僕の姉的存在の幼馴染が、あきらかに僕に好意を持っている件〜

柿 心刃

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第二十五話

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やはりというべきか、みんなが帰った後、香奈姉ちゃんは僕の部屋にやってきた。
これは、いつもどおりだと言われたらそのとおりかもしれない。

「やっぱり、弟くんと2人きりの方が落ち着くな」
「それ、もう何度目?」
「何度だって言えるから言っちゃうんだよ。弟くんなら、一緒にいても安心かなって──」
「そうなんだ。香奈姉ちゃんがそう言うのなら、そうなのかな……。安心なのかな」
「私たち、もうエッチなことまでしてる仲なのに、そんなこと言っちゃうんだ? これは、まだ足りないっていうことなのかな?」

香奈姉ちゃんは、なぜかムッとした表情をしてそう言ってくる。
僕、なにか怒らせるようなことを言ったかな?
普通の対応をしたと思うんだけど……。
香奈姉ちゃんにとっては、違うのかもしれない。
たしかに香奈姉ちゃんとのスキンシップは、かなりギリギリなくらいエッチなことをしてくることもあるから正直なところ、勘弁してほしいんだが……。

「いや、じゅうぶんに足りてるよ。むしろ、その格好で迫ってくるのはちょっと……」

僕は、香奈姉ちゃんの今の服装を見てそう言っていた。
ゆったりとしたタンクトップ型の水色のシャツにショートパンツは、さすがに目のやり場に困る。
たしかに今の季節なら、その格好はわかるんだけど。
それにしてもだ。
いくらシャツを着ていても、基本的にはノーブラなものだから、おっぱいの先端がもろに突き出ていて、それはもう目視でわかるくらいだった。
せめてブラジャーくらいは、身につけてくるものだと思うんだけどな。
これだと香奈姉ちゃんの清楚なイメージが台無しになっちゃうじゃないか。
ただでさえ、香奈姉ちゃんのおっぱいは大きめで目立ってしまうというのに……。

「やっぱり、そっちに目が行っちゃうんだ?」

香奈姉ちゃんは、悪戯っぽい笑みを浮かべる。

「それは、その……。男としては、どうしてもそっちに目が行ってしまうっていうか……」

もはやテンプレと言ってもいいくらいの苦い言い訳。
香奈姉ちゃんには、もうわかっているんだろうけど……。

「ふ~ん。なるほどねぇ」

香奈姉ちゃんは、そう言ってなにやら不満そうな表情になる。
そんな不満そうな顔をされても……。
選んだのは香奈姉ちゃん本人だからなぁ。
香奈姉ちゃんは、そんなことを気にしてはいないのか、僕の傍に寄り添ってくる。
そんなことされたら、シャツの隙間から何の支えもないゆったりとしたおっぱいが丸見えになっちゃうよ。
本人は気づいてはいないと思うけど。

「弟くんは、こういうのは好きでしょ?」
「あ、いや。その……」

好きか嫌いかって訊かれたら、それはまぁ、『好きだ』と答えてしまうだろう。
でも抑えるところは、しっかりと抑えておかないと……。
しかし、そんなことをさせないのが香奈姉ちゃんだ。
香奈姉ちゃんは僕の手を掴み、そのまま自分の胸の位置まで移動させる。
途端、柔らかい感触が僕の手に伝わってきた。
もう触り慣れてるはずなのに、触り心地がとても良く感じてしまう。
ここはたしか、女の子の急所だと聞いているんだけど。
しかしながら、香奈姉ちゃんは、とても気持ち良さそうな表情をしている。
触られるとわかっているから、安心しているだけなのかな。
どうなんだろう。
そんな時だった。
僕は、つい力加減を間違えて、おっぱいをギュッと握ってしまった。

「んっ」

言わずもがな、香奈姉ちゃんは敏感に感じてしまったのか喘ぎ声をあげる。
これは、さすがの僕も予期せぬことだったのでなんとも言えなかった。
とりあえずは、謝っておこう。

「あ。ごめん……。つい力が入ってしまって……」
「ううん。別にいいよ。急に強く揉まれて、ちょっと変な気持ちになっただけ。弟くんは、悪くないよ」
「それならいいんだけど……」

そうは言ってくれたが、申し訳ないという気持ちがなくなったわけではない。
僕は、触り方を変える。
シャツの上からだったのが、まだ救いがあった。
あんまり揉みしだくと、香奈姉ちゃんに怒られてしまいそうで嫌だったのだ。
香奈姉ちゃんって、そういうことははっきりと言うタイプだから、あんな声を出したってことは、明確に『嫌』だったんだろう。
そこは男として理解しないといけない。

「なに遠慮してるのよ? 触るなら、思い切って触らないとダメだよ」
「わかってはいるんだけど……。あんな声を聞いた後だと──」
「そっか。やっぱり、女の子のおっぱいは、ダイレクトに触らなきゃダメだよね。こんなことしたって、意味はないか……」

なにをどう理解したのかわからないが、香奈姉ちゃんはゆったり目のシャツを胸の辺りのとある箇所までズリ下げた。
タンクトップだからか、肩に掛けているところをズリ下げれば、あっという間にヌードを見せているみたいな格好になる。

「どう? これなら弟くんも、やる気になるよね?」

しかも見えるか見えないかのギリギリのところまで下げて、僕を誘惑してくる。
本当なら、文句の一つくらいは出てくるレベルなのだが……。
それがもう魅力的なのだから、なんとも言えない。
兄なら、遠慮なくやっているだろうな。

「えっと……。少しは自重してほしいかな……。なにをやるつもりなのかわからないけど……」
「私にここまでさせたら、やる事なんて一つしかないじゃない」

わかっている。
わかっているけど、理解したくないのが本音だ。
香奈姉ちゃん本人がそこまでやっているのに僕が消極的なのは、どう考えても香奈姉ちゃんに申し訳ない気持ちになる。

「さぁ、弟くん。そういうことだから、私との時間を楽しもうよ」

その言葉は、もはや『受け入れてください』って言ってるようなものだ。
どうしようもないのは事実だが、香奈姉ちゃんの愛がこんなにも重いとは──
僕は、ほぼ半裸に近い香奈姉ちゃんを抱きしめていた。

「こんなこと言ったら失礼なのかもしれないけど……。今の香奈姉ちゃん、少し色っぽいよ」
「少しだけなの? 私としては、結構頑張ってるつもりなんだけどなぁ」

香奈姉ちゃんは、いかにも納得がいかなそうなムッとした表情になる。
そんな顔をされてもな。
僕にとってのお姉ちゃん的な女の子なんだから、もう少し余裕のある表情はできないんだろうか。
むしろこの表情が可愛かったりするんだけど……。
とりあえず、香奈姉ちゃんはこの方がいいのかもしれない。
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