65 / 94
緊急事態!
しおりを挟む
ウンディーネは精霊学園の学園長室で、シルフィードの代わりに指示を出していた。
「急ぎ、生徒達を学園へ連れ戻すのじゃ!」
休日と言う事もあり、街へ買い物へ出掛ける生徒が多かった。しかし、ここがシオンの領地だと言う事が幸いした。
領地中にサイレンが鳴り響いた。
『緊急警報!緊急警報!各地で魔王軍が侵攻してきました。人々は速やかに帰宅して下さい。ここも狙われる可能性があります!』
繰り返します。
・
・
・
・
・
街の至る所にサイレンと『声」が鳴り響いた。
災害などあった時の備えである。
ざわざわ
ざわざわ
モデルをやり、精神が疲れ果てていたシオン達も飛び上がった。
「何ですって!?」
ここには高位の貴族が多く集まっていたので、王妃様とフレイのお母さんにお願いして避難誘導をしてもらった。
シオン達生徒は急いで精霊学園へ帰宅に着いた。
その帰りの最中だった。道は慌てている人々で渋滞していたため、馬車は使わず徒歩で帰った。転移も考えたが、領地の様子を確認する為にも徒歩にしたのだ。
タタタタッ
走りながらシオンはウンディーネと連絡を取った。
『ディーネ!どうなっているの?』
念話で情報を確認した。
『各地で魔王軍が大軍で攻めてきたのじゃ!しかも、それを率いておる軍団長はかなり強いみたいじゃ!』
なんだと!?
この前の四天王(笑)は、こちらの油断を誘う為の罠だったのか!?
『領地を確認しながらすぐ帰宅するから、他の生徒の安全確認をお願い!』
そこに新たなサイレンが鳴り響いた。
『魔境の森より魔王軍が攻めてきました。近くに住む住民は北の方へ避難してくだい。繰り返します──』
!?
「ここにも攻めてきたの!?」
「シオン、ここは1度戻るべきよ!魔王軍の目的はあなたの可能性が高いわ!」
フレイがそう言ったが、シオンはすぐに救援に行くべきか悩んでいた。
「お嬢様、すでに配下の精霊や冒険者達が迎撃に向かっております。取り敢えず精霊学園へ戻ってウンディーネと対策を話し合うべきです」
珍しくスノーがまっとうな事を言ってきた。
「………わかったわ。このまま学園へ戻りましょう」
『あら?それは困るわ。今回の目的は、各四大精霊をバラけさせて、あなたを守るガードを減らすのが狙いなのですから』
!?
突然の声にシオン達は周囲を警戒した。
幸いにも、市街地を抜けており周囲は田畑ばかりの場所だった。
「誰よ!姿を見せなさい!!!」
シオンの声に反応するかのように、地面から黒い水が溢れ出し、そこから妖艶な黒髪の女性魔族?が現れた。
「お初にお目にかかります。お姫様。私は魔将軍が1人、ダークリキッドと申します。お見知りおきを」
丁寧に優雅に頭を下げるダークリキッドがいっそう不気味に思えた。
「………あなた1人で私達に勝てると思っているの?」
目の前の魔将軍は確かに強い!
でも、シオンを初めスノーやミレイユと言ったシオンの強力な仲間がいるのだ。負けるとは思えなかった。
「ああ、それは失礼致しました。我が主君もいらっしていますので御安心下さい」
!?
魔将軍の主君って…………まさか!?
ダークリキッドは空間に黒い壁を開けると、そこから何者かが出てくるのだった。
「急ぎ、生徒達を学園へ連れ戻すのじゃ!」
休日と言う事もあり、街へ買い物へ出掛ける生徒が多かった。しかし、ここがシオンの領地だと言う事が幸いした。
領地中にサイレンが鳴り響いた。
『緊急警報!緊急警報!各地で魔王軍が侵攻してきました。人々は速やかに帰宅して下さい。ここも狙われる可能性があります!』
繰り返します。
・
・
・
・
・
街の至る所にサイレンと『声」が鳴り響いた。
災害などあった時の備えである。
ざわざわ
ざわざわ
モデルをやり、精神が疲れ果てていたシオン達も飛び上がった。
「何ですって!?」
ここには高位の貴族が多く集まっていたので、王妃様とフレイのお母さんにお願いして避難誘導をしてもらった。
シオン達生徒は急いで精霊学園へ帰宅に着いた。
その帰りの最中だった。道は慌てている人々で渋滞していたため、馬車は使わず徒歩で帰った。転移も考えたが、領地の様子を確認する為にも徒歩にしたのだ。
タタタタッ
走りながらシオンはウンディーネと連絡を取った。
『ディーネ!どうなっているの?』
念話で情報を確認した。
『各地で魔王軍が大軍で攻めてきたのじゃ!しかも、それを率いておる軍団長はかなり強いみたいじゃ!』
なんだと!?
この前の四天王(笑)は、こちらの油断を誘う為の罠だったのか!?
『領地を確認しながらすぐ帰宅するから、他の生徒の安全確認をお願い!』
そこに新たなサイレンが鳴り響いた。
『魔境の森より魔王軍が攻めてきました。近くに住む住民は北の方へ避難してくだい。繰り返します──』
!?
「ここにも攻めてきたの!?」
「シオン、ここは1度戻るべきよ!魔王軍の目的はあなたの可能性が高いわ!」
フレイがそう言ったが、シオンはすぐに救援に行くべきか悩んでいた。
「お嬢様、すでに配下の精霊や冒険者達が迎撃に向かっております。取り敢えず精霊学園へ戻ってウンディーネと対策を話し合うべきです」
珍しくスノーがまっとうな事を言ってきた。
「………わかったわ。このまま学園へ戻りましょう」
『あら?それは困るわ。今回の目的は、各四大精霊をバラけさせて、あなたを守るガードを減らすのが狙いなのですから』
!?
突然の声にシオン達は周囲を警戒した。
幸いにも、市街地を抜けており周囲は田畑ばかりの場所だった。
「誰よ!姿を見せなさい!!!」
シオンの声に反応するかのように、地面から黒い水が溢れ出し、そこから妖艶な黒髪の女性魔族?が現れた。
「お初にお目にかかります。お姫様。私は魔将軍が1人、ダークリキッドと申します。お見知りおきを」
丁寧に優雅に頭を下げるダークリキッドがいっそう不気味に思えた。
「………あなた1人で私達に勝てると思っているの?」
目の前の魔将軍は確かに強い!
でも、シオンを初めスノーやミレイユと言ったシオンの強力な仲間がいるのだ。負けるとは思えなかった。
「ああ、それは失礼致しました。我が主君もいらっしていますので御安心下さい」
!?
魔将軍の主君って…………まさか!?
ダークリキッドは空間に黒い壁を開けると、そこから何者かが出てくるのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……
buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。
みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
宿敵の家の当主を妻に貰いました~妻は可憐で儚くて優しくて賢くて可愛くて最高です~
紗沙
恋愛
剣の名家にして、国の南側を支配する大貴族フォルス家。
そこの三男として生まれたノヴァは一族のみが扱える秘技が全く使えない、出来損ないというレッテルを貼られ、辛い子供時代を過ごした。
大人になったノヴァは小さな領地を与えられるものの、仕事も家族からの期待も、周りからの期待も0に等しい。
しかし、そんなノヴァに舞い込んだ一件の縁談話。相手は国の北側を支配する大貴族。
フォルス家とは長年の確執があり、今は栄華を極めているアークゲート家だった。
しかも縁談の相手は、まさかのアークゲート家当主・シアで・・・。
「あのときからずっと……お慕いしています」
かくして、何も持たないフォルス家の三男坊は性格良し、容姿良し、というか全てが良しの妻を迎え入れることになる。
ノヴァの運命を変える、全てを与えてこようとする妻を。
「人はアークゲート家の当主を恐ろしいとか、血も涙もないとか、冷酷とか散々に言うけど、
シアは可愛いし、優しいし、賢いし、完璧だよ」
あまり深く考えないノヴァと、彼にしか自分の素を見せないシア、二人の結婚生活が始まる。
【本編完結】伯爵令嬢に転生して命拾いしたけどお嬢様に興味ありません!
ななのん
恋愛
早川梅乃、享年25才。お祭りの日に通り魔に刺されて死亡…したはずだった。死後の世界と思いしや目が覚めたらシルキア伯爵の一人娘、クリスティナに転生!きらきら~もふわふわ~もまったく興味がなく本ばかり読んでいるクリスティナだが幼い頃のお茶会での暴走で王子に気に入られ婚約者候補にされてしまう。つまらない生活ということ以外は伯爵令嬢として不自由ない毎日を送っていたが、シルキア家に養女が来た時からクリスティナの知らぬところで運命が動き出す。気がついた時には退学処分、伯爵家追放、婚約者候補からの除外…―― それでもクリスティナはやっと人生が楽しくなってきた!と前を向いて生きていく。
※本編完結してます。たまに番外編などを更新してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる