悪徳領主の娘に転生しました。『魔法学園恋愛編!』たぶん!

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楽しい(地獄)臨海学校デスよ!

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朝から疲れたシオンだったが、臨海学校の会場となる王様御用達の高級温泉旅館に着くとテンションが上がった!

「よし!楽しむぞぉ~!!!」

拳を天に向けて、やったるぞー!みたいなポーズを取るシオンにウンディーネが皆に言った!

「よし!全員いるのぅ?荷物を置いたら裏庭に集合じゃ!15分後までに集まるように!遅れた者は……………まっ、死にはしないじゃろう」

えっ!?
何をされるのよ!気になる………

「私達の部屋はここみたい!」

シオン達は、シオン、フレイ、ミレイユ、セリスのいつもメンバーで1部屋だった。

「畳の良い匂い♪」
「広いねぇ~」
「窓の外を見て!凄く良い景色よ!」

シオン達には5階の最上階の部屋だった。いや、女子生徒は5階で男子は4階と3階であった。(男子の方が多いので)

「ここからシオンの治めるシルクード領が一望できるのね。シオンが頑張っているから、ここの街には活気があるわ」

ミレイユの言葉にシオンは照れた。

「いきなり何を言うのよ」
「あっ、シオン照れてる?」

「べ、別に~?そろそろ行くよ!」

シオンは逃げるように出ていった。

「うふふ、シオンは可愛いわね」
「そうですね。………だから守って上げないとね」

この時だけは年上のお姉さんみたいにほんわかと和むフレイ達だった。







「ほう?珍しく早いのぅ?」

ウンディーネが関心したように言った。

「………なんか、いつもダメな子みたいに言わないでちょうだい」

いやだってお前はと………ウンディーネは大人なので口には出さなかった。
少しして、生徒全員が集まった。

「よし、これより裏山の方へ歩くのじゃ」

この高級温泉旅館は高台にあり、山の中腹に位置している。裏手には緑豊かな山と森林が広がっていた。

ウンディーネに付いて行くと、立派な滝が見えてきた。

「おおっ!凄いよ!」
「立派な滝だなぁ~」

多くの生徒が観光と思って歓声を上げていた。

「うむうむ♪妾が丁寧に手入れをして作ったからのぅ!」

えっ?この滝はウンディーネが作ったの!?

「では、恒例の………」

ウンディーネの言葉に察しの良い生徒が、まさか!?と、驚愕した。

「期待を裏切って悪いが、この滝に打たれる訳ではない。この水鏡(みかがみ)の滝に向かって水系の魔法を撃ち込む訓練である!」

およよ?打たれるんじゃないの?読者の期待を裏切っちゃダメでしょう?

「ちょうどいい、シオンよ『軽く』魔法を撃ってみよ」

ふふん♪やってやろうじゃない!
でも、確かに強力な魔法だとまた被害が出るし『軽く』連続水弾でも撃ってみよう。

シオンは滝に向かって手のひらを向けた。

「はっ!」

一声で、手のひらから水の弾丸がドドドドッ!!!と、放たれた!

「ふぅ~これでいいの?」

珍しくシオンは手加減をして綺麗に見本を見せた。

「うむ、素晴らしい手本じゃった。じゃが、放たれた水弾が滝に消えて行った所を見て欲しかったのぅ?」

うんっ?
そういえば、水に吸い込まれるように消えたような…………?あれ?

「シオン、余所見をするでないぞ?前を見よ」

ほえっ?
シオンが前の滝を見ると、滝からシオンが放った水弾が跳ね返ってきた!?

あばばばばばっ!!!!!!!

水弾を顔に連続で受けてシオンは………まぁ、そんな感じで倒れるのであった。

ちょっと!雑じゃないかな!?

「とまぁ、シオンが素晴らしい手本を見せてくれた所で、皆にも同じ事をやってもらうのじゃ」

ちょっと待て!さっきと同じ事を言われているけど、なんか釈然としないんですが!!!

ガシッとウンディーネの肩を掴んだシオンが、ゾンビのように言った。

「…………何か言うことは?」(低い声)
「…………仕方がない。詫びの品はこれでよいかのぅ?」

ウンディーネは懐から四角い紙をシオンにだけ見せた。

「これは!?………ちっ、仕方がない。今回だけだからね!」

ささっと、その紙を懐に閉まった。

「コホンッ、この滝に水魔法を放つと跳ね返ってくる。その跳ね返ってきた魔法にまた魔法を放ち相殺するのが今回の訓練じゃ!更に、滝の流れを読んで放つと跳ね返ってこないのじゃ。この2つを意識してやってもらう!」

こうして臨海学校の最初の課題は滝に向かって魔法を撃つことでした。




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