悪徳領主の娘に転生しました。『魔法学園恋愛編!』たぶん!

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やられたら倍返しだ!

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シオン達は転移で学園に戻ってきた。
すぐに保健室へ手当てをする事になったが、保健室には各四大精霊達がベットで寝ていた。

「これはいったい…………」

シオン達はかすり傷程度であったが、取り敢えず手当てを受けながら状況を確認した。

「シオン!無事で良かった」

クリスが駆け寄った。どうやらウンディーネの指示で、2年生のガイアと共に生徒達の点呼をとり、学園の安全を守っていたそうだ。

そして、ボロボロで帰ってきた四大精霊達の手当てをしていたのだ。

「クリスも無事で良かったわ」

再会を喜ぶ間もなく、ベットに横になりながらシルフィードは怒気を含んだ声で言った。

「油断していたとはいえ魔将軍達は許さないわ!」

悔しそうに拳を握るシルフィードに注意した。

「シルフィード様、安静にしてください。あばら骨をやられているんですから」

クリスはシルフィードに言った後、イフリートと一緒に戻ってきたイルミナがシオンに話した。

「私がいながら申し訳ありません。我が母イフリートが1番の重傷です」
「あのイフリートが!?」

シオンは驚きの声を上げた。

「どうやら魔将軍達は魔王と同じく邪神の力を宿しているそうです。邪神の力を纏った攻撃を受けたため、傷の治りが遅いみたいで………」

「邪神ねぇ~?そう言えば魔王は復活してたけど邪神も復活したのかしら?」
「いや、邪神は復活しておらぬ。邪神は我々【五大精霊】が封じた存在じゃ。復活すれば気配でわかるのじゃ」

うん?

「ウンディーネ、今、五大精霊って言った?」
「うむ、我々の他に実は光の精霊がいたのじゃが、邪神を封じる為に、自分も一緒に封印されたのじゃ。もし邪神が復活すればあやつも復活するのじゃが…………」

言いにくそうにするウンディーネを見てそれ以上聞くのを止めることにした。

「まぁ、昔の話しだしね。それより問題は一週間後に魔王が攻めてくることよね」

腕に包帯を巻いたノームも真面目な顔で言った。

「それで?シオンは大人しく魔王の花嫁になるのかしら?」
「ちょっと!冗談でも止めてよね!」

ノームとシオンの会話にクリスが口を挟んだ。

「ノーム様、それはどういうことですか?」

ノームは念話でウンディーネから話を聞いていたが、クリスは知らなかった。

「えっと………実は──」

話を聞いたクリスは微笑んでいたが、目が笑っていなかった。

「…………クソ魔王が。シオンの子供を作るだって?塵も残さず消滅させてやる」

低い声でクリスは呟くのだった。

「うむ、そんな事は我々が決して許さんのじゃ!」

唯一無事であったウンディーネがその場をまとめて言った。皆が頷く中──

「私は守られてばかりじゃいないわよ?やられたら倍返しよ!この借りは高く付くことを思い知らせてやるわ!」
(半◯風)

シオンは拳を高く上げて闘志を燃やした。


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