きっと、貴女は知っていた

mahiro

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私自身も未来を知りたくなかったのと、この寒空の下にヴァネッサを置いておきたくなかったため、迷わず頷いた。
そうして始まった同居生活だったが、特に問題もなく、それどころかあまり干渉し合わなかったからか、同居したからといって何か大きく変わったわけではなかった。
やることは一人暮らしのときと変わらなかったし。
この生活が永遠と続くなんて思っていなかったけれど、こんなに急に事が動き出そうとするなんて予想もしていなかった。
私の行動でヴァネッサの未来が変わってしまうのは嫌だけれど、私が未来を手離さないで欲しいとも思う。
未来が見えるだけで、何が正しく何が誤っているのかさえ分からないけれど、行動せずに後悔するよりも行動してから後悔したい。


「………ヴァネッサ、」


私が見たのは、と口を開いたとき、ヴァネッサの部屋の方からドタバタと大きな足音が響き渡り、気付いたらその音の主はヴァネッサの細い身体に巻き付いていた。
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