悪徳領主の娘に転生しました。『魔法学園恋愛編!』たぶん!

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後始末

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魔王城が墜落!?

「えっ?どうして!?」

ノームは驚いた声を上げた。

「当たり前でしょう!魔王が死んで、さらには邪神も死んで魔力供給が絶たれたのだからね!」
「別に問題ないだろう?ただ墜落するだけだろう?」

脳筋症のイフリートは何もわかっていなかった。

「たわけ者が!このまま海に堕ちれば津波が発生し、周辺の海岸は津波に呑まれて、大勢の人々が死に、生活基盤が失われるのじゃぞ!」

!?

「それはヤバいじゃないか!?」
「だから焦っておるのじゃろうが!!!早目に全員で準備すれば対応できるじゃろう!」

イフリートも理解して、二人を止めにかかった。

「お前達!いい加減に一旦止めろーーーーーーー!!!!!!」

イフリートの巨大な炎が二人を分断させた。

「ちっ、良いところで邪魔しおって!」
「クソッ、もう少しで一発叩き込めたのに!」

女の子がクソッとか言っちゃっダメです!

「御主ら、取り敢えず1度休戦じゃ!魔王城が墜落する!早く対処しなければ大勢の人間が死ぬ事になるのじゃぞ!」

!?

「は、早く言ってよ!」

シオンは構えを解いてウンディーネにどうすれば良いのか対策を聞いた。

「………まっ、仕方ないか。これから先、いくらでも殺ることができるだろう」

大精霊シャインも取り敢えず休戦に応じるのだった。そしてシオン達は転移でシルクード領の海岸に転移した。

「うわっ!本当に目と鼻の先まで来てたんだ!」

沖合い1キロの所まで魔王城は来ており、そこで止まっていた。

「魔王城を安全に海に着水させる為に、海底に大規模魔方陣を展開するのじゃ!妾とスノー、後からくるリヴィで着水の時の津波を緩和させる。堕ちる速度を緩める為にシルフィードとイフリートが精霊魔法で対応する。ノームは円形で周囲に土の壁を作り、津波の防波堤を作って欲しいのじゃ」

「「「了解!!!!」」」

「シオンは我々に魔力を供給して欲しいの!流石に連戦で、魔力が少ないのよ」
「わかったよ!いくらでも持っていってね!」

それからすぐに海龍のリヴィがやってきた。学園の生徒達も次々に海岸へ駆け付けた。

ウンディーネ達は集中して大規模魔方陣を描いていた。

「みんな!魔王や邪神は倒したわ!でも、あの魔王城が堕ちてくるの!そうなると、とんでもない被害がでるわ!ウンディーネや他の四大精霊達に魔力を送って欲しいの!」

シオンのかけ声で、生徒達は一斉に魔力を送った。それと共に、シルクード領に住む領民達も駆け付け、見よう見まねで魔力を送ったり、祈りを捧げたりして協力した。

信仰も力になるのだから──

それを見ていたシャインは、人間達の一致団結を見て一言、面白いと呟いた。


そして、ゆっくりと堕ちた魔王城は大きな津波も発生せず、無事に着水しみんなで喜び合うのであった。

後にこの魔王城は、ネズミーランドをマネてテーマパークとして、大陸中から人の集まる人気スポットとなるのは、少し先の話である。




    
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