快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体

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レンタルボーイ、金持ちの玩具

ゲイの次は女装

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レンタル会員を始めて一ヶ月が経過した。

一週間レンタル期間の後、数日休みを貰い、その間は司会者から貰った小遣い100万を母の治療費に充てた。

母の状態は回復しつつあるが、ドラッグに侵された後遺症は酷く、呂律も回らず、禁断症状でベッドの上で暴れているらしい。

とても面会出来る状態じゃないと言われた。

廃人と化した母は、もう元には戻らないだろうと医師から宣告された。

ショックよりも、母をこんな目に遭わせた兄への憎しみと怒りの方が大きかった。

もうこの世にはいないが、オレがこの手で兄を葬り去るべきだった。

元に戻らないかもしれないが、元に戻る可能性は0じゃない。
オレはその僅かな確率、そして奇跡を起こす事を願いながら病院を後にした。


明日からはまたレンタルされる為に、誰かの性欲処理の相手を強いられる。

どんな相手なのか事前に知らせないのがこのレンタル会員の規則であり、レンタル期間中は何があろうとも、途中で放棄する事は出来ない。
もし、放棄した場合はこの世から抹殺される事になる…

この年で裏社会に飛び込み、いずれはどこかの組の構成員になるのだろか。
もう、カタギの世界には戻れないのだろうか。
自問自答するが、答えは出ない。

裏の世界でしか生きられないのならそれでも構わない。
だが、母だけは何としてでも元に戻ってもらいたい。
その為なら何でもしてやる。

ゲイとのセックスを経験した今のオレは、次の客がどんな人物なのか、男なのか女なのか知らないが、もう怖いものなんて無い。
どんなに屈辱的な事を強いられても、それに耐えうる自信がついた。

「亮輔くん、そろそろ支度しなさい」

オーナーの声と共にオレは身支度を始めた。

「では亮輔さん、行きましょうか」

「はい」

瓜田と一緒にマンションを出て、車に乗り込んだ。

今日はどんな相手なのか。
誰が相手でもとにかくやるしかない。

車はマンションから10分程離れた場所にある高級マンションだ。

オーナーが住んでいるマンションと同じくらい、いやそれ以上のグレードの高いマンションだ。

瓜田は入り口で部屋番号を押す。

「はぁ~い」

女の声だ。

「いつもありがとうこざいます。レンタルクラブ、フェアリーです」

「はぁ~い、ちょっと待ってね」

玄関のドアが解錠し、中に入った。

エレベーターで10階まで上がり、角の部屋でインターホンを鳴らした。


「はい、どうぞ」

あっ!!

思わず声を上げてしまった。

誰もが知ってる大女優だ。

まさかこの女優がオレの相手?

「今日から一週間、お相手を努める亮輔です」

瓜田に紹介され、オレは頭を下げた。
「亮輔です。よろしくお願いします」

「あら、随分と若くて可愛いわね」

その女優はオレを頭の先から爪先まで舐めるように見ていた。
この女優は年は確か40代後半。独身を貫き、恋多き女性として、浮き名を流していた。

「では亮輔さん、これから一週間頼みましたよ」
瓜田は去っていった。

部屋では女優がリビングにオレを招いた。

「早速だけど、これを着てちょうだい」

「えっ?」

渡されたのはスカートだった…
ゲイの次は女装か?
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