婚約破棄されて森に捨てられた悪役令嬢を救ったら〜〜名もなき平民の世直し戦記〜〜

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嘘はいけません!いえ、本当なんです!(今までのおさらい)

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【お知らせ】
ストックが少なくなったので次回の更新は1週間後を予定しております。

第二章の更新はしばらくお待ち下さい。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
シオンは貰いすぎだと思い、もらった財宝の一部を使い、再度食料や生活物資を運ぶことにした。

「そんな!これ以上の恩を受ける訳には……」
「誇りも大事だけど、1番大切なのは民が飢えずに安心して暮らせる事でしょう?」

!?

「確かにそうです」
「それに貰い過ぎちゃったみたいだし、もう少し還元しないとね」
「シオン、貴方って人は………」

さて、どうしたものか。今から街に帰って、戻ってくるには時間が勿体無いな。

シオンは取り合えず辺境の街スローに戻ろうとしたが───

「大変だ!この辺りにはいないグリフォンが出たぞ!」

見張のエルフの声が飛んできた。

「あ、ナイスタイミングじゃん♪」

シオンは急いで街の外に出ると狼煙を上げた。
グリフォンのグーちゃんはすぐに降りてきた。

「やっぱりグーちゃんだった。どうしたの?」
『マスターの友人であるエリザが、なかなか帰ってこないマスターを心配して、様子を見に行ってほしいと懇願してきたの。私もマスターに会えなくて寂しかった」

ういやつじゃのぅ♪
シオンはグーちゃんに顔を埋めてもふもふを堪能した。

「うちの騎獣が迎えにきたみたい」
「えっ、それってAランクの魔物グリフォンですよね???」

カクカクシカジカと説明した。

「まさかAランクの魔物を手懐けて騎獣にするなんて……人間の国の技術力はエルフを凌駕しているのでは………」

エリーゼは人間の国に不安を覚えた。

「いやいや、シオンが規格外なだけで、普通はいないから」

レイとアイリスは否定した。

「ごめん、エリーゼ、半日ほど出発を待ってもらって良い?グーちゃんに乗って物資を運んでくるから」
「え、ええそれは構いませんが……」

シオンはそういうとグーちゃんに乗って飛び立った。

「まったくシオンは少しは今後のことも考えて欲しいよな」
「でも困っている人は放って置けない所がシオンの良いところだからね」

シオンは半日も掛からず3時間で戻ってきた。

「店の食べ物を根こそぎ買ってきたよ~いやー、大人買いは楽しいねぇ♪」
「街の人達の分はちゃんと残しておいてるんだよね?」

「勿論だよ!大猿の肉が大量に出回ってて値崩れしてたのを買い取ってきたんだよぉ~」

今回は小麦は少なかったが、干し肉などを多く買ってきたのだ。

「後はエルフの皆さんに頑張ってもらうしかないけどね」
「いいえ、本当に十分過ぎるほどです!私、エリーゼはシオンに生涯の忠誠を
誓います!」

「おもっ!重いよ!」
「大丈夫です。エルフは長寿ですからシオンの人間の生の分くらいはなんてことありません」
「ふむ、そう言われるとまぁ良いかな?って思っちゃうね」

シオンは単純だった。

「それより、これに乗って。グーちゃんに運んでもらうから」

シオンは小さな馬車の荷台を持ってきた。

「………グーには2人までしか乗れないはずじゃなかったけ?」
「だから、この荷台を爪で掴んで持ち上げて運んで貰うの♪」
「あ、危なくない?」

「大丈夫!グーちゃんにバフを掛けて体力と腕力強化するから♪」

ドヤ顔でシオンは言った。

「エリーゼ、これがシオンだから、慣れてくれ」
「念の為に防御魔法を掛けておくね。シオン以外に」

アイリスはしつらつだった。
こうしてシオンの仲間達は、心地の良い悲鳴を上げながら空の旅を楽しむのでした。



こうしてシオンとアイリスは約10日ぶりにスローに戻るのだった。
(シオンだけ物資調達に戻ったのはカウントしてません)

「念の為に取りあえず消毒して、よし!これで大丈夫!」

グリフォンを宿屋の横に停めて、宿に入ると───

ゴゴゴゴッッ!!!!!
異様なオーラを放つエリザが腕を組んで待ち構えていた。

「シオンさん?ちゃんと説明してもらえますでしょうか?」

「ぴぇっ!?」

シオンはそのエルザを見た瞬間に、クルクルと飛び上がり、ゴロゴロずさーーーー!!!!!!
と、ジャンピング土下座を決めた。

「申し訳ありませんでした!」

エリーゼは何がなんだかわからずポカーンとして、レイとアリシアは苦笑いをしていた。

「エリザさん、シオンが何をやらかしたの?」
「取り合えず部屋に行こうか?」

部屋に移動してからアリシアが聞くと、数時間前にシオンがグリフォンで戻ってきて、事情を聞こうとしたのに、無視して街の店をハシゴして色々な物を大人買いして、サッといなくなってしまったとのこと。

レイとアリシアはお互いの顔を見合わせてから頷いた。

『『ギルティ!!!』』

ノォォォォォォオオオオオオ!!!!!!!!

「ちょっと、どっちの味方なのよ!」
「エリザの方だけど?」
「酷いっ!?」

「だいたい急いで戻らないといけないから、集中していて周りが見えなかったんだよね。シオンの悪い癖だよ?」

アイリスはやれやれといった感じで言った。

「それで、詳しい事情を聞かせてもらえるかしら?」

ピコンッ!!!!
正座していたシオンは立ち上がると、カクカクシカジカと事情を話した。

ポカリッとエルザに頭を殴られた。

「シオンさん、こんな時まで嘘はいけません。報告・連絡・相談は正確にですよ!」

ホウレンソウはしっかりしようね。
シオンは涙目でレンとアイリスを見た。

「えっと、エリザさん、シオンの言っていることは本当なんだけど?」
「アイリスさん、シオンさんを庇いたいのはわかりますが、どう考えても嘘でしょう?」

【あらすじ】
妖精の導きにより、エルフの国の疫病の治療に行きました。数日の間、頑張ってエルフ達を治療しました。エルフの女王は疫病を恐れて城から出てきません。ある程度落ちついたので、今度は疫病の原因を探しました。疫病は山から流れてくる小川が汚染されているのが原因でした。実際に現場に行ってみると廃坑の後に、ゴブリンが住み着いており、その汚物が川に流され、汚染の原因でした。すぐにゴブリンを殲滅すると、奥にはドラゴンがいました。ドラゴンは女王に恨みを持つエルフが魔族を召喚して、召喚者のエルフとドラゴンを合成して【キメラ】となっていました。ドラゴンはその場を飛び出してエルフの国の結界を壊して城を襲いました。
シオンはそのドラゴンを一刀両断で瞬殺しました。
しかしその後、魔族が現れて、城から出てきた女王を魔人化させました。女王は不正をして今の地位に着いていたのをバラされ、魔族に近い力で襲ってきました。

最後はシオンが仲間と協力して女王を倒して、エルフの国を救いました。

シオン達は疫病でエルフ達を救い、ドラゴンを倒し、魔人化した女王も倒して、エルフの国の英雄となり凱旋したのでした。

めでたしめでたし♪

『終わり』


「・・・こんな話、信じられますか?」

一同
『『絶対に嘘じゃん!!!!』』

改めて聞くと信じられないと思う当人達であった。

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