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③愛とはなんだろう(2)
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******
リードネスト・ルーバスは、猛烈な勢いで森を駆け抜けていた。
俺の予想がただしければ、この先にーーーー。
険しい崖を登り、さらに深い森を抜け、その先に見える断崖絶壁。
その一歩手前に、古くて大きな木がそびえていた。
サワサワと揺れる葉には、何か丸い実が揺れている。
やっぱり....あった!あれだ!!!
リードネストは、慎重に木に登り、実がたわわに実った葉の側の枝に膝をかけ、身体を安定させる。
そして、腕を目一杯伸ばして、ひとつひとつ優しくもいで、柔らかな袋の中にそっと入れていく。
この木になっている実を全てもいだところで、下に下りようと、さらに下の枝に足をかけた....ところで、落ちた。
ズザザザザァーーーーーーッッッ!!!ガン!!
「っったぁ....」
地面に叩きつけられて、身体に鋭い痛みが走った。
が、痛みが去ったらリードネストはすぐさま立ち上がり、また駆け出した。
一刻も早く。モモネリアの元へ。
その一心で、走るリードネストの身体は、先ほど木から落ちた際についた傷だらけで、大きなものからは血がダラダラと流れている。
本人は、全く気づいていない。
待っていてくれ、モモネリアーーーー。
******
バン!!!
モモネリアは大きな音にビクッと肩が跳ねて、音のした方を見遣る。
そこには、息を切らしたリードネストが立っていた。
全身傷だらけで、頬や左腕の傷は大きく、血が流れ出している。
「っっ!!リードさん!?....どうして...っ?」
思わず声を上げるが、そんなことより、というようにリードネストはズカズカとベッドサイドまで歩み寄り、おもむろに手の中の袋から、それを取り出す。
「......これ、は....あのときの、くだも、の?」
差し出されたものは、まさに、あの古い記憶で何度も思い出していた果物で、その芳醇な香りが鼻腔をくすぐる。
....そう。これ、だわ。この香り、この形、この色。
モモネリアは、無意識に震える手をゆっくり上げ、リードネストから差し出されている果物を受け取った。
そして、鼻の近くまで持っていき、スーッと香りを吸い込んだ。
その瞬間、鮮やかに瞼の裏に当時の思い出が蘇った。
断片的に、ではなく、あのときの街の風景、ガヤガヤ騒がしい周りの音、そして、母の温かな体温と自分に向けられた幸せそうな笑顔、記憶にある全て。
そうだ、母はあんな顔をして笑うんだった。
大好きな母、短い間でもたくさん愛を教えてくれた母、抱きしめて「愛してるわ」とキスしてくれた母。
どうして今まで忘れていたのかしら...あの家族に愛されていなくても、私にはたくさん愛してくれた本当の家族がいたのに....。
モモネリアの目から、ツツーっと一筋涙が光って、流れて落ちる。
それを見たリードネストの指が、優しくモモネリアの頬に触れ、涙の筋をそっと撫でる。
モモネリアは、頬に触れる久しぶりの人の体温にホッと安心感を覚えた。
モモネリアがゆっくりと視線を上に滑らせ、枕元で立ったままだったリードネストの顔を見上げた。
「....ありがとう」
胸が詰まって、いっぱいで、それ以上の言葉が声にならなかった。
初めてまともに顔をみて、目をみて、話したかもしれない。
最初の日は、ほとんど目を見ずに終わってしまったから。
リードネストは、目を瞠った。
そして、膝を折って目線をモモネリアのものと合わせるとモモネリアの綺麗な瞳を見据えて、逸らさずに言い切る。
「...好きだ。愛している、モモネリア。お前が何よりも大切で、お前のためなら俺は何でもする。お前が望むなら、いくらでもこの実を探してくる。だから...食べろ。モモネリア。お前が弱っていくのは耐えられない。食べて、生きてくれ」
しばらくものを受け付けていなかった小さな口が、ゆるゆると開かれる。
一口齧ると、ジュワっと果汁が溢れて、口の端から垂れた。
モモネリアは、気にせず、瞼を閉じて噛み締め味わう。
ゴクリと呑み下すと、心を爽やかな風がスーと吹き抜けた気がした。
先ほどまで塞ぎ込んでいた気持ちが、前を向いた気がする。
口の端から流れた果汁を、リードネストが指で拭って自分の口に持っていき、ペロリと舐める。
「...甘いな」
ニッと笑う顔に、ドキンと心臓が跳ねる。
リードネストは、枕元の椅子を引き寄せそこに腰掛ける。
視線で、もっと食べろ、と促す。
促されるまま、それをまた口に運んで味わうと、自然な笑みが溢れた。
それを見て、リードネストが満足げに頷く。
まるであの時、果物を頬張る私をニコニコと眺めていた母のように。
そしてーーーー。
「モモネリアが笑うと、俺も幸せだ....」
その言葉で、モモネリアにまた記憶の雨が降りそそぐ。
そう、だ。あの日、母もそう言って....たんだわ。
あの日の記憶の最後、母の唇が刻んだ言葉を今思い出した。
「モモネリアが笑うと、お母さん幸せよ」
どっと涙腺がゆるんで、とめどなく涙が溢れる。
大泣きしながら果物を食べるモモネリアを、それでもリードネストは優しく受け止めてくれた。
寂しくて泣いているのか問われ、モモネリアは首を横に振る。すると、「そうか...」と、大きな手でそっと頭を撫でてくれた。
攫ってきた本人としては、自分が泣かせているのかもしれないと複雑に感じていたかもしれないが。
モモネリア自身は、今までの心の重荷が一気に軽くなった心地で。
閉じ込められていた感情が、解放された感覚で。
孤独で重かった身体が、羽がはえたようにふわふわして。
それで、泣いていた。
なんだか、生まれ変われそうな気がしたのだ。
******
どのくらいそうしていたのか、泣きすぎて腫れぼったくなった瞼が重い。
鼻は赤くなり、涙のあとでグシャグシャの顔が恥ずかしい。
リードネストは、モモネリアが泣き止むまで頭を撫で続けてくれていた。
「落ち着いたか?何か冷やすものを持ってこよう。...あぁ、喉も渇いただろう?飲み物もとってくる」
そう言って、一旦退出したリードネストだが、ほどなくして戻ってきた。
冷えた水に浸けて絞ったタオルで、瞼を冷やす。
それから、リードネストのついでくれた水を一気に飲み干した。
そこで、やっと一息ついた。
「....お腹、すいた。何か....ご飯が食べたい」
おずおずと、リードネストを上目遣いで見る。
甘えるような声音になったのには、自分でも驚いた。
リードネストは、それを聞いてトロンと蕩けた目をして、熱に浮かされたみたいに答えた。
「....仰せのままに、俺の可愛いモモネリア」
*******
リードネストは、その日ずっとモモネリアの側を離れなかった。
漸くお腹がすいたと言い出したモモネリアの好みに何が合うのかわからず、様々なものを料理長に用意させた。
目の前に現れた、今まで見たこともない豪華な料理の数々に、目を瞬かせて、モモネリアは絶句した。
結局、何日も食べていなかったモモネリアが口にできたのは、ほんの数口のスープと果物、そして甘いミルク粥だった。
それでもリードネストは満足そうで、「偉いぞ、モモネリア」とまるで子供でもあやすように優しい口調でまた頭を撫でた。
食べ切れなかった料理は、リードネストから感謝を込めて、使用人たちに宴会のご馳走として振舞われた。
残り物ですまない、と言いながら。
リードネスト・ルーバスは、猛烈な勢いで森を駆け抜けていた。
俺の予想がただしければ、この先にーーーー。
険しい崖を登り、さらに深い森を抜け、その先に見える断崖絶壁。
その一歩手前に、古くて大きな木がそびえていた。
サワサワと揺れる葉には、何か丸い実が揺れている。
やっぱり....あった!あれだ!!!
リードネストは、慎重に木に登り、実がたわわに実った葉の側の枝に膝をかけ、身体を安定させる。
そして、腕を目一杯伸ばして、ひとつひとつ優しくもいで、柔らかな袋の中にそっと入れていく。
この木になっている実を全てもいだところで、下に下りようと、さらに下の枝に足をかけた....ところで、落ちた。
ズザザザザァーーーーーーッッッ!!!ガン!!
「っったぁ....」
地面に叩きつけられて、身体に鋭い痛みが走った。
が、痛みが去ったらリードネストはすぐさま立ち上がり、また駆け出した。
一刻も早く。モモネリアの元へ。
その一心で、走るリードネストの身体は、先ほど木から落ちた際についた傷だらけで、大きなものからは血がダラダラと流れている。
本人は、全く気づいていない。
待っていてくれ、モモネリアーーーー。
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バン!!!
モモネリアは大きな音にビクッと肩が跳ねて、音のした方を見遣る。
そこには、息を切らしたリードネストが立っていた。
全身傷だらけで、頬や左腕の傷は大きく、血が流れ出している。
「っっ!!リードさん!?....どうして...っ?」
思わず声を上げるが、そんなことより、というようにリードネストはズカズカとベッドサイドまで歩み寄り、おもむろに手の中の袋から、それを取り出す。
「......これ、は....あのときの、くだも、の?」
差し出されたものは、まさに、あの古い記憶で何度も思い出していた果物で、その芳醇な香りが鼻腔をくすぐる。
....そう。これ、だわ。この香り、この形、この色。
モモネリアは、無意識に震える手をゆっくり上げ、リードネストから差し出されている果物を受け取った。
そして、鼻の近くまで持っていき、スーッと香りを吸い込んだ。
その瞬間、鮮やかに瞼の裏に当時の思い出が蘇った。
断片的に、ではなく、あのときの街の風景、ガヤガヤ騒がしい周りの音、そして、母の温かな体温と自分に向けられた幸せそうな笑顔、記憶にある全て。
そうだ、母はあんな顔をして笑うんだった。
大好きな母、短い間でもたくさん愛を教えてくれた母、抱きしめて「愛してるわ」とキスしてくれた母。
どうして今まで忘れていたのかしら...あの家族に愛されていなくても、私にはたくさん愛してくれた本当の家族がいたのに....。
モモネリアの目から、ツツーっと一筋涙が光って、流れて落ちる。
それを見たリードネストの指が、優しくモモネリアの頬に触れ、涙の筋をそっと撫でる。
モモネリアは、頬に触れる久しぶりの人の体温にホッと安心感を覚えた。
モモネリアがゆっくりと視線を上に滑らせ、枕元で立ったままだったリードネストの顔を見上げた。
「....ありがとう」
胸が詰まって、いっぱいで、それ以上の言葉が声にならなかった。
初めてまともに顔をみて、目をみて、話したかもしれない。
最初の日は、ほとんど目を見ずに終わってしまったから。
リードネストは、目を瞠った。
そして、膝を折って目線をモモネリアのものと合わせるとモモネリアの綺麗な瞳を見据えて、逸らさずに言い切る。
「...好きだ。愛している、モモネリア。お前が何よりも大切で、お前のためなら俺は何でもする。お前が望むなら、いくらでもこの実を探してくる。だから...食べろ。モモネリア。お前が弱っていくのは耐えられない。食べて、生きてくれ」
しばらくものを受け付けていなかった小さな口が、ゆるゆると開かれる。
一口齧ると、ジュワっと果汁が溢れて、口の端から垂れた。
モモネリアは、気にせず、瞼を閉じて噛み締め味わう。
ゴクリと呑み下すと、心を爽やかな風がスーと吹き抜けた気がした。
先ほどまで塞ぎ込んでいた気持ちが、前を向いた気がする。
口の端から流れた果汁を、リードネストが指で拭って自分の口に持っていき、ペロリと舐める。
「...甘いな」
ニッと笑う顔に、ドキンと心臓が跳ねる。
リードネストは、枕元の椅子を引き寄せそこに腰掛ける。
視線で、もっと食べろ、と促す。
促されるまま、それをまた口に運んで味わうと、自然な笑みが溢れた。
それを見て、リードネストが満足げに頷く。
まるであの時、果物を頬張る私をニコニコと眺めていた母のように。
そしてーーーー。
「モモネリアが笑うと、俺も幸せだ....」
その言葉で、モモネリアにまた記憶の雨が降りそそぐ。
そう、だ。あの日、母もそう言って....たんだわ。
あの日の記憶の最後、母の唇が刻んだ言葉を今思い出した。
「モモネリアが笑うと、お母さん幸せよ」
どっと涙腺がゆるんで、とめどなく涙が溢れる。
大泣きしながら果物を食べるモモネリアを、それでもリードネストは優しく受け止めてくれた。
寂しくて泣いているのか問われ、モモネリアは首を横に振る。すると、「そうか...」と、大きな手でそっと頭を撫でてくれた。
攫ってきた本人としては、自分が泣かせているのかもしれないと複雑に感じていたかもしれないが。
モモネリア自身は、今までの心の重荷が一気に軽くなった心地で。
閉じ込められていた感情が、解放された感覚で。
孤独で重かった身体が、羽がはえたようにふわふわして。
それで、泣いていた。
なんだか、生まれ変われそうな気がしたのだ。
******
どのくらいそうしていたのか、泣きすぎて腫れぼったくなった瞼が重い。
鼻は赤くなり、涙のあとでグシャグシャの顔が恥ずかしい。
リードネストは、モモネリアが泣き止むまで頭を撫で続けてくれていた。
「落ち着いたか?何か冷やすものを持ってこよう。...あぁ、喉も渇いただろう?飲み物もとってくる」
そう言って、一旦退出したリードネストだが、ほどなくして戻ってきた。
冷えた水に浸けて絞ったタオルで、瞼を冷やす。
それから、リードネストのついでくれた水を一気に飲み干した。
そこで、やっと一息ついた。
「....お腹、すいた。何か....ご飯が食べたい」
おずおずと、リードネストを上目遣いで見る。
甘えるような声音になったのには、自分でも驚いた。
リードネストは、それを聞いてトロンと蕩けた目をして、熱に浮かされたみたいに答えた。
「....仰せのままに、俺の可愛いモモネリア」
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リードネストは、その日ずっとモモネリアの側を離れなかった。
漸くお腹がすいたと言い出したモモネリアの好みに何が合うのかわからず、様々なものを料理長に用意させた。
目の前に現れた、今まで見たこともない豪華な料理の数々に、目を瞬かせて、モモネリアは絶句した。
結局、何日も食べていなかったモモネリアが口にできたのは、ほんの数口のスープと果物、そして甘いミルク粥だった。
それでもリードネストは満足そうで、「偉いぞ、モモネリア」とまるで子供でもあやすように優しい口調でまた頭を撫でた。
食べ切れなかった料理は、リードネストから感謝を込めて、使用人たちに宴会のご馳走として振舞われた。
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