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第34話 爆発
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ダレンが扉を開けた瞬間、中から爆発音が起き、爆風に襲われた。
しかし、それはダレンを攻撃するためのものではなかった。
実はトルシク准将とその部下たちは、この艦に隠されていた武器や爆弾を使い、反乱を起こそうとしていたのだ。
彼らはダレンの指揮権に納得せず、自分たちのほうが上だと思っていた。
しかも、ダレンが女性に人気があることに嫉妬していた。
彼らはこの艦の制御室を占拠しようとしていたが、その途中で誤って爆発物を起動させてしまったのだ。
「うわああああ!」
ダレンは爆風に巻き込まれて、吹き飛ばされた。
「大佐!大佐!」
副長はダレンに駆け寄った。
「大丈夫ですか!?」
副長はダレンに声をかけた。
「くっ・・・なんだ・・・これは・・・」
ダレンは苦しそうに言った。
受け身を取ったとはいえ、副長はダレンを避けたのでぶつかることはなかったが、ダレンは背中を壁に打ち付け床を転げた。
しかし、直ぐに片膝立ちになり、頭を降っていたので安堵していた。
「大佐、これは間違いなくトルシク准将とその部下たちの仕業です。彼らは反乱を起こそうとしていました。この艦にある武器を奪ったりし、隠し武器や爆弾を使って、制御室を占拠しようと計画をしていました。でも、その途中で誤って爆発物を起動させてしまったようです」
副長は説明した。
「なんだと・・・?あの野郎・・・俺を殺そうとしたんじゃないのか?・・・何がしたい?」
ダレンは怒った。
「そうです。彼らは大佐の指揮権に納得せず、自分たちのほうが上だと思っていました。しかも、大佐が女性に人気があることに嫉妬していました」
副長は苦々しく言った。
「くそっ!・・あいつらはどこだ?」
ダレンは立ち上がろうとした。
「大佐、無理しないでください。あなたは怪我をしています。医務室に行きましょう」
副長は止めようとした。
「いやだ。俺はあいつらを捕まえるんだ。この艦の安全を守るのが俺の仕事だ!それに他の者とは鍛え方が違う!もう回復した!」
ダレンは言って、副長から離れた。
「でも、大佐・・・ここはゲームではないし、回復魔法で即時回復なんかが使える世界じゃないんだから無理しないでくださいよ!」
副長は心配した。
「心配するな。俺は大丈夫だ。君はここで待っていろ。俺が戻るまでここで待機だ」
ダレンは静止を振り切り歩き出した。
「大佐・・・」
しかし、この艦の副長は黙って見送った。
何故なら士官学校時代からダレンの素手での格闘の腕を知っていたからだ。
ダレンは輸送艦の中を動き回り、トルシク准将とその部下たちを探した。
彼らは制御室に向かっている途中で爆発に巻き込まれており、一部は死亡し、一部は負傷していた。
制御室の近くでダレンは反乱者を見付け、電子銃の発射制御権を奪い無力化した。
そのため ダレンは彼らを次々と捕らえて、拘束した。そして、制御室に到着した。
時にラリアットを繰り出し、飛び蹴り、回し蹴りなど銃が発射できず右往左往する者達相手に無双していったのだ。
それは司令官の行動とは思えない戦い振りだ。
もちろん一般の兵など取るに足らず、大抵は一撃で体をくの字にした。
「開けろ!俺だ!ダレン大佐だ!」
ダレンは扉を叩いて、声をかけた。
「大佐!?本当ですか!?」
中から応答があった。
「本当だ!早く開けろ!」
「はい!すぐに開けます!」
ダレンが怒鳴ったが中から友好そうな応答があった。
扉が開くと、中には輸送艦の艦長とクルーたちがいたが彼らはダレンを見て安堵した。
「大佐!助かりました!」
艦長はダレンに感謝した。
新型輸送艦の艦長はダレンより1つ上のアーヤと言う中佐だ。
ダレンも元々知っているとは言えず、士官学校の先輩として少し知っているだけだ。
しかし、ダレンは色々な意味で有名人だった。
「どうした?ここに閉じこもっていたのか?」
「はい。トルシク准将とその部下たちが反乱を起こそうとし、この艦に隠していた武器や爆弾を使って制御室を占拠しようとしました。私達は何とかここに逃げ込み扉をロックしました。でも、彼らは爆発物で扉を破ろうとしていました」
ダレンの問いに艦長が説明した。
「そうか・・・でも、もう大丈夫だ。俺が反乱者を全員捕まえた。この艦の安全は回復した」
ダレンは言った。
「本当ですか!?それは良かったです!大佐、ありがとうございます!」
艦長は感謝した。ダレンが格闘の達人だと知っており、ダレンの話を信じた。
「いや、これも俺の仕事だ。君達もよく耐えたな」
ダレンはほめた。
「大佐、この艦に隠されていた武器や爆弾は何ですか?どうしてこんなものがあるんですか?」
艦長は疑問に思った。
「それは・・・この艦の秘密だ。今は言えない。でも、そのうち分かるだろう。多分偶然知ったのだろう。本来提督には伝えることだが、彼にはそれを知る権限はなかった」
ダレンは言いにくそうに言った。
「そうですか・・・分かりました。大佐、それで女子会の方はどうなりましたか?」
艦長は話題を変えた。
「女子会?ああ、そうだったな。俺は冒頭しか参加しなかったが、頭がくらくらしたよ。しかし、結果は知らないな?誰か知らないか?」
ダレンは尋ねた。
「女子会は盛り上がっていましたわ。男女比や人員配置など、重要な話しもしました。ミズリア少尉から提案された案では、男性は尉官未満であれば彼女を2人まで、尉官以上であれば3人まで認めるというものでしたわ。もちろんこの案は全会一致で可決されましたわ」
艦長が報告したが、艦長は館内の見回りをしていたが、イヤホンでその内容を聞いていたのだ。
「なんだと・・・?それは本当か?」
ダレンは驚いた。
「本当ですよ。私も参加しましたから」
艦長は言った。
「くそ・・・それじゃあ、俺も参加すべきだったな・・・」
ダレンは少し後悔した。
「大佐・・・私に言わせれば、あなたに彼女が2人や3人いても問題ありませんよ。あなたは女性に人気がありますから、選び放題ですよ」
艦長は言った。
「そうか?でも、俺には・・・」
ダレンは言って、ノリコのことを思い出した。
「俺には・・・ノリコがいるんだ」
ダレンはつぶやいたが、艦長は気が付いたようだ。
「ノリコ?ああ、ノリコ艦長のことですか?あなたと彼女とは・・・」
「そうだ。俺と彼女とは・・・好き合ってるんだ。そのはずだ」
「そうですか・・・それは素敵ですね。おめでとうございます」
ダレンの告白に艦長は祝福した。
「ありがとう。でも、まだ恋人ではないんだよな・・・」
「それとミズリア少尉はどうなさるのですか?噂になっていますよ?」
「ああ。どうすれば良い?彼女の事も・・・好ましい存在だと思うが、ノリコにもその感情がある。不誠実じゃないか?俺は最低なのかな?」
「大佐?私の話を聞いていましたか?ただでさえ軍人は男性の死亡率が高く、2、3人の女が1人の男を共有するのは軍ではよくある事で、今回はそれを公然とするのです。しかも大佐はまだ未婚ですわ。意外と誠実なのですね。噂だと毎晩取っ替え引っ替えで提督室に連れ込んでいるとも言われていますわ」
「いや、1度もその、第12特別輸送艦隊を引き連れてからは提督室に誰かを連れ込むどころか、1度もセックスをしてないんだがな・・・まあコールドスリープはミズリア少尉と抱きしめあったが・・・そんな時間はないんだ。誰か俺にその時間をくれ!」
艦長は意外だなと本気で思った。
しかし、最後の一言にゴミを見るような目を一瞬向けるも、やはり雄なんだと思うが、口には出さなかった。
しかし、それはダレンを攻撃するためのものではなかった。
実はトルシク准将とその部下たちは、この艦に隠されていた武器や爆弾を使い、反乱を起こそうとしていたのだ。
彼らはダレンの指揮権に納得せず、自分たちのほうが上だと思っていた。
しかも、ダレンが女性に人気があることに嫉妬していた。
彼らはこの艦の制御室を占拠しようとしていたが、その途中で誤って爆発物を起動させてしまったのだ。
「うわああああ!」
ダレンは爆風に巻き込まれて、吹き飛ばされた。
「大佐!大佐!」
副長はダレンに駆け寄った。
「大丈夫ですか!?」
副長はダレンに声をかけた。
「くっ・・・なんだ・・・これは・・・」
ダレンは苦しそうに言った。
受け身を取ったとはいえ、副長はダレンを避けたのでぶつかることはなかったが、ダレンは背中を壁に打ち付け床を転げた。
しかし、直ぐに片膝立ちになり、頭を降っていたので安堵していた。
「大佐、これは間違いなくトルシク准将とその部下たちの仕業です。彼らは反乱を起こそうとしていました。この艦にある武器を奪ったりし、隠し武器や爆弾を使って、制御室を占拠しようと計画をしていました。でも、その途中で誤って爆発物を起動させてしまったようです」
副長は説明した。
「なんだと・・・?あの野郎・・・俺を殺そうとしたんじゃないのか?・・・何がしたい?」
ダレンは怒った。
「そうです。彼らは大佐の指揮権に納得せず、自分たちのほうが上だと思っていました。しかも、大佐が女性に人気があることに嫉妬していました」
副長は苦々しく言った。
「くそっ!・・あいつらはどこだ?」
ダレンは立ち上がろうとした。
「大佐、無理しないでください。あなたは怪我をしています。医務室に行きましょう」
副長は止めようとした。
「いやだ。俺はあいつらを捕まえるんだ。この艦の安全を守るのが俺の仕事だ!それに他の者とは鍛え方が違う!もう回復した!」
ダレンは言って、副長から離れた。
「でも、大佐・・・ここはゲームではないし、回復魔法で即時回復なんかが使える世界じゃないんだから無理しないでくださいよ!」
副長は心配した。
「心配するな。俺は大丈夫だ。君はここで待っていろ。俺が戻るまでここで待機だ」
ダレンは静止を振り切り歩き出した。
「大佐・・・」
しかし、この艦の副長は黙って見送った。
何故なら士官学校時代からダレンの素手での格闘の腕を知っていたからだ。
ダレンは輸送艦の中を動き回り、トルシク准将とその部下たちを探した。
彼らは制御室に向かっている途中で爆発に巻き込まれており、一部は死亡し、一部は負傷していた。
制御室の近くでダレンは反乱者を見付け、電子銃の発射制御権を奪い無力化した。
そのため ダレンは彼らを次々と捕らえて、拘束した。そして、制御室に到着した。
時にラリアットを繰り出し、飛び蹴り、回し蹴りなど銃が発射できず右往左往する者達相手に無双していったのだ。
それは司令官の行動とは思えない戦い振りだ。
もちろん一般の兵など取るに足らず、大抵は一撃で体をくの字にした。
「開けろ!俺だ!ダレン大佐だ!」
ダレンは扉を叩いて、声をかけた。
「大佐!?本当ですか!?」
中から応答があった。
「本当だ!早く開けろ!」
「はい!すぐに開けます!」
ダレンが怒鳴ったが中から友好そうな応答があった。
扉が開くと、中には輸送艦の艦長とクルーたちがいたが彼らはダレンを見て安堵した。
「大佐!助かりました!」
艦長はダレンに感謝した。
新型輸送艦の艦長はダレンより1つ上のアーヤと言う中佐だ。
ダレンも元々知っているとは言えず、士官学校の先輩として少し知っているだけだ。
しかし、ダレンは色々な意味で有名人だった。
「どうした?ここに閉じこもっていたのか?」
「はい。トルシク准将とその部下たちが反乱を起こそうとし、この艦に隠していた武器や爆弾を使って制御室を占拠しようとしました。私達は何とかここに逃げ込み扉をロックしました。でも、彼らは爆発物で扉を破ろうとしていました」
ダレンの問いに艦長が説明した。
「そうか・・・でも、もう大丈夫だ。俺が反乱者を全員捕まえた。この艦の安全は回復した」
ダレンは言った。
「本当ですか!?それは良かったです!大佐、ありがとうございます!」
艦長は感謝した。ダレンが格闘の達人だと知っており、ダレンの話を信じた。
「いや、これも俺の仕事だ。君達もよく耐えたな」
ダレンはほめた。
「大佐、この艦に隠されていた武器や爆弾は何ですか?どうしてこんなものがあるんですか?」
艦長は疑問に思った。
「それは・・・この艦の秘密だ。今は言えない。でも、そのうち分かるだろう。多分偶然知ったのだろう。本来提督には伝えることだが、彼にはそれを知る権限はなかった」
ダレンは言いにくそうに言った。
「そうですか・・・分かりました。大佐、それで女子会の方はどうなりましたか?」
艦長は話題を変えた。
「女子会?ああ、そうだったな。俺は冒頭しか参加しなかったが、頭がくらくらしたよ。しかし、結果は知らないな?誰か知らないか?」
ダレンは尋ねた。
「女子会は盛り上がっていましたわ。男女比や人員配置など、重要な話しもしました。ミズリア少尉から提案された案では、男性は尉官未満であれば彼女を2人まで、尉官以上であれば3人まで認めるというものでしたわ。もちろんこの案は全会一致で可決されましたわ」
艦長が報告したが、艦長は館内の見回りをしていたが、イヤホンでその内容を聞いていたのだ。
「なんだと・・・?それは本当か?」
ダレンは驚いた。
「本当ですよ。私も参加しましたから」
艦長は言った。
「くそ・・・それじゃあ、俺も参加すべきだったな・・・」
ダレンは少し後悔した。
「大佐・・・私に言わせれば、あなたに彼女が2人や3人いても問題ありませんよ。あなたは女性に人気がありますから、選び放題ですよ」
艦長は言った。
「そうか?でも、俺には・・・」
ダレンは言って、ノリコのことを思い出した。
「俺には・・・ノリコがいるんだ」
ダレンはつぶやいたが、艦長は気が付いたようだ。
「ノリコ?ああ、ノリコ艦長のことですか?あなたと彼女とは・・・」
「そうだ。俺と彼女とは・・・好き合ってるんだ。そのはずだ」
「そうですか・・・それは素敵ですね。おめでとうございます」
ダレンの告白に艦長は祝福した。
「ありがとう。でも、まだ恋人ではないんだよな・・・」
「それとミズリア少尉はどうなさるのですか?噂になっていますよ?」
「ああ。どうすれば良い?彼女の事も・・・好ましい存在だと思うが、ノリコにもその感情がある。不誠実じゃないか?俺は最低なのかな?」
「大佐?私の話を聞いていましたか?ただでさえ軍人は男性の死亡率が高く、2、3人の女が1人の男を共有するのは軍ではよくある事で、今回はそれを公然とするのです。しかも大佐はまだ未婚ですわ。意外と誠実なのですね。噂だと毎晩取っ替え引っ替えで提督室に連れ込んでいるとも言われていますわ」
「いや、1度もその、第12特別輸送艦隊を引き連れてからは提督室に誰かを連れ込むどころか、1度もセックスをしてないんだがな・・・まあコールドスリープはミズリア少尉と抱きしめあったが・・・そんな時間はないんだ。誰か俺にその時間をくれ!」
艦長は意外だなと本気で思った。
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