快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体

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レンタルボーイ、金持ちの玩具

女オーナー

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翌日、沢渡さんから渡された名刺を頼りに、その住所を探し歩いた。

その場所は、都内でも一等地のタワーマンションで、一階のロビーにはコンシェルジュがいる。

名刺に記されていた部屋番号を入力し、呼び出し音を鳴らした。

「はい」

声の感じからすると、若い男のような声だ。

「あの、沢渡さんの紹介で来ました古賀と言います」

「はい、どうぞ」

エントランスのドアが開錠する音がして中に踏み入れた。

このマンションは35階建てで、その最上階の一室がこの秘密のクラブの事務所になってるらしい。

エレベーターはあっという間に最上階に着き、部屋番号を見ながら玄関の前に立った。

すると、ガチャっとドアが開き、中から黒服を着た20代半ばの爽やかな笑顔のイケメンが対応し、中に入らせて貰った。

億ションというだけあって、もの凄い高級感溢れるラグジュアリーな空間だった。

どれもこれも高そうな物ばかりだ。
壁には絵画がいくつも飾られていた。

ソファーもテーブルも何もかもが眩く感じだ。

「どうぞこちらへ」

丁寧な対応に、オレは萎縮してしまった。
もっと殺伐とした雰囲気で、ヤクザの連中がいるものだと思っていたが、まるで正反対だ。

「沢渡さんから話は聞いてます。古賀亮輔さん16才。間違えありませんか?」

「はい、そうです」

長身で痩せ型のイケメンは年下のオレにまるでお客様の様な対応をする。

「では何か身分を証明できるのはこざいますか?」

「えっと、保険証でも大丈夫ですか?」

「えぇ、勿論結構ですよ」

オレは財布に入れていた保険証を見せた。

「はい、結構です」

保険証をチェックして本人だという確認をしたのだろうか。

「少々お待ちいただけますか?今オーナーが別の部屋にいますので、ここからはオーナーとの面談になります」

イケメンはリビングから別の部屋へ移り、オーナーが出てくるのを待った。

オーナーって、やっぱりヤクザなんだろうな…

いや、ヤクザだろうが何だろうが、オレはここしかないんだ…

暫くして、別の部屋のドアが開くと、身体のラインを強調したVネックのニットに、タイトで短めな黒のスカートを履いた女性が現れた。

どこか妖艶でフェロモン漂う40代前半ぐらいの女性だろうか。

髪は茶髪のセミロングで毛先がカールしており、顔はキリッとした瞳に薄い唇、和風な顔立ちで、どことなく母親と似ているように思えた。

「ようこそ」

少しハスキーな声のオーナー女性は右手を差し出した。
握手のつもりだろう。

オレも右手を差し出し、手を握り返した。

「…うん、合格。貴方は指名が多くとれそうね。頑張ってちょうだい」

はっ?握手しただけで合格?何、何なんだ?

「私はまず最初に握手をするの。そして相手の手の握り方でその人がどんな人物か分かるの。
貴方はソフトで繊細に握ってきたから、女性の扱いが上手そうだと思ったから合格にしたの。フフッ、貴方、まだ若いのにかなりの女性を相手にしてきたでしょう?」

色っぽく笑みを浮かべた。

母とのセックスで女性の扱いを徹底的に教えこまれたせいか、その部分を握手だけで見抜いた。何者だ、この人は?
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