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全ての元凶は───
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フレイヤの憎しみの声を聞いてシオンは聞き返してしまった。
「アヴァロン王国を侵略して国土を増やすつもりだったんじゃないの?」
『はっ!そんな訳ないじゃない!あのクソッタレな国を滅ぼすのが私の望みよ!」
「貴方はネクロス王国のお姫様って聞いたけど?」
少し間がいたが口を開いた。
『……あの国王が一夜の遊びで抱いたハーフエルフが私の母よ。ネクロス王国は数百年前にこのアヴァロン王国で起こったエルフと人間との戦争で、何人ものエルフを捕虜にして国に持ち帰った。そして何代も掛けて産まれたエルフに奴隷紋を刻み、王宮の箱庭で『飼い殺し』にしているのよ』
!?
シオンは反射的にエリーゼをみた。エリーゼも唇を噛み締めて耐えていた。
『私も幼い頃は奴隷紋を刻まれて、奴らの言う事を全て正しいと思い込まされていたわ。でも、約10年前のある日、城に忍び込んできた人物に会ったの。その人は私に掛けられた奴隷紋を解呪してくれたわ。そして、他のエルフも救えるように、その解呪の呪文を教えてくれたの。自我を取り戻した私は復讐を誓ったわ。我々を玩具にしてきたこの国を滅ぼすってね。それと、攫われた仲間を見捨てたエルフの国にも復讐すると!』
!?
これは耳の痛い話だね。
エリーゼはうつむき震えていた。
『まぁ、エルフの国は半分自滅して国は半壊、エルフも3分の1は死んだみたいだからもういいわ。私はこれからネクロス王国を滅ぼしに行く!この、かつての戦争の最終兵器ソウル・ガレージでね!』
あのビームを放つタマゴが最終兵器?
なんか、もう少しカッコいいデザインはなかったのかな?
シオンはどうでもいい事を思っていた。
「そんなタマゴ1つでどうするっていうのよ!」
その言葉に反応するかのように、あっちこっちからワイヤーの様な手足が出てきて、それぞれに剣や棍棒の様な武器が装着されていた。
「ヤバい!………ちょっとカッコいいかも」
「何を呑気な事を言っているんですか!」
エリザはシオンにツッコミ入れて、レイは冷静に分析していた。
『ここまできた御駄賃に、あなた達で試運転してあげるわ』
「シオン、逃げた方がいいかも。アレは倒すの難しい」
「いくら強い兵器だって弱点ぐらいあるでしょう!ほら、本体の入っている棺桶を探すとか」
レイは首を振った。
「アレは最終兵器って言われているだけはあると思うよ。あの大きさだ。多分、あのタマゴの中に本体が入っているんだと思う」
「えっ?」
驚くシオンにフレイヤは笑った。
『アハハハ!その通りよ!ソウルアーマーの弱点である生身の本体を、ソウルアーマー中に入れて隠せば弱点は無くなる。バカね。弱点を克服しているから最終兵器なのよ!私はあなた達を殺してからネクロス王国を滅ぼしに行く!その後は私達を救ってくれた、あの【金色の瞳】をした女性を探しにいくわ。名前も教えてくれなかったけど、あの人の姿は目に焼きついているから、きっと探し出してみせるわ!』
もう勝った気でいるフレイヤに、シオンは首を傾げた。
金色の瞳をした女性???
なんか嫌な予感がするんだけど?
「ね、ねぇ?その女性の髪の色って私と同じ紫色だった?」
???
『・・・そうね。貴女と同じ金色の瞳に紫色の髪の色をしていたわ。もう良いでしょう?始めるわよ!』
タマゴから生えてきた無数の腕を使い、攻撃してきた。
「ちょっ、話を聞いてよ!?」
『うるさい!さっさと死になさい!』
もう聞く耳持たないといった感じで、シオン達は襲い来る腕を回避する為に動いた。
「どうしてどいつもこいつも話を聞いてくれないのよ!」
「シオン!何とかアイツを止めるよ!話はそれからだ!」
「了解!!!」
シオンは襲いくる腕を避けつつ本体に剣で攻撃した。ガギンッと鈍い金属音が響く。
「かったいな!」
レイは戦況を見てエリザに指示をだす。
「エリザ、エリーゼは魔法で援護!アイリスも兵器で牽制を!シオンと僕とで斬り込む!」
短い言葉で各自が動き出した。
「スネーク!近衛騎士団の力を見せなさい!今回は邪魔しないで、目の前の敵の撃破が最優先よ!」
「はっ!お任せください!」
ライラ王女の近衛も指輪の魔道具を使い身体強化した状態で突進した。
タマゴ型のソウルアーマであるソウル・ガレージは更にワイヤーのような腕を出して、近づいて来るシオン達を迎撃した。本体は硬く、爆裂魔法が当たっても傷が付かなかったが、腕に当たった魔法は効果があった。
「なるほど。伸びてる腕は強度が弱いみたいだ。シオン、腕を切っていくよ!」
「わかってるわ!もう切ってる!」
シオンはすでに二本の腕を切り落としていた。
『ウザいわね!まだまだ出せるのよ!これでも喰らいなさい!』
タマゴの上部が一気に開いたと思ったら、そこから複数のミサイルが発射された。
「なんかヤバい!みんな避けて!」
すでにジーク王子はアベル王子を運んで遺跡の外に出ていた。ライラ王女は残っていたのだが・・・
「エリザ、その仲間達!私の側に!」
ライラ王女の身を守る為の魔道具が展開され、アイリスの魔道具と同じく簡易結界が展開された。
「シオン達は!?」
「もう無理よ!彼らの身体能力に賭けるしかないわ!」
そして発射されたミサイルが着弾して大きな爆発音が響きわたるのだった。
「アヴァロン王国を侵略して国土を増やすつもりだったんじゃないの?」
『はっ!そんな訳ないじゃない!あのクソッタレな国を滅ぼすのが私の望みよ!」
「貴方はネクロス王国のお姫様って聞いたけど?」
少し間がいたが口を開いた。
『……あの国王が一夜の遊びで抱いたハーフエルフが私の母よ。ネクロス王国は数百年前にこのアヴァロン王国で起こったエルフと人間との戦争で、何人ものエルフを捕虜にして国に持ち帰った。そして何代も掛けて産まれたエルフに奴隷紋を刻み、王宮の箱庭で『飼い殺し』にしているのよ』
!?
シオンは反射的にエリーゼをみた。エリーゼも唇を噛み締めて耐えていた。
『私も幼い頃は奴隷紋を刻まれて、奴らの言う事を全て正しいと思い込まされていたわ。でも、約10年前のある日、城に忍び込んできた人物に会ったの。その人は私に掛けられた奴隷紋を解呪してくれたわ。そして、他のエルフも救えるように、その解呪の呪文を教えてくれたの。自我を取り戻した私は復讐を誓ったわ。我々を玩具にしてきたこの国を滅ぼすってね。それと、攫われた仲間を見捨てたエルフの国にも復讐すると!』
!?
これは耳の痛い話だね。
エリーゼはうつむき震えていた。
『まぁ、エルフの国は半分自滅して国は半壊、エルフも3分の1は死んだみたいだからもういいわ。私はこれからネクロス王国を滅ぼしに行く!この、かつての戦争の最終兵器ソウル・ガレージでね!』
あのビームを放つタマゴが最終兵器?
なんか、もう少しカッコいいデザインはなかったのかな?
シオンはどうでもいい事を思っていた。
「そんなタマゴ1つでどうするっていうのよ!」
その言葉に反応するかのように、あっちこっちからワイヤーの様な手足が出てきて、それぞれに剣や棍棒の様な武器が装着されていた。
「ヤバい!………ちょっとカッコいいかも」
「何を呑気な事を言っているんですか!」
エリザはシオンにツッコミ入れて、レイは冷静に分析していた。
『ここまできた御駄賃に、あなた達で試運転してあげるわ』
「シオン、逃げた方がいいかも。アレは倒すの難しい」
「いくら強い兵器だって弱点ぐらいあるでしょう!ほら、本体の入っている棺桶を探すとか」
レイは首を振った。
「アレは最終兵器って言われているだけはあると思うよ。あの大きさだ。多分、あのタマゴの中に本体が入っているんだと思う」
「えっ?」
驚くシオンにフレイヤは笑った。
『アハハハ!その通りよ!ソウルアーマーの弱点である生身の本体を、ソウルアーマー中に入れて隠せば弱点は無くなる。バカね。弱点を克服しているから最終兵器なのよ!私はあなた達を殺してからネクロス王国を滅ぼしに行く!その後は私達を救ってくれた、あの【金色の瞳】をした女性を探しにいくわ。名前も教えてくれなかったけど、あの人の姿は目に焼きついているから、きっと探し出してみせるわ!』
もう勝った気でいるフレイヤに、シオンは首を傾げた。
金色の瞳をした女性???
なんか嫌な予感がするんだけど?
「ね、ねぇ?その女性の髪の色って私と同じ紫色だった?」
???
『・・・そうね。貴女と同じ金色の瞳に紫色の髪の色をしていたわ。もう良いでしょう?始めるわよ!』
タマゴから生えてきた無数の腕を使い、攻撃してきた。
「ちょっ、話を聞いてよ!?」
『うるさい!さっさと死になさい!』
もう聞く耳持たないといった感じで、シオン達は襲い来る腕を回避する為に動いた。
「どうしてどいつもこいつも話を聞いてくれないのよ!」
「シオン!何とかアイツを止めるよ!話はそれからだ!」
「了解!!!」
シオンは襲いくる腕を避けつつ本体に剣で攻撃した。ガギンッと鈍い金属音が響く。
「かったいな!」
レイは戦況を見てエリザに指示をだす。
「エリザ、エリーゼは魔法で援護!アイリスも兵器で牽制を!シオンと僕とで斬り込む!」
短い言葉で各自が動き出した。
「スネーク!近衛騎士団の力を見せなさい!今回は邪魔しないで、目の前の敵の撃破が最優先よ!」
「はっ!お任せください!」
ライラ王女の近衛も指輪の魔道具を使い身体強化した状態で突進した。
タマゴ型のソウルアーマであるソウル・ガレージは更にワイヤーのような腕を出して、近づいて来るシオン達を迎撃した。本体は硬く、爆裂魔法が当たっても傷が付かなかったが、腕に当たった魔法は効果があった。
「なるほど。伸びてる腕は強度が弱いみたいだ。シオン、腕を切っていくよ!」
「わかってるわ!もう切ってる!」
シオンはすでに二本の腕を切り落としていた。
『ウザいわね!まだまだ出せるのよ!これでも喰らいなさい!』
タマゴの上部が一気に開いたと思ったら、そこから複数のミサイルが発射された。
「なんかヤバい!みんな避けて!」
すでにジーク王子はアベル王子を運んで遺跡の外に出ていた。ライラ王女は残っていたのだが・・・
「エリザ、その仲間達!私の側に!」
ライラ王女の身を守る為の魔道具が展開され、アイリスの魔道具と同じく簡易結界が展開された。
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「もう無理よ!彼らの身体能力に賭けるしかないわ!」
そして発射されたミサイルが着弾して大きな爆発音が響きわたるのだった。
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