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レイの秘密☆
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すみません。
ストックが無くなったので、また1週間ほど書き溜めます。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
エリザの実家に来て1週間ほど経った。
「報告致します!オオラン帝国が動きました!」
すでに使者がきて自国の王子が殺されたので報復するとの事。自分達が王都を占拠しようとして返り討ちにあったのは無視ですか?と聞きたいよ!
シオンはその気持ちを打ち明けていたが、エリザはそれが国の外交と言い切った。
「それでオオラン帝国は何処に向かっているんですの?」
緊急で会議室に集まった皆の前で伝令が報告した。
「オオラン帝国の約2万の軍がこちらに向かっております!」
やっぱりスランからか。
「まぁ、当然ですわね。ここを抑えれば膨大な利益が見込めますし、後方の憂いも断つ事もできますもの」
「スランでは傭兵も募っていると聞いたけど、どれほどの戦力があるの?」
シオンは素朴な疑問を尋ねた。
「それは私から説明しよう。我がグラン騎士団の兵力は約5千。傭兵は少し逃げたが、いくつかの大手は残ったので2千。合わせて7千だな」
相手は2万もいる。防衛戦でも厳しいのでは?
「私は詳しくなんだけど、国境の守りが5千で大丈夫だったの?」
「5千もいれば、すぐに突破される事はない。何日も持ち堪えることはできる。有事の際は、従来であればその間に、王都や各地から援軍がくる手はずになっていた。まぁ、今回はその王都も敵対して、援軍が望めないがな」
なるほどね。
となると、やっぱりヤバい状態なのか。
「せめてもの救いは、武器や食料品は船で運べるのでしばらくは持ち堪える事はできるだろうが………」
「あっ、ネクロス王国の援軍は無理だよ?王太子と手を結んでいるから」
!?
「やはりか。ソウルアーマーはネクロス王国の技術で復活したから、最悪ネクロス王国も攻めてくる可能性があるな」
まさに三つ巴の戦いだよ。
いや、四つ巴かな?
「まずはオオラン帝国を撃退してからだね」
「確かに、目の前の難局を退けなければ、その先の話をしても意味はないからな」
ここからはオオラン帝国の対策を話し合った。
・
・
・
・
・
・
・
「ではそのように動きましょう」
「しかし、レイと言ったか?流石はAランク冒険者だな。オオラン帝国の内情や軍の動きを知っているとは助かったぞ!」
「いえ、まだ油断しないでください。僕の情報は少し古いのです。それにオオラン帝国の兵法は知っていますが、だれが率いているのかで、対応が変わりますから………」
この1週間の準備期間の間で、レイに近付いてきた者がいたのだ。レイが街中を歩いていると秘密裏に接触してきた者がいた。
「………誰だ?」
「オオラン帝国、月影部隊の【ツクヨミ】と申します。オオラン帝国、第二王子レイフォン様」
「その名は捨てた」
母が暗殺者から命懸けでオオラン帝国から逃がしてくれた時に捨てた。そして──
「今はAランク冒険者のレイだ」
「畏まりました。レイ様。御手紙がございます」
裏路地に入るとレイは手紙を読んだ。
「現皇帝の王印が押されていると言う事はやはり僕の居場所は知られていたんだな」
「何度か連れ戻そうという動きがありましたが、Sランク冒険者の御二人に阻まれて出来ませんでした。アレは化物デス。皇帝の寝室に現れてレイフォ……レイ様に手出ししないよう脅迫されました」
マジか!?
師匠が僕を守ってくれていたんだな。
シオンは知らないが、師匠にはとっくの昔に僕の正体を知られていたんだ。それなのに守ってくれていたなんて………
レイは胸が熱くなるのを感じた。
「それで何で今になって………」
手紙を最後までの読むと頭が痛くなった。
「この手紙に書かれている事は本当なのか?」
「私は手紙の内容を知らされておりませんので、なんとも……」
手紙には王位継承権を持つ現王子、王女達全てに命令が下り、アヴァロン王国を手に入れた者を次期皇帝にすると書いてあった。
アヴァロン王国を征服すれば、統一して、2カ国分の領地を統治できる大帝国のトップになれると言う事だ。
しかし、それは表向きの内容であり、この機会に王位継承権を持つ者を、少なくしようと思惑があるらしい。
現在の皇帝の子供は僕を含めて9人いるらしい。
「アホらしい。僕は参加しないよ」
「それで良いと思います」
レイは眉間にシワを寄せてツクヨミを睨んだ。
「どういうつもりだ?」
「そのままの意味です。皇帝陛下はレイ様が参加しない事を予見されていました。故に、アヴァロン王国を守るためには、必然的に兄妹と戦わなければなりませんので」
!?
確かにそうだ。
クソッ!
「皇帝陛下の思惑は、家臣達が持つ兵力をこの戦争で減らさせて、皇帝の権力を強める予定です。無用な暗殺を減らさせる為に、権力を集中なさるおつもりなのです」
「不穏分子をこの機会に一掃するつもりか………」
オオラン帝国は大国だ。
故に商売でお金を儲けて、家臣で皇帝が口を出せない程に力を持つ者が出てきているのも事実だ。
「今回は帝国からは兵士を出しません。全て自分の家臣達から、領地から募った私設の軍で攻めて来ます」
「練度にバラツキがでるな。それが狙い目になる」
戦い易くなるかも知れない。
これは朗報だ。
「連絡御苦労様。用件は分かった。皇帝に伝えておいてくれ」
「いえ、私は手紙を届けましたら、そのままレイ様に仕えるように命令されました。このままレイ様の指揮下に入ります」
!?
レイはどう仲間に説明すればいいのか頭が痛くなるのだった。
ストックが無くなったので、また1週間ほど書き溜めます。
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エリザの実家に来て1週間ほど経った。
「報告致します!オオラン帝国が動きました!」
すでに使者がきて自国の王子が殺されたので報復するとの事。自分達が王都を占拠しようとして返り討ちにあったのは無視ですか?と聞きたいよ!
シオンはその気持ちを打ち明けていたが、エリザはそれが国の外交と言い切った。
「それでオオラン帝国は何処に向かっているんですの?」
緊急で会議室に集まった皆の前で伝令が報告した。
「オオラン帝国の約2万の軍がこちらに向かっております!」
やっぱりスランからか。
「まぁ、当然ですわね。ここを抑えれば膨大な利益が見込めますし、後方の憂いも断つ事もできますもの」
「スランでは傭兵も募っていると聞いたけど、どれほどの戦力があるの?」
シオンは素朴な疑問を尋ねた。
「それは私から説明しよう。我がグラン騎士団の兵力は約5千。傭兵は少し逃げたが、いくつかの大手は残ったので2千。合わせて7千だな」
相手は2万もいる。防衛戦でも厳しいのでは?
「私は詳しくなんだけど、国境の守りが5千で大丈夫だったの?」
「5千もいれば、すぐに突破される事はない。何日も持ち堪えることはできる。有事の際は、従来であればその間に、王都や各地から援軍がくる手はずになっていた。まぁ、今回はその王都も敵対して、援軍が望めないがな」
なるほどね。
となると、やっぱりヤバい状態なのか。
「せめてもの救いは、武器や食料品は船で運べるのでしばらくは持ち堪える事はできるだろうが………」
「あっ、ネクロス王国の援軍は無理だよ?王太子と手を結んでいるから」
!?
「やはりか。ソウルアーマーはネクロス王国の技術で復活したから、最悪ネクロス王国も攻めてくる可能性があるな」
まさに三つ巴の戦いだよ。
いや、四つ巴かな?
「まずはオオラン帝国を撃退してからだね」
「確かに、目の前の難局を退けなければ、その先の話をしても意味はないからな」
ここからはオオラン帝国の対策を話し合った。
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「ではそのように動きましょう」
「しかし、レイと言ったか?流石はAランク冒険者だな。オオラン帝国の内情や軍の動きを知っているとは助かったぞ!」
「いえ、まだ油断しないでください。僕の情報は少し古いのです。それにオオラン帝国の兵法は知っていますが、だれが率いているのかで、対応が変わりますから………」
この1週間の準備期間の間で、レイに近付いてきた者がいたのだ。レイが街中を歩いていると秘密裏に接触してきた者がいた。
「………誰だ?」
「オオラン帝国、月影部隊の【ツクヨミ】と申します。オオラン帝国、第二王子レイフォン様」
「その名は捨てた」
母が暗殺者から命懸けでオオラン帝国から逃がしてくれた時に捨てた。そして──
「今はAランク冒険者のレイだ」
「畏まりました。レイ様。御手紙がございます」
裏路地に入るとレイは手紙を読んだ。
「現皇帝の王印が押されていると言う事はやはり僕の居場所は知られていたんだな」
「何度か連れ戻そうという動きがありましたが、Sランク冒険者の御二人に阻まれて出来ませんでした。アレは化物デス。皇帝の寝室に現れてレイフォ……レイ様に手出ししないよう脅迫されました」
マジか!?
師匠が僕を守ってくれていたんだな。
シオンは知らないが、師匠にはとっくの昔に僕の正体を知られていたんだ。それなのに守ってくれていたなんて………
レイは胸が熱くなるのを感じた。
「それで何で今になって………」
手紙を最後までの読むと頭が痛くなった。
「この手紙に書かれている事は本当なのか?」
「私は手紙の内容を知らされておりませんので、なんとも……」
手紙には王位継承権を持つ現王子、王女達全てに命令が下り、アヴァロン王国を手に入れた者を次期皇帝にすると書いてあった。
アヴァロン王国を征服すれば、統一して、2カ国分の領地を統治できる大帝国のトップになれると言う事だ。
しかし、それは表向きの内容であり、この機会に王位継承権を持つ者を、少なくしようと思惑があるらしい。
現在の皇帝の子供は僕を含めて9人いるらしい。
「アホらしい。僕は参加しないよ」
「それで良いと思います」
レイは眉間にシワを寄せてツクヨミを睨んだ。
「どういうつもりだ?」
「そのままの意味です。皇帝陛下はレイ様が参加しない事を予見されていました。故に、アヴァロン王国を守るためには、必然的に兄妹と戦わなければなりませんので」
!?
確かにそうだ。
クソッ!
「皇帝陛下の思惑は、家臣達が持つ兵力をこの戦争で減らさせて、皇帝の権力を強める予定です。無用な暗殺を減らさせる為に、権力を集中なさるおつもりなのです」
「不穏分子をこの機会に一掃するつもりか………」
オオラン帝国は大国だ。
故に商売でお金を儲けて、家臣で皇帝が口を出せない程に力を持つ者が出てきているのも事実だ。
「今回は帝国からは兵士を出しません。全て自分の家臣達から、領地から募った私設の軍で攻めて来ます」
「練度にバラツキがでるな。それが狙い目になる」
戦い易くなるかも知れない。
これは朗報だ。
「連絡御苦労様。用件は分かった。皇帝に伝えておいてくれ」
「いえ、私は手紙を届けましたら、そのままレイ様に仕えるように命令されました。このままレイ様の指揮下に入ります」
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レイはどう仲間に説明すればいいのか頭が痛くなるのだった。
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