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忌まわしき過去
邪悪な野心
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ソープランドでの会話
ーーーーーーーーーーーー
達也は週に2,3回、多い時で4回店に通い、必ず鴨志田を指名する。
鴨志田の源氏名は皐月(さつき)、店のホームページでは28才になっている。
この店は、20代前半から30代前半のソープ嬢が在籍しており、値段は通常の店よりもやや高めだ。
ヤミ金から借金をして逃げ回っていたが、捕まってソープに沈められ、1ヶ月が経過した。
ソープで働く条件で店側が借金を肩代わりしている為、逃げ出す事も出来ない。
達也が鴨志田と初めて会ったのはこの店に入って彼女を指名した事がきっかけだ。
その頃の達也は父の残した財産をギャンブルやキャバクラ、風俗等で散財し、アパートの家賃はおろか、学費すら満足に払えない状態だった
。
それでも達也は、いざとなったら父のマンションを売れば金になると思い、亮輔を追い出そうと考えていた。
しかし、マンションは既に売却され、新しい住民が暮らしていた。
(クソっ、まさか売りに出していたとはっ!)
達也は住む場所が無くなり、焦った。
家賃を滞納してアパートを追い出され、大学の友人の家を転々としていた時に亮輔と偶然この店の前で出会った。
(チャンスだ!)
達也は考えた。
亮輔を邪険に扱うより、良き兄を演じて近づき、母の千尋から金を引っ張りだそうと思いついた。
達也の思惑通りに事が進み、千尋の援助を受け、会社の跡を継ぐ事を約束された。
後は亮輔と千尋をどうやって追い出すか、その為にはパートナーが必要と考えた、鴨志田に話を持ちかけようとしていた。
達也は事前に亮輔から鴨志田に関することを聞き出した。
亮輔は鴨志田の実の子という事以外は素直に話した。
(おかしい。何で教師と生徒が一緒に住むんだ?)
成り行きとは言え、鴨志田が亮輔と一緒に住む事が腑に落ちない。
理由を聞いても、亮輔は口を閉ざすだけだった。
(あの女なら知っている筈だ)
会社の帰り、達也が運転する車の中で千尋に聞いた。
「前から思ってたんだけど、オレと亮輔は兄弟なのに、あんまり似てないっていうか…
ホントのところ、どうなのかな?」
「…え、何を言うのよ、いきなり?」
思いもよらない疑問に助手席の千尋は戸惑いを隠せない。
話すべきか…
迷ったが、いずれは分かる事。
千尋は真相を話した。
「実はね、亮輔は私の子供じゃないの…」
「…え~っ?」
達也は驚いた。
「貴方は知らないけど、亮輔の高校の担任教師が大学生の頃にお父さんと関係を持って…
私は本来、あなたを引き取るつもりだったの」
千尋は亮輔が生まれた経緯を話した。
(フッ、そうか…アイツはあのソープ嬢のガキか)
込み上げる笑いを押し殺しながら、神妙な面持ちで千尋の話を聞いた。
(よし、決めた!あのオンナをパートナーにしてコイツとあのガキを地獄に落としてやる!)
鴨志田に近づき、説得する為に何度も店に足を運んだ。
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達也は週に2,3回、多い時で4回店に通い、必ず鴨志田を指名する。
鴨志田の源氏名は皐月(さつき)、店のホームページでは28才になっている。
この店は、20代前半から30代前半のソープ嬢が在籍しており、値段は通常の店よりもやや高めだ。
ヤミ金から借金をして逃げ回っていたが、捕まってソープに沈められ、1ヶ月が経過した。
ソープで働く条件で店側が借金を肩代わりしている為、逃げ出す事も出来ない。
達也が鴨志田と初めて会ったのはこの店に入って彼女を指名した事がきっかけだ。
その頃の達也は父の残した財産をギャンブルやキャバクラ、風俗等で散財し、アパートの家賃はおろか、学費すら満足に払えない状態だった
。
それでも達也は、いざとなったら父のマンションを売れば金になると思い、亮輔を追い出そうと考えていた。
しかし、マンションは既に売却され、新しい住民が暮らしていた。
(クソっ、まさか売りに出していたとはっ!)
達也は住む場所が無くなり、焦った。
家賃を滞納してアパートを追い出され、大学の友人の家を転々としていた時に亮輔と偶然この店の前で出会った。
(チャンスだ!)
達也は考えた。
亮輔を邪険に扱うより、良き兄を演じて近づき、母の千尋から金を引っ張りだそうと思いついた。
達也の思惑通りに事が進み、千尋の援助を受け、会社の跡を継ぐ事を約束された。
後は亮輔と千尋をどうやって追い出すか、その為にはパートナーが必要と考えた、鴨志田に話を持ちかけようとしていた。
達也は事前に亮輔から鴨志田に関することを聞き出した。
亮輔は鴨志田の実の子という事以外は素直に話した。
(おかしい。何で教師と生徒が一緒に住むんだ?)
成り行きとは言え、鴨志田が亮輔と一緒に住む事が腑に落ちない。
理由を聞いても、亮輔は口を閉ざすだけだった。
(あの女なら知っている筈だ)
会社の帰り、達也が運転する車の中で千尋に聞いた。
「前から思ってたんだけど、オレと亮輔は兄弟なのに、あんまり似てないっていうか…
ホントのところ、どうなのかな?」
「…え、何を言うのよ、いきなり?」
思いもよらない疑問に助手席の千尋は戸惑いを隠せない。
話すべきか…
迷ったが、いずれは分かる事。
千尋は真相を話した。
「実はね、亮輔は私の子供じゃないの…」
「…え~っ?」
達也は驚いた。
「貴方は知らないけど、亮輔の高校の担任教師が大学生の頃にお父さんと関係を持って…
私は本来、あなたを引き取るつもりだったの」
千尋は亮輔が生まれた経緯を話した。
(フッ、そうか…アイツはあのソープ嬢のガキか)
込み上げる笑いを押し殺しながら、神妙な面持ちで千尋の話を聞いた。
(よし、決めた!あのオンナをパートナーにしてコイツとあのガキを地獄に落としてやる!)
鴨志田に近づき、説得する為に何度も店に足を運んだ。
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