きっと、君は知らない

mahiro

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俺の言葉は一切聞き入れられぬまま、旅の御一行様の中に入れられていた。
御一行様というのは、ムシューニの仲間だというケイトという赤髪の男の他に、黄・オレンジ・青・紫とカラフルな髪色をした人物たちのこたを指していたりする。
俺の今の髪色も灰色だから、カラフル集団の中に入れたり……するわけないか。

日本にいた頃は皆が黒髪だったし、染めていても茶髪がほとんどだったから、こんなカラフルなの初めて見た、と感動していると俺の顔を覗き込むオレンジの瞳と目があった。


「お、やっとこっち見たな!俺の名前はアレシア。よろしくな、グレイ」


そう言うなり俺の手を握りしめ笑いかけてくるアレシアに、日本で暮らしていたときにはこんな風に笑いかけながら話してくれる人は先輩以外居なかったから新鮮だなぁとか思ってしまった。
転生した後もそんな風にしてくれた人、ムシューニ以外何処にもいなかったし。


「よろしく」


「おう!グレイはケイトとは会ったんだよな。だとしたら、あの3人とは初めましてか」


あの3人とは目の前を歩いている黄と紫と青のことだろう。
黄と青が身長高いからやけに紫が低く見えるが、一般的には彼も十分高い部類に入ると思う。


「紹介するな!金髪の人がキヨさん。紫頭がフランさん。青頭がショウンさん。みーんな俺にとったら先輩で、凄い優秀な人たちなんだよ」
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