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第59話 救助隊編成
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情報士が慌てて訂正報告を始めた。
「提督、申し訳ありません。私の誤報だった可能性が高いです。敵の残存艦のうち、離反艦を追い始めた艦と、追っている50艦が転進し合流したうえで我々に攻撃をするようです。そして、それらの艦と残りの100艦は連携せず、別々に動く形になっています」
情報士の新たな報告にダレンは頷くと思案に耽っていった。
「なるほど、やはり各個撃破が可能ということだな。それなら方針を変える必要はない。全艦長に通達だ。全艦、個々に最も接近している敵艦に焦点を当てて攻撃せよ。制御不能になるまで撃ち続けるんだ」
ダレンの命令が艦内に響き渡り、乗組員たちは新たな戦法に応じて即座に行動を開始した。それぞれが標的を捉え、精密な攻撃を開始する準備を整えた。全艦は独立して、そして同時に動き出すことで集団の力を最大限に発揮しようとした。 敵艦が連携していないというのは一概に有利とは言い切れない。しかし、統制された艦隊の力を持つ我々が、各個撃破戦法で戦場を支配できることは間違いない。我々の友軍を救い出す絶好のチャンスが訪れたと、全艦の乗組員は強く感じていた。
数時間後、ダレン率いる艦は中破小が12艦のみ。残りの50艦を迎え撃つ準備をしつつ、一部の艦に漂っている艦の救助に向かわせた。
約100艦からなる敵本体の残存艦隊と数時間に渡る激闘の末、ダレン少将が率いる艦隊は大きな被害を出すこともなく、一方的と言っても良いような勝利を収め、情報士から状況報告を受け取った。
3倍の兵力での戦いだから勝って当たり前ではあるが、一段落すると艦隊内から歓喜の声が湧き上がる
「提督、戦闘の被害結果がまとまりましたので報告します。離反艦を除き我が艦隊の中で中破した艦は12艦のみ。小破は20艦です。現状を維持しながら敵別動隊約50艦を迎撃する準備をしています」
情報士が報告するとダレンは頷き、深呼吸をして必要な指示を出した。
「わかった。それなら、ダメージがある艦は修理に入らせろ。軽微な艦を一部選び輸送艦と損傷した艦の護衛に当たらせろ。また、足の速い艦を中心になるべく早く被害を受けた離反艦の救援に向かわせるように。ノリコ大佐、手配を頼む。我々はまだ戦闘中だが、仲間を見捨てるわけにはいかない。全力で助け、修理して最前線に戻せられる状態にするんだ」
艦隊内には救助チームの動きが活発化し、修理と救助のために選ばれた艦は命と死を分ける戦闘の最中、救援活動へと急いだ。
基本的に軽巡航艦及び駆逐艦を中心としていたが、輸送艦も向かわせる予定だ。
戦艦は新造艦の中に高速機動が可能な艦を同行させた。
ダレン少将の指揮の下、艦隊は脅威に対抗し、同時に味方の被害を最小限に抑えるための行動を展開していた。
距離が開くが、ノリコ大佐に救助隊の指揮を託し、ダレンは残りの敵残存部隊との戦いに向け指示を出していった。
戦闘に向かうのは約200艦となり、4倍の艦数の為に勝敗は既に決していると言っても良い状況も、何故か敵は撤退しない・・・
「提督、申し訳ありません。私の誤報だった可能性が高いです。敵の残存艦のうち、離反艦を追い始めた艦と、追っている50艦が転進し合流したうえで我々に攻撃をするようです。そして、それらの艦と残りの100艦は連携せず、別々に動く形になっています」
情報士の新たな報告にダレンは頷くと思案に耽っていった。
「なるほど、やはり各個撃破が可能ということだな。それなら方針を変える必要はない。全艦長に通達だ。全艦、個々に最も接近している敵艦に焦点を当てて攻撃せよ。制御不能になるまで撃ち続けるんだ」
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数時間後、ダレン率いる艦は中破小が12艦のみ。残りの50艦を迎え撃つ準備をしつつ、一部の艦に漂っている艦の救助に向かわせた。
約100艦からなる敵本体の残存艦隊と数時間に渡る激闘の末、ダレン少将が率いる艦隊は大きな被害を出すこともなく、一方的と言っても良いような勝利を収め、情報士から状況報告を受け取った。
3倍の兵力での戦いだから勝って当たり前ではあるが、一段落すると艦隊内から歓喜の声が湧き上がる
「提督、戦闘の被害結果がまとまりましたので報告します。離反艦を除き我が艦隊の中で中破した艦は12艦のみ。小破は20艦です。現状を維持しながら敵別動隊約50艦を迎撃する準備をしています」
情報士が報告するとダレンは頷き、深呼吸をして必要な指示を出した。
「わかった。それなら、ダメージがある艦は修理に入らせろ。軽微な艦を一部選び輸送艦と損傷した艦の護衛に当たらせろ。また、足の速い艦を中心になるべく早く被害を受けた離反艦の救援に向かわせるように。ノリコ大佐、手配を頼む。我々はまだ戦闘中だが、仲間を見捨てるわけにはいかない。全力で助け、修理して最前線に戻せられる状態にするんだ」
艦隊内には救助チームの動きが活発化し、修理と救助のために選ばれた艦は命と死を分ける戦闘の最中、救援活動へと急いだ。
基本的に軽巡航艦及び駆逐艦を中心としていたが、輸送艦も向かわせる予定だ。
戦艦は新造艦の中に高速機動が可能な艦を同行させた。
ダレン少将の指揮の下、艦隊は脅威に対抗し、同時に味方の被害を最小限に抑えるための行動を展開していた。
距離が開くが、ノリコ大佐に救助隊の指揮を託し、ダレンは残りの敵残存部隊との戦いに向け指示を出していった。
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