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11:幼馴染の女(2)
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「多分、あの子ね」
湯浴みの後、アンリエッタは目の前の鏡に映る自分が醜い顔をしていないかを確認しながら、主人の髪を丁寧に乾かすニコルに話しかけた。
「あの子って、グレイスさんのことですか?」
「ええ、そうよ」
「彼女が何か?」
「あの子なのよ、多分。クロードの初恋の相手……」
「……初恋?」
「前にクロードが言っていたの。今でも初恋の女の子を大切に想っているって」
あれは婚約して間もない頃。とある商会が主催するパーティーに二人で参加した夜のこと。
アンリエッタは、クロードが13歳の時に出会った初恋の女の子の話を、知り合いの商人に話している所を目撃してしまった。彼はその女の子について、『運命的な出会い方をした。彼女がクソみたいな俺の人生を変えてくれた』と話していた。
「よほど素敵な出会いだったのね」
アンリエッタは不貞腐れたように呟いた。
髪を梳かし終えたニコルは、はて?と首を傾げる。
「それ、奥様のことでは?」
「何を言っているのよ。そんなわけないじゃない。私が彼と初めて会話したのは求婚の時よ?初恋の相手に出会ったのは13歳の時らしいから、絶対に違うわ」
「……まあ、確かに?」
「そんなに大事な初恋なのに、爵位のために私なんかと結婚しなきゃならないなんて、可哀想ね!」
アンリエッタは嫉妬で歪んだ醜い自分の顔を見たくなくて、逃げるようにベッドに飛び込んだ。
「まあ、私には関係のない話だし、全然気にしていないけどね!」
なんて叫んでいるが、気にしているのが丸わかりだ。
ニコルはやれやれと肩をすくめた。
「仮にグレイスさんが初恋だろうと、それはもう過去の話なのでは?」
「……」
「昔好きだったからといって、今も好きだとは限らないでしょう?大切に想っているというのも、幼馴染としてって意味かもしれませんし」
「……」
「そもそもの話ですけれど、今も彼女のことが好きならば、他の女と住まう屋敷にメイドとして連れてくるでしょうか?」
「……あ、愛人として側に置きたいのかもしれないじゃない」
「愛人として囲いたいのなら、堂々と奥様に紹介したりしませんよ」
「私を牽制したいのかもしれないじゃない。『俺に愛されていると勘違いするなよ』って。『俺が愛しているのはこのグレイスだけだぞ』って」
「どうしてそう卑屈な考えになるのですか。本当に旦那様がそう思っていらっしゃるのなら、屋敷の中が奥様好みの物で溢れているわけないでしょう?」
そう言って、ニコルは部屋に置かれた装飾品の数々を指さした。
淡い色合いの家具。柔らかい雰囲気の調度品。一人で寝るには大きすぎるふかふかのベッドに、枕元に並べられた可愛らしい動物たちのぬいぐるみ。
見渡す限り、全てがアンリエッタの好みのものばかりだ。
「そうやって卑屈になるのも結構ですが、いま目の前にある事実はちゃんと受け止めてくださいまし?これでは流石に旦那様が可哀想かと」
「でも……」
「でもも、だってもありませんよ。ちゃんと見てください」
「……そんなに強く言わないでよ。見てるわよ」
「まったく。どうしてこんなに拗らせているのかと不思議だったけれど、原因がようやくわかりましたわ。旦那様の初恋の君に嫉妬していらしたのですね」
「ち、ちがうもん!」
「はいはい。さあ、もうねんねのお時間ですよ。お嬢様」
「もう!子ども扱いしないで!」
アンリエッタは悔しそうに口をへの字にしながら、ベッドに飛び込み、頭まで布団をかぶった。
ニコルはそんな主人を呆れたように見下ろし、布団を綺麗にかけお直す。
かつては王子妃にも選ばれた令嬢が、今や没落寸前。
金だけじゃない。地位や名誉も失ったアンリエッタは、己の矜持だけを支えにここまでやってきた。
きっと去勢を張らねば、社交界で生きていけなかったのだろう。
それがわかっているから、ニコルはあえて今までこの言葉を口にしなかったのだが……。
「時には素直になることも必要ですよ?」
ニコルはあえて、口にした。
なんとなく、このまま虚勢を張っていては、いずれ取り返しのつかないことになりそうな気がしたのだ。
「……わかってるわよ」
アンリエッタは不貞腐れたように返事をし、そのまま目を閉じた。
*
嫌なことがあった日には、いつも同じ夢を見る。
全てが崩れ去ったあの夜の夢だ。
真実の愛を見つけたのだと、貴方にはもう一ミリの愛情もないのだと、冷たい目をして言い放つ母。
自分のことを愛していなくても良いから、ずっとそばにいてほしいのだと追い縋る父。
よくある修羅場だ。
あの時代には珍しく恋愛結婚をした両親は燃え上がるような熱量で愛し合っていたはずなのに、彼らの愛の炎は突然現れた一人の男の存在によって、あっけなく鎮火された。
優しかったはずの母は、恋に恋する女の顔をして、最愛の娘であるはずのアンリエッタには目もくれず、見てくれだけはご立派な間男と共に屋敷を出ていった。
それは蒸し暑い夏の夜。アンリエッタの15歳の誕生日の出来事だった。
その後は、妻の不倫により憔悴し切ったシャルルが、判断を誤って手掛けていた事業をダメにしたり、さらに追い討ちをかけるように領地を未曾有の大雨が襲ったり……。数々の不幸が重なったペリゴール家はあっという間に没落一歩手前まで落ちぶれた。
シャルルは領民の生活を守るために税を下げ、援助して欲しいと恥を偲んで色んなところに頭を下げて回るも事態は好転せず。
家中の物を売り払いながら、なんとか金を工面する日々。
一人、また一人と使用人が辞めていき、友人だと思っていた人たちからは徐々に距離を取られるようになり、挙句の果てには王家との婚約が白紙に戻された。
『社交界一のおしどり夫婦だったのにねぇ?』
『何が清廉潔白なペリゴールよ。汚らわしい』
『やはり身分違いの恋など、うまくいくはずがないわ』
『あの女のせいでまた、不倫こそ真実の愛だ、なんて言う輩が出てきたじゃない。いい迷惑だわ』
『ペリゴール侯爵も見る目がないわね』
『今、侯爵様は相当弱っているらしいわ』
『あら、じゃあ私が優しくお慰めして差し上げようかしら。そして傷心の侯爵様に……』
『アンリエッタ様って、お顔がお母様にそっくりよね』
『きっとあの女の娘だから、アンリエッタ嬢も性に奔放な女に違いないぞ』
『そういえば学院でも、女子生徒より男子生徒と親しくしているしね。血は争えないわ』
『実は嫌いだったのよね、あの高慢な態度。大した女でもないくせに偉そうに説教垂れてきて』
『自分だけは違うみたいな態度が腹立たしいわ。偽善者が』
『あんな人が婚約者で第三王子殿下は大丈夫かしら』
『高潔なフリをして、実は陰で浮気してたりして』
『俺も相手してもらおうかな』
『落ちぶれていく様を見てみたい』
『みんな言ってるんだ。君が将来、僕を裏切って他の男と駆け落ちするだろうって。君がそんな人じゃないのはわかっているんだけど…….、でも、ごめん。君といると、僕まで高貴な目にさらされてしまって、苦しいんだ』
『アンリエッタ。あなたに罪がないのはわかっているわ。でもごめんなさい。ここまで醜聞が広がってしまってはもう収拾がつかないのよ。どうかわかってちょうだい』
『ここに、アンリエッタ・ペリゴールと第三王子ヴィクトルとの婚約を破棄する事を宣言する!』
「……ハッ!!」
アンリエッタはベッドから飛び起きた。
外はまだ薄暗く、朝を告げる軍鶏はまだ鳴いていない。
「……嫌な夢を見たわ」
アンリエッタは胸を抑え、荒ぶる呼吸を整えた。
そしてコップ一杯の水を、喉を鳴らしながら一気に飲み干した。
(ああ、嫌だ)
明け方の静寂が、アンリエッタを闇へと引き摺り込もうとしている。
静かな場所にいると、3年前の孤独だった日々を思い出してしまう。
学園にも社交界にも、彼女の居場所はなかった。
(結局、いろんな人がペリゴール家を見限った)
ーーー困っている人には手を差し伸べろ。それが当たり前にできる人間になれ。情けは人の為ならず、だ。お前が誰かに優しくすれば、いずれその誰かがお前を助けてくれるはず。
厳しかった亡き祖母はいつもそう言っていた。
だが、実際は違った。どれだけ他人に優しくしても、本当に困っている時には誰も助けてくれない。
信じていた絆は全部まやかしで、見返りを求めない善意などこの世には存在しない。
アンリエッタは15歳で世の中の真理を知った。
「私は恋なんてしないわ」
ベッドから降りたアンリエッタは鏡の前に立ち、自分に言い聞かせた。
恋なんてしない。愛なんてくだらない。
そんな盲目的で曖昧な感情に身を委ねても、待っているのは破滅だけ。
だったら初めから、恋なんてしなければいい。
そうすれば、裏切ることも裏切られることもないのだから。
湯浴みの後、アンリエッタは目の前の鏡に映る自分が醜い顔をしていないかを確認しながら、主人の髪を丁寧に乾かすニコルに話しかけた。
「あの子って、グレイスさんのことですか?」
「ええ、そうよ」
「彼女が何か?」
「あの子なのよ、多分。クロードの初恋の相手……」
「……初恋?」
「前にクロードが言っていたの。今でも初恋の女の子を大切に想っているって」
あれは婚約して間もない頃。とある商会が主催するパーティーに二人で参加した夜のこと。
アンリエッタは、クロードが13歳の時に出会った初恋の女の子の話を、知り合いの商人に話している所を目撃してしまった。彼はその女の子について、『運命的な出会い方をした。彼女がクソみたいな俺の人生を変えてくれた』と話していた。
「よほど素敵な出会いだったのね」
アンリエッタは不貞腐れたように呟いた。
髪を梳かし終えたニコルは、はて?と首を傾げる。
「それ、奥様のことでは?」
「何を言っているのよ。そんなわけないじゃない。私が彼と初めて会話したのは求婚の時よ?初恋の相手に出会ったのは13歳の時らしいから、絶対に違うわ」
「……まあ、確かに?」
「そんなに大事な初恋なのに、爵位のために私なんかと結婚しなきゃならないなんて、可哀想ね!」
アンリエッタは嫉妬で歪んだ醜い自分の顔を見たくなくて、逃げるようにベッドに飛び込んだ。
「まあ、私には関係のない話だし、全然気にしていないけどね!」
なんて叫んでいるが、気にしているのが丸わかりだ。
ニコルはやれやれと肩をすくめた。
「仮にグレイスさんが初恋だろうと、それはもう過去の話なのでは?」
「……」
「昔好きだったからといって、今も好きだとは限らないでしょう?大切に想っているというのも、幼馴染としてって意味かもしれませんし」
「……」
「そもそもの話ですけれど、今も彼女のことが好きならば、他の女と住まう屋敷にメイドとして連れてくるでしょうか?」
「……あ、愛人として側に置きたいのかもしれないじゃない」
「愛人として囲いたいのなら、堂々と奥様に紹介したりしませんよ」
「私を牽制したいのかもしれないじゃない。『俺に愛されていると勘違いするなよ』って。『俺が愛しているのはこのグレイスだけだぞ』って」
「どうしてそう卑屈な考えになるのですか。本当に旦那様がそう思っていらっしゃるのなら、屋敷の中が奥様好みの物で溢れているわけないでしょう?」
そう言って、ニコルは部屋に置かれた装飾品の数々を指さした。
淡い色合いの家具。柔らかい雰囲気の調度品。一人で寝るには大きすぎるふかふかのベッドに、枕元に並べられた可愛らしい動物たちのぬいぐるみ。
見渡す限り、全てがアンリエッタの好みのものばかりだ。
「そうやって卑屈になるのも結構ですが、いま目の前にある事実はちゃんと受け止めてくださいまし?これでは流石に旦那様が可哀想かと」
「でも……」
「でもも、だってもありませんよ。ちゃんと見てください」
「……そんなに強く言わないでよ。見てるわよ」
「まったく。どうしてこんなに拗らせているのかと不思議だったけれど、原因がようやくわかりましたわ。旦那様の初恋の君に嫉妬していらしたのですね」
「ち、ちがうもん!」
「はいはい。さあ、もうねんねのお時間ですよ。お嬢様」
「もう!子ども扱いしないで!」
アンリエッタは悔しそうに口をへの字にしながら、ベッドに飛び込み、頭まで布団をかぶった。
ニコルはそんな主人を呆れたように見下ろし、布団を綺麗にかけお直す。
かつては王子妃にも選ばれた令嬢が、今や没落寸前。
金だけじゃない。地位や名誉も失ったアンリエッタは、己の矜持だけを支えにここまでやってきた。
きっと去勢を張らねば、社交界で生きていけなかったのだろう。
それがわかっているから、ニコルはあえて今までこの言葉を口にしなかったのだが……。
「時には素直になることも必要ですよ?」
ニコルはあえて、口にした。
なんとなく、このまま虚勢を張っていては、いずれ取り返しのつかないことになりそうな気がしたのだ。
「……わかってるわよ」
アンリエッタは不貞腐れたように返事をし、そのまま目を閉じた。
*
嫌なことがあった日には、いつも同じ夢を見る。
全てが崩れ去ったあの夜の夢だ。
真実の愛を見つけたのだと、貴方にはもう一ミリの愛情もないのだと、冷たい目をして言い放つ母。
自分のことを愛していなくても良いから、ずっとそばにいてほしいのだと追い縋る父。
よくある修羅場だ。
あの時代には珍しく恋愛結婚をした両親は燃え上がるような熱量で愛し合っていたはずなのに、彼らの愛の炎は突然現れた一人の男の存在によって、あっけなく鎮火された。
優しかったはずの母は、恋に恋する女の顔をして、最愛の娘であるはずのアンリエッタには目もくれず、見てくれだけはご立派な間男と共に屋敷を出ていった。
それは蒸し暑い夏の夜。アンリエッタの15歳の誕生日の出来事だった。
その後は、妻の不倫により憔悴し切ったシャルルが、判断を誤って手掛けていた事業をダメにしたり、さらに追い討ちをかけるように領地を未曾有の大雨が襲ったり……。数々の不幸が重なったペリゴール家はあっという間に没落一歩手前まで落ちぶれた。
シャルルは領民の生活を守るために税を下げ、援助して欲しいと恥を偲んで色んなところに頭を下げて回るも事態は好転せず。
家中の物を売り払いながら、なんとか金を工面する日々。
一人、また一人と使用人が辞めていき、友人だと思っていた人たちからは徐々に距離を取られるようになり、挙句の果てには王家との婚約が白紙に戻された。
『社交界一のおしどり夫婦だったのにねぇ?』
『何が清廉潔白なペリゴールよ。汚らわしい』
『やはり身分違いの恋など、うまくいくはずがないわ』
『あの女のせいでまた、不倫こそ真実の愛だ、なんて言う輩が出てきたじゃない。いい迷惑だわ』
『ペリゴール侯爵も見る目がないわね』
『今、侯爵様は相当弱っているらしいわ』
『あら、じゃあ私が優しくお慰めして差し上げようかしら。そして傷心の侯爵様に……』
『アンリエッタ様って、お顔がお母様にそっくりよね』
『きっとあの女の娘だから、アンリエッタ嬢も性に奔放な女に違いないぞ』
『そういえば学院でも、女子生徒より男子生徒と親しくしているしね。血は争えないわ』
『実は嫌いだったのよね、あの高慢な態度。大した女でもないくせに偉そうに説教垂れてきて』
『自分だけは違うみたいな態度が腹立たしいわ。偽善者が』
『あんな人が婚約者で第三王子殿下は大丈夫かしら』
『高潔なフリをして、実は陰で浮気してたりして』
『俺も相手してもらおうかな』
『落ちぶれていく様を見てみたい』
『みんな言ってるんだ。君が将来、僕を裏切って他の男と駆け落ちするだろうって。君がそんな人じゃないのはわかっているんだけど…….、でも、ごめん。君といると、僕まで高貴な目にさらされてしまって、苦しいんだ』
『アンリエッタ。あなたに罪がないのはわかっているわ。でもごめんなさい。ここまで醜聞が広がってしまってはもう収拾がつかないのよ。どうかわかってちょうだい』
『ここに、アンリエッタ・ペリゴールと第三王子ヴィクトルとの婚約を破棄する事を宣言する!』
「……ハッ!!」
アンリエッタはベッドから飛び起きた。
外はまだ薄暗く、朝を告げる軍鶏はまだ鳴いていない。
「……嫌な夢を見たわ」
アンリエッタは胸を抑え、荒ぶる呼吸を整えた。
そしてコップ一杯の水を、喉を鳴らしながら一気に飲み干した。
(ああ、嫌だ)
明け方の静寂が、アンリエッタを闇へと引き摺り込もうとしている。
静かな場所にいると、3年前の孤独だった日々を思い出してしまう。
学園にも社交界にも、彼女の居場所はなかった。
(結局、いろんな人がペリゴール家を見限った)
ーーー困っている人には手を差し伸べろ。それが当たり前にできる人間になれ。情けは人の為ならず、だ。お前が誰かに優しくすれば、いずれその誰かがお前を助けてくれるはず。
厳しかった亡き祖母はいつもそう言っていた。
だが、実際は違った。どれだけ他人に優しくしても、本当に困っている時には誰も助けてくれない。
信じていた絆は全部まやかしで、見返りを求めない善意などこの世には存在しない。
アンリエッタは15歳で世の中の真理を知った。
「私は恋なんてしないわ」
ベッドから降りたアンリエッタは鏡の前に立ち、自分に言い聞かせた。
恋なんてしない。愛なんてくだらない。
そんな盲目的で曖昧な感情に身を委ねても、待っているのは破滅だけ。
だったら初めから、恋なんてしなければいい。
そうすれば、裏切ることも裏切られることもないのだから。
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