快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体

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レンタルボーイ、金持ちの玩具

お願い、養子になって

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「オーナー、オレには友達なんていません。欲しくもないです」

オーナーはジッとオレの顔を見つめる。


「そんな、悲しい事言っちゃダメ。仲間は必要なのよ」

オレを諭すような口調で語りかけるが、オレはもう決めたんだ。

「もう、人に裏切られたり、周りの人間達が死んでいくのを見たくないんです。だから決めたんです。もう誰も信じない、誰も愛さないと」

「それはね…今までの亮輔くんが人を見抜けなかっただけ。
いい、これからは人を見極めて、信頼出来るお友達を作りなさい」

ハイ!とは言えない。
オレはもう人に振り回されるのはたくさんだ。

「これからは私の事をお母さんだと思って、遠慮なく甘えていいから。あっ、でもオチンチンのついてるお母さんさんなんておかしいわよね、アハハハハ」

お母さんか…

オーナーはニューハーフだが、母とそっくりだ。

「亮輔くんに欠けてるのは、喜怒哀楽の喜楽で、怒哀の部分しかないの。そんな人生なんて淋しいじゃない?人は1人じゃ生きていけないの、分かる?だからアナタが経験を積んで、本当に大切な人をみつけるの、いい?」


大切な人か…大切な人は母だけだ。

「私もね、随分と色々な事してきたわ。さっき言ってた清濁の濁の部分ばかりしてきたの。
でもね、時には清の部分も必要なのよ。人を許す事も大事なことなの。亮輔くんはこの先、色んな事が待ち受けているわ。その時、力になってくれる人を見つける為には絶対に信頼出来る人が必要になるから」

「そうでしょうか?」

「そうよ、一人じゃどうしようも出来ない事なんていっぱいあるんだから」

「…」

「亮輔くんは学校では学べない貴重な経験をしてるの。でね、それを生かして人を見極める力を養いなさい」

「…はい」

とりあえず返事はしたが、オレの気持ちは変わらない。

「さて、もう一回スル?」

そしてまたオーナーとひたすら交わった。

朝昼晩、構わずに抱き合った。


一ヶ月はあっという間だった。

最終日、オーナーはオレに養子にならないか、と言われた。
「亮輔くんを見てると母性本能をくすぐられるみたいで、何だかホントの子供みたい。ねぇ、養子にならない?」

養子と言われても、オレは母の事が気がかりだ。

「でも、まだ母は生きてますし。元に戻る可能性はかなり低いですが、オレはまだ母の息子でいたいんです」

これはウソ偽りではなく、本音だ。

「そう…亮輔くん、やっぱり私の養子になってくれないかな?お母さんの費用は私が払うから。そして、もうレンタル会員は辞めてもいいから。ね、お願い」

会員辞めたらオレは無収入になってしまう。

「でも、そうなったらお金が…」

「いいのよ、そんな事心配しなくて。アナタはここで私と一緒に住んで親子として暮らせばいいじゃない?お小遣いが欲しかったら遠慮なく私に言ってちょうだい。私が全部面倒見るから。ね、お願い、私の養子になって」

オレは今まで不幸になった事はいっぱいあるが、同時に助けられた事もある。

良いのか悪いのか…
ただ、オレが懸念するのは、助けた人は必ず不幸な最期を遂げる。

オレは呪われてるのか?

オーナーは悪い人じゃない。
だからこそ失いたくない。

「亮輔くん…どうしてもダメかなぁ。私ね、もう亮輔くんを他のお客様の相手をして欲しくないの…ワガママだけど、亮輔くんを独り占めしたいの」

確かに悪い気はしない。
オーナーの養子になれば、母の費用も負担してくれるし、学校も続けられるだろう。
だが、オーナーの身に危険が及ばないだろうか。

「…」

「お願い、悪いようにはしないから、ね?」

ここは甘えるべきだろうか。

「オーナー」

「ん、何?」

「もし、オレがオーナーの養子になったら、学校を続けるのを許してくれますか?」

どうしても学校だけは卒業したい。生みの母、鴨志田との約束でもある。

「学校?そうね、学校ぐらいは出ておかないとね。亮輔くんは普通ならまだ高校生だからね」

「はい、それと…大学にも行ってみたいんです」

「大学?大学で何かする事でも見つかったの?」

頭を撫でながら、オーナーは優しく問いかけた。

「いえ、何をするのかはまだ決めてません。でも、大学には行ってみたいんです。そこで何か目標が見えてきそうな気がして…」

オーナーはそっとオレを包みこみ、耳元で囁いた。

「いいわよ…でもね。1つだけお願いがあるの」

「何ですか?」

珍しくオーナーが恥ずかしそうにして顔を赤らめた。

「養子になったら…私の事、お母さんかママって呼んでくれる?変だけど…でも言われてみたいの、お母さんとか、ママって」

戸籍上は男でも、身体と脳は女だ。
やっぱり子供が欲しいという事なのだろうか。
母は勿論だが、鴨志田だってオレの母親だ。
オーナーが三人目の母となるのか…
複雑な心境だな…
母が元に戻った場合、どうすればいいのやら…


でも、オーナーは母に憧れていたと言うんだから、面倒も見てくれるはずだ。

「もし、母が元通りに戻らなくても、面倒を見てくれますか?何だかんだ言っても、オレの母ですから」

オーナーの目を見て、はっきりと答えた。

「そのつもりよ…千尋ちゃんは私の恩人だもの。それも全部含めて面倒を見るから私の子供になって!ね、この通りだから」

オーナーはオレに向かって頭を下げた。

「そんな事しないで…オレは学校に通えて、母の面倒が見れるなら、養子になっても構わないですから…」

「ホント?」

「はい…」

オーナーは今にも飛び上がらんばかりに喜んだ。
ギュウっと抱きしめ、また囁いた。

「お母さんて呼んでくれる?」

「…お母さん」

「ありがとう…ありがとう亮輔くん…」

オーナーは涙を流し、喜んだ。

「良かった…私にも子供が出来て…安心して、もうアナタにレンタル会員をさせるつもりは無いわ」

「はい…」

「もう、そういう時は【分かったよお母さん】て呼んで!」

「う、うん。お母さん、分かったよ」

オーナーは唇に軽くキスをした。

「あぁ、私の夢が叶った…女になって子供にお母さんて呼ばれるのが夢だったの…」

幸せを噛み締めるかのようにオーナーは喜びに浸っていた。


「あの…」

「ん?なぁに?」

「親子になるって事は、そういう事をするのが出来なくなるってワケですよね?」

「ん~?そういう事って、どんな事?」

オーナーは悪戯っぽく微笑む。

「いや、その…さっきまでしてた事ですよ」

「さっきまでしてた事って、どういう事かなぁ?」

オレは出来ればオーナーとずっと交わっていたい。

母に代わる相手はオーナーしかいないと思っている。
親子になれば、肌を合わす事が出来ないだろう。

「あの、オーナーともうセックスは出来ないんですか?」

「…」

オーナーは何も言わず、ただオレの顔を見つめた。

「そうよね~…親子になるんだし、そういう事はちょっと…ねぇ?」

そうか…やっぱり無理か。

「亮輔くんはどっちがいいの?」

「えっ?いや、その…どっちでもいいですけど」

「コラ、ハッキリしなさい!」

「痛っ!」

オーナーは指でピンっと、肉棒を弾いた。

「もう、こういう事が出来ないから、お母さんになるのを止めて欲しいのかな、アナタは」

オーナーはムクリと起き上がり、オレの股間に顔を埋めた。

「あ…うっ…」

さっきまで散々交わったのに、まだ反応する。

母に教わっただけあって、フェラテクも母ソックリだ。

「どうしたの、ん?」

音を立てながら、激しく口を動かす。

射精(だ)したばっかりなのに、またイキそうだ…

「あっ…出るっ」

「ダメよ、まだ」

我慢しろと言われても、もうイク寸前だ。

「お母さん、大好きって言ってくれたら出してもいいわよ」

もうダメだっ!

「あ…お母さん大好きっ…」

「ンフッ、いっぱい出しなさい」

その瞬間、今までにない程の射精感が込み上げ、口内に大量のザーメンを吐き出した。

「ングっ…ゲホッ、ゲホッ…」

あまりに量の多さに、オーナーはむせ込んだ。

「あぁ…すっごいいっぱい出たわね」

オーナーの口元からザーメンが零れ落ちた。

「多すぎて飲めないわよ~」

「…ご、ゴメンなさい」

「ンフッ、フフフフッ」

オーナーは母を彷彿させるような、妖艶な笑みを浮かべた。


射精した後、疲労感に襲われ、オーナーの豊満な乳房に包まれるようにして眠った。







…どのくらい寝たのだろうか。
頬に柔らかい感触がする。

「…ん?起きたの?」

オーナーはオレが寝ている間、同じ体勢でオレを包み込んでいた。

「柔らかい…」

落ち着く。この胸の感触が柔らかく、そして心地いい。

「お母さんのオッパイは気持ちいいでしょう?」

無言で頷いた。

暫くこのままでいたい…


「ねぇ、亮輔くん。もう少しこのままでいる?それともお腹空いたでしょ、ご飯でも食べる?」

そう言えば、今日は何も食べてない。

「あ…じゃあ、オレ、一旦マンションに帰って荷物まとめてきます」

「そう。じゃあ明日から親子として、一緒に住むのね」

「そうですね」

「じゃあ、早速引っ越しの準備ね!明日ここに荷物を運ぶようにしましょう。ね、亮輔?」

完全に母になりきってる。
でも、これでいいのかな?

オーナーと一緒に暮らして学校に通って、大学も行ける。

よし、決めた。

オーナーの養子になろう。

「じゃあ、明日荷物を運んできますから」

「他人行儀な話し方は止めて。
普通にお母さんと子供の会話みたいにして…」

「…うん、じゃ明日マンションから荷物持ってくるから、お母さんも手伝ってくれる?」

「うん、勿論よ。明日は一緒に引っ越しの準備ね!」

オーナーはウキウキしていた。

「じゃ、今日はこれで帰って荷物まとめるから。明日の昼頃にはここに持って行けるようにするから、頼んだよ、お母さん」

「うん、気をつけて帰ってね」

帰って荷物をまとめる準備をした。

だが、これがオーナーの最後の言葉になるとは、予想もしなかった…
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