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王都到着!
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シオン達はあれから数日かけてネクロス王国の王都に到着した。
城壁に囲まれた王都はかなり大きく、城門の前には入国の審査待ちの列が出来ていた。
シオンはその列をスルーして貴族用の入口に向かった。
「あれ?この馬車はどこに向かっているんですか?」
エルフのエリーゼが尋ねた。
「人間の国には一般市民の門と貴族専用の入口があるのよ。貴族用は利用者が少ないから並ばなくてもいいの」
「あれ?でも貴族はエリザだけだよね?敵国では身分は開けせないんじゃないの?」
「そうね。今回はシオンのもつAランク冒険者の資格が世界共通で貴族の扱いになるのよ」
なるほどと感心した様にエリーゼは窓の外を見ていた。
貴族用の門の前に着くと、門番達は戸惑った。
騎獣がAランクのグリフォンであり、馬車が王族にも見劣りしない立派な物だったからだ。
「お、おい、どこの貴族だ?家紋はあるか?」
「いや、家紋は出ていない。一体どこの誰なんだ?」
「見たことないよな?」
貴族の門は、家を継げない次男や三男が門番をやっていることが多い。平民だと難癖を付けての横暴がまかり通る場合があるからだ。
「こんにちは~びっくりさせてごめんね。こういう者なんだけど?」
シオンはAランクカードを見せた。
「Aランク冒険者でしたか!拝見します!」
一応、偽物じゃいか確認されてからカードを返してもらった。
「確認が取れました!ただ、その騎獣は・・・・」
門番が言いにくそうに言った。
「うん?ダメなの?」
「いえ、まぁそうではないのですが、何かあった時の責任が取れないと言いますか・・・誰かの後ろ盾があれば問題ないのですが・・・」
なるほど。
もし門番が通して問題が起これば、どうして通したんだと責任に問われる。
でも後ろ盾があれば責任転換できるって訳か。
「それなら、アーロンさんからもらったメダルがあるよ?」
先日、商人からもらったメダルを見せると門番は驚いた顔で頭を下げた。
「こ、これはアーロン商会の・・・・失礼しました!どうぞお入りください!」
思った以上に影響力のある人物だったようだ。
「ありがと。じゃいくね~」
こうしてシオン達はネクロス王国の王都に足を踏み入れるのだった。
「うわぁ~私、アヴァロン王国の王都もまだ行ったことがないのに、他国の王都に先に来ちゃったよ」
「これは圧巻ですね。建物が大きいですわ」
「建築技術や芸術に関してはネクロスの方が上かも知れないな」
「この石畳も防水効果がある様ですわ。水が丸くなっています」
シオン達の反応は様々だった。
完全におのぼりさん状態のシオンとアイリスに、他国の文化や技術力を見ているレイとエリザ。
エリーゼや妖精のシルフは田舎町とは違う洗練された建物に圧倒されていた。
「これは凄いです。人口の多い人族だからこそ作れる建物ですね」
「石でできた建物が多いね。火事とか起こりにくそうだ」
シオンはゆっくりと馬車を進ませながらキョロキョロと街の風景を見ていた。
取り合えず宿に行ってから自由行動にしようと話を決めてあったので、まずは宿屋を探した。
道端で話を聞くと、外周から商業施設に平民の住居があり、奥に進むとまた門があり、裕福な平民が暮らす裕福層の街、そこからまた門があり貴族街に繋がり、最後は王城になっていた。
「なるほど、ドーナツ状で中に行くほど身分が高い者達が暮らしているのか。もしかしたらアヴァロン王国より身分制度が厳しいのかも知れない」
「めんどくさい作りだね」
シオンは興味なさそうに言った。
騎獣の問題もあるので2つ目の門を通り裕福層の街中に入った。
「あった、ここだわ」
入口に馬車を停めると中に入って受付をした。
「目の前の立派な馬車はあなた達のでしょうか?」
「ええ、そうです」
「なら、申し訳ありませんが、お泊めることはできません」
「え、どうしてですか?」
受付の女性も申し訳なさそうに言った。
「うちでは警備の問題で、そんな立派な馬車や騎獣を停めるところがないから、泊まるなら貴族街になると思います」
「ここって治安が悪いの?」
コソッと尋ねた。
「まぁ、門で区切られているけど、ここはそこまで厳しくないから、通ろうとすれば簡単に通れるんです。ここは裕福層を狙ったスリとか多くて。貴族街からなら騎士さんが警備しているから安全なんですけどね」
「そっか、それなら仕方がないね」
そのまま出ていこうとしたシオンに受付の女性が慌てて止めた。
「だ、大丈夫ですか?この奥は貴族様しか通れないんですよ?」
シオンは苦笑いしながら金色のカードを見せて宿屋を出るのだった。
そしてさらに奥の門を通って貴族街に足を踏み入れた。
門番の騎士に宿屋の場所を聞いて向かった。
到着すると受付の手続きがサクサク進んでようやく一休みできた。
「流石に貴族宿屋って感じだな。見かけだけは豪華な部屋だよ」
「そう?普通じゃないかしら?」
レイの言葉にエリザは当然という風に言った。
ただ貴族街まできてしまったことで、問題も少し起きたのだった。
城壁に囲まれた王都はかなり大きく、城門の前には入国の審査待ちの列が出来ていた。
シオンはその列をスルーして貴族用の入口に向かった。
「あれ?この馬車はどこに向かっているんですか?」
エルフのエリーゼが尋ねた。
「人間の国には一般市民の門と貴族専用の入口があるのよ。貴族用は利用者が少ないから並ばなくてもいいの」
「あれ?でも貴族はエリザだけだよね?敵国では身分は開けせないんじゃないの?」
「そうね。今回はシオンのもつAランク冒険者の資格が世界共通で貴族の扱いになるのよ」
なるほどと感心した様にエリーゼは窓の外を見ていた。
貴族用の門の前に着くと、門番達は戸惑った。
騎獣がAランクのグリフォンであり、馬車が王族にも見劣りしない立派な物だったからだ。
「お、おい、どこの貴族だ?家紋はあるか?」
「いや、家紋は出ていない。一体どこの誰なんだ?」
「見たことないよな?」
貴族の門は、家を継げない次男や三男が門番をやっていることが多い。平民だと難癖を付けての横暴がまかり通る場合があるからだ。
「こんにちは~びっくりさせてごめんね。こういう者なんだけど?」
シオンはAランクカードを見せた。
「Aランク冒険者でしたか!拝見します!」
一応、偽物じゃいか確認されてからカードを返してもらった。
「確認が取れました!ただ、その騎獣は・・・・」
門番が言いにくそうに言った。
「うん?ダメなの?」
「いえ、まぁそうではないのですが、何かあった時の責任が取れないと言いますか・・・誰かの後ろ盾があれば問題ないのですが・・・」
なるほど。
もし門番が通して問題が起これば、どうして通したんだと責任に問われる。
でも後ろ盾があれば責任転換できるって訳か。
「それなら、アーロンさんからもらったメダルがあるよ?」
先日、商人からもらったメダルを見せると門番は驚いた顔で頭を下げた。
「こ、これはアーロン商会の・・・・失礼しました!どうぞお入りください!」
思った以上に影響力のある人物だったようだ。
「ありがと。じゃいくね~」
こうしてシオン達はネクロス王国の王都に足を踏み入れるのだった。
「うわぁ~私、アヴァロン王国の王都もまだ行ったことがないのに、他国の王都に先に来ちゃったよ」
「これは圧巻ですね。建物が大きいですわ」
「建築技術や芸術に関してはネクロスの方が上かも知れないな」
「この石畳も防水効果がある様ですわ。水が丸くなっています」
シオン達の反応は様々だった。
完全におのぼりさん状態のシオンとアイリスに、他国の文化や技術力を見ているレイとエリザ。
エリーゼや妖精のシルフは田舎町とは違う洗練された建物に圧倒されていた。
「これは凄いです。人口の多い人族だからこそ作れる建物ですね」
「石でできた建物が多いね。火事とか起こりにくそうだ」
シオンはゆっくりと馬車を進ませながらキョロキョロと街の風景を見ていた。
取り合えず宿に行ってから自由行動にしようと話を決めてあったので、まずは宿屋を探した。
道端で話を聞くと、外周から商業施設に平民の住居があり、奥に進むとまた門があり、裕福な平民が暮らす裕福層の街、そこからまた門があり貴族街に繋がり、最後は王城になっていた。
「なるほど、ドーナツ状で中に行くほど身分が高い者達が暮らしているのか。もしかしたらアヴァロン王国より身分制度が厳しいのかも知れない」
「めんどくさい作りだね」
シオンは興味なさそうに言った。
騎獣の問題もあるので2つ目の門を通り裕福層の街中に入った。
「あった、ここだわ」
入口に馬車を停めると中に入って受付をした。
「目の前の立派な馬車はあなた達のでしょうか?」
「ええ、そうです」
「なら、申し訳ありませんが、お泊めることはできません」
「え、どうしてですか?」
受付の女性も申し訳なさそうに言った。
「うちでは警備の問題で、そんな立派な馬車や騎獣を停めるところがないから、泊まるなら貴族街になると思います」
「ここって治安が悪いの?」
コソッと尋ねた。
「まぁ、門で区切られているけど、ここはそこまで厳しくないから、通ろうとすれば簡単に通れるんです。ここは裕福層を狙ったスリとか多くて。貴族街からなら騎士さんが警備しているから安全なんですけどね」
「そっか、それなら仕方がないね」
そのまま出ていこうとしたシオンに受付の女性が慌てて止めた。
「だ、大丈夫ですか?この奥は貴族様しか通れないんですよ?」
シオンは苦笑いしながら金色のカードを見せて宿屋を出るのだった。
そしてさらに奥の門を通って貴族街に足を踏み入れた。
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到着すると受付の手続きがサクサク進んでようやく一休みできた。
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