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白熊は過去に囚われる君に愛を乞う
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白能 冬真(しろの とうま)は、ホッキョクグマの獣人だ。
190センチ以上ある長身と、鍛えてなくても日々筋肉を蓄えていくがっしりした体格。
耳にもかからないほど短く切り揃えられた黒髪と、同じ色の澄んだ瞳。高い鼻に程よい厚さの唇。整った中にも、優しげな印象を抱くその顔は、やはり獣人だと言われれば納得の綺麗さがあった。
この国の中枢で、トップに立つ人物の右腕として働く冬真は、毎日スーツをパリッと着こなしている。
その見目と頭脳で、数々の女性から秋波を送られてきたにも関わらず、彼は独身を貫いていた。
だが、一年前、それが突如として崩れるーー。
◇
獣人たちがあまりよく思っていない『獣人法』で。
いつも通り面倒だと思いながらも、国の根幹で働く冬真に欠席など許されず。出席した『花嫁選定会』で....出会ってしまった。
その時、国は何を思ったのか花嫁たちを『選定会』の場に集めていたーー。
ホールに足を踏み入れてくる、自分の『花嫁候補者』たち。
最初は怪訝に思った冬真だったが、その前に獣人仲間である、狐獣人の“十治“からそんなことがあり得ることは聞いていた。
だから慌てずに...その場の役人として振る舞い、『候補者たち』には正体を明かさず。何食わぬ顔でその場に立った。
おそらく、三年前に『獣人法』によって結婚した友人、キンイロジャッカル獣人の玄翠は、『花嫁』と幸せになっているというのに....その年、一緒に『選定会』に出ていた自分は未だに『花嫁』を選ぶ気配がない。
それに痺れを切らして、国はこんな手段に出たのだ。
玄翠と同い年だった冬真は、この時31歳。
そりゃ、結婚していてもおかしくない年齢であることはわかっているが、出会えないのだから仕方あるまい。
口出しするなと強気の姿勢で、冬真は義務的にその場に居た。
そしてーー。
ぞろぞろと入ってくる女性たちを、申し訳ないが内心どうでもよく見ていた時だーー。
冬真にも、その瞬間がやってきた。
身体を電気が走り抜けるみたいに、痺れる感覚。
自分の視線が、意識が、全てがーー。
彼女以外を締め出していく。
この部屋にまるで彼女しかいないような。
彼女だけを、ただひたすらに見つめる自分。
吸い寄せられる身体が、フラッと彼女のいる場へと無意識に足を踏み出したーー。
「...あの」
凛と響く澄んだ声。
ホールに全ての女性が入り終え、ずらりと前方に並んだ人たちの中で...声を発する者がいた。
冬真は踏み出していた足を止めて、何とかその場に踏みとどまる。
それは、今まさに冬真が向かおうとしていた女性・野村 詞葉(のむら ことは)だったからだーー。
背中まで伸びる、傷みなど全くない艶々の黒髪ストレート。前髪は伸ばしていてセンターで分けられている。
真っ直ぐ前を見据え。恐れなど微塵も感じさせない佇まいは、23歳という年齢にそぐわぬオーラを放っていた。160センチないのではと思える小柄さなのに、そのオーラが彼女の存在をもっと大きく見せている。
『選定会』に呼ばれたとあって、とてもつくりの良いシックな着物を着こなしていた。
色が白く、綺麗な肌。人形のように美しい顔を、キリッとしめて。彼女はゆっくり....言葉を続けた。
詞葉は、その場にいる者たちの中で一際光り輝いていて。冬真はポーッとする頭を叱咤して、彼女の言葉に耳を傾ける。
「...私、『花嫁候補』を辞退させて頂きとうございます」
厳かな場に、かたい言葉で、自分の意思を迷いなく告げる声。
一瞬場はシンと静まり返りーー。
次の瞬間にはザワザワと騒ぎ始めた。
控えめにスクリーン横に立っていた役人が走り寄り、彼女に何事か囁くが....冬真は先ほどの衝撃的な一言に身動きできずにいた。
ーー彼女は...自分との結婚を望んでいない。
その事実に打ちのめされて...冬真は足元から崩れ落ちる自分の全てに...抗うことができなかった。
◇
「...待って。待って下さい!」
赤い絨毯の敷かれた廊下を歩く背を追って、パタパタと走り寄る。
きっちり締められた金の帯、シックな着物....おろされた美しい長い黒髪。それがふわりと風に揺れて、詞葉は振り返った。
初めて交わった視線に、やはり身動きがとれなくなって...詞葉が怪訝な顔をする。
冬真はハッとして、何とか言った。
「白能 冬真と申します。突然、お声掛けして申し訳ありません。あの...僕は、あなたが今出席されていた『花嫁選定会』の....原因。....その獣人です」
怪訝に眉を寄せていた顔は、みるみる驚きの表情に変わった。そりゃ、そうだろう。
獣人が、花嫁以外に正体を明かすなど普通あり得ない。
でもーー。
「...あの!...あなたが、僕の『花嫁』を望んでいないことは承知しています。ですが...僕は...僕は....」
ーーあなたが、どうしても欲しい。
詞葉は、さらに目を見開いた。何も言葉が紡げないといった様子で。
「....僕は、例えあなたに恨まれたとしても....あなたを『花嫁』に望むと....国に伝えようと思っています」
切なげに目を細めて、申し訳なさそうに。でも、決定事項だと言わんばかりの言い方に....詞葉がついに動いた。
くわっと口を開け、勢いよく噛みつくように言ったのだ。
「...そんなっ、ダメです!お願いです....っ、私ではなく、他の方に...他の『花嫁候補者』にして下さい!私は....私は....『花嫁』になんて、なれません。私は....私には」
ーー結婚なんてできないんです...。
途中まで、冬真の目を見て、強い口調で。
途中から....何かを悔やむように、顔を俯けて。
最後には唇をきゅっと噛んだ詞葉は....黙ってしまった。
冬真は言った。
「....申し訳、ありません。でも...もう僕は....あなた以外無理だ。....僕は、あなたを見つけてしまった。....もう、あなた以外.....愛せないのです」
詞葉がハッと顔をあげて見つめた瞳は、ひどく辛そうで。でも、何とか気丈に振る舞おうと唇は小さく微笑んでいた。
「....愛してくれ、なんて言いません。ただ...あなたの....あなたのそばに...居させてください。....それだけで」
ーー僕は、幸せ、ですから....
「........っ」
詞葉は、その言葉と...ひたむきな愛情に...プロポーズを受け入れた。
自分にそんな資格はないのに。
自分は、結婚なんて...幸せになんて、なっちゃいけないのに。
(...法律、だもの。...私に)
ーー拒否権は....ないんだから。
そう、自分の中で...言い訳しながら。
白能 冬真(しろの とうま)は、ホッキョクグマの獣人だ。
190センチ以上ある長身と、鍛えてなくても日々筋肉を蓄えていくがっしりした体格。
耳にもかからないほど短く切り揃えられた黒髪と、同じ色の澄んだ瞳。高い鼻に程よい厚さの唇。整った中にも、優しげな印象を抱くその顔は、やはり獣人だと言われれば納得の綺麗さがあった。
この国の中枢で、トップに立つ人物の右腕として働く冬真は、毎日スーツをパリッと着こなしている。
その見目と頭脳で、数々の女性から秋波を送られてきたにも関わらず、彼は独身を貫いていた。
だが、一年前、それが突如として崩れるーー。
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獣人たちがあまりよく思っていない『獣人法』で。
いつも通り面倒だと思いながらも、国の根幹で働く冬真に欠席など許されず。出席した『花嫁選定会』で....出会ってしまった。
その時、国は何を思ったのか花嫁たちを『選定会』の場に集めていたーー。
ホールに足を踏み入れてくる、自分の『花嫁候補者』たち。
最初は怪訝に思った冬真だったが、その前に獣人仲間である、狐獣人の“十治“からそんなことがあり得ることは聞いていた。
だから慌てずに...その場の役人として振る舞い、『候補者たち』には正体を明かさず。何食わぬ顔でその場に立った。
おそらく、三年前に『獣人法』によって結婚した友人、キンイロジャッカル獣人の玄翠は、『花嫁』と幸せになっているというのに....その年、一緒に『選定会』に出ていた自分は未だに『花嫁』を選ぶ気配がない。
それに痺れを切らして、国はこんな手段に出たのだ。
玄翠と同い年だった冬真は、この時31歳。
そりゃ、結婚していてもおかしくない年齢であることはわかっているが、出会えないのだから仕方あるまい。
口出しするなと強気の姿勢で、冬真は義務的にその場に居た。
そしてーー。
ぞろぞろと入ってくる女性たちを、申し訳ないが内心どうでもよく見ていた時だーー。
冬真にも、その瞬間がやってきた。
身体を電気が走り抜けるみたいに、痺れる感覚。
自分の視線が、意識が、全てがーー。
彼女以外を締め出していく。
この部屋にまるで彼女しかいないような。
彼女だけを、ただひたすらに見つめる自分。
吸い寄せられる身体が、フラッと彼女のいる場へと無意識に足を踏み出したーー。
「...あの」
凛と響く澄んだ声。
ホールに全ての女性が入り終え、ずらりと前方に並んだ人たちの中で...声を発する者がいた。
冬真は踏み出していた足を止めて、何とかその場に踏みとどまる。
それは、今まさに冬真が向かおうとしていた女性・野村 詞葉(のむら ことは)だったからだーー。
背中まで伸びる、傷みなど全くない艶々の黒髪ストレート。前髪は伸ばしていてセンターで分けられている。
真っ直ぐ前を見据え。恐れなど微塵も感じさせない佇まいは、23歳という年齢にそぐわぬオーラを放っていた。160センチないのではと思える小柄さなのに、そのオーラが彼女の存在をもっと大きく見せている。
『選定会』に呼ばれたとあって、とてもつくりの良いシックな着物を着こなしていた。
色が白く、綺麗な肌。人形のように美しい顔を、キリッとしめて。彼女はゆっくり....言葉を続けた。
詞葉は、その場にいる者たちの中で一際光り輝いていて。冬真はポーッとする頭を叱咤して、彼女の言葉に耳を傾ける。
「...私、『花嫁候補』を辞退させて頂きとうございます」
厳かな場に、かたい言葉で、自分の意思を迷いなく告げる声。
一瞬場はシンと静まり返りーー。
次の瞬間にはザワザワと騒ぎ始めた。
控えめにスクリーン横に立っていた役人が走り寄り、彼女に何事か囁くが....冬真は先ほどの衝撃的な一言に身動きできずにいた。
ーー彼女は...自分との結婚を望んでいない。
その事実に打ちのめされて...冬真は足元から崩れ落ちる自分の全てに...抗うことができなかった。
◇
「...待って。待って下さい!」
赤い絨毯の敷かれた廊下を歩く背を追って、パタパタと走り寄る。
きっちり締められた金の帯、シックな着物....おろされた美しい長い黒髪。それがふわりと風に揺れて、詞葉は振り返った。
初めて交わった視線に、やはり身動きがとれなくなって...詞葉が怪訝な顔をする。
冬真はハッとして、何とか言った。
「白能 冬真と申します。突然、お声掛けして申し訳ありません。あの...僕は、あなたが今出席されていた『花嫁選定会』の....原因。....その獣人です」
怪訝に眉を寄せていた顔は、みるみる驚きの表情に変わった。そりゃ、そうだろう。
獣人が、花嫁以外に正体を明かすなど普通あり得ない。
でもーー。
「...あの!...あなたが、僕の『花嫁』を望んでいないことは承知しています。ですが...僕は...僕は....」
ーーあなたが、どうしても欲しい。
詞葉は、さらに目を見開いた。何も言葉が紡げないといった様子で。
「....僕は、例えあなたに恨まれたとしても....あなたを『花嫁』に望むと....国に伝えようと思っています」
切なげに目を細めて、申し訳なさそうに。でも、決定事項だと言わんばかりの言い方に....詞葉がついに動いた。
くわっと口を開け、勢いよく噛みつくように言ったのだ。
「...そんなっ、ダメです!お願いです....っ、私ではなく、他の方に...他の『花嫁候補者』にして下さい!私は....私は....『花嫁』になんて、なれません。私は....私には」
ーー結婚なんてできないんです...。
途中まで、冬真の目を見て、強い口調で。
途中から....何かを悔やむように、顔を俯けて。
最後には唇をきゅっと噛んだ詞葉は....黙ってしまった。
冬真は言った。
「....申し訳、ありません。でも...もう僕は....あなた以外無理だ。....僕は、あなたを見つけてしまった。....もう、あなた以外.....愛せないのです」
詞葉がハッと顔をあげて見つめた瞳は、ひどく辛そうで。でも、何とか気丈に振る舞おうと唇は小さく微笑んでいた。
「....愛してくれ、なんて言いません。ただ...あなたの....あなたのそばに...居させてください。....それだけで」
ーー僕は、幸せ、ですから....
「........っ」
詞葉は、その言葉と...ひたむきな愛情に...プロポーズを受け入れた。
自分にそんな資格はないのに。
自分は、結婚なんて...幸せになんて、なっちゃいけないのに。
(...法律、だもの。...私に)
ーー拒否権は....ないんだから。
そう、自分の中で...言い訳しながら。
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