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本編
会議は踊る
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セルジオ王国の会議室は重い空気に包まれていた、近隣国の王家が次々と消滅したのだから。
「ヒステン王国に関する報告を読みます。」
フェルナンデス・デ・デュバルが報告書を広げた。
すでにクーデターの件は皆が知っているが、さらなる詳細情報を望んでいた。
「ヒステン王国にクーデターが起こり、わずか一夜でヒステン王国崩壊、王と王族全てが処刑され、我が国に留学中の第3王子リチャード・ヒステンのみが生存の状態であります。
第3王子の処遇の対応は、後で議論するということで、報告を続けます。
マクレンジー商会によるクーデターでありました。
ご存知のようにマクレンジー商会の私兵隊は世界最強との呼び名も高く、準備も周到に用意されていたようで、クーデター後の混乱もさほどないようです。
元々、ヒステン王国では、国の機関よりも、マクレンジー商会の方が国民と結びつきが深く、信頼されていたようです。
リヒトール・マクレンジー夫妻が帝位に着くとのことです。」
「リヒトール・マクレンジーは結婚していたのか!?」
陛下が驚いて、確認してきた。
言いたくないなぁと、フェルナンデスは思いながら、口を開いた。
「最近、結婚されたようです。」
自分たち家族が祝福して結婚したのだ、マクレンジーの側近達とデュバル公爵家だけが見守った。
「続けます。
リヒトール・マクレンジーが皇帝、シーリア・マクレンジーが皇妃、まだお子はないので、このお二人が皇族全てとなります。」
「まってくれ、シーリア・マクレンジーだって!?まさか、銀の髪とかではないだろうな。」
アラン王太子が声をあげた。
「そのまさかであります、ご想像のとおり、容姿を聞く限りでは、行方不明の我が妹の可能性はあると思われます。」
シーリアは失踪後にヒステン王国に行くまでが秘密だ、その後は公表可能との元々から打ち合わせである。
シーリアの安全確保ができるまでと、デュバル公爵家が国外逃亡に手を貸した事を#隠蔽
__いんぺい__#する為でもある。
ブリューダルの聖女は、シーリアだと皆がわかっていても、確定を出さず曖昧で終わらせるのがいい。
しかし、クーデターを起こすつもりであったとは、想像もつかなかった。
これがわかっていたなら、父は妹を嫁に出したであろうか、父が許さなくとも妹は出て行っただろうが。
例え、ヒステン王国に入っても、こんな風に公にならなければ、存在をわざわざ公開する気はなかった。
婚約解消後直ぐにシーリアが国外に出たということを隠し通さなければならない。デュバル公爵家が王家を裏切って結婚させたことは永遠の秘密だ。
アランが婚約破棄というバカをしたが、王家がシーリアを望んでいたのは、わかっていたのだから。
「どういう経緯があったのか、わかりかねますが、光加減で薄いピンク色に見えるシルバーブロンドだそうなので妹である確率は高いかと。」
「ダメだ、リヒトール・マクレンジーなんて女癖が悪くって有名じゃないか、ダメだ、ダメだ。」
アラン、おまえが言うなよと思いながら、フェルナンデスはため息がこぼれでる。
「殿下、それは後にして、まずはクーデターの件を進めてよろしいでしょうか。」
「ああ、すまなかった。」
「クーデター時、多くの貴族、武官、文官が協力したもようで、これはブリューダルの革命と同じ形態であります。
市民による革命であれ程の力と迅速さ、驚きましたが、後ろ楯にマクレンジー商会があったなら理解できます。
マクレンジー商会も隣国の憂いなくクーデターするために、先に革命を起こしたと推測されます。
結果、連邦はマクレンジー帝国の属国に近い関係であると考えるのが妥当でしょう。
近いうちに、連邦は世界の穀物庫となるでしょう。今までは豊土で天候にも恵まれながら、政治の腐敗によって国民生活が脅かされてました。
マクレンジー帝国の指導が入ると収穫率の向上、流通経路の簡素化は間違いないことであり、低価格で他国を圧倒するということです。
我が国の農作物も打撃を受けると推測され、関税の検討を近々の議題に上げることになります。
マクレンジー帝国は、元がマクレンジー商会ですから、国と別にするか、国自体を商会と一体化するか、これからの注意すべき最重要であり対応が早急に必要であります。
商会の流通網を使って、国内の安定、外交が行われるのは間違いないと見受けられます。
我が国にある、マクレンジー商会の支店が大使館になった場合の問題点が多々あるので、これも対応策が必要になります。
クーデターの報告は、以上で全てあります。まずは第3王子の処遇の議論から入りたいと思います。」
宰相である父も、王も王太子殿下も表情が硬い、クーデターの件でシーリアの名前がでたのがショックなんだろう。
父はクーデターと聞いて覚悟していただろうが、シーリアは普通の女の子なんだ、クーデターの血塗れで混乱した現場にいるかと思うと心配で仕方ない。
リヒトール・マクレンジーはこれをどうするだろうか、第3王子がセルジオ王国にいることはわかっているだろう、彼の手腕を見てみたい。
そして、我が国は第3王子を守れるべきだろうか。
僕は時期宰相として、この結末を見守らないといけない。
妹の為には、第3王子は危険だ、我が国にも王子に何の利点もない事はわかっている。
セルジオ王国が後ろ楯となり第3王子に王政復活をさせる方向もあるが、悪政の結果のクーデター、現政権はマクレンジーだ。
やはり、そんな方向はありえない。
マクレンジー帝国と敵対する事だけは避けねばならない、国民の為、デュバル公爵家の為に。
だが、我が国で殺されるという事があってはならない、父は、陛下はどう対処するのだろう。
アランも王太子を自覚した、恋愛よりも国を優先するだろう、婚約破棄でアランはバカをした結果、バカでなくなった。
「ヒステン王国に関する報告を読みます。」
フェルナンデス・デ・デュバルが報告書を広げた。
すでにクーデターの件は皆が知っているが、さらなる詳細情報を望んでいた。
「ヒステン王国にクーデターが起こり、わずか一夜でヒステン王国崩壊、王と王族全てが処刑され、我が国に留学中の第3王子リチャード・ヒステンのみが生存の状態であります。
第3王子の処遇の対応は、後で議論するということで、報告を続けます。
マクレンジー商会によるクーデターでありました。
ご存知のようにマクレンジー商会の私兵隊は世界最強との呼び名も高く、準備も周到に用意されていたようで、クーデター後の混乱もさほどないようです。
元々、ヒステン王国では、国の機関よりも、マクレンジー商会の方が国民と結びつきが深く、信頼されていたようです。
リヒトール・マクレンジー夫妻が帝位に着くとのことです。」
「リヒトール・マクレンジーは結婚していたのか!?」
陛下が驚いて、確認してきた。
言いたくないなぁと、フェルナンデスは思いながら、口を開いた。
「最近、結婚されたようです。」
自分たち家族が祝福して結婚したのだ、マクレンジーの側近達とデュバル公爵家だけが見守った。
「続けます。
リヒトール・マクレンジーが皇帝、シーリア・マクレンジーが皇妃、まだお子はないので、このお二人が皇族全てとなります。」
「まってくれ、シーリア・マクレンジーだって!?まさか、銀の髪とかではないだろうな。」
アラン王太子が声をあげた。
「そのまさかであります、ご想像のとおり、容姿を聞く限りでは、行方不明の我が妹の可能性はあると思われます。」
シーリアは失踪後にヒステン王国に行くまでが秘密だ、その後は公表可能との元々から打ち合わせである。
シーリアの安全確保ができるまでと、デュバル公爵家が国外逃亡に手を貸した事を#隠蔽
__いんぺい__#する為でもある。
ブリューダルの聖女は、シーリアだと皆がわかっていても、確定を出さず曖昧で終わらせるのがいい。
しかし、クーデターを起こすつもりであったとは、想像もつかなかった。
これがわかっていたなら、父は妹を嫁に出したであろうか、父が許さなくとも妹は出て行っただろうが。
例え、ヒステン王国に入っても、こんな風に公にならなければ、存在をわざわざ公開する気はなかった。
婚約解消後直ぐにシーリアが国外に出たということを隠し通さなければならない。デュバル公爵家が王家を裏切って結婚させたことは永遠の秘密だ。
アランが婚約破棄というバカをしたが、王家がシーリアを望んでいたのは、わかっていたのだから。
「どういう経緯があったのか、わかりかねますが、光加減で薄いピンク色に見えるシルバーブロンドだそうなので妹である確率は高いかと。」
「ダメだ、リヒトール・マクレンジーなんて女癖が悪くって有名じゃないか、ダメだ、ダメだ。」
アラン、おまえが言うなよと思いながら、フェルナンデスはため息がこぼれでる。
「殿下、それは後にして、まずはクーデターの件を進めてよろしいでしょうか。」
「ああ、すまなかった。」
「クーデター時、多くの貴族、武官、文官が協力したもようで、これはブリューダルの革命と同じ形態であります。
市民による革命であれ程の力と迅速さ、驚きましたが、後ろ楯にマクレンジー商会があったなら理解できます。
マクレンジー商会も隣国の憂いなくクーデターするために、先に革命を起こしたと推測されます。
結果、連邦はマクレンジー帝国の属国に近い関係であると考えるのが妥当でしょう。
近いうちに、連邦は世界の穀物庫となるでしょう。今までは豊土で天候にも恵まれながら、政治の腐敗によって国民生活が脅かされてました。
マクレンジー帝国の指導が入ると収穫率の向上、流通経路の簡素化は間違いないことであり、低価格で他国を圧倒するということです。
我が国の農作物も打撃を受けると推測され、関税の検討を近々の議題に上げることになります。
マクレンジー帝国は、元がマクレンジー商会ですから、国と別にするか、国自体を商会と一体化するか、これからの注意すべき最重要であり対応が早急に必要であります。
商会の流通網を使って、国内の安定、外交が行われるのは間違いないと見受けられます。
我が国にある、マクレンジー商会の支店が大使館になった場合の問題点が多々あるので、これも対応策が必要になります。
クーデターの報告は、以上で全てあります。まずは第3王子の処遇の議論から入りたいと思います。」
宰相である父も、王も王太子殿下も表情が硬い、クーデターの件でシーリアの名前がでたのがショックなんだろう。
父はクーデターと聞いて覚悟していただろうが、シーリアは普通の女の子なんだ、クーデターの血塗れで混乱した現場にいるかと思うと心配で仕方ない。
リヒトール・マクレンジーはこれをどうするだろうか、第3王子がセルジオ王国にいることはわかっているだろう、彼の手腕を見てみたい。
そして、我が国は第3王子を守れるべきだろうか。
僕は時期宰相として、この結末を見守らないといけない。
妹の為には、第3王子は危険だ、我が国にも王子に何の利点もない事はわかっている。
セルジオ王国が後ろ楯となり第3王子に王政復活をさせる方向もあるが、悪政の結果のクーデター、現政権はマクレンジーだ。
やはり、そんな方向はありえない。
マクレンジー帝国と敵対する事だけは避けねばならない、国民の為、デュバル公爵家の為に。
だが、我が国で殺されるという事があってはならない、父は、陛下はどう対処するのだろう。
アランも王太子を自覚した、恋愛よりも国を優先するだろう、婚約破棄でアランはバカをした結果、バカでなくなった。
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