僕の姉的存在の幼馴染が、あきらかに僕に好意を持っている件〜

柿 心刃

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第二十七話

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僕は、なんてことをやってしまったんだろうか。
いくら香奈姉ちゃんが『いいよ』って言ったからって、やっていい事と悪い事がある。

「ねぇ、弟くん」
「なに? 香奈姉ちゃん」

香奈姉ちゃんに呼ばれた時、一瞬だがドキリとなってしまう。
きっとやってしまったことに対して怒っているに違いない。
香奈姉ちゃんのおっぱいの感触が、あんなに気持ちがいいなんて思わなかったので、たまらず揉みしだいてしまった。
ここまでやってしまっては、僕も引くに引けない。
ちゃんと責任をとろう。

「私のおっぱい…どうだった? ちゃんと納得するまで揉みしだいた?」

それは、まるで確認するかのような口ぶりだ。
僕には、まったく意味がわからなかったので、適当に答える…なんて許されるわけがないか。
こういう時は、なんて答えれば香奈姉ちゃんの機嫌を損ねないか、よく考えないと。

「えっと……。これはさすがに答えられないかも……」
「やっぱり、私のじゃ満足できなかった?」
「そういうわけじゃなくて……。逆にボリュームがあり過ぎて触っていいのかなって──」
「ダメなら、初めからやってないよ」

香奈姉ちゃんは、恥ずかしそうに微笑を浮かべてそう言っていた。
香奈姉ちゃんの胸は、今もボリューム感がある。
たしかに普段から見ても、香奈姉ちゃんの胸は大きくて、着ている服からでもまるわかりな感じだ。

「でも触り過ぎたらいけないような感じがして──」
「奈緒ちゃんたちにも結構揉まれたりするから、気にしてはいないよ。揉まれた時に変な気持ちになってしまうのはたしかだけど……」
「それって、やりすぎたらまずいんじゃ……」
「弟くんの手で直接揉まれるのなら、別にいいよ」

そこまではっきり言われてしまうと、逆に恥ずかしい気持ちになる。
香奈姉ちゃんのおっぱいは、形が良いから変な揉み方はしたくないんだよなぁ。
逆にデリケートなものを扱っている気分にさせられてしまう。

「おっぱいって、揉むためにあるものじゃないような……」
「弟くんは、私の胸は好きじゃないの?」
「嫌いではないけど……」

そこはなぜだか曖昧になってしまう。
女の子の象徴的な部分だから、好きと言われれば好きだし、嫌いと言われれば…なんとも言えない。
嫌いではないのはたしかだ。
無断で触るのはさすがにちょっと……。

「そういうのって、素直に答えた方がいいと思うよ」
「わかってるんだけど……。女の子のおっぱいが好きだなんて、はっきりとは言えないよ……。それだけが女の子の魅力ってわけじゃないと思うし……」

僕は、寄り添ってきた香奈姉ちゃんに対して、そう言っていた。
香奈姉ちゃんのおっぱいは、たしかに普通の基準よりか大きめだ。
しかし、それが女の子の魅力に直結するかというと、そうではない。
おっぱいの大きさなんて、それこそ個人差があるし、それがスキンシップをする時の体の相性と直結するとは思えない。
なかには、普通の大きさのものの方が良かったりする。

「まぁ、そうだね。女の子の胸の大きさは個人差があるから、なんとも言えないよね。私も、肩がこるくらいには大きくて困っちゃうこともあるから──」
「やっぱり、肩はこっちゃうんだ……」
「まぁね。特にも運動をする時なんて、とにかく揺れて大変だし。痛いしね」
「そうなんだ……」
「女の胸は、急所に近い箇所だからね。急に激しく揉まれたりしたら痛いよ」
「それじゃ、迂闊に触らない方が良かったり──」
「弟くんに揉まれたりするくらいなら構わないよ」

そう断言してるあたり、香奈姉ちゃんの許容範囲が僕限定になってるような気がする。
どっちにしても、僕の場合は香奈姉ちゃんの許しがない限り触ったりしないから、大丈夫なんだが。

「まぁ、お風呂に入っている時くらいしか触ったりはしないから、そこは安心していいよ」
「それじゃダメだよ。もっと積極的に触ってくれないと──」
「いや、女の子の急所になる箇所を無断で触ったりしたら、怒られてしまいそうで……」
「大丈夫だよ。弟くんの手つきは、ちゃんと私の体に馴染んでるから──」

香奈姉ちゃんは、得意げにそう言った。
その自信はどこからくるんだろうか。
それでも、香奈姉ちゃんのその大きくたわわに実った胸を揉みしだくのはダメだろうに。
揉んでいると僕の理性がダメになりそうで──

「そんな自信満々な表情で言われても……。僕にも限界というものがあるよ」
「弟くんなら大丈夫だよ。奈緒ちゃんや美沙ちゃんのだって、ちゃんと揉みしだいているんだし」
「いや……。あれは偶然でそうなっちゃっただけだし。揉みたくて揉んだわけじゃ──」

美沙先輩と奈緒さんの場合は、ちょっと事情が違う。
たしかにそれなりには大きさはあったが、触りたかったわけじゃない。
2人が香奈姉ちゃんと張り合いたかっただけなのだ。
単純に胸の大きさとかではなく、形の良さなら間違いなく美沙先輩の方が良かったりする。
触り心地でもそうだろう。
もちろん香奈姉ちゃんも、負けてはいないが。

「そっか。あとは理恵ちゃんの胸だけか。なんとかして揉まないとね?」
「そこまでしてみんなの胸を触らせたいんだね……」
「当たり前じゃない! 理恵ちゃんのは、私たちよりもずっと形が良いんだから」
「う~ん……。僕にはなんとも──」

理恵先輩の胸に関しては、僕にはなんとも言えない。
理恵先輩の場合は、必死に純潔を守っている感じだし。
そんな人の体を触りたいとは思えないんだけど……。

「理恵ちゃんのおっぱいはね。それなりに大きいけど、かなり違うんだよ。弟くんも触ってみればわかると思うよ」
「その前に、理恵先輩が嫌がるでしょ」
「それじゃ、お願いしてみるのはどうかな? おっぱい揉みたいって言ったら、揉ませてくれるかもしれないよ」
「そこまでして触りたいわけじゃないから、遠慮しておくよ」
「…じゃ、私から言っておくね」
「それは、さすがに……」

やめてくれとはっきり言えない自分がなんとももどかしい。
しかし、こうなった香奈姉ちゃんを止める術もない。
どうか理恵先輩が嫌がりますように。
そう願わずにはいられないような話の流れだ。

「理恵ちゃんのおっぱい…結構大きくて揉み心地良いんだけどな……」
「そう言われても、嫌なものは嫌だから……」
「ちぇっ。せっかくのバンドメンバーたちとの交流なのに……。そうやって私たちを突き放すんだもんね」
「そんなつもりは……。僕はただ理恵先輩たちのことも考えて──」
「ちゃんと私たちのことも考えてるんだ? なるほどね」
「うん。だから、その話は──」
「やっぱり弟くんは、私たちが守ってあげないと」

一体、何から僕のことを守るつもりなんだろう。
詳しく聞きたかったが、香奈姉ちゃんのことだから、まともには答えてくれそうにない。

「それって──」
「弟くんは、気にしなくていいよ。こっちの事だから」

香奈姉ちゃんは、意味深な笑みを見せる。
その笑顔が逆に怖かったりするんだけど……。
あんまり気にしない方がいいかもしれない。

「あ、うん。気にしないでおくね」

僕は、素直にそう言っていた。
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