快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体

sky-high

文字の大きさ
142 / 189
不毛な同棲生活

近親相姦再び

しおりを挟む
ナツは元の表情に戻った。
オレの事を許してくれるとも、許してくれないとも言わない。
ただ、今まで通りの感じで、一緒に暮らした。

ナツの部屋に転がり込んで、かれこれ一月半ぐらいになる。

相変わらず心療内科に通い、処方された薬を服用している。
見た目には効き目があるのかどうかなんて、分からないが、少しずつ良くなってきているように思える。
薬を飲んだからといって、劇的に治るという事はない。

たまにウッ、と息苦しくなる時があるが、その程度ならすぐに元に戻るようになった。

睡眠も一時期に比べたら、少しは眠れるようになり、食欲もいくらか戻った。

ただ、心の奥底に突き刺さったナツの言葉
「人殺しの弟!」「死ぬのが楽なら生きて一生苦しめ!」

この言葉が離れない。

苦しんで、もがいて、死ぬ事すら出来ない。

ナツはそんな事を口にしなくなったが、いつまたその言葉を言われるのか、それを思う度に、オレは生きながら死んでいるかのように過ごしていくのだろう。

「亮ちゃん。たまには、外に出ない?」

ナツが休みの日にオレを誘い、外に出た。

行き交う人と人。この人達は何を考え、何を思って生きているのだろうか。

人間観察というワケじゃないが、知らず知らずのうちに、そんな事を考えるようになった。

「亮ちゃん、家にばかりいると良くないよ、こうやって、たまには外に出ないと」

ナツはオレの身を案じて、そんな事を言ったのか?

ただでさえ、人を信じないと思っていたオレは、更に猜疑心の塊のような人間になっていった。

それとは裏腹に、ナツは献身的にオレに尽くすようになった。

最初のうちは、心の中ではオレの事を許してないだろうと思っていたが、徐々にそういう気持ちも薄らいできて、オレの中の気力が、段々と湧いてきた。

ナツは相変わらず、昼間はモデルの仕事、夜はキャバクラで働き、忙しい身なのにオレの為に飯を作ったり、洗濯をしたりと至れり尽くせりな毎日を過ごしていった。

一時期、ソファーで寝ていたオレを、ベッドで一緒に寝ようと言って、同じベッドで寝るようになった。

そして、ある変化が訪れた。
何年ぶりに朝勃ちしていた。

もう、何年も女と交わってないせいか、それともナツのお陰なのか分からないが、久しぶりに下半身の力が漲る。天を突き破るかの如く、肉棒が勃起してパンツ越しからそそり勃っていた。

こんなの、いつ以来だろうか、
それだけ元気になってきた証だ。

ナツに朝勃ちしてるのがバレないよう、背を向け、後ろ姿しか見せずにトイレに入った。

朝勃ちは小便をすれば収まるものだが、収まる気配が無い。

この様子をナツに見られるのが恥ずかしく思い、オレはナツに見えないようにして、背を向けながら再びベッドに入った。

「亮ちゃん」

「ん、何?」

「朝勃ちしてるでしょ?」

バレてたのか?

「いや、そんな元気はないよ」

背を向け素っ気なく言ったが、ナツはオレの身体を引っ張り、仰向けの状態にされてしまった。

「こんなに元気じゃない」

ナツは何だか嬉しそうに、オレの下半身を凝視した。

ナツと身体の関係を結ぶつもりは無い。

関係を持つと、近親相姦というタブーを犯してしまう。

「もういいだろ!男なんだし、こういう現象があって当たり前だろ」

変なものを見られた気分で恥ずかしかった。

「亮ちゃん、私だってシタくなる時があるんだよ?特に生理前はムラムラしてくるんだから」

女にも性欲があるのは、母で十分理解した。あの頃は毎日、母の口内や膣内に何度も射精した。

母以外に性欲を掻き立てるような女はいない。
そう悟った時、オレは身体の関係を結ぶ事を止めた。

ナツは、オレの肉棒をギュッと掴んだ。

「何すんだよ」

「フフッ、亮ちゃんシよっ」

色っぽい表情に変わったナツは、服を脱ぎ始め全裸になった。

モデルをやってるだけあって、スレンダーながらスタイルが抜群だ。
あまり大きくないが、胸も張りがあり、ウエストもくびれてプロポーションは申し分ない。

オレはナツの身体に見とれてしまった。

(待て、ナツはオレにとっては叔母さんにあたる女だ!そして、オレは甥にあたるんだ!もう近親相姦なんてやっちゃいけない)

しかし、性欲が甦った今、下半身の疼きが収まらない。

ナツは全裸でオレに覆い被さってきた。

久々の女性特有のいい匂い。
そこでオレの理性はぶっ飛んだ。

後は無我夢中でバックからナツの蜜壷に挿入し、激しく突きまくった。

「あぁ、亮ちゃん、いぃ~」

ナツは感じやすい身体なのか、何度もビクン、ビクンとイッた。

オレも最後は正常位で激しくピストンして、腹の上に大量のザーメンを吐き出した。

久しぶりだからか、ナツの顔まで勢いよく飛んだ。

「亮ちゃん、スゴく良かった…何回イッたか分からないぐらいスゴく良かった…」

「はぁ、はぁ…」

オレは何年かぶりのセックスで、汗だくになって腰を動かしていた。

(またやっちまった…)

近親相姦。この四文字から逃れなれないのか、オレは。

この日を境に、暇さえあれば、ナツの濡れた秘部にいきり勃った肉棒を突き挿す日々を送った。

人を信じない者同士が、セックスでコミュニケーションをとる…
そんな爛れた日を過ごし、オレはナツの身体に溺れていった。

こんな気持ちは母以来だ…
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

還暦の性 若い彼との恋愛模様

MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。 そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。 その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。 全7話

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

熟女教師に何度も迫られて…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
二度と味わえない体験をした実話中心のショート・ショート集です

17歳男子高生と32歳主婦の境界線

MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。 「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…

処理中です...