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敵の目的は?
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レストランの1件が終わり、シオン達は宿屋に戻ってきた。
「さて、明日からどうする?」
「3~4日も時間が空くし、無駄にしたくないね」
シオンやレイは少し考え込んだが、エリザが意見を出した。
「それではネクロス王国の王都に向かうのはどうでしょうか?ここから片道5日ほどですが」
「そうだね。そこまで急いでいないし、私は別に良いと思うよ」
「私はどちらでも構いません。どこに行っても珍しいですから」
エリーゼは同意してくれた。
「あ、私も賛成!ネクロス王国の魔導具に興味があるし」
アイリスも賛成した。
他国の技術力を知っておきたいと言う気持ちはシオンにもあったので全員がネクロス王国の王都へ向かうことに賛成することになった。
「エリザはどうして首都に行きたいと思ったの?」
「この国の経済状況や、物価の高さ、政策など見てみたかったのです」
「真面目だな」
「うん真面目だね」
「真面目ですね」
全員から真面目と言われてエリザは反論した。
「なんですか!今は水面下で攻撃されているんです。何か弱みでも掴めるかも知れませんでしょう!?」
「エリザは婚約者に捨てられても国のために尽くすつもりなの?」
シオンの言葉に一瞬詰まるが、エリザは言った。
「ノブレス・オブリージュですわ!貴族は民の税で生かされています。その変わり民を守る義務があるのです。権利ばかり貪り、義務を果たさないものは貴族ではありませんわ」
おおっ!
かっこいいよ!
バサッと髪を靡かせて言い切ったエリザを素直にカッコいいと思った。
「王都に行ったら使節団の話などそれとなく聞いてみようか?」
「そうだね。あんまり嗅ぎ回ると目をつけられるから、本当に注意して聞いてみよう」
「この国の内情も探りたいところですが、ネクロス王国に知り合いの貴族はいませんから、難しいでしょうね」
「ま、そこまでは望まなくても、この国の問題など知ることができれば、どうしてアヴァロン王国を狙っているのかわかるかも知れないしね」
「おっ、逆に考えるって訳か。さすがシオン!でも、王侯貴族が昔からの妄執に取り憑かれて、アヴァロン王国をただ手に入れたいとかって言う理由だとどうしようもないけどな」
レイの発言にエリザは否定した。
「いえ、これまでの経緯からそれは少し違うと思いますわ」
「何か気付いたことが?」
エリザはネクロス王国の使節団が来てから、王太子が古代遺跡の調査に騎士団を集めて探していることに注目した。
「恐らくネクロス王国の真の目的は古代遺跡に眠るオーパーツでしょう。それが何かはわかりませんが、ろくでもないものだと予想がつきますわ」
「単純に考えて、兵器の類だと思うよ」
アイリスが言った。
「だろうね。街を一瞬で破壊できるような兵器だと嫌だなぁ~」
「そんなものが本当にあると?」
「いやいや、古代遺跡のロマンじゃない♪」
シオンはあっけらかんに言うが洒落になってはいない。
「兵器類だと思いますが、大量破壊兵器ではないと思いますわ。ここに人が移民してきて約100年。そんなクレータになった地形はありませんもの」
「そっか、昔に使われていたら地形も変わっているところがあるけど、そんなところはないよね」
色々と話しているとエリーゼが深刻な顔をして考え込んでいた。
「どうしたの?エルフの国で昔の記録とかあったか覚えている?」
シオンの言葉にエリーゼは頷いた。
「古代遺跡を調べ廻っているんですよね?昔、エルフと人間が争っていた時代があって、エルフの国は結界を張って隠れたのですが、その時代の出来事を記した古文書がエルフの国の城に保管されていたんです。女王教育の過程で勉強させられたんですが、その内容を少し思い出したんです」
「流石は長寿のエルフだね。それでどんな記載があったんだい?」
エリーゼはゆっくりと思い出した。
「昔、人間達がエルフを奴隷にしたり、長寿の秘密を暴こうと人体実験をしようと戦争を仕掛けてきて、その時の戦争に、人型のゴーレムが使われたと記載がありました」
「人型のゴーレム?一般的なゴーレムも人型じゃない?」
「いえ、外見も人間そっくりなゴーレムみたいで、それとソウルアーマー(魂の鎧)と言うゴーレムみたいな兵器を使っていたそうです」
「昔の人はすごいね~」
呑気に言うシオンにアイリスは質問した。
「ソウルアーマーの詳しい内容はわかりますか?」
「はい、確か、人の魂を金属の鎧に憑依させて動かす兵器だったと思います。生身の数倍以上の動きができて疲れ知らずだったとか」
「人の魂を憑依させる・・・まさかね」
シオンはある可能性に気付いたが首を振った。
シオンの様子が気になったエリザが尋ねた。
「シオンさん何か気になることでも?ちょっとしたことでも何か言ってください。何がヒントになるかわかりませんから」
「う~んとね。もしこの装置を使えば死んだ人を『半分』生き返らせれるかも知れないと思って」
!?
「詳しくはわからないけど、生きた人間の魂を別の入れ物に入れることができるんなら、死んで肉体のない人でも、何とか魂さえ見つけたり、召喚したりして、この装置を使えば擬似的な身体を手に入れることができるんじゃない?生前そっくりの人型ゴーレムが作れて、このソウルアーマーの技術を使えばね」
シオンの言葉に仲間達は余りのことにしばらく呆然としたのだった。
「さて、明日からどうする?」
「3~4日も時間が空くし、無駄にしたくないね」
シオンやレイは少し考え込んだが、エリザが意見を出した。
「それではネクロス王国の王都に向かうのはどうでしょうか?ここから片道5日ほどですが」
「そうだね。そこまで急いでいないし、私は別に良いと思うよ」
「私はどちらでも構いません。どこに行っても珍しいですから」
エリーゼは同意してくれた。
「あ、私も賛成!ネクロス王国の魔導具に興味があるし」
アイリスも賛成した。
他国の技術力を知っておきたいと言う気持ちはシオンにもあったので全員がネクロス王国の王都へ向かうことに賛成することになった。
「エリザはどうして首都に行きたいと思ったの?」
「この国の経済状況や、物価の高さ、政策など見てみたかったのです」
「真面目だな」
「うん真面目だね」
「真面目ですね」
全員から真面目と言われてエリザは反論した。
「なんですか!今は水面下で攻撃されているんです。何か弱みでも掴めるかも知れませんでしょう!?」
「エリザは婚約者に捨てられても国のために尽くすつもりなの?」
シオンの言葉に一瞬詰まるが、エリザは言った。
「ノブレス・オブリージュですわ!貴族は民の税で生かされています。その変わり民を守る義務があるのです。権利ばかり貪り、義務を果たさないものは貴族ではありませんわ」
おおっ!
かっこいいよ!
バサッと髪を靡かせて言い切ったエリザを素直にカッコいいと思った。
「王都に行ったら使節団の話などそれとなく聞いてみようか?」
「そうだね。あんまり嗅ぎ回ると目をつけられるから、本当に注意して聞いてみよう」
「この国の内情も探りたいところですが、ネクロス王国に知り合いの貴族はいませんから、難しいでしょうね」
「ま、そこまでは望まなくても、この国の問題など知ることができれば、どうしてアヴァロン王国を狙っているのかわかるかも知れないしね」
「おっ、逆に考えるって訳か。さすがシオン!でも、王侯貴族が昔からの妄執に取り憑かれて、アヴァロン王国をただ手に入れたいとかって言う理由だとどうしようもないけどな」
レイの発言にエリザは否定した。
「いえ、これまでの経緯からそれは少し違うと思いますわ」
「何か気付いたことが?」
エリザはネクロス王国の使節団が来てから、王太子が古代遺跡の調査に騎士団を集めて探していることに注目した。
「恐らくネクロス王国の真の目的は古代遺跡に眠るオーパーツでしょう。それが何かはわかりませんが、ろくでもないものだと予想がつきますわ」
「単純に考えて、兵器の類だと思うよ」
アイリスが言った。
「だろうね。街を一瞬で破壊できるような兵器だと嫌だなぁ~」
「そんなものが本当にあると?」
「いやいや、古代遺跡のロマンじゃない♪」
シオンはあっけらかんに言うが洒落になってはいない。
「兵器類だと思いますが、大量破壊兵器ではないと思いますわ。ここに人が移民してきて約100年。そんなクレータになった地形はありませんもの」
「そっか、昔に使われていたら地形も変わっているところがあるけど、そんなところはないよね」
色々と話しているとエリーゼが深刻な顔をして考え込んでいた。
「どうしたの?エルフの国で昔の記録とかあったか覚えている?」
シオンの言葉にエリーゼは頷いた。
「古代遺跡を調べ廻っているんですよね?昔、エルフと人間が争っていた時代があって、エルフの国は結界を張って隠れたのですが、その時代の出来事を記した古文書がエルフの国の城に保管されていたんです。女王教育の過程で勉強させられたんですが、その内容を少し思い出したんです」
「流石は長寿のエルフだね。それでどんな記載があったんだい?」
エリーゼはゆっくりと思い出した。
「昔、人間達がエルフを奴隷にしたり、長寿の秘密を暴こうと人体実験をしようと戦争を仕掛けてきて、その時の戦争に、人型のゴーレムが使われたと記載がありました」
「人型のゴーレム?一般的なゴーレムも人型じゃない?」
「いえ、外見も人間そっくりなゴーレムみたいで、それとソウルアーマー(魂の鎧)と言うゴーレムみたいな兵器を使っていたそうです」
「昔の人はすごいね~」
呑気に言うシオンにアイリスは質問した。
「ソウルアーマーの詳しい内容はわかりますか?」
「はい、確か、人の魂を金属の鎧に憑依させて動かす兵器だったと思います。生身の数倍以上の動きができて疲れ知らずだったとか」
「人の魂を憑依させる・・・まさかね」
シオンはある可能性に気付いたが首を振った。
シオンの様子が気になったエリザが尋ねた。
「シオンさん何か気になることでも?ちょっとしたことでも何か言ってください。何がヒントになるかわかりませんから」
「う~んとね。もしこの装置を使えば死んだ人を『半分』生き返らせれるかも知れないと思って」
!?
「詳しくはわからないけど、生きた人間の魂を別の入れ物に入れることができるんなら、死んで肉体のない人でも、何とか魂さえ見つけたり、召喚したりして、この装置を使えば擬似的な身体を手に入れることができるんじゃない?生前そっくりの人型ゴーレムが作れて、このソウルアーマーの技術を使えばね」
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