
俺こと「天城剣介」は22歳の日に交通事故で死んでしまった。
…しかし目を覚ますと、俺は知らない女性に抱っこされていた!
「元気に育ってねぇクロウ」
(…クロウ…ってまさか!?)
そうここは自分がやっていた恋愛RPGゲーム
「ラグナロク•オリジン」と言う学園と世界を舞台にした超大型シナリオゲームだ
そんな世界に転生して真っ先に気がついたのは"クロウ"と言う名前、そう彼こそ主人公の攻略対象の女性を付け狙う、ゲーム史上最も嫌われている悪役貴族、それが
「クロウ•チューリア」だ
ありとあらゆる人々のヘイトを貯める行動をして最後には全てに裏切られてザマァをされ、辺境に捨てられて惨めな日々を送る羽目になる、そう言う運命なのだが、彼は思う
運命を変えて仕舞えば物語は大きく変わる
"バタフライ効果"と言う事を思い出し彼は誓う
「ザマァされた後にのんびりスローライフを送ろう!」と!
その為に彼がまず行うのはこのゲーム唯一の「バグ技」…"剣ぺろ"だ
剣ぺろと言う「バグ技」は
"剣を舐めるとステータスのどれかが1上がるバグ"だ
この物語は
剣ぺろバグを使い優雅なスローライフを目指そうと奮闘する悪役貴族の物語
(自分は学園編のみ登場してそこからは全く登場しない、ならそれ以降はのんびりと暮らせば良いんだ!)
しかしこれがフラグになる事を彼はまだ知らない
神々に見捨てられし者、自力で最強へ
九頭七尾
ファンタジー
三大貴族の一角、アルベール家の長子として生まれた少年、ライズ。だが「祝福の儀」で何の天職も授かることができなかった彼は、『神々に見捨てられた者』と蔑まれ、一族を追放されてしまう。
「天職なし。最高じゃないか」
しかし彼は逆にこの状況を喜んだ。というのも、実はこの世界は、前世で彼がやり込んでいたゲーム【グランドワールド】にそっくりだったのだ。
天職を取得せずにゲームを始める「超ハードモード」こそが最強になれる道だと知るライズは、前世の知識を活かして成り上がっていく。
異世界の片隅で、穏やかに笑って暮らしたい
木の葉
ファンタジー
『異世界で幸せに』を新たに加筆、修正をしました。
下界に魔力を充満させるために500年ごとに送られる転生者たち。
キャロルはマッド、リオに守られながらも一生懸命に生きていきます。
家族の温かさ、仲間の素晴らしさ、転生者としての苦悩を描いた物語。
隠された謎、迫りくる試練、そして出会う人々との交流が、異世界生活を鮮やかに彩っていきます。
一部、残酷な表現もありますのでR15にしてあります。
ハッピーエンドです。
最終話まで書きあげましたので、順次更新していきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる