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第二十七話
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今日は、理恵先輩とデートをする日だ。
別に約束してたわけじゃないんだけど、どうやら香奈姉ちゃんが勝手にそんなことを決めたらしい。
少なくとも、僕が決めたことではない。
だからといって僕が行かないと、いつまでも理恵先輩を待たせる事になるので、行かないわけにはいかない。
理恵先輩は、なんて思っているんだろう。
「うん。十分にかっこいいよ。それなら、理恵ちゃんも怒らないと思う」
香奈姉ちゃんは、なぜかウキウキな様子でそんなことを言った。
やけに上機嫌だ。なにかあるのかな?
そんなことを思いながら、僕は香奈姉ちゃんに訊いてみた。
「嬉しい言葉だけど……。ホントに理恵先輩とデートしなきゃダメなの?」
「うん。弟くんには、理恵ちゃんと美沙ちゃんの2人に対しても、ちゃんと仲良くなってもらわないと──。私が困るのよ」
「十分に仲良くなっているような気がするんだけど……」
「弟くんの彼女としては、そこまで進展してないでしょ」
「いや……。さすがにそこまでは……。僕は、あくまでも香奈姉ちゃんと付き合っているわけなんだし……」
「そこがダメなのよ。お姉ちゃんとしては、みんなと付き合ってもらわないと──」
なぜそこで『みんな』と言ってしまうんだろう。
通常に考えて、二股とか三股って嫌うものじゃないのか。
たしかに美沙先輩と理恵先輩との個人的な付き合いは、ほとんど無いけど……。
「バンドメンバーの人たちと友達として『付き合う』っていう意味なら、別に構わないんだけど……。それ以上の付き合いはその…迷惑になると思うし」
「全然迷惑なんかじゃないよ。私としては、ぜひ弟くんに私たちのことを守ってほしいなって思ってね」
「守ってほしい、か。そういう意味なら、僕も構わないかな」
「そっか。私としては『色々と』守ってほしいってことなんだけど。それもオッケーなんだ? お姉ちゃんは、嬉しいな」
香奈姉ちゃんは、恥ずかしげに顔を赤らめさせてそう言った。
色々って……。
僕は、香奈姉ちゃんたちのあんなところやこんなところを守る完璧なナイト様じゃないんだけど……。
「あの……。香奈姉ちゃん? 僕にもできることとできないことがあるからね」
「ん? 弟くんなら大丈夫だと思うよ。たぶん──」
香奈姉ちゃんは、意味ありげな笑みを浮かべてそう言っていた。
もはや香奈姉ちゃんの考え自体が理解できない自分がいる。
たぶんっていうところに、なにかしらの不安を覚えてしまう。
かなりの無茶ぶりを求めてきてるような……。
とりあえず時間なので、そろそろ出かけよう。
「とにかく。行ってくるね」
「うん。気をつけてね」
幸いなのは、香奈姉ちゃんがついてこないことくらいか。
とりあえず理恵先輩とのデートを楽しんでこよう。
そういえば理恵先輩って、なにが好きなんだろう?
あんまり話をしたことがないから、なにが好みなのか僕にはわからない。
そこは一緒に行ってみてのお楽しみだろう。
約束してた場所に行くと、そこにはしっかりとお洒落をした理恵先輩がいた。
髪型から服装まで、しっかりとキメてきている。
今日は、お洒落なチュニックにミニスカート。足にはニーソックスとなかなかに攻めている。
普段の地味な印象と違って、今日は目立つくらいに可愛い。
きっと美沙先輩に手伝ってもらったんだろう。
誰かと待ち合わせしているのがわかるからのか、彼女に声をかける人はいない。
むしろ、声をかける誰かを確認したいのか見守っている人が何人かいるくらいだ。
こういうのって、逆に緊張してしまう。
なんというか。
声をかけづらいな……。
こういう時は、なにをしたらいいんだろうか。
そうこうしているうちに、向こうが僕の存在に気づいたようだ。
「来てくれたんだ。まぁ、約束どおりかな。はやく行こう!」
そう言うと、理恵先輩は問答無用で僕の腕にしがみついてきて、そのまま引っ張っていく。
「あっ、ちょ……」
僕は、『待って』と言いたかったが周囲の人たちの目もあり、はっきりとは言えなかった。
理恵先輩に気を遣わせたらいけないとも思ったからだ。
理恵先輩も、まわりの視線が気になるのか、その場から逃げるかのように足早に歩いている。
気がつけば、まわりの男の人たちが悔しげな表情をしていた。
どうやらギリギリだったみたいだ。
とりあえず約束の時間の5分前くらいにはたどり着いていたので、怒ったりはしないだろう。
そう思ったのだが──
「遅いよ、楓君。なにをしていたのかな?」
「なにをっていうこともなく、デートの準備をしていた…かな」
「なるほど。わたしのために準備をしてくれていたんだ。──ありがとうね」
「お礼を言われるほどのことは……。僕はただ──」
「女の子とデートをするのって、結構緊張したりする?」
いきなりそんなことを訊かれて、僕は返答に困ってしまう。
「えっと……。それなりには…緊張するかな」
「そっか」
理恵先輩は、なにを思ったのかしがみついている僕の腕にギュッと力を入れる。
そこまで力があるわけではない。
優しいくらいの力加減でしがみついてきた。
「今日は、わたしがエスコートしてあげるね」
理恵先輩は、普段は決して見せないような笑顔を僕に見せてくる。
こんなに可愛いのなら、地味な印象にしてでも隠さなくていいのに。
そんな風に思ってしまったが、言わないでおいた。
やっぱり理恵先輩の可愛さは、バンドメンバー内だけで納めておこう。
よけいな事は言わないぞ。絶対に──
「お願いします」
僕は、理恵先輩のお言葉に甘えることにした。
基本的に、理恵先輩はそこまで押しの強い女の子ではない。
だから理恵先輩に任せるといっても、全部じゃなくてある程度だ。
だけどこの時の理恵先輩の行動力はかなりのもので、僕自身、正直驚いてしまった。
「ほら、はやく。楓君も一緒に──」
「う、うん。今行くよ」
ゲームセンターにたどり着くなり、理恵先輩はプリクラコーナーに入っていく。
男子と入るのが初めてなのは見ていてたしかな事だが、ここまで押しが強いと──
多少、疑ってしまうレベルだ。
「理恵先輩って、普段からこんな感じなの?」
「ん~。普段は、ちょっと違うかな」
失礼なことを訊いてしまっただろうか?
でもここまで明るい理恵先輩は見たことがないし。
理恵先輩が楽しめているのなら、別に構わないんだけど……。
「やっぱり、まわりに気を遣っている感じ…だったりするの? もしかしてバンド内でも?」
「ううん。香奈ちゃんのバンド内では、そんなことはないんだけど……。なんとなく…かな」
「なるほど」
「安心して。楓君の前では、そんな顔はしないから」
理恵先輩は、楽しそうな表情でそう言っていた。
それは、気を遣っているような感じではない。
自然な感じで出た表情だ。
「理恵先輩は、そっちの雰囲気の方が一番好きです」
「っ……」
途端、理恵先輩の顔が赤くなる。
少しキザだったかもしれない。しかし、僕の本音ではある。
「そんなこと言われたって……。嬉しくなんか──」
よほど恥ずかしかったのか、理恵先輩は僕から視線を逸らす。
顔が真っ赤になってるのがなんとも──
僕としては、自然な感じの理恵先輩が好きなんだけど。
それは恋愛的な意味ではなくて、1人の女の子としてのものだ。
「そんなことよりも、はやく撮ってしまいませんか? 僕もまわりの視線がなんか痛いです……」
「そうだね。今は、そうした方がいいかも」
なんだか理恵先輩の本音が聞こえてきたような気もしたが、この際気にしないでおこう。
小さな声で『鈍感』って言われたような……。
──いや。やっぱり気にしないでおこう。
別に約束してたわけじゃないんだけど、どうやら香奈姉ちゃんが勝手にそんなことを決めたらしい。
少なくとも、僕が決めたことではない。
だからといって僕が行かないと、いつまでも理恵先輩を待たせる事になるので、行かないわけにはいかない。
理恵先輩は、なんて思っているんだろう。
「うん。十分にかっこいいよ。それなら、理恵ちゃんも怒らないと思う」
香奈姉ちゃんは、なぜかウキウキな様子でそんなことを言った。
やけに上機嫌だ。なにかあるのかな?
そんなことを思いながら、僕は香奈姉ちゃんに訊いてみた。
「嬉しい言葉だけど……。ホントに理恵先輩とデートしなきゃダメなの?」
「うん。弟くんには、理恵ちゃんと美沙ちゃんの2人に対しても、ちゃんと仲良くなってもらわないと──。私が困るのよ」
「十分に仲良くなっているような気がするんだけど……」
「弟くんの彼女としては、そこまで進展してないでしょ」
「いや……。さすがにそこまでは……。僕は、あくまでも香奈姉ちゃんと付き合っているわけなんだし……」
「そこがダメなのよ。お姉ちゃんとしては、みんなと付き合ってもらわないと──」
なぜそこで『みんな』と言ってしまうんだろう。
通常に考えて、二股とか三股って嫌うものじゃないのか。
たしかに美沙先輩と理恵先輩との個人的な付き合いは、ほとんど無いけど……。
「バンドメンバーの人たちと友達として『付き合う』っていう意味なら、別に構わないんだけど……。それ以上の付き合いはその…迷惑になると思うし」
「全然迷惑なんかじゃないよ。私としては、ぜひ弟くんに私たちのことを守ってほしいなって思ってね」
「守ってほしい、か。そういう意味なら、僕も構わないかな」
「そっか。私としては『色々と』守ってほしいってことなんだけど。それもオッケーなんだ? お姉ちゃんは、嬉しいな」
香奈姉ちゃんは、恥ずかしげに顔を赤らめさせてそう言った。
色々って……。
僕は、香奈姉ちゃんたちのあんなところやこんなところを守る完璧なナイト様じゃないんだけど……。
「あの……。香奈姉ちゃん? 僕にもできることとできないことがあるからね」
「ん? 弟くんなら大丈夫だと思うよ。たぶん──」
香奈姉ちゃんは、意味ありげな笑みを浮かべてそう言っていた。
もはや香奈姉ちゃんの考え自体が理解できない自分がいる。
たぶんっていうところに、なにかしらの不安を覚えてしまう。
かなりの無茶ぶりを求めてきてるような……。
とりあえず時間なので、そろそろ出かけよう。
「とにかく。行ってくるね」
「うん。気をつけてね」
幸いなのは、香奈姉ちゃんがついてこないことくらいか。
とりあえず理恵先輩とのデートを楽しんでこよう。
そういえば理恵先輩って、なにが好きなんだろう?
あんまり話をしたことがないから、なにが好みなのか僕にはわからない。
そこは一緒に行ってみてのお楽しみだろう。
約束してた場所に行くと、そこにはしっかりとお洒落をした理恵先輩がいた。
髪型から服装まで、しっかりとキメてきている。
今日は、お洒落なチュニックにミニスカート。足にはニーソックスとなかなかに攻めている。
普段の地味な印象と違って、今日は目立つくらいに可愛い。
きっと美沙先輩に手伝ってもらったんだろう。
誰かと待ち合わせしているのがわかるからのか、彼女に声をかける人はいない。
むしろ、声をかける誰かを確認したいのか見守っている人が何人かいるくらいだ。
こういうのって、逆に緊張してしまう。
なんというか。
声をかけづらいな……。
こういう時は、なにをしたらいいんだろうか。
そうこうしているうちに、向こうが僕の存在に気づいたようだ。
「来てくれたんだ。まぁ、約束どおりかな。はやく行こう!」
そう言うと、理恵先輩は問答無用で僕の腕にしがみついてきて、そのまま引っ張っていく。
「あっ、ちょ……」
僕は、『待って』と言いたかったが周囲の人たちの目もあり、はっきりとは言えなかった。
理恵先輩に気を遣わせたらいけないとも思ったからだ。
理恵先輩も、まわりの視線が気になるのか、その場から逃げるかのように足早に歩いている。
気がつけば、まわりの男の人たちが悔しげな表情をしていた。
どうやらギリギリだったみたいだ。
とりあえず約束の時間の5分前くらいにはたどり着いていたので、怒ったりはしないだろう。
そう思ったのだが──
「遅いよ、楓君。なにをしていたのかな?」
「なにをっていうこともなく、デートの準備をしていた…かな」
「なるほど。わたしのために準備をしてくれていたんだ。──ありがとうね」
「お礼を言われるほどのことは……。僕はただ──」
「女の子とデートをするのって、結構緊張したりする?」
いきなりそんなことを訊かれて、僕は返答に困ってしまう。
「えっと……。それなりには…緊張するかな」
「そっか」
理恵先輩は、なにを思ったのかしがみついている僕の腕にギュッと力を入れる。
そこまで力があるわけではない。
優しいくらいの力加減でしがみついてきた。
「今日は、わたしがエスコートしてあげるね」
理恵先輩は、普段は決して見せないような笑顔を僕に見せてくる。
こんなに可愛いのなら、地味な印象にしてでも隠さなくていいのに。
そんな風に思ってしまったが、言わないでおいた。
やっぱり理恵先輩の可愛さは、バンドメンバー内だけで納めておこう。
よけいな事は言わないぞ。絶対に──
「お願いします」
僕は、理恵先輩のお言葉に甘えることにした。
基本的に、理恵先輩はそこまで押しの強い女の子ではない。
だから理恵先輩に任せるといっても、全部じゃなくてある程度だ。
だけどこの時の理恵先輩の行動力はかなりのもので、僕自身、正直驚いてしまった。
「ほら、はやく。楓君も一緒に──」
「う、うん。今行くよ」
ゲームセンターにたどり着くなり、理恵先輩はプリクラコーナーに入っていく。
男子と入るのが初めてなのは見ていてたしかな事だが、ここまで押しが強いと──
多少、疑ってしまうレベルだ。
「理恵先輩って、普段からこんな感じなの?」
「ん~。普段は、ちょっと違うかな」
失礼なことを訊いてしまっただろうか?
でもここまで明るい理恵先輩は見たことがないし。
理恵先輩が楽しめているのなら、別に構わないんだけど……。
「やっぱり、まわりに気を遣っている感じ…だったりするの? もしかしてバンド内でも?」
「ううん。香奈ちゃんのバンド内では、そんなことはないんだけど……。なんとなく…かな」
「なるほど」
「安心して。楓君の前では、そんな顔はしないから」
理恵先輩は、楽しそうな表情でそう言っていた。
それは、気を遣っているような感じではない。
自然な感じで出た表情だ。
「理恵先輩は、そっちの雰囲気の方が一番好きです」
「っ……」
途端、理恵先輩の顔が赤くなる。
少しキザだったかもしれない。しかし、僕の本音ではある。
「そんなこと言われたって……。嬉しくなんか──」
よほど恥ずかしかったのか、理恵先輩は僕から視線を逸らす。
顔が真っ赤になってるのがなんとも──
僕としては、自然な感じの理恵先輩が好きなんだけど。
それは恋愛的な意味ではなくて、1人の女の子としてのものだ。
「そんなことよりも、はやく撮ってしまいませんか? 僕もまわりの視線がなんか痛いです……」
「そうだね。今は、そうした方がいいかも」
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