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ご褒美転生
72.責任重大!?
しおりを挟む引き続き、魔術の教師はタドットさんが担当になりました。
と、それは良かったのですが。
僕とタドットさんは今、絶体絶命の崖っぷちに立たされている。
「シュアクーン様。責任重大ですぞ?」
「そんな事を言われてもーー!どうしよう!!タドットさん」
「さんは付けずともよいですよ」
「タドット」
「はい、シュアクーン様」
去年は三輪車。
今年はシャボン玉魔法玩具。
なんか恒例になってしまった王妃様へのお誕生日プレゼント。
なんと「次も楽しみにしていますよ」と、タドットさんに直接のお声がけがあったそう。
えーー?嘘でしょ!?
そんな楽しみにされちゃっても、なーーんも考えてないのに!
そういえば居残り昼餐会の時に王様もそんなような事言ってた、気がする……。
「どうしますかな?シュアクーン様」
「いやそんな僕だけに言わないでぇタドットも一緒に考えてよおお!」
前の世界で兄弟はいたけど、いたのって兄ちゃんだからなーーんの参考にもなりゃしないんだよ!
▫️▫️□▫️□▫️
「どうかされましたか?シュアクーン様?」
「あ、ロプシンさ、……ロプシン。
ちょっとした悩み事だよ」
大した悩みじゃ無いからそんな心配そうにしないで?
王妃様の贈り物に頭悩ませてるだけだから。
こっちは行きどころのなくなった三輪車を妹へのプレゼントにどうぞ!と体のいい厄介払いをしただけだし、シャボン玉魔法玩具は調子に乗ったタドットと僕が、王様と王妃様のイメージで!って遊んで作った結果でさ。
ついでにノリノリで妹のも特別仕様で可愛く持ちやすい様に小さめに作っただけだし。
あーあ。そんなに期待されても困るよーーー。
「あの、ですね、シュアクーン様」
「ん?何?」
「ロンディが、シュアクーン様付きに異動したと伺ったのですが……」
「うん。父のところからね。
父のトコの方が絶対お給金いいと僕、思うんだけどねーー」
「いや、ちょっと失敗したな、と思いまして」
???
「私もシュアクーン様付きの護衛に志願したら良かったなーと」
いや、それはやめて。
「ダメだよ!僕の剣術教師はロプシンさん!絶対、剣術の授業無くなるまで辞めないでね!何か待遇に不満があったら直ぐ!直ぐに解決するからっ!!」
ロプシンさんが辞めちゃったら嬉々として逆三角形が飛んで来そうだ。物理的に。
「そうですか。それもそうですね!では、休憩は終わりにして続きをやりましょう」
僕は全身全力で、ほーーっと息を吐き出した。
あぶねーあぶねー。
ナリアガス・リベンジなんて金輪際お断りだいっ!
「その代わり、でも無いのですが、また外出等で護衛が必要な際には是非、お声がけ下さい」
はい!頼りにしてますよ!
「その時にはよろしくお願いします!!」
▫️▫️□▫️□▫️
七歳になって授業も増えた。
剣術と魔法の授業は変わりない。
地理も継続。
古語は無くなったけどね。
さよなら、ソルーゼン。
増えたのは、音楽、詩作、ダンス、算術と歴史。あとは乗馬。
音楽は、楽器の演奏だね。
楽器はオカリナ。
なんで?と僕も思うけどオカリナなんだ。
詩作も始まるけど、今はリーディングオンリーで読む専門。
そして、ついにダンスの授業が始まっちゃう。僕、まともに踊れるのか??
え?勇者時代?旅から旅でそんな事やってる訳ないじゃんか!
剣術も内容が少し変わって剣じゃない他のもの、例えば槍とか短剣とかハルバードとか剣以外の武器の扱いも習うよ。
あとは、歴史。
国の歴史をやるんだけど、日本史とか世界史とか嫌いだったから不安しかない。
そうそう、コマは少なくなるけど地理も国内から他国の事に広がるよ。
一つ上の次兄は、僕はやらないけど、政治経済関係もやってるみたい。
努力家ですごいよね!!
「シュアクーン様、聞いてくださいよぉーー」
「なんかあったの?シェイラ」
どしたの?シェイラ。
僕は今、忍者ごっこで忙しいんだけど。
「ちょっと相談にのって欲しいのですが……」
七歳の僕に相談??
あ、休みが欲しいとか?
でなきゃお金??
うーん、お給金は僕にはなんとも出来ないから、母様辺りに相談して欲しいんだけど??
「……ぉじです」
「へ?」
「叔父さんのことです!」
えーー?タドットのことぉ??
「今度、今じゃなくて今度で良いので!!
私のためにお時間を取って頂けますか?」
別に良いけどさぁ。
タドットさん何やらかしたの??
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