平凡地味子ですが『魔性の女』と呼ばれています。

ねがえり太郎

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後日談 黛家の妊婦さん5

(190)お義父さんの帰宅・おまけ

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久し振りに投稿します。
短いおまけ話です。よろしくお願いします<(_ _)>


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 ダブルベッドのヘッドボードに枕を重ねて背を預ける七海の隣には、夫である黛が寄り添うように身を寄せている。そして今にも弾けそうにせり出したお腹を、優しく撫でさすっていた。

「あと九日だな」

 と、当てている手の辺りに顔を寄せ、腹の中でぷかぷか揺蕩っているであろう息子に語り掛ける。

「九日は……二百十六時間か。いや、俺の体が空くのは夜勤明けだから、約二百時間だな。よし、リュウ! 二百時間後に出て来いよ。頼んだぞ!!」
「……」
「あ! けど仕事が伸びる可能性もあるからな。その時は空気を読んで、俺が遅くなりそうならその分少し遅れて来るんだぞ」

 夕べの食卓で龍一が口にした、お腹の子に事前にお願いしておくと指定した日に生まれて来る(かもしれない)―――と言う話を伝えると、その夜黛はそれを早速実践したのだった。
 けれどもそんな縁起を担ぐような、ある種おまじないのようなものに其処まで細かい要求を付け加えるとは、思わなかった。『無茶なことを言うなぁ』と、七海は呆れてしまう。

「『空気読め』って……要求も細かすぎるし。もし、りゅうちゃんが本当に聞いてたとしても、どうして良いか混乱すると思う……」

 しかし七海のささやかな抗議も意に介さず、黛は改めて両手を添え、今ではバランスボールのように張り出しているそのお腹にしっかりと向き合った。そして反省するどころか、より確信を込めた口調で、言い含める。

「大丈夫だ。七海の子なんだから、きっと空気を読むのは上手い筈だ」

……ひょっとして褒めているつもりなのかもしれない。
 しかし何となく失礼なことを言われたような気もして、七海は複雑な気分になった。



「……りゅうちゃんは、龍之介の子でもあるんだけど」



 親の性質が遺伝すると言うなら、七海の性質がりゅうちゃんに伝わるか、黛の性質がりゅうちゃんに伝わるかは五分五分だろう。
 もし黛のマイペースさが遺伝したら、例えこの『お願い』がきちんと彼の耳に届いていたとしても、自分の好きなタイミングで生まれて来るに違いない……!
―――と、七海は思うのだった。


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久し振り過ぎて、この短い話(1000字以下!)を書くのに足掛け三日かかりました…!!( ゚Д゚)文章捻出力の衰えに、衝撃を受けております。
リハビリしつつ、元のペースに戻していけたら良いなぁ、と願っています。

久し振りにもかかわらず、忘れずに覗いてくれた方(…がいらっしゃいましたら)有難うございました(ノД`)・゜・。
感謝感謝です!

そして、せっかく覗いていただいたのに、短すぎてスミマセン…!!
ちょっとずつ頑張りますので、懲りずにまた覗いていただけると嬉しいです(^◇^)/
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