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後始末
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シオン達が全力で遺跡の外にでたが、タマゴの爆発が思った以上に大きく、外で手当てしていた仲間と一緒に城の一階まで登るハメになった。
「あ~地下の遺跡が完全に埋まってしまったね」
「貴重な遺跡が1つ無くなったな」
命が助かったばかりなのに呑気な会話だった。
仲間の騎士の1人が外の様子を見にいき戻ってきた。
「報告します!外のアンデットは突然に動きを止めて全て動かなくなりました。今は1箇所に集めて焼却しています!」
「よかったけど、外のアンデットってフレイヤさんじゃないんだよね?」
「確かにずっとソウル・ガレージの調整をしていたんだよな?」
と、なると?
「あ、心当たりのあるヤツが1人いたよ!」
「あのエルフの国で暗躍していたモリガンって魔族だな」
シオン達がまた警戒をし始めたが───
「そっちは終わったのかい?」
軽装の鎧を着た青年が話しかけてきた。
「どちら様ですか?」
エリザとエリーゼが首を傾げるが………
「パパ!?」
「師匠!?」
レイにとってはシオンの両親はどちらも師匠なのだ。
「シオンさんのお父様!?」
「若い!?」
「カッコいい!?」
女性陣からウケが良かった。
「初めまして。シオンの父で、ルースと言います。シオン、外でアンデットを操っていた魔族は『撃退』したよ」
「撃退ってパパでも仕留められなかったの?」
「うん、なかなか手強くてね。シオン、よく頑張った。偉いぞ!」
パパはシオンの頭を優しく撫でた。
「えへへっ♪久しぶりの撫で撫で♪」
「後は偉い人達の仕事だからね。そろそろ家に戻ろうか」
えっ?
これで終わりなの?
「でも、パパ!この戦争で沢山の人が傷付いたり建物が壊れたりしたの。国の復興に協力したいと思うんだけど……ダメかな?」
「シオン、立派になったね。わかったよ。もうしばらくは王都で復興の手伝いをしなさい」
ポーカーフェイスだったが、心の中では、私の娘が可愛い過ぎる!?と絶賛していた。
とある場所にて───
「私のダーリンに色目を使うメス猫達め。塵も残さず消滅させてやろうかしら」
シオンの母が千里眼の魔法で見ていた。
「おお怖いのぅ。女の嫉妬は醜いぞぃ?」
「モリガン、『また』死にたいの?」
モリガンの首には魔力で作られた首輪がしてあった。
「そう睨まんで欲しいのぅ。しかし、妾の【本当の契約】様には逆らおうとは思わんよ」
モリガンはフレイヤに召喚された訳ではない。すでにこの世界に召喚されており、フレイヤの召喚に応じた様に現れただけなのだ。
「確かに貴女にはある程度自由にさせたけど、まさかエルフの国を滅ぼそうとするなんてね。やり過ぎよ」
「それは違うぞぃ!妾は愛する者を殺された女王の側近に力を与えただけで、疫病は偶然じゃ!」
まぁ、確かにね。
改革には流血を伴う。
すでに正当な血筋の後継者のいないこの国に新しい風を呼び込むには、王族から秘密を打ち明ける必要があった。あの後継のクソ王妃は死んでもいいが、その子供達には罪はない。
それに秘密裏にオオラン帝国の皇帝からの親書から、力を付け過ぎた貴族達の一掃計画。
レイを預かっている手前、邪険にもできず、昔、別件で王城に忍び込んだ時に、助けたネクロス王国のハーフエルフの件も解決できるいい案が閃いたのはその時だった。
モリガンは大量の人間の魂を必要としており、セシリアはそれを一定の時間内に用意すると言う事を対価にモリガンと契約したのだ。
『まさか、万単位の人間の魂を手に入れて、最上級の魔族【進化】を果たしたのにまるで勝てぬとは』
モリガンは大量の魂を取込み、魔王種へと進化した。魔界に戻れば次の魔王候補として一目置かれる存在となっているだろうが、シオンの父と母にまるで手も足も出なかった。
モリガンもまさか多くて百人ぐらいの魂を用意できると思ったが、暗躍して戦争を起こし、万近い人間の魂を用意するとは思っても見なかった。
「でも、まぁ、王宮にいたゴミ貴族達もある程度消す事が出来たし、よしとしましょうか」
セシリアのその笑みにモリガンは心底恐怖を覚えた。
「契約者殿であれば皆殺しにできたであろうに、どうしてこんな手間を掛けて暗躍したのじゃ?」
「バカね。当時、アレだけ流血沙汰が横行しているとき、敵対している貴族が全員死んだら私がヤッたと思われるでしょう。そしたら私のイメージが壊れて血塗れ女王って呼ばれるじゃない!」
「そ、それほどまでにイメージを大事にするのかぇ?」
(汗)
理解できない感覚ではあったが、実力は魔王以上である。逆らおうと思わなかった。
「さて、これでダーリンと娘に綺麗になったこの国をプレゼントできるわね♪」
「はっ?」
モリガンは素で声が出るのであった。
「あ~地下の遺跡が完全に埋まってしまったね」
「貴重な遺跡が1つ無くなったな」
命が助かったばかりなのに呑気な会話だった。
仲間の騎士の1人が外の様子を見にいき戻ってきた。
「報告します!外のアンデットは突然に動きを止めて全て動かなくなりました。今は1箇所に集めて焼却しています!」
「よかったけど、外のアンデットってフレイヤさんじゃないんだよね?」
「確かにずっとソウル・ガレージの調整をしていたんだよな?」
と、なると?
「あ、心当たりのあるヤツが1人いたよ!」
「あのエルフの国で暗躍していたモリガンって魔族だな」
シオン達がまた警戒をし始めたが───
「そっちは終わったのかい?」
軽装の鎧を着た青年が話しかけてきた。
「どちら様ですか?」
エリザとエリーゼが首を傾げるが………
「パパ!?」
「師匠!?」
レイにとってはシオンの両親はどちらも師匠なのだ。
「シオンさんのお父様!?」
「若い!?」
「カッコいい!?」
女性陣からウケが良かった。
「初めまして。シオンの父で、ルースと言います。シオン、外でアンデットを操っていた魔族は『撃退』したよ」
「撃退ってパパでも仕留められなかったの?」
「うん、なかなか手強くてね。シオン、よく頑張った。偉いぞ!」
パパはシオンの頭を優しく撫でた。
「えへへっ♪久しぶりの撫で撫で♪」
「後は偉い人達の仕事だからね。そろそろ家に戻ろうか」
えっ?
これで終わりなの?
「でも、パパ!この戦争で沢山の人が傷付いたり建物が壊れたりしたの。国の復興に協力したいと思うんだけど……ダメかな?」
「シオン、立派になったね。わかったよ。もうしばらくは王都で復興の手伝いをしなさい」
ポーカーフェイスだったが、心の中では、私の娘が可愛い過ぎる!?と絶賛していた。
とある場所にて───
「私のダーリンに色目を使うメス猫達め。塵も残さず消滅させてやろうかしら」
シオンの母が千里眼の魔法で見ていた。
「おお怖いのぅ。女の嫉妬は醜いぞぃ?」
「モリガン、『また』死にたいの?」
モリガンの首には魔力で作られた首輪がしてあった。
「そう睨まんで欲しいのぅ。しかし、妾の【本当の契約】様には逆らおうとは思わんよ」
モリガンはフレイヤに召喚された訳ではない。すでにこの世界に召喚されており、フレイヤの召喚に応じた様に現れただけなのだ。
「確かに貴女にはある程度自由にさせたけど、まさかエルフの国を滅ぼそうとするなんてね。やり過ぎよ」
「それは違うぞぃ!妾は愛する者を殺された女王の側近に力を与えただけで、疫病は偶然じゃ!」
まぁ、確かにね。
改革には流血を伴う。
すでに正当な血筋の後継者のいないこの国に新しい風を呼び込むには、王族から秘密を打ち明ける必要があった。あの後継のクソ王妃は死んでもいいが、その子供達には罪はない。
それに秘密裏にオオラン帝国の皇帝からの親書から、力を付け過ぎた貴族達の一掃計画。
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モリガンは大量の人間の魂を必要としており、セシリアはそれを一定の時間内に用意すると言う事を対価にモリガンと契約したのだ。
『まさか、万単位の人間の魂を手に入れて、最上級の魔族【進化】を果たしたのにまるで勝てぬとは』
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モリガンもまさか多くて百人ぐらいの魂を用意できると思ったが、暗躍して戦争を起こし、万近い人間の魂を用意するとは思っても見なかった。
「でも、まぁ、王宮にいたゴミ貴族達もある程度消す事が出来たし、よしとしましょうか」
セシリアのその笑みにモリガンは心底恐怖を覚えた。
「契約者殿であれば皆殺しにできたであろうに、どうしてこんな手間を掛けて暗躍したのじゃ?」
「バカね。当時、アレだけ流血沙汰が横行しているとき、敵対している貴族が全員死んだら私がヤッたと思われるでしょう。そしたら私のイメージが壊れて血塗れ女王って呼ばれるじゃない!」
「そ、それほどまでにイメージを大事にするのかぇ?」
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理解できない感覚ではあったが、実力は魔王以上である。逆らおうと思わなかった。
「さて、これでダーリンと娘に綺麗になったこの国をプレゼントできるわね♪」
「はっ?」
モリガンは素で声が出るのであった。
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