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第三十話
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掃除当番だった僕は、クラスメイトたちと一緒に教室の掃除を行なっていた。
それだけなら別に問題はなかったのだが、生徒会の手伝いまでやらされてしまって約束の時間を少し過ぎてしまったのだ。
香奈姉ちゃんのことだから、きっと校門前で待っているに違いない。
これ以上遅れるとやばい。
「香奈姉ちゃんたちと一緒に帰るのはさすがに視線が痛いな。…どうにかならないかな」
一人、そんなことを言ってみる。
最近では過度なスキンシップをとってくることもないのでだいぶマシにはなったものの、それでも周囲の人たちの視線が痛いことには変わりはない。
もう慣れたはずなんだけどな。
手早く帰宅準備をして校門前まで行くと、そこには香奈姉ちゃんではなく奈緒さんがいた。
しかも一人だ。
何気なく声をかけようかと思ったが、あまりに綺麗な奈緒さんの姿に見入ってしまい、声をかけることを躊躇ってしまう。
奈緒さんは、こちらに気づく様子はなく、ただ空を見上げていた。
今、何を思っているんだろうか。
しばらくの間、黙って奈緒さんのことを見つめていたが、奈緒さんはこちらの存在に気づき、僕の方に視線を向けると優しげな微笑を浮かべる。
「やぁ、楓君」
「あれ? 奈緒さん。今日は、一人ですか? みんなは?」
「香奈たちなら、生徒会の手伝いで遅れるってさ」
「そうなんだ。それじゃ、どうしよう……。香奈姉ちゃんとの約束は──」
「あたしに良い考えがあるよ。どう? 聞いてみたくない?」
この時の奈緒さんの顔は、なぜかとても楽しそうな表情だった。
悪戯っぽい笑みにすらも見えるくらいに──
そんな顔をした奈緒さんに反論できるわけもなく。
「どんなことなんですか?」
そうとしか言えない。
奈緒さんは、躊躇うことなく僕の腕をぎゅっと掴んでくる。
「あたしと一緒に帰るっていうのはどうかな? 悪い事じゃないでしょ?」
その時に上目遣いになるのはどんなんだろう。
しかも、胸元が少し空いてるものだから、ピンクのブラジャーがチラリと見えてしまっているし。
あきらかに僕のことを誘っているのは、わかりきった話だ。
「香奈姉ちゃんがこっちに来る予定は……。大丈夫かな?」
「大丈夫だよ。あたしが楓君と一緒に帰るって言っておいたから、何も問題はないと思う」
「それならいいんだけど……」
僕は、それでも不安だったので周囲をチラ見する。
男子生徒たちがいる以外に誰もいない。
一瞬、香奈姉ちゃんの視線を感じた気がしたが…気のせいかな?
奈緒さんがそう言うのなら、問題はないだろう。
「さぁ。はやく帰ろうよ」
奈緒さんは、そう言って僕の腕を引っ張る。
香奈姉ちゃんとの約束のこともあって、あまり気乗りはしないんだけど……。
でも放課後になっても来ていない(?)のもあり、別にいいかなって思ってしまう。
「うん……」
香奈姉ちゃんは、オッケーを出したんだろうか。
そこが一番気になるところなんだが、奈緒さんにこれ以上聞いてもはぐらかされそうなので聞かないでおこう。
あとで香奈姉ちゃんに聞いてみればわかることだし。
奈緒さんは自分の家の居間にたどり着くなり靴下を脱ぎ出し、そのままソファーにダイブした。
制服を着たままなものだから、もちろんスカートの中の下着も露わになってしまう。
はやくくつろぎたいのはわかるがそんな無防備な姿を僕に見せるのはちょっと違うような気がするのだが。
「あの……。僕がついてくる必要ってあったりするの?」
「うん。もちろんあるよ」
奈緒さんのその返答に躊躇った様子はない。
そもそも、なぜ僕が奈緒さんの家に来ているのかというと、奈緒さんが僕の手を引いてここまで歩いてきたというわけだ。まっすぐに──
断じてやましい気持ちがあったからというわけではない。
「それって、もしかして──」
「香奈に頼まれたからじゃないよ」
「違うの?」
「ごめん。嘘ついちゃった。あたしが楓君に話があってここに連れてきたんだ。ここなら、あたしと楓君以外に誰もいないから」
「そうなんだ」
僕はなんとなく納得してしまう。
話っていうのがどういう内容なのかはわからないが、香奈姉ちゃん関連であるのは間違いないだろう。
「それで、話というのは?」
「うん。その…ね。あたしとその……」
恥ずかしいのか奈緒さんは、ソファーの上でもじもじとしだす。
なんとか見えないような素振りでやっているみたいだが、そんな格好だと、もはや下着が隠れていない。
短いスカートが捲れて中が見えてしまっている。
「奈緒さんと?」
「うん。あのね。あたしと一緒に買い物に付き合ってほしいんだ。…楓君がよければでいいんだけど」
一緒に買い物に行くのは、初めてではない。
香奈姉ちゃんとのこともある。
これは断れないだろう。
「別にいいよ」
「ホントに?」
「うん」
「なら、日曜日の午後からでいいかな?」
「いいよ。香奈姉ちゃんには──」
「もちろん内緒でね」
香奈姉ちゃんに内緒で奈緒さんと買い物か。これは雲行きが怪しい気がするんですけど……。
「待ち合わせ場所は、ショッピングモールでいいかな?」
「ううん。あたしの家」
「奈緒さんの家? いや、それはさすがにまずいんじゃ……」
「むぅ」
奈緒さんは、なぜかムッとした表情をする。
そんな顔をされてもな。僕としては困るんだけど……。
でも仕方ないのか。
「わかった。日曜日の午後に奈緒さんの家に行けばいいんだね?」
「うん」
「香奈姉ちゃんにバレないかなぁ」
「大丈夫だよ。あたしからの誘いだってことは絶対にバレないよ。楓君が言わないかぎりね。それに──」
奈緒さんは、横になっている体をこちらに向ける。そして、誘うような笑みを浮かべた。
「こんな姿をしたあたしを、楓君は誰にも言わないだろうし」
「たしかに誰にも言わないけど……」
そんな体勢のものだから白い下着が見えているだけでなく、すっかりお尻に食い込んでしまっている。
直す気はなさそうだ。
「襲わないの?」
奈緒さんは、思案げにそんなことを訊いてきた。
僕のことをなんだと思ってるんだろう。
「そんなことしないよ」
「そっか。つまんないな。今なら何をしたって許しちゃうのに……」
そう言って、奈緒さんはスカートの中の下着の端を掴んで、そのまま下ろした。
一瞬だけだが秘部が見えてしまったのは言わない方がいいだろう。
僕も見なかったことにしておく。
言うまでもなく、まだ処女だろうし。
奈緒さんは下着を脱ぎ終えると、僕に穿いてた下着を見せつけてくる。
「はい。どうかな?」
「どうって言われても……。僕にはなんとも……」
「もっと近くにきてよ。そんなに離れてたんじゃ、あたしの下着を確認できないじゃない」
いやいや……。
そういう問題じゃないような。
ドキッとはしたけど……。
でも言うことを聞かないと怒られてしまいそうだから、ここは素直に聞いておこう。
僕は奈緒さんの近くにいく。
「確認するつもりは……」
「あれ? あたしが処女だってことを確認するんじゃないの?」
「そんなことしないって……」
「そっか。まぁ、どっちにしても見てもらおうかな。楓君に拒否権なんてないんだから」
奈緒さんはそのまま両脚を開き、秘部を見せつけてきた。
今、穿いているスカートはすっかりめくれてしまっていて、もはやなんの意味もなくなっている。
どうやら逃がすつもりもないみたいだ。
何かするつもりはないんだけど……。
それでも僕の手は、おもむろに奈緒さんの股のところに伸びている。
そこを逃すまいと奈緒さんが僕の手を掴む。
「捕まえたっ!」
「あっ」
すっかり油断してしまった。
奈緒さんの全開になったあそこに誘惑されてしまった形だ。
「さぁ、しっかりと撫でてもらうからね。…香奈が感じた気持ちがどんなものだったか。あたしも感じたいし」
「ダメだよ。そういうのは、好きな人としないと……」
「うん。あたしが好きな人。…大丈夫」
そう言って奈緒さんは、自身の秘部に僕の手を当てさせる。
僕の手が奈緒さんの秘部に触れるのがよくわかってしまう。
そんなことされると……。
指で秘部のまわりを弄りたくなってしまう。
ダメだ。そんなことをしちゃったら……。
しかしクニクニとした感触が奈緒さんの秘部から感じる。
「あっ」
奈緒さんは、初めてだったのか声をもらす。
こんなことしたらダメなのに……。
しかし奈緒さんは僕の手を離してくれない。むしろ、さらに僕の手を秘部へと押し込んでくる。
「んっ」
だんだんと奈緒さんの表情が恍惚なものに変わっていく。
次の瞬間、秘部が濡れた感触がした。
奈緒さんも、そのことを敏感に感じ取ったのか、表情を赤面させる。
「ごめん……。楓君の指先があたしの中に入ったような気がして……」
僕は、しばらく呆然となってしまう。
というか、頭の中が真っ白になっているんだが。
たしかに僕の指先は秘部に触れている。
入ったりなんてしていない。
「奈緒さん。どうして……」
「んっ。なんとなく」
奈緒さんも、『なんとなく』でこんなことをしてしまうのか。
どうして、僕にこんなことをしてしまうんだろう。
もっと自分を大事にしてほしいんだけど……。
「なんとなくって……。僕たちはまだ──」
「あたしも香奈たちも卒業生だからね。あたしとしては、高校を卒業する前に楓君とやりたかったんだ」
それを聞いたら、よけいに奈緒さんとはスキンシップをとることはできない。しかし──
「途中でやめるつもりはないからね。楓君も覚悟してね」
秘部に指を挿入させる手前で止まる。
処女膜に引っかかったのだ。
これを破壊してはいけない。
ましてや奈緒さんのものは特に。
「んっ」
奈緒さんは赤面し、とても痛そうな表情をする。
奈緒さんもやめるという判断はないみたいだ。
奥まで行きたいけど、奈緒さんの手は途中で止まりそこで躊躇っている。
仕方ない。
こういうのは、やめ時が肝心である。
僕が手を引っ込めればいい。
「今日は、ここまで…かな?」
「あっ。まだ……」
「ダメだよ、奈緒さん。こういうのは無理してやるもんじゃなくて……」
「そうなの? だったら他の箇所を──」
これ以上、奈緒さんのことを辱めるつもりはない。
本人は無自覚なのかもしれないが、これはスキンシップではない。
奈緒さんの大事なところを傷つける行為だ。
まじまじと女性の秘部を見つめるのもどうかなって思う。
まさに今、目の前に奈緒さんのあそこが全開で広がっている。
「まず下着を穿こうか? 奈緒さん」
「このままだとダメ?」
「うん、まぁ……。目のやり場に困るっていうか……」
「意識はしているんだね。…もう。エッチなんだから。楓君は」
「そういうんじゃなくて……。僕はその……。こういうことは好きな人としたいっていうか……」
「楓君はあたしのこと、好きじゃないの?」
「好きだけど……。なんというか、そういう『好き』じゃなくて……」
恋愛的な『好き』という意味ではないのは、僕にもわかるんだけど……。
だからといって奈緒さんのことをほっとけないのも事実だったりする。
「あたしは、楓君のこと大事だと思っているよ」
「僕も奈緒さんのことは大事だと思ってる。でも香奈姉ちゃんとの手前、メリハリが大切かなって」
「そっか。まぁ、そうだよね」
奈緒さんにとっても、香奈姉ちゃんとは親友の間柄は維持したいだろうし。
僕も奈緒さんとは、この関係性を壊したくはない。
それだけなら別に問題はなかったのだが、生徒会の手伝いまでやらされてしまって約束の時間を少し過ぎてしまったのだ。
香奈姉ちゃんのことだから、きっと校門前で待っているに違いない。
これ以上遅れるとやばい。
「香奈姉ちゃんたちと一緒に帰るのはさすがに視線が痛いな。…どうにかならないかな」
一人、そんなことを言ってみる。
最近では過度なスキンシップをとってくることもないのでだいぶマシにはなったものの、それでも周囲の人たちの視線が痛いことには変わりはない。
もう慣れたはずなんだけどな。
手早く帰宅準備をして校門前まで行くと、そこには香奈姉ちゃんではなく奈緒さんがいた。
しかも一人だ。
何気なく声をかけようかと思ったが、あまりに綺麗な奈緒さんの姿に見入ってしまい、声をかけることを躊躇ってしまう。
奈緒さんは、こちらに気づく様子はなく、ただ空を見上げていた。
今、何を思っているんだろうか。
しばらくの間、黙って奈緒さんのことを見つめていたが、奈緒さんはこちらの存在に気づき、僕の方に視線を向けると優しげな微笑を浮かべる。
「やぁ、楓君」
「あれ? 奈緒さん。今日は、一人ですか? みんなは?」
「香奈たちなら、生徒会の手伝いで遅れるってさ」
「そうなんだ。それじゃ、どうしよう……。香奈姉ちゃんとの約束は──」
「あたしに良い考えがあるよ。どう? 聞いてみたくない?」
この時の奈緒さんの顔は、なぜかとても楽しそうな表情だった。
悪戯っぽい笑みにすらも見えるくらいに──
そんな顔をした奈緒さんに反論できるわけもなく。
「どんなことなんですか?」
そうとしか言えない。
奈緒さんは、躊躇うことなく僕の腕をぎゅっと掴んでくる。
「あたしと一緒に帰るっていうのはどうかな? 悪い事じゃないでしょ?」
その時に上目遣いになるのはどんなんだろう。
しかも、胸元が少し空いてるものだから、ピンクのブラジャーがチラリと見えてしまっているし。
あきらかに僕のことを誘っているのは、わかりきった話だ。
「香奈姉ちゃんがこっちに来る予定は……。大丈夫かな?」
「大丈夫だよ。あたしが楓君と一緒に帰るって言っておいたから、何も問題はないと思う」
「それならいいんだけど……」
僕は、それでも不安だったので周囲をチラ見する。
男子生徒たちがいる以外に誰もいない。
一瞬、香奈姉ちゃんの視線を感じた気がしたが…気のせいかな?
奈緒さんがそう言うのなら、問題はないだろう。
「さぁ。はやく帰ろうよ」
奈緒さんは、そう言って僕の腕を引っ張る。
香奈姉ちゃんとの約束のこともあって、あまり気乗りはしないんだけど……。
でも放課後になっても来ていない(?)のもあり、別にいいかなって思ってしまう。
「うん……」
香奈姉ちゃんは、オッケーを出したんだろうか。
そこが一番気になるところなんだが、奈緒さんにこれ以上聞いてもはぐらかされそうなので聞かないでおこう。
あとで香奈姉ちゃんに聞いてみればわかることだし。
奈緒さんは自分の家の居間にたどり着くなり靴下を脱ぎ出し、そのままソファーにダイブした。
制服を着たままなものだから、もちろんスカートの中の下着も露わになってしまう。
はやくくつろぎたいのはわかるがそんな無防備な姿を僕に見せるのはちょっと違うような気がするのだが。
「あの……。僕がついてくる必要ってあったりするの?」
「うん。もちろんあるよ」
奈緒さんのその返答に躊躇った様子はない。
そもそも、なぜ僕が奈緒さんの家に来ているのかというと、奈緒さんが僕の手を引いてここまで歩いてきたというわけだ。まっすぐに──
断じてやましい気持ちがあったからというわけではない。
「それって、もしかして──」
「香奈に頼まれたからじゃないよ」
「違うの?」
「ごめん。嘘ついちゃった。あたしが楓君に話があってここに連れてきたんだ。ここなら、あたしと楓君以外に誰もいないから」
「そうなんだ」
僕はなんとなく納得してしまう。
話っていうのがどういう内容なのかはわからないが、香奈姉ちゃん関連であるのは間違いないだろう。
「それで、話というのは?」
「うん。その…ね。あたしとその……」
恥ずかしいのか奈緒さんは、ソファーの上でもじもじとしだす。
なんとか見えないような素振りでやっているみたいだが、そんな格好だと、もはや下着が隠れていない。
短いスカートが捲れて中が見えてしまっている。
「奈緒さんと?」
「うん。あのね。あたしと一緒に買い物に付き合ってほしいんだ。…楓君がよければでいいんだけど」
一緒に買い物に行くのは、初めてではない。
香奈姉ちゃんとのこともある。
これは断れないだろう。
「別にいいよ」
「ホントに?」
「うん」
「なら、日曜日の午後からでいいかな?」
「いいよ。香奈姉ちゃんには──」
「もちろん内緒でね」
香奈姉ちゃんに内緒で奈緒さんと買い物か。これは雲行きが怪しい気がするんですけど……。
「待ち合わせ場所は、ショッピングモールでいいかな?」
「ううん。あたしの家」
「奈緒さんの家? いや、それはさすがにまずいんじゃ……」
「むぅ」
奈緒さんは、なぜかムッとした表情をする。
そんな顔をされてもな。僕としては困るんだけど……。
でも仕方ないのか。
「わかった。日曜日の午後に奈緒さんの家に行けばいいんだね?」
「うん」
「香奈姉ちゃんにバレないかなぁ」
「大丈夫だよ。あたしからの誘いだってことは絶対にバレないよ。楓君が言わないかぎりね。それに──」
奈緒さんは、横になっている体をこちらに向ける。そして、誘うような笑みを浮かべた。
「こんな姿をしたあたしを、楓君は誰にも言わないだろうし」
「たしかに誰にも言わないけど……」
そんな体勢のものだから白い下着が見えているだけでなく、すっかりお尻に食い込んでしまっている。
直す気はなさそうだ。
「襲わないの?」
奈緒さんは、思案げにそんなことを訊いてきた。
僕のことをなんだと思ってるんだろう。
「そんなことしないよ」
「そっか。つまんないな。今なら何をしたって許しちゃうのに……」
そう言って、奈緒さんはスカートの中の下着の端を掴んで、そのまま下ろした。
一瞬だけだが秘部が見えてしまったのは言わない方がいいだろう。
僕も見なかったことにしておく。
言うまでもなく、まだ処女だろうし。
奈緒さんは下着を脱ぎ終えると、僕に穿いてた下着を見せつけてくる。
「はい。どうかな?」
「どうって言われても……。僕にはなんとも……」
「もっと近くにきてよ。そんなに離れてたんじゃ、あたしの下着を確認できないじゃない」
いやいや……。
そういう問題じゃないような。
ドキッとはしたけど……。
でも言うことを聞かないと怒られてしまいそうだから、ここは素直に聞いておこう。
僕は奈緒さんの近くにいく。
「確認するつもりは……」
「あれ? あたしが処女だってことを確認するんじゃないの?」
「そんなことしないって……」
「そっか。まぁ、どっちにしても見てもらおうかな。楓君に拒否権なんてないんだから」
奈緒さんはそのまま両脚を開き、秘部を見せつけてきた。
今、穿いているスカートはすっかりめくれてしまっていて、もはやなんの意味もなくなっている。
どうやら逃がすつもりもないみたいだ。
何かするつもりはないんだけど……。
それでも僕の手は、おもむろに奈緒さんの股のところに伸びている。
そこを逃すまいと奈緒さんが僕の手を掴む。
「捕まえたっ!」
「あっ」
すっかり油断してしまった。
奈緒さんの全開になったあそこに誘惑されてしまった形だ。
「さぁ、しっかりと撫でてもらうからね。…香奈が感じた気持ちがどんなものだったか。あたしも感じたいし」
「ダメだよ。そういうのは、好きな人としないと……」
「うん。あたしが好きな人。…大丈夫」
そう言って奈緒さんは、自身の秘部に僕の手を当てさせる。
僕の手が奈緒さんの秘部に触れるのがよくわかってしまう。
そんなことされると……。
指で秘部のまわりを弄りたくなってしまう。
ダメだ。そんなことをしちゃったら……。
しかしクニクニとした感触が奈緒さんの秘部から感じる。
「あっ」
奈緒さんは、初めてだったのか声をもらす。
こんなことしたらダメなのに……。
しかし奈緒さんは僕の手を離してくれない。むしろ、さらに僕の手を秘部へと押し込んでくる。
「んっ」
だんだんと奈緒さんの表情が恍惚なものに変わっていく。
次の瞬間、秘部が濡れた感触がした。
奈緒さんも、そのことを敏感に感じ取ったのか、表情を赤面させる。
「ごめん……。楓君の指先があたしの中に入ったような気がして……」
僕は、しばらく呆然となってしまう。
というか、頭の中が真っ白になっているんだが。
たしかに僕の指先は秘部に触れている。
入ったりなんてしていない。
「奈緒さん。どうして……」
「んっ。なんとなく」
奈緒さんも、『なんとなく』でこんなことをしてしまうのか。
どうして、僕にこんなことをしてしまうんだろう。
もっと自分を大事にしてほしいんだけど……。
「なんとなくって……。僕たちはまだ──」
「あたしも香奈たちも卒業生だからね。あたしとしては、高校を卒業する前に楓君とやりたかったんだ」
それを聞いたら、よけいに奈緒さんとはスキンシップをとることはできない。しかし──
「途中でやめるつもりはないからね。楓君も覚悟してね」
秘部に指を挿入させる手前で止まる。
処女膜に引っかかったのだ。
これを破壊してはいけない。
ましてや奈緒さんのものは特に。
「んっ」
奈緒さんは赤面し、とても痛そうな表情をする。
奈緒さんもやめるという判断はないみたいだ。
奥まで行きたいけど、奈緒さんの手は途中で止まりそこで躊躇っている。
仕方ない。
こういうのは、やめ時が肝心である。
僕が手を引っ込めればいい。
「今日は、ここまで…かな?」
「あっ。まだ……」
「ダメだよ、奈緒さん。こういうのは無理してやるもんじゃなくて……」
「そうなの? だったら他の箇所を──」
これ以上、奈緒さんのことを辱めるつもりはない。
本人は無自覚なのかもしれないが、これはスキンシップではない。
奈緒さんの大事なところを傷つける行為だ。
まじまじと女性の秘部を見つめるのもどうかなって思う。
まさに今、目の前に奈緒さんのあそこが全開で広がっている。
「まず下着を穿こうか? 奈緒さん」
「このままだとダメ?」
「うん、まぁ……。目のやり場に困るっていうか……」
「意識はしているんだね。…もう。エッチなんだから。楓君は」
「そういうんじゃなくて……。僕はその……。こういうことは好きな人としたいっていうか……」
「楓君はあたしのこと、好きじゃないの?」
「好きだけど……。なんというか、そういう『好き』じゃなくて……」
恋愛的な『好き』という意味ではないのは、僕にもわかるんだけど……。
だからといって奈緒さんのことをほっとけないのも事実だったりする。
「あたしは、楓君のこと大事だと思っているよ」
「僕も奈緒さんのことは大事だと思ってる。でも香奈姉ちゃんとの手前、メリハリが大切かなって」
「そっか。まぁ、そうだよね」
奈緒さんにとっても、香奈姉ちゃんとは親友の間柄は維持したいだろうし。
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