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第十八話
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午前10時前。
いつもの公園にたどり着くと、髪をツインテールにした女の子が噴水広場にあるモニュメントの前で立っていた。
それが美沙先輩であることは間違いない。
ただ、デートの装いなのか、ピンクのジャケット越しからでもお洒落な服装が見てとれる。
下の方も白のショートパンツから覗く美脚がとても目立つ。
黙って見ていると、話しかけづらい雰囲気すら漂わせていた。
「あ。楓君。こっちこっち!」
僕から話しかける前に、向こうがこちらに気づいて手を振ってくる。
僕は、微笑を浮かべて美沙先輩がいるところに向かっていく。
「美沙先輩。お待たせしました」
「なんか挨拶が固いなぁ。先輩っていうのも、なんだかねぇ」
美沙先輩は、不機嫌そうに言う。
どうやら美沙先輩に対する呼び方に不満があったみたいだ。
先輩に対して普通に接しただけなのに、何が不満なんだろう。
「そう言われても……。他にどう呼べと──」
「そうだなぁ。『美沙』でいいんじゃないかな」
美沙先輩は、僕に何の期待をしているのかわからないが、そう提案してくる。
恋人じゃあるまいし、さすがにそれはない。
「美沙さんなら、どうですか?」
「むぅ……。親しげな感じがしないんですけど……。まぁ、しょうがないか……。楓君だから、特別に許そうかな」
「それじゃ、『美沙さん』で」
「今日くらい、『美沙』って呼んでよ」
「先輩のことを呼び捨てにするのは、ちょっと……」
「大丈夫。私が許す!」
「それじゃ、『美沙』。…行こうか?」
そう呼んだ瞬間に、美沙先輩の顔が赤くなる。
「あ、えっと……。うん! 行こう!」
美沙先輩は、しどろもどろになりながらも僕の手を掴んでそのまま歩き出す。
緊張のあまり赤面してしまった美沙先輩も可愛いなと感じる今日この頃である。
途端、どこかから誰かの視線を感じた。
その『誰か』っていうのがとても気になったんだけど、美沙先輩とのデートで他の女の子のことを持ち出すのはいけないことなので、やめておく事にする。
美沙先輩と最初にやってきたのは、ゲームセンターだった。
買い物があるからと言って僕をデートに誘ったみたいだが、最初にやってきたのがゲームセンターっていうのは、なんだか意図的なものを感じてしまう。
気のせいならいいんだけど。
「さて。まずは、記念にプリクラでも撮ろうか?」
美沙先輩は、笑顔でそう言ってきた。
しかも当然と言わんばかりに手を引っ張ってだ。
僕は、ちょっと思うところがあって美沙先輩に訊いてみる。
「え、あの……。買い物は?」
「買い物は後の方がいいかなって思ってね。先にこっちに来ちゃったんだ。…せっかくの楓君とのデートだし」
美沙先輩は、僕の手を優しく握りしめてそう言った。
「気持ちはわかるけど。買い物の方を優先したほうがいいんじゃ──」
「うん。まぁ、楓君の言うこともわかるんだけどね。でも買い物を先に済ませちゃったら、ゲーセンには来れないと思うんだよね。荷物でいっぱいになっちゃうし」
「まぁ、買い物をしたら来れなくなっちゃうね」
「そうでしょ? デートはまだ始まったばかりなんだし、今は買い物よりも思いっきり楽しもうよ」
「う、うん。美沙がそう言うのなら……」
僕は、釈然としない返事をする。
なんだろう。
なんとなく『誰か』の視線を感じる。
ジトッとした視線だ。
これは、香奈姉ちゃんのものじゃない。
香奈姉ちゃんだったら、もっと熱意を持った視線で見つめてくるし。
今回の、誰かの視線にはそれがないから、間違いなく他の女の子だろう。
美沙先輩は、その事に気づいていないのか訝しげな表情で僕に訊いてくる。
「何よ、その返事は? 心配してることでもあるの?」
「え、いや……。そんなことは──」
「だったら、そんな顔しないでデートを楽しもうよ。香奈ちゃんには、許可をもらってるんだし」
「そうだね」
僕は、他に言い返すことができず、そう言っていた。
美沙先輩がそう言うのなら、別に構わないんだろう。
少しだけ気にはなるが、あまり考えないようにしておく。
美沙先輩とのデートは、正直言うとずっと緊張しっぱなしだった。
それもそうだろう。
こんなお洒落で可愛い女の子と一緒に腕を組んで歩いていたら、誰だって緊張してしまう。
周囲の男性たちの視線が痛いくらいだ。
その屈託のない笑顔を僕に向けてきた時は、どうにかなってしまいそうなほどである。
「ねぇ、楓君。次は、あそこに行ってみよっか?」
そう言って、美沙先輩は僕の腕をぐいぐいと引っ張っていく。それも、僕が何か言おうとする前に…である。
美沙先輩が向かっていったのは、香奈姉ちゃんともよく来ている洋服店だ。
「何か必要な物でもあったの?」
「特にはないんだけど。もしかしたら、新しい洋服が出たかもしれないと思って…ね」
「なるほど」
僕は、妙に納得する。
比較的ミーハーな美沙先輩なら、そうだよね。
今、着ている服装も、充分にお洒落で可愛いし。
美沙先輩と付き合ったら、僕のファッションのこともうるさく言われてしまいそうだ。
「いらっしゃいませ」
と、店員さんがフレンドリーな笑顔でそう言ってくる。
ちなみにこの辺りは女性向けの洋服が多いので、男性客はあまり来ない。
僕は、どうしたらいいものかわからず会釈をするだけにとどめた。
もしかしたら、僕の顔を覚えている店員さんがいるかもしれない。
傍にいる美沙先輩は、目をキラキラさせてハンガーに掛けてある洋服を手に取って見ていた。
僕にはわからないが、シャツに似たような上着とミニスカートを真剣な眼差しで交互に見ている。
これは、しばらく一人にした方がいい感じかな。
そう思った矢先、美沙先輩は、僕の方に視線を向けてきて口を開いた。
「ねぇ、楓君。試着してみてもいいかな?」
やっぱり、そうきたか。
断る理由もないから、こう答えるしかないんだけど。
「うん。別にいいよ」
「ありがとう。やっぱり、楓君は優しいね」
「そんなの……。付き合っているんだから、当然でしょ」
「それなら、似合っているかどうかも確認してほしいな」
「それは、さすがに……。美沙の選ぶ服なら、間違いはないと思うけど……」
「そりゃ、そうだけど。彼氏なら、そのくらいはやってもいいんじゃないかな」
そう言われてしまうと、何も言えないよ。
「わかった。助言になるかわからないけど……」
「さすが楓君。話のわかる人で安心したよ」
美沙先輩は、僕にウィンクして試着室に向かっていった。
もちろん、途中まで僕の腕を引っ張っていったので、僕も一緒だが。
しばらくして、美沙先輩が試着室のカーテンを開けた。
試着室の中からお披露目になった美沙先輩は、シャツに似たような服とミニスカートを着用していて、恥ずかしそうな表情を浮かべている。
「どうかな? 似合っているかな?」
「うん。とてもよく似合っているよ」
こんな時に言える言葉は、これしかないだろう。
わざわざ透明なストッキングを脱いだのか、僕に魅惑的な素足を見せている。
「ホントに?」
「僕は、嘘をつかないよ」
「そっか。それなら、コレにしようかな」
美沙先輩は、ミニスカートの裾をギュッと掴み、そう言っていた。
買う物はないって美沙先輩は言っていたと思ったんだけど、現物を見ると欲しくなってしまうらしい。
どっちでもいいんだけど。
「僕は、出入り口で待ってるね」
「うん。ありがとう」
美沙先輩の言葉を聞くと、僕は店の出入り口の方に向かう。
美沙先輩を待つためだ。
せっかくだから、僕も何か買っていこうかな。
いつもの公園にたどり着くと、髪をツインテールにした女の子が噴水広場にあるモニュメントの前で立っていた。
それが美沙先輩であることは間違いない。
ただ、デートの装いなのか、ピンクのジャケット越しからでもお洒落な服装が見てとれる。
下の方も白のショートパンツから覗く美脚がとても目立つ。
黙って見ていると、話しかけづらい雰囲気すら漂わせていた。
「あ。楓君。こっちこっち!」
僕から話しかける前に、向こうがこちらに気づいて手を振ってくる。
僕は、微笑を浮かべて美沙先輩がいるところに向かっていく。
「美沙先輩。お待たせしました」
「なんか挨拶が固いなぁ。先輩っていうのも、なんだかねぇ」
美沙先輩は、不機嫌そうに言う。
どうやら美沙先輩に対する呼び方に不満があったみたいだ。
先輩に対して普通に接しただけなのに、何が不満なんだろう。
「そう言われても……。他にどう呼べと──」
「そうだなぁ。『美沙』でいいんじゃないかな」
美沙先輩は、僕に何の期待をしているのかわからないが、そう提案してくる。
恋人じゃあるまいし、さすがにそれはない。
「美沙さんなら、どうですか?」
「むぅ……。親しげな感じがしないんですけど……。まぁ、しょうがないか……。楓君だから、特別に許そうかな」
「それじゃ、『美沙さん』で」
「今日くらい、『美沙』って呼んでよ」
「先輩のことを呼び捨てにするのは、ちょっと……」
「大丈夫。私が許す!」
「それじゃ、『美沙』。…行こうか?」
そう呼んだ瞬間に、美沙先輩の顔が赤くなる。
「あ、えっと……。うん! 行こう!」
美沙先輩は、しどろもどろになりながらも僕の手を掴んでそのまま歩き出す。
緊張のあまり赤面してしまった美沙先輩も可愛いなと感じる今日この頃である。
途端、どこかから誰かの視線を感じた。
その『誰か』っていうのがとても気になったんだけど、美沙先輩とのデートで他の女の子のことを持ち出すのはいけないことなので、やめておく事にする。
美沙先輩と最初にやってきたのは、ゲームセンターだった。
買い物があるからと言って僕をデートに誘ったみたいだが、最初にやってきたのがゲームセンターっていうのは、なんだか意図的なものを感じてしまう。
気のせいならいいんだけど。
「さて。まずは、記念にプリクラでも撮ろうか?」
美沙先輩は、笑顔でそう言ってきた。
しかも当然と言わんばかりに手を引っ張ってだ。
僕は、ちょっと思うところがあって美沙先輩に訊いてみる。
「え、あの……。買い物は?」
「買い物は後の方がいいかなって思ってね。先にこっちに来ちゃったんだ。…せっかくの楓君とのデートだし」
美沙先輩は、僕の手を優しく握りしめてそう言った。
「気持ちはわかるけど。買い物の方を優先したほうがいいんじゃ──」
「うん。まぁ、楓君の言うこともわかるんだけどね。でも買い物を先に済ませちゃったら、ゲーセンには来れないと思うんだよね。荷物でいっぱいになっちゃうし」
「まぁ、買い物をしたら来れなくなっちゃうね」
「そうでしょ? デートはまだ始まったばかりなんだし、今は買い物よりも思いっきり楽しもうよ」
「う、うん。美沙がそう言うのなら……」
僕は、釈然としない返事をする。
なんだろう。
なんとなく『誰か』の視線を感じる。
ジトッとした視線だ。
これは、香奈姉ちゃんのものじゃない。
香奈姉ちゃんだったら、もっと熱意を持った視線で見つめてくるし。
今回の、誰かの視線にはそれがないから、間違いなく他の女の子だろう。
美沙先輩は、その事に気づいていないのか訝しげな表情で僕に訊いてくる。
「何よ、その返事は? 心配してることでもあるの?」
「え、いや……。そんなことは──」
「だったら、そんな顔しないでデートを楽しもうよ。香奈ちゃんには、許可をもらってるんだし」
「そうだね」
僕は、他に言い返すことができず、そう言っていた。
美沙先輩がそう言うのなら、別に構わないんだろう。
少しだけ気にはなるが、あまり考えないようにしておく。
美沙先輩とのデートは、正直言うとずっと緊張しっぱなしだった。
それもそうだろう。
こんなお洒落で可愛い女の子と一緒に腕を組んで歩いていたら、誰だって緊張してしまう。
周囲の男性たちの視線が痛いくらいだ。
その屈託のない笑顔を僕に向けてきた時は、どうにかなってしまいそうなほどである。
「ねぇ、楓君。次は、あそこに行ってみよっか?」
そう言って、美沙先輩は僕の腕をぐいぐいと引っ張っていく。それも、僕が何か言おうとする前に…である。
美沙先輩が向かっていったのは、香奈姉ちゃんともよく来ている洋服店だ。
「何か必要な物でもあったの?」
「特にはないんだけど。もしかしたら、新しい洋服が出たかもしれないと思って…ね」
「なるほど」
僕は、妙に納得する。
比較的ミーハーな美沙先輩なら、そうだよね。
今、着ている服装も、充分にお洒落で可愛いし。
美沙先輩と付き合ったら、僕のファッションのこともうるさく言われてしまいそうだ。
「いらっしゃいませ」
と、店員さんがフレンドリーな笑顔でそう言ってくる。
ちなみにこの辺りは女性向けの洋服が多いので、男性客はあまり来ない。
僕は、どうしたらいいものかわからず会釈をするだけにとどめた。
もしかしたら、僕の顔を覚えている店員さんがいるかもしれない。
傍にいる美沙先輩は、目をキラキラさせてハンガーに掛けてある洋服を手に取って見ていた。
僕にはわからないが、シャツに似たような上着とミニスカートを真剣な眼差しで交互に見ている。
これは、しばらく一人にした方がいい感じかな。
そう思った矢先、美沙先輩は、僕の方に視線を向けてきて口を開いた。
「ねぇ、楓君。試着してみてもいいかな?」
やっぱり、そうきたか。
断る理由もないから、こう答えるしかないんだけど。
「うん。別にいいよ」
「ありがとう。やっぱり、楓君は優しいね」
「そんなの……。付き合っているんだから、当然でしょ」
「それなら、似合っているかどうかも確認してほしいな」
「それは、さすがに……。美沙の選ぶ服なら、間違いはないと思うけど……」
「そりゃ、そうだけど。彼氏なら、そのくらいはやってもいいんじゃないかな」
そう言われてしまうと、何も言えないよ。
「わかった。助言になるかわからないけど……」
「さすが楓君。話のわかる人で安心したよ」
美沙先輩は、僕にウィンクして試着室に向かっていった。
もちろん、途中まで僕の腕を引っ張っていったので、僕も一緒だが。
しばらくして、美沙先輩が試着室のカーテンを開けた。
試着室の中からお披露目になった美沙先輩は、シャツに似たような服とミニスカートを着用していて、恥ずかしそうな表情を浮かべている。
「どうかな? 似合っているかな?」
「うん。とてもよく似合っているよ」
こんな時に言える言葉は、これしかないだろう。
わざわざ透明なストッキングを脱いだのか、僕に魅惑的な素足を見せている。
「ホントに?」
「僕は、嘘をつかないよ」
「そっか。それなら、コレにしようかな」
美沙先輩は、ミニスカートの裾をギュッと掴み、そう言っていた。
買う物はないって美沙先輩は言っていたと思ったんだけど、現物を見ると欲しくなってしまうらしい。
どっちでもいいんだけど。
「僕は、出入り口で待ってるね」
「うん。ありがとう」
美沙先輩の言葉を聞くと、僕は店の出入り口の方に向かう。
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