きっと、君は知らない

mahiro

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「ムシューニさん」


頭上から声が聞こえ上を見てみると羽の生えた………人間がいた。
ここは漫画の世界なのか、そうなのかと顔を引っ張ってみたが痛かった。
どうやら夢ではないようです。


「おー、ケイト。どうした」


ムシューニはこの光景に違和感を全く抱いていないようで、当たり前の光景として受け入れ登場したケイトという人物に話しかけている。


「帰りが遅いから皆心配してますよ。勿論、俺も含めてですが」


「悪い、式神がなかなか戻ってこないから探してたんだよ」


「それなら我々に頼めば探しましたのに」


「良いんだよ。お前たちはお前たちで準備があるだろうし、自分の式神くらい自分で探す」


会話の流れからして、プレミア、が何を指してるか分からないが、その関係者ってことだよな。
それでもって能力を持っていて旅に出る一員であると。
もしかして空を飛べる能力ってことかもしれない。


「ほら、ケイトも来たし帰るぞ。いつまでもグレイに迷惑をかけるな」


俺から離れようとしない式神に再度ムシューニは声をかけるも動こうとしない。
頼む、放れてくれ。
俺はドックフードも肉も持ってないし、旅について行けないんだよ。


「おや、珍しいものですね。ムシューニさんの言うことを聞かないなんて」


ケイトは不思議そうにそう言うなり、何故か俺の背後に着地し、式神と俺を抱え込んだかと思えば、いきなり真上に飛んだ。


「聞かないなら仕方ありません。彼ごと連れていきましょう」


「え?!いや、俺、行くつもり全くないんですけど?!」
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