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第七話
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美沙さんと理恵さんは、僕の姿を見て目を丸くしていた。
「あの……。楓君。その格好は、一体……」
「香奈姉ちゃんたちに勧められるがまま着てるんだけど……。やっぱり似合わなかったですか?」
僕は不安そうな表情を浮かべ、メイド服のスカートの裾をつまみ上げる。
「いや……。そんなことはないんだけど……」
「さすがに…ねぇ」
二人は、言葉を詰まらせた。
そりゃ、普通の格好なら僕も良かったんだけどさ。
ミニスカメイド服姿だからね。
そんなのを男が着てたら、誰だって目を丸くするだろう。
すると香奈姉ちゃんは、何事もなかったかのように僕たちがいる楽屋に入ってくる。
「二人とも、どうしたの?」
「いや……。なんていうか……ねぇ」
「うん。そうだよね……」
二人は、なぜか頬を赤らめてそう言う。
傍にいた奈緒さんは、フッと笑いギターをかき鳴らしている。
語るまでもないってところだろうな。あれは──。
「だから、どうしたのよ? 二人とも」
香奈姉ちゃんは、ますますわけがわからないのか二人に聞いていた。
僕のメイド服姿を見ての反応なんだけど、香奈姉ちゃんにはわからないらしい。
美沙さんと理恵さんの二人は、笑顔を浮かべて言った。
「そのメイド服。よく似合っているよ、楓君」
「楓君。すごく可愛いよ」
こんな時、どう反応すればいいのかよくわからないんだけど……。
「ありがとう」
とりあえず、僕は苦笑いをしてそう言った。
一応褒めてくれたのだから、お礼くらいはね。
嬉しくはないけど……。
僕は、ベースを持って慣らしのために少し弾き始める。
しばらくすると、美沙さんから声をかけられた。
「まさかとは思うけどさ。今日のライブ…その格好でやるの?」
「うん。そのつもりだけど……。なんかまずいことでもあった?」
なんかやばいことでもあるんだろうか?
小鳥遊さんからは許可は降りてるし、問題はないかと思うけど。
「いや……。さすがにその格好はね。体裁が良くないっていうか……。男の子がその格好でライブやるっていうのは、まずくない?」
「何がまずいの? しっかり着こなしているじゃない」
香奈姉ちゃんは、思案げな表情で首を傾げる。
美沙さんは、むずかしい顔で僕を見て言う。
「う~ん……。私たちもしっかりキメてきてるからさ。楓君の服装はさすがにまずいと思うんだけど──」
「弟くんのメイド服姿…似合っているでしょ?」
香奈姉ちゃんは、自信たっぷりに二人にそう聞いていた。
二人は、僕を見て頬を赤らめ
「そりゃ、似合ってはいるけどさ……」
「さすがに、男の子に女装させるのはねぇ……」
そう言う。
僕も、女装してライブするのはどうかとは思っているよ。
できるなら、普通の格好でライブがしたい。
しかし香奈姉ちゃんは──
「ここは女子校だしね。メンバーに男の子がいるのは、他の女子生徒たちにいい影響を与えないと思うんだ。せっかくだから弟くんには、メイド服姿でライブをやってもらおうって思ってるんだよね」
と、言う。
香奈姉ちゃんのクラスの催し物が喫茶店だった時点で、だいたいの察しはついていたけど。
「だけどさぁ。楓君が可哀想だよ」
「大丈夫だよ。責任はしっかり取るつもりだから!」
香奈姉ちゃんは、堂々とした態度でそう言った。
そういえば、こんな香奈姉ちゃんを見るのは、初めてかもしれない。
僕は、香奈姉ちゃんを見て微笑を浮かべる。
「僕は香奈姉ちゃんのやりたいようにやればいいと思うから。女装については、今日は無礼講ってことで全然構わないよ」
「楓君がそう言うのなら……」
美沙さんは、心配そうに僕を見てきた。
すると、ステージの方にいた女子生徒が楽屋に入ってきて声をかけられる。
「──次の方。準備ができたのでステージにあがってください」
「はい。わかりました」
それについては、リーダーである香奈姉ちゃんが答えた。
僕としても、準備は整っている。
後は、本番に向けて演奏するだけだ。
香奈姉ちゃんは、準備が整った僕たちを見て、笑顔で言った。
「よし! 行こうか」
「うん! 今日はいっぱい楽しもう」
「できる限りのことを尽くすよ」
「今日のライブが、うまくいきますように」
「全力でいく……。ただそれだけ」
各々が決意を表明すると楽屋を出て、ステージに向かっていった。
ステージに立つ以上は、後悔のないようにしないとな。
体育館で行われたライブは大盛況だった。
みんなこの日のために練習したっていうのもあって、絶好調のようにも感じられる。
ライブ自体は…だけど。
でも、周りから言われていることは、正直どうだろうかと思った。
ライブが終わった後、僕の方を見て
「あの右端にいる女の子、すごく可愛いんだけど……。誰なのか知ってる?」
「ううん、わからない。…誰なんだろう?」
「うちの学校の生徒にあんな子いたっけ?」
そんなことを言ってくる。
ライブ会場となった体育館にいるのは、ほとんどが女子生徒たちだ。
どうやら女子生徒たちは、僕が男だということを知らないらしい。
「とりあえず、ライブが終わったから話しかけてみようよ」
そう言いだした女子生徒もいたくらいだ。
とりあえず僕たちは楽屋に戻り、休憩をとる。
「ふー。最高のライブだったね」
「うん。今までにないくらい最高だったね!」
「今日のライブはバッチリだった」
と、三人は微笑を浮かべていた。
みんなやり抜いたって顔をしているから、大成功ってことかな。
僕は、ホッと一息吐く。
さっきから体育館が騒がしい。
何事かな。
そう思い、僕は楽屋から出て体育館の様子を見に行ってみる。
すると、そこにはたくさんの女子生徒たちが集まっているではないか。
「え⁉︎ 何これ⁉︎」
僕は、びっくりして声を上げた。
女子生徒たちも、僕が出てくるのを待っていたかのように『キャーキャー』と歓声をあげる。
「あ、あの子! 右端にいた女の子じゃない!」
「名前を教えてくれないかな?」
「西田先輩が組んでるバンドのメンバーですよね? ぜひ名前を──」
女子生徒たちは、僕を取り囲むかのように集まってきて、僕にそう言ってきた。
どうしよう……。
ここは素直に、自分が『男』だって言うべきか。
「えっと……」
僕が言おうとした瞬間、後ろにいた誰かが僕の手を掴んできた。
誰なのかと思って振り返ると、そこには香奈姉ちゃんがいた。
香奈姉ちゃんは、なぜか苦い表情を浮かべている。
「さすがにまずかったかなぁ。これは……」
「何が起きたの?」
さすがに、ファンが集まったとか、そういう話じゃないと思うけど。
「たぶん、弟くんのことが気になったんだよ」
「え……。僕のこと? どうして?」
「メイド服を着た女の子がベースを弾いてたから、みんな気になったんだよ」
「そんなものなの?」
「この学校は、女の子の情報は必ずチェックするんだよね」
「…てことは、ここにいる女子生徒たちは、僕が女の子だと思って──」
「うん。このままだと弟くん、捕まっちゃうかも……」
「どうするの?」
「逃げるしかないかな」
香奈姉ちゃんは、『あはは……』と苦笑いをしてそう言った。
だから、僕の手を掴んだのか。
「…だけど、僕のベースは? …どうするつもりなの?」
「そのことなら、心配いらないよ」
と、奈緒さん。
僕は、思案げに首を傾げていた。
「どうして?」
「楓君のベースは、あたしが責任を持って届けてあげるから、心配はいらないよ」
そう言うと奈緒さんは、僕のベースを手に取る。
奈緒さんの言葉に、嘘はないようだ。
「それじゃ、お言葉に甘えようかな」
「うん。任せて」
僕の言葉に、奈緒さんは微笑を浮かべる。
ベースのことは奈緒さんにお任せするとして、体育館の方にいる女子生徒たちは、どうしようかな。
そう考えていると、香奈姉ちゃんは僕に聞いてくる。
「──それじゃ、行くよ。準備はいい?」
「う、うん。いつでも──」
僕の返事を聞くと、香奈姉ちゃんは僕の手を引いて走り出した。
「みなさん、ごめんなさいね。今日のライブは、これで終了だよ。また聞きたくなったら、今度はライブハウスに来てね!」
宣伝するかのようにみんなにそう言って、香奈姉ちゃんと僕は、体育館を後にする。
それを聞いた女子生徒たちは
「絶対に見にいきますね!」
「楽しみにしてます!」
と、歓声に紛れてそう聞こえてきた。
これは次のライブの宣伝だろうな。
ていうか、そこまで決めてあったんだ。
しばらくして、僕は香奈姉ちゃんに声をかける。
「ねえ、香奈姉ちゃん」
「何? 弟くん」
「これで良かったの?」
「何が?」
「次のライブだよ。まさか、そこまで決めていたなんて思わなくって……」
「ああ。あれは、その場しのぎの嘘みたいなものだよ」
「嘘だったの⁉︎」
「次のライブは、まだやる予定がないんだよね。ライブハウスも混み合っているみたいだし……」
「そうなんだ」
「でも、絶対にライブはやるつもりだよ」
「そっか。…それじゃ、もっと練習しなきゃいけないね」
「うん!」
香奈姉ちゃんは、とても嬉しそうな笑顔を浮かべて頷いていた。
何にせよ、文化祭でのライブはうまくいったし。
今年の文化祭は、香奈姉ちゃんたちにとっていい思い出になっただろう。
そのことについては、ホントによかった。
まぁ、僕にとっては黒歴史になりかねないような思い出なんだけどね。
そこはツッコまないでおこう。
「あの……。楓君。その格好は、一体……」
「香奈姉ちゃんたちに勧められるがまま着てるんだけど……。やっぱり似合わなかったですか?」
僕は不安そうな表情を浮かべ、メイド服のスカートの裾をつまみ上げる。
「いや……。そんなことはないんだけど……」
「さすがに…ねぇ」
二人は、言葉を詰まらせた。
そりゃ、普通の格好なら僕も良かったんだけどさ。
ミニスカメイド服姿だからね。
そんなのを男が着てたら、誰だって目を丸くするだろう。
すると香奈姉ちゃんは、何事もなかったかのように僕たちがいる楽屋に入ってくる。
「二人とも、どうしたの?」
「いや……。なんていうか……ねぇ」
「うん。そうだよね……」
二人は、なぜか頬を赤らめてそう言う。
傍にいた奈緒さんは、フッと笑いギターをかき鳴らしている。
語るまでもないってところだろうな。あれは──。
「だから、どうしたのよ? 二人とも」
香奈姉ちゃんは、ますますわけがわからないのか二人に聞いていた。
僕のメイド服姿を見ての反応なんだけど、香奈姉ちゃんにはわからないらしい。
美沙さんと理恵さんの二人は、笑顔を浮かべて言った。
「そのメイド服。よく似合っているよ、楓君」
「楓君。すごく可愛いよ」
こんな時、どう反応すればいいのかよくわからないんだけど……。
「ありがとう」
とりあえず、僕は苦笑いをしてそう言った。
一応褒めてくれたのだから、お礼くらいはね。
嬉しくはないけど……。
僕は、ベースを持って慣らしのために少し弾き始める。
しばらくすると、美沙さんから声をかけられた。
「まさかとは思うけどさ。今日のライブ…その格好でやるの?」
「うん。そのつもりだけど……。なんかまずいことでもあった?」
なんかやばいことでもあるんだろうか?
小鳥遊さんからは許可は降りてるし、問題はないかと思うけど。
「いや……。さすがにその格好はね。体裁が良くないっていうか……。男の子がその格好でライブやるっていうのは、まずくない?」
「何がまずいの? しっかり着こなしているじゃない」
香奈姉ちゃんは、思案げな表情で首を傾げる。
美沙さんは、むずかしい顔で僕を見て言う。
「う~ん……。私たちもしっかりキメてきてるからさ。楓君の服装はさすがにまずいと思うんだけど──」
「弟くんのメイド服姿…似合っているでしょ?」
香奈姉ちゃんは、自信たっぷりに二人にそう聞いていた。
二人は、僕を見て頬を赤らめ
「そりゃ、似合ってはいるけどさ……」
「さすがに、男の子に女装させるのはねぇ……」
そう言う。
僕も、女装してライブするのはどうかとは思っているよ。
できるなら、普通の格好でライブがしたい。
しかし香奈姉ちゃんは──
「ここは女子校だしね。メンバーに男の子がいるのは、他の女子生徒たちにいい影響を与えないと思うんだ。せっかくだから弟くんには、メイド服姿でライブをやってもらおうって思ってるんだよね」
と、言う。
香奈姉ちゃんのクラスの催し物が喫茶店だった時点で、だいたいの察しはついていたけど。
「だけどさぁ。楓君が可哀想だよ」
「大丈夫だよ。責任はしっかり取るつもりだから!」
香奈姉ちゃんは、堂々とした態度でそう言った。
そういえば、こんな香奈姉ちゃんを見るのは、初めてかもしれない。
僕は、香奈姉ちゃんを見て微笑を浮かべる。
「僕は香奈姉ちゃんのやりたいようにやればいいと思うから。女装については、今日は無礼講ってことで全然構わないよ」
「楓君がそう言うのなら……」
美沙さんは、心配そうに僕を見てきた。
すると、ステージの方にいた女子生徒が楽屋に入ってきて声をかけられる。
「──次の方。準備ができたのでステージにあがってください」
「はい。わかりました」
それについては、リーダーである香奈姉ちゃんが答えた。
僕としても、準備は整っている。
後は、本番に向けて演奏するだけだ。
香奈姉ちゃんは、準備が整った僕たちを見て、笑顔で言った。
「よし! 行こうか」
「うん! 今日はいっぱい楽しもう」
「できる限りのことを尽くすよ」
「今日のライブが、うまくいきますように」
「全力でいく……。ただそれだけ」
各々が決意を表明すると楽屋を出て、ステージに向かっていった。
ステージに立つ以上は、後悔のないようにしないとな。
体育館で行われたライブは大盛況だった。
みんなこの日のために練習したっていうのもあって、絶好調のようにも感じられる。
ライブ自体は…だけど。
でも、周りから言われていることは、正直どうだろうかと思った。
ライブが終わった後、僕の方を見て
「あの右端にいる女の子、すごく可愛いんだけど……。誰なのか知ってる?」
「ううん、わからない。…誰なんだろう?」
「うちの学校の生徒にあんな子いたっけ?」
そんなことを言ってくる。
ライブ会場となった体育館にいるのは、ほとんどが女子生徒たちだ。
どうやら女子生徒たちは、僕が男だということを知らないらしい。
「とりあえず、ライブが終わったから話しかけてみようよ」
そう言いだした女子生徒もいたくらいだ。
とりあえず僕たちは楽屋に戻り、休憩をとる。
「ふー。最高のライブだったね」
「うん。今までにないくらい最高だったね!」
「今日のライブはバッチリだった」
と、三人は微笑を浮かべていた。
みんなやり抜いたって顔をしているから、大成功ってことかな。
僕は、ホッと一息吐く。
さっきから体育館が騒がしい。
何事かな。
そう思い、僕は楽屋から出て体育館の様子を見に行ってみる。
すると、そこにはたくさんの女子生徒たちが集まっているではないか。
「え⁉︎ 何これ⁉︎」
僕は、びっくりして声を上げた。
女子生徒たちも、僕が出てくるのを待っていたかのように『キャーキャー』と歓声をあげる。
「あ、あの子! 右端にいた女の子じゃない!」
「名前を教えてくれないかな?」
「西田先輩が組んでるバンドのメンバーですよね? ぜひ名前を──」
女子生徒たちは、僕を取り囲むかのように集まってきて、僕にそう言ってきた。
どうしよう……。
ここは素直に、自分が『男』だって言うべきか。
「えっと……」
僕が言おうとした瞬間、後ろにいた誰かが僕の手を掴んできた。
誰なのかと思って振り返ると、そこには香奈姉ちゃんがいた。
香奈姉ちゃんは、なぜか苦い表情を浮かべている。
「さすがにまずかったかなぁ。これは……」
「何が起きたの?」
さすがに、ファンが集まったとか、そういう話じゃないと思うけど。
「たぶん、弟くんのことが気になったんだよ」
「え……。僕のこと? どうして?」
「メイド服を着た女の子がベースを弾いてたから、みんな気になったんだよ」
「そんなものなの?」
「この学校は、女の子の情報は必ずチェックするんだよね」
「…てことは、ここにいる女子生徒たちは、僕が女の子だと思って──」
「うん。このままだと弟くん、捕まっちゃうかも……」
「どうするの?」
「逃げるしかないかな」
香奈姉ちゃんは、『あはは……』と苦笑いをしてそう言った。
だから、僕の手を掴んだのか。
「…だけど、僕のベースは? …どうするつもりなの?」
「そのことなら、心配いらないよ」
と、奈緒さん。
僕は、思案げに首を傾げていた。
「どうして?」
「楓君のベースは、あたしが責任を持って届けてあげるから、心配はいらないよ」
そう言うと奈緒さんは、僕のベースを手に取る。
奈緒さんの言葉に、嘘はないようだ。
「それじゃ、お言葉に甘えようかな」
「うん。任せて」
僕の言葉に、奈緒さんは微笑を浮かべる。
ベースのことは奈緒さんにお任せするとして、体育館の方にいる女子生徒たちは、どうしようかな。
そう考えていると、香奈姉ちゃんは僕に聞いてくる。
「──それじゃ、行くよ。準備はいい?」
「う、うん。いつでも──」
僕の返事を聞くと、香奈姉ちゃんは僕の手を引いて走り出した。
「みなさん、ごめんなさいね。今日のライブは、これで終了だよ。また聞きたくなったら、今度はライブハウスに来てね!」
宣伝するかのようにみんなにそう言って、香奈姉ちゃんと僕は、体育館を後にする。
それを聞いた女子生徒たちは
「絶対に見にいきますね!」
「楽しみにしてます!」
と、歓声に紛れてそう聞こえてきた。
これは次のライブの宣伝だろうな。
ていうか、そこまで決めてあったんだ。
しばらくして、僕は香奈姉ちゃんに声をかける。
「ねえ、香奈姉ちゃん」
「何? 弟くん」
「これで良かったの?」
「何が?」
「次のライブだよ。まさか、そこまで決めていたなんて思わなくって……」
「ああ。あれは、その場しのぎの嘘みたいなものだよ」
「嘘だったの⁉︎」
「次のライブは、まだやる予定がないんだよね。ライブハウスも混み合っているみたいだし……」
「そうなんだ」
「でも、絶対にライブはやるつもりだよ」
「そっか。…それじゃ、もっと練習しなきゃいけないね」
「うん!」
香奈姉ちゃんは、とても嬉しそうな笑顔を浮かべて頷いていた。
何にせよ、文化祭でのライブはうまくいったし。
今年の文化祭は、香奈姉ちゃんたちにとっていい思い出になっただろう。
そのことについては、ホントによかった。
まぁ、僕にとっては黒歴史になりかねないような思い出なんだけどね。
そこはツッコまないでおこう。
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