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第5章 揺れる心と揺らがぬ決意
決戦間近
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その後、解毒薬となる木の実を大量に集めてきたとの報告を受け、拓也とクルオルは部屋を出ていった。
今は敵の操り人形となって自我を失っている人々も、これで呪縛から解放されることだろう。
彼らがそれで幸せなのかどうかは、言及できるところではないが。
騒ぎを起こした人々への対処が終わったら、表立った調査は調査班に任せ、拓也とクルオルも基本的に自分たちと一緒にいることになった。
双蓮の種が蕾から花に育つまで、そんなに時間はかからないらしい。
敵が恐れている満月も近い。
ここまでこれば、あえて別行動をすることで情報を撹乱する必要はないだろうと判断してのことだった。
向こうが襲ってくるのなら、こちらは堂々と相手をするつもり。
……ただ、そのためにはもう少し休む必要がありそうだ。
実は、いつもなら気にもしない重力をひしひしと感じながら、ベッドにうつ伏せになっていた。
後味が最悪だったあの木の実の効果は絶大だった。
口から喉にかけて居座っていた不快感に耐えるのはなかなかの苦痛だったが、それを耐え抜いてしまえば体は一気に楽になった。
とはいえ、魔法を使うには少し無理がある。
まあ、仮に魔法を使おうとしたところで、あの過保護コンビがそれを許してくれるとは思わないけど。
実は微かに頭を上げ、尚希の様子を窺う。
尚希はこちらを気遣ってか、自分からは声をかけてこない。
その分ニューヴェルに持ち帰る予定の仕事が大いに捗っているらしく、紙面をさらさらと走るペンの速さには目を瞠るものがあった。
特に声をかける用事もないので、実はそのまま意識を至るところに向ける。
動物並みだと定評がある五感が小さな足音を拾ったのは、その時だった。
歩幅の狭い、軽い足音だ。
その足音は時おり止まりながら、それでも確実にこちらへと向かってくる。
そして―――
「パ……実おにーちゃーん!」
無邪気な顔と声で、リーネが飛び込んできた。
「おー、今度はパパって言わなかったね。偉い偉い。」
傍に寄ってきたリーネの頭をなでると、リーネはその顔に不思議そうな表情を浮かべた。
「どうしたの? かぜひいたの?」
「うーん、そんなところかな。薬を飲んだから、すぐによくなるよ。」
「パパもおかぜ?」
「パパは憎たらしいくらい元気だから、心配しなくていいよ。」
「こら、実。」
ノルンの抗議的な言葉は、聞かなかったことにする。
できるだけ明るく笑って実がリーネの頭をもう一度なでると、リーネは照れくさそうな笑顔になって、自分の頭を実の手ごと押さえた。
それからのリーネは、数時間前と同じように他愛もない話をして楽しげに笑っていた。
そんなリーネの話を聞きつつ、実の耳はまた別の音を聞き取っていた。
「……リーネ。」
実は指先でリーネの唇をそっと塞ぐ。
それと同時に、部屋の入り口の布が大きく揺れた。
さっきから微かな羽ばたきの音が耳に入っていたのだが、その音の主がこの部屋のすぐ側に着地したようだ。
実と尚希、そして何も分かっていない様子のリーネが見つめる中、大きく揺れていた布が外から開かれた。
「失礼します。」
入ってきたのはヴィオルだった。
彼は心なしか青い顔をしていたが、実と目が合うと安堵したように表情を緩めた。
「クルオルから聞きました。お体の調子は大丈夫ですか?」
「クルオルがくれた木の実のおかげで、なんとか。心配させたみたいですみません。」
実は両手に力を入れ、ゆっくりと体を起こす。
すると、途端に血相を変えたヴィオルが駆け寄ってきた。
「ご無理をなさらないでください。今回の一件、なんとお詫びしていいか……」
ヴィオルは悔しげに唇を噛む。
そんなヴィオルに対して、実は静かに首を振った。
「いや、今回は俺の油断が大きな原因ですから。本当に、気にしないでください。」
「……分かりました。しかし、このままではお体もつらいでしょう。後でまた薬を持っていかせます。」
「ありがとうございます。確かに、まだ少しきついですね。」
柔らかな微笑を浮かべ、実はヴィオルの言葉を快く受け入れた。
それに一度は表情を和らげたヴィオルだったが、その顔はすぐに不安げな色に変わる。
「しかし……一体、いつまでこんなことが続くのか……」
呟くヴィオルは、その身の内に渦巻く不安からか、両手を強く握り締める。
「きっと、もうすぐ終わりますよ。」
実は、きっぱりと断言した。
その言葉を受けて怪訝そうな顔をするヴィオルを見やり、実は言葉を続ける。
「暴動の原因はアケシアの粉にあるってはっきりしたし、証拠品も押収できたって話です。それに、ノルンさんが戻ればこの騒動も収まるんですよね? ……なら、もう数日とかからないんじゃないですか?」
「え…?」
ヴィオルがその顔に微かな動揺を浮かべて、目をしばたたかせる。
そんなヴィオルの反応に、実の方が目を丸くした。
「クルオルから聞いてないんですか? なんでも、調査の中でノルンさんに繋がる有力な情報を得られたそうですよ。ねえ、尚希さん?」
双蓮の種の役割や長の肉体が再生される仕組みは、たとえ家族であっても教えてはいけないとのこと。
故にとっさにテキトーな建前を取り繕ったのだが、さすがは尚希と言うべきか。
唐突に建前上の話を振られたにもかかわらず、彼は当然のように話に乗って頷いてくれた。
「ああ。というか、オレとしてはその情報が何なのかを早く教えてほしいんだけど……拓也もクルオルも、一向に戻ってこないな。」
「それですよ、それ。あの二人、調査班として動き始めてから、やたらと仲良くなってません? 何かにつけて言い争ってる割には、どんどん息ピッタリになっていくっていうか……」
「まあ、喧嘩するほどなんとやらって言うしな。」
「いや。それで二人行動ばかりされると、俺としては困るんですけど。」
実が不満を示すように唇を尖らせると、それまで真剣な表情で話を聞いていたヴィオルが苦笑を浮かべて息をついた。
「そうなんですか…。最近は完全に別行動をしていたせいか、情報の共有が中途半端のようですね。今度、クルオルにも話を聞いておきます。」
そう告げたヴィオルは、その場からゆっくりと立ち上がる。
「とりあえず、今は実さんの薬を用意する方が優先ですね。すぐに手配してきます。」
去り際に、ヴィオルは実の傍にいたリーネの頭を優しくなでる。
「リーネ。パパがいなくなって寂しいのは分かるが、あまりお客様にご迷惑をかけないようにな。」
「………」
実にすがりついて何も言わないリーネにまた苦笑を漏らし、ヴィオルは部屋を出ていく。
そんな彼を見送りながら、実と尚希は二人で意味ありげに目配せをした。
そのすぐ隣で―――
「…………パパ……」
リーネは、小さく震えていた。
今は敵の操り人形となって自我を失っている人々も、これで呪縛から解放されることだろう。
彼らがそれで幸せなのかどうかは、言及できるところではないが。
騒ぎを起こした人々への対処が終わったら、表立った調査は調査班に任せ、拓也とクルオルも基本的に自分たちと一緒にいることになった。
双蓮の種が蕾から花に育つまで、そんなに時間はかからないらしい。
敵が恐れている満月も近い。
ここまでこれば、あえて別行動をすることで情報を撹乱する必要はないだろうと判断してのことだった。
向こうが襲ってくるのなら、こちらは堂々と相手をするつもり。
……ただ、そのためにはもう少し休む必要がありそうだ。
実は、いつもなら気にもしない重力をひしひしと感じながら、ベッドにうつ伏せになっていた。
後味が最悪だったあの木の実の効果は絶大だった。
口から喉にかけて居座っていた不快感に耐えるのはなかなかの苦痛だったが、それを耐え抜いてしまえば体は一気に楽になった。
とはいえ、魔法を使うには少し無理がある。
まあ、仮に魔法を使おうとしたところで、あの過保護コンビがそれを許してくれるとは思わないけど。
実は微かに頭を上げ、尚希の様子を窺う。
尚希はこちらを気遣ってか、自分からは声をかけてこない。
その分ニューヴェルに持ち帰る予定の仕事が大いに捗っているらしく、紙面をさらさらと走るペンの速さには目を瞠るものがあった。
特に声をかける用事もないので、実はそのまま意識を至るところに向ける。
動物並みだと定評がある五感が小さな足音を拾ったのは、その時だった。
歩幅の狭い、軽い足音だ。
その足音は時おり止まりながら、それでも確実にこちらへと向かってくる。
そして―――
「パ……実おにーちゃーん!」
無邪気な顔と声で、リーネが飛び込んできた。
「おー、今度はパパって言わなかったね。偉い偉い。」
傍に寄ってきたリーネの頭をなでると、リーネはその顔に不思議そうな表情を浮かべた。
「どうしたの? かぜひいたの?」
「うーん、そんなところかな。薬を飲んだから、すぐによくなるよ。」
「パパもおかぜ?」
「パパは憎たらしいくらい元気だから、心配しなくていいよ。」
「こら、実。」
ノルンの抗議的な言葉は、聞かなかったことにする。
できるだけ明るく笑って実がリーネの頭をもう一度なでると、リーネは照れくさそうな笑顔になって、自分の頭を実の手ごと押さえた。
それからのリーネは、数時間前と同じように他愛もない話をして楽しげに笑っていた。
そんなリーネの話を聞きつつ、実の耳はまた別の音を聞き取っていた。
「……リーネ。」
実は指先でリーネの唇をそっと塞ぐ。
それと同時に、部屋の入り口の布が大きく揺れた。
さっきから微かな羽ばたきの音が耳に入っていたのだが、その音の主がこの部屋のすぐ側に着地したようだ。
実と尚希、そして何も分かっていない様子のリーネが見つめる中、大きく揺れていた布が外から開かれた。
「失礼します。」
入ってきたのはヴィオルだった。
彼は心なしか青い顔をしていたが、実と目が合うと安堵したように表情を緩めた。
「クルオルから聞きました。お体の調子は大丈夫ですか?」
「クルオルがくれた木の実のおかげで、なんとか。心配させたみたいですみません。」
実は両手に力を入れ、ゆっくりと体を起こす。
すると、途端に血相を変えたヴィオルが駆け寄ってきた。
「ご無理をなさらないでください。今回の一件、なんとお詫びしていいか……」
ヴィオルは悔しげに唇を噛む。
そんなヴィオルに対して、実は静かに首を振った。
「いや、今回は俺の油断が大きな原因ですから。本当に、気にしないでください。」
「……分かりました。しかし、このままではお体もつらいでしょう。後でまた薬を持っていかせます。」
「ありがとうございます。確かに、まだ少しきついですね。」
柔らかな微笑を浮かべ、実はヴィオルの言葉を快く受け入れた。
それに一度は表情を和らげたヴィオルだったが、その顔はすぐに不安げな色に変わる。
「しかし……一体、いつまでこんなことが続くのか……」
呟くヴィオルは、その身の内に渦巻く不安からか、両手を強く握り締める。
「きっと、もうすぐ終わりますよ。」
実は、きっぱりと断言した。
その言葉を受けて怪訝そうな顔をするヴィオルを見やり、実は言葉を続ける。
「暴動の原因はアケシアの粉にあるってはっきりしたし、証拠品も押収できたって話です。それに、ノルンさんが戻ればこの騒動も収まるんですよね? ……なら、もう数日とかからないんじゃないですか?」
「え…?」
ヴィオルがその顔に微かな動揺を浮かべて、目をしばたたかせる。
そんなヴィオルの反応に、実の方が目を丸くした。
「クルオルから聞いてないんですか? なんでも、調査の中でノルンさんに繋がる有力な情報を得られたそうですよ。ねえ、尚希さん?」
双蓮の種の役割や長の肉体が再生される仕組みは、たとえ家族であっても教えてはいけないとのこと。
故にとっさにテキトーな建前を取り繕ったのだが、さすがは尚希と言うべきか。
唐突に建前上の話を振られたにもかかわらず、彼は当然のように話に乗って頷いてくれた。
「ああ。というか、オレとしてはその情報が何なのかを早く教えてほしいんだけど……拓也もクルオルも、一向に戻ってこないな。」
「それですよ、それ。あの二人、調査班として動き始めてから、やたらと仲良くなってません? 何かにつけて言い争ってる割には、どんどん息ピッタリになっていくっていうか……」
「まあ、喧嘩するほどなんとやらって言うしな。」
「いや。それで二人行動ばかりされると、俺としては困るんですけど。」
実が不満を示すように唇を尖らせると、それまで真剣な表情で話を聞いていたヴィオルが苦笑を浮かべて息をついた。
「そうなんですか…。最近は完全に別行動をしていたせいか、情報の共有が中途半端のようですね。今度、クルオルにも話を聞いておきます。」
そう告げたヴィオルは、その場からゆっくりと立ち上がる。
「とりあえず、今は実さんの薬を用意する方が優先ですね。すぐに手配してきます。」
去り際に、ヴィオルは実の傍にいたリーネの頭を優しくなでる。
「リーネ。パパがいなくなって寂しいのは分かるが、あまりお客様にご迷惑をかけないようにな。」
「………」
実にすがりついて何も言わないリーネにまた苦笑を漏らし、ヴィオルは部屋を出ていく。
そんな彼を見送りながら、実と尚希は二人で意味ありげに目配せをした。
そのすぐ隣で―――
「…………パパ……」
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