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忌まわしき過去
マンションから追い出す
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鴨志田と沢渡はファミレスを出て、ゆっくりと話が出来る場所を探していた。
「沢渡さん、この店どうでしょうか?個室居酒屋って書いてありますけど。
こういった話は非常にデリケートなので、仕切られた部屋で話すのがいいかと思うんですが…」
鴨志田はビルの三階にある個室居酒屋の看板を見つけ、入ろうとした。
沢渡も個室ならば誰の目も気にせず、その大きな胸の谷間を肴に飲むのもいいかな、という下心を秘め、エレベーターに乗り込んだ。
店内は薄いカーテンで仕切られ、ペアシートで身体をくっつけながら酒を飲むという感じの個室だった。
鴨志田はわざと身体を密着させ、メニューを見ていた。
「沢渡さん、ビールでよろしいかしら?」
先程と比べ、鴨志田の口調が甘えたような感じに聞こえる。
沢渡は悪い気はしなかった。
「えぇ、じゃあビールで乾杯しましょう」
テーブルにあるブザーを鳴らし、中生ジョッキといくつかのつまみを注文した。
「沢渡さん…実は私、お酒は弱いんですが、大丈夫ですか?」
身体を寄せ、鴨志田は上目遣いで沢渡を見つめた。
「あ…あぁ、そうですか。ならばビールは止めてソフトドリンクに変更しましょうか?」
沢渡がブザーに手をかけた。
「あ、大丈夫です。少しなら飲めますから、ご心配なく」
沢渡の手を掴み、ブザーを鳴らすのを止めた。
「では乾杯しましょうか?あ、ごめんなさい、こんな大変な時に乾杯だなんて」
「いや、あの件は警察に任せるしかないですから、お気になさらずに」
「それじゃ、乾杯」
「乾杯」
その後、二人は会社の状況や、今後の展開について話し合った。
だが、具体的な結論は出ず、鴨志田はビールのジョッキ半分程の量で酔ってしまった。
沢渡の肩に撓垂れ、プライベートな話に変わっていった。
一方の達也は、千尋のマンションに向かった。
アイツはまだ15才だ。
ちょっと小難しい事を言えば、諦めてマンションから出て行くに違いない。
マンションに着いた。外から部屋の明かりが確認出来る。
達也に言われた通り、亮輔は夜遊びをせず、部屋で呑気にゲームをやっていた。
「亮輔、ちょっとゲーム止めてオレが今話すことをちゃんと聞いて欲しい」
亮輔はゲームを中断し、達也の話に耳を傾けた。
「あれから何か連絡は無いか?」
「いや、まだ何も」
「そうか…」
達也は憔悴しきった表情で亮輔に告げた。
「実はな、オフクロの会社かなりヤバいんだよ」
「ヤバいって何が?」
「それがだな…」
達也は溜め息をついてから話し始めた。
「オフクロの会社、かなりの赤字らしい。
ここじゃ優雅な生活を送っていたが、実際は火の車で、融資も断られたみたいだ。
そこで、今からこの事をお前に言うの辛い事なんだが…実はマンションを手放さなきゃならなくなった…
オレが住んでるワンルームマンションの土地も建物も売却して返済に回すみたいだ。
そこで頼みなんだが、しばらくの間、何処か泊まる場所とか無いか?
オレはしばらくの間、大学のツレの家に厄介になるが、お前も寮とか見つけてしばらくの間我慢して欲しい!
会社は必ず立て直してみせる。
頼む!少しの間だけだ!」
亮輔に頭を下げた。
会社を乗っ取る為に、その都度頭を下げた。
しかし、こんな事も全て達也の想定内だ。
勤勉な好青年を演じ、周囲から好感度を上げる為にはこのぐらいの事は容易い。
亮輔は達也の項垂れた様子を見て、本当に母親が失踪したんだと思い、頭の中がパニックしていた。
「あ、アニキ、ホントにオフクロは行方不明なの?」
「…そうだ。思うに、会社が傾きはじめ、色々と金策に回ったが、全て断られて失望して行方をくらましたんじゃないかと。あの会社も他の企業に買収され、オレたちは何もかもを失った。
オレは大学を辞めてその買収する企業の一員として再スタートする。
…亮輔、ホントにすまない。
お前はまだ15才だというのに…本来なら高校に通って皆と遊んで楽しい学園生活を送っていたはずなのに。ホントに申し訳ない!」
亮輔に土下座をして詫びた。
千尋の側で経営を学びながら、会社は倒産寸前だった事さえ気づかなかった自分のせいだ、と。
「で、このマンションはいつ売られるの?」
亮輔としては、今すぐこのマンションから出て行けと言われてもアテなどない。
だが、こんな状況では立ち退くしか他は無い。
「アニキ、オレまだ少し金残ってるからインターネットカフェとかカプセルホテルとかで泊まりながらどっか住み込みで働ける場所を探してみるよ…」
達也に心配をかけさせたくないつもりで言ったが、まだ15才の少年を雇う所などあろうハズが無い。
千尋の安否も気になる。
「で、オフクロの手がかりとかは全く掴めてないの?」
手がかり等あるはずが無い。
「警察も動いてるんだが、今のところは何の手がかりもない。もしかしたらオフクロは絶望して…」
「えっ?」
「…いや、まだハッキリとは分からないが、オフクロは自殺してる可能性もある…」
達也はギュッと拳を握りしめ、声を震わせながら答えた。
「そんな…だってまだそう決まったワケじゃないんだろ?オフクロは必ずどこかにいるよ、いや絶対にいる!」
そんなハズは無い!しかし、達也は更に続けた。
「オフクロは借金があってな…しかも借りたところがヤミ金らしい。利息が何倍にも膨れ上がり、とても返せる額じゃない。
だから悲観して…確かにお前の言う通り、まだどこかにいる可能性もある。オレだってオフクロが生きてるって信じたい。
でもな、お前には分からないだろうが、ヤミ金てのは恐ろしい連中だ。バックにはヤクザがついてる。
アイツらはとことん追い詰めるからな…」
「…じゃあ、オフクロは?もうこの世にいないって事?ウソだろ?」
「…だからまだハッキリとした事はわかんねえんだよ!こっちだってあちこち探し回ってるんだ、おまけに借金があって会社も無くなってしまう。
お前、オフクロと一緒に住んでて何も感じなかったのか、異変とか?」
そう言われると、返す言葉もない。
小島に誘われるがまま、夜遊びを繰り返し、すれ違いの生活を送っていた。
「こんな状況で呑気に夜遊びなんてしやがって!一番身近にいたお前が分からないなんて、今まで何をしてたんだっ!」
物凄い形相で亮輔に詰め寄った。
「ホントに知らなかったんだょ…だってそれまで普通にしてたのに…何でこんな事になったんだよ、オフクロ~っ!」
悔やんでも悔やみきれない。亮輔は大粒の涙を流した。
「…そうだな、悪かったな、責めたりして。お前はまだ15才だし、遊びたい盛りだ…悪かったな怒鳴って」
達也は優しく亮輔の手を握った。
「オレ、すぐに荷物まとめてここを出るよ。しばらくは貯金で生活して、どっかで部屋借りて仕事さがしてみるよ…」
「亮輔、何かあったら必ず連絡よこせ。オレたちは兄弟だ、それだけは忘れるな!」
(へっ、テメーなんか元々赤の他人なんだよ!さっさと出てって野垂れ死ね!)
達也は亮輔の事など眼中にない。
一刻も早くここから追い出し、マンションを売り払う事だけを考えていた。
「…解ったよ…今から少しずつ荷物まとめて出て行く用意するから…だからアニキも気をつけて…そして必ず連絡してくれよ」
「勿論だ。それじゃ、準備が出来たら連絡してくれ。
オレはまた、会社へ戻る。亮輔、元気でな…」
「アニキ、オレ必ず連絡するから!」
亮輔の言葉を背に受け、軽く手を上げて達也はドアを開け、出ていった。
(よし、こっちは任務完了だ。後はあの女が沢渡をどうするかだ)
マンションのエントランスを出て、達也は次の作戦へと場所を移動した。
二人を後を尾行する為に、鴨志田から連絡を受けた個室の居酒屋へと向かった。
「沢渡さん、この店どうでしょうか?個室居酒屋って書いてありますけど。
こういった話は非常にデリケートなので、仕切られた部屋で話すのがいいかと思うんですが…」
鴨志田はビルの三階にある個室居酒屋の看板を見つけ、入ろうとした。
沢渡も個室ならば誰の目も気にせず、その大きな胸の谷間を肴に飲むのもいいかな、という下心を秘め、エレベーターに乗り込んだ。
店内は薄いカーテンで仕切られ、ペアシートで身体をくっつけながら酒を飲むという感じの個室だった。
鴨志田はわざと身体を密着させ、メニューを見ていた。
「沢渡さん、ビールでよろしいかしら?」
先程と比べ、鴨志田の口調が甘えたような感じに聞こえる。
沢渡は悪い気はしなかった。
「えぇ、じゃあビールで乾杯しましょう」
テーブルにあるブザーを鳴らし、中生ジョッキといくつかのつまみを注文した。
「沢渡さん…実は私、お酒は弱いんですが、大丈夫ですか?」
身体を寄せ、鴨志田は上目遣いで沢渡を見つめた。
「あ…あぁ、そうですか。ならばビールは止めてソフトドリンクに変更しましょうか?」
沢渡がブザーに手をかけた。
「あ、大丈夫です。少しなら飲めますから、ご心配なく」
沢渡の手を掴み、ブザーを鳴らすのを止めた。
「では乾杯しましょうか?あ、ごめんなさい、こんな大変な時に乾杯だなんて」
「いや、あの件は警察に任せるしかないですから、お気になさらずに」
「それじゃ、乾杯」
「乾杯」
その後、二人は会社の状況や、今後の展開について話し合った。
だが、具体的な結論は出ず、鴨志田はビールのジョッキ半分程の量で酔ってしまった。
沢渡の肩に撓垂れ、プライベートな話に変わっていった。
一方の達也は、千尋のマンションに向かった。
アイツはまだ15才だ。
ちょっと小難しい事を言えば、諦めてマンションから出て行くに違いない。
マンションに着いた。外から部屋の明かりが確認出来る。
達也に言われた通り、亮輔は夜遊びをせず、部屋で呑気にゲームをやっていた。
「亮輔、ちょっとゲーム止めてオレが今話すことをちゃんと聞いて欲しい」
亮輔はゲームを中断し、達也の話に耳を傾けた。
「あれから何か連絡は無いか?」
「いや、まだ何も」
「そうか…」
達也は憔悴しきった表情で亮輔に告げた。
「実はな、オフクロの会社かなりヤバいんだよ」
「ヤバいって何が?」
「それがだな…」
達也は溜め息をついてから話し始めた。
「オフクロの会社、かなりの赤字らしい。
ここじゃ優雅な生活を送っていたが、実際は火の車で、融資も断られたみたいだ。
そこで、今からこの事をお前に言うの辛い事なんだが…実はマンションを手放さなきゃならなくなった…
オレが住んでるワンルームマンションの土地も建物も売却して返済に回すみたいだ。
そこで頼みなんだが、しばらくの間、何処か泊まる場所とか無いか?
オレはしばらくの間、大学のツレの家に厄介になるが、お前も寮とか見つけてしばらくの間我慢して欲しい!
会社は必ず立て直してみせる。
頼む!少しの間だけだ!」
亮輔に頭を下げた。
会社を乗っ取る為に、その都度頭を下げた。
しかし、こんな事も全て達也の想定内だ。
勤勉な好青年を演じ、周囲から好感度を上げる為にはこのぐらいの事は容易い。
亮輔は達也の項垂れた様子を見て、本当に母親が失踪したんだと思い、頭の中がパニックしていた。
「あ、アニキ、ホントにオフクロは行方不明なの?」
「…そうだ。思うに、会社が傾きはじめ、色々と金策に回ったが、全て断られて失望して行方をくらましたんじゃないかと。あの会社も他の企業に買収され、オレたちは何もかもを失った。
オレは大学を辞めてその買収する企業の一員として再スタートする。
…亮輔、ホントにすまない。
お前はまだ15才だというのに…本来なら高校に通って皆と遊んで楽しい学園生活を送っていたはずなのに。ホントに申し訳ない!」
亮輔に土下座をして詫びた。
千尋の側で経営を学びながら、会社は倒産寸前だった事さえ気づかなかった自分のせいだ、と。
「で、このマンションはいつ売られるの?」
亮輔としては、今すぐこのマンションから出て行けと言われてもアテなどない。
だが、こんな状況では立ち退くしか他は無い。
「アニキ、オレまだ少し金残ってるからインターネットカフェとかカプセルホテルとかで泊まりながらどっか住み込みで働ける場所を探してみるよ…」
達也に心配をかけさせたくないつもりで言ったが、まだ15才の少年を雇う所などあろうハズが無い。
千尋の安否も気になる。
「で、オフクロの手がかりとかは全く掴めてないの?」
手がかり等あるはずが無い。
「警察も動いてるんだが、今のところは何の手がかりもない。もしかしたらオフクロは絶望して…」
「えっ?」
「…いや、まだハッキリとは分からないが、オフクロは自殺してる可能性もある…」
達也はギュッと拳を握りしめ、声を震わせながら答えた。
「そんな…だってまだそう決まったワケじゃないんだろ?オフクロは必ずどこかにいるよ、いや絶対にいる!」
そんなハズは無い!しかし、達也は更に続けた。
「オフクロは借金があってな…しかも借りたところがヤミ金らしい。利息が何倍にも膨れ上がり、とても返せる額じゃない。
だから悲観して…確かにお前の言う通り、まだどこかにいる可能性もある。オレだってオフクロが生きてるって信じたい。
でもな、お前には分からないだろうが、ヤミ金てのは恐ろしい連中だ。バックにはヤクザがついてる。
アイツらはとことん追い詰めるからな…」
「…じゃあ、オフクロは?もうこの世にいないって事?ウソだろ?」
「…だからまだハッキリとした事はわかんねえんだよ!こっちだってあちこち探し回ってるんだ、おまけに借金があって会社も無くなってしまう。
お前、オフクロと一緒に住んでて何も感じなかったのか、異変とか?」
そう言われると、返す言葉もない。
小島に誘われるがまま、夜遊びを繰り返し、すれ違いの生活を送っていた。
「こんな状況で呑気に夜遊びなんてしやがって!一番身近にいたお前が分からないなんて、今まで何をしてたんだっ!」
物凄い形相で亮輔に詰め寄った。
「ホントに知らなかったんだょ…だってそれまで普通にしてたのに…何でこんな事になったんだよ、オフクロ~っ!」
悔やんでも悔やみきれない。亮輔は大粒の涙を流した。
「…そうだな、悪かったな、責めたりして。お前はまだ15才だし、遊びたい盛りだ…悪かったな怒鳴って」
達也は優しく亮輔の手を握った。
「オレ、すぐに荷物まとめてここを出るよ。しばらくは貯金で生活して、どっかで部屋借りて仕事さがしてみるよ…」
「亮輔、何かあったら必ず連絡よこせ。オレたちは兄弟だ、それだけは忘れるな!」
(へっ、テメーなんか元々赤の他人なんだよ!さっさと出てって野垂れ死ね!)
達也は亮輔の事など眼中にない。
一刻も早くここから追い出し、マンションを売り払う事だけを考えていた。
「…解ったよ…今から少しずつ荷物まとめて出て行く用意するから…だからアニキも気をつけて…そして必ず連絡してくれよ」
「勿論だ。それじゃ、準備が出来たら連絡してくれ。
オレはまた、会社へ戻る。亮輔、元気でな…」
「アニキ、オレ必ず連絡するから!」
亮輔の言葉を背に受け、軽く手を上げて達也はドアを開け、出ていった。
(よし、こっちは任務完了だ。後はあの女が沢渡をどうするかだ)
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