婚約破棄された悪役令嬢が実は本物の聖女でした。

ゆうゆう

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滅びそうになった理由

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「なんだ、セシリアもう分かっていると思っていたよ。
話の流れで我が国とアランソルが聖女によって因縁を持った事は理解したろ?」


「そこは分かってきたけど、前に聞いた話は、まだ聖女の事を聞いたばかりの頃だし、どこかおとぎ話でも聞いているような感じだったし…」

「まあ覚醒前だったし、この国の昔話みたいに聞こえたかもしれないなぁ」

「カイル、滅びそうになったって言うことはアランソルはパルフィートを侵略しようと攻めてきたの?」

なんだか、市場を見て歩く気分ではなくなり、果実水を買ってベンチに腰を下ろしました。

「20年以上前聖女がパルフィートにいると知ったアランソルの国王が、我が国の宝を奪ったと難癖をつけて攻めてきたんだよ」

前国王陛下は自分勝手だと言っていたが、自分が悪くて大伯母様が逃げたのに、保護してくれたパルフィートが奪ったとは、言い掛かりも甚だしい。

「当時はパルフィートも前国王時代だったんだが、僕の祖父にあたる前王は魔法の力が強かった。
だから、聖女の力と合わせてアランソルを反対に返り討ちにしたんだ。
その後アランソル内部でも、国王の横暴に付いていかれなくなり、王太子と貴族、騎士団が団結して国王を粛清したんだ。
そして国王の首を差し出し、和解を求めてきた。
我が国はそれを受け入れ、今後一切聖女に関しては手を出さないと約束をさせた」

そんなことがあっなんて…

「知らなかった…
アランソルでは歴史でも習わないから。
そう言えば、宿屋の女将さんが 聖女の事を口にすると咎められるって言ってたわ
アランソルにとって汚点とも言える前王の乱心は無かったことにして隠してしまったのね」

「そうか… たからアランソルでは聖女の事を知らない者が多かったのか…
調べている時に違和感はあったんだ。
だけど、不名誉な事だから隠しているのだと思っていたよ。
若い世代は教えられてもいないんだな」

「アランソルが返り討ちになったのは分かったけど、それだけで滅びそうになるの?」

「いいや、聖女に危害を加えようとした事とでマリナ様がアランソルを去っただろ?
そのためにアランソルの聖女の泉が枯れて自然の精霊の怒りを買ったんだ。
そして最後はアランソルの泉や井戸など全て枯れて、作物もダメになった。
水がなければ、人は住めないからね」

泉が枯れる… 聖女にはそんな影響力もあるなんて。

凄いと思うけど、同時に力を怖くも思う。
使い方を間違えてはいけない。
力が大きければ大きい程。
そんな気がした。
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